東西合同ウォーハンマーペイントコンテスト
「DAWN CROWN2019」
イベントレポート!


Written by ムッチー
イベント日
募集期間:2019年4月11日 〜 4月22日
web投票期間:2019年5月1日 〜 5月11日
場所
アイコノクラズム、ひがっちゲームズ、ミニチュアショップY&Y、ミニチュアフォレスト、
Craft Labo、ジャイアントホビー、HOBBY SHOP Arrows=i敬称略)

参加点数
200以上



2018年に150点もの応募があった東西合同ペイントコンテスト「DAWNCROWN」から1年…
加工、集計、編集と運営の嬉しい悲鳴(?)をも顧みず参加店舗を公式ウォーハンマーストアにまで増やして帰って来た!

東西合同ウォーハンマーミニチュアペイントコンテスト「DAWN CROWN2019」 →サイトへ

 
レギュレーション
・基本的に告示日以降に各店舗で購入されたミニチュアで本人が作成した物。

【 部門(店舗コンテスト) 】
■ 40000スモール部門:台座を含み概ね 40×40×80 oまでのサイズのミニチュア1体の作品
40000ミディアム部門:台座を含み概ね 80×80×120 oまでのサイズのミニチュア1体の作品
40000ラージ部門:ミディアム部門を超えるサイズのミニチュア1体の作品
40000バトル部門:複数のミニチュアを1つの台座にのせて、ユニットやバトルシーンなどを再現した作品

■ AoSスモール部門:台座を含み概ね 40×40×80 oまでのサイズのミニチュア1体の作品

AoSミディアム部門:台座を含み概ね 80×80×120 oまでのサイズのミニチュア1体の作品
AoSラージ部門:ミディアム部門を超えるサイズのミニチュア1体の作品
AoSバトル部門:複数のミニチュアを1つの台座にのせて、ユニットやバトルシーンなどを再現した作品

■ミドルアース部門
■タイタニカス部門
■ブラッドボウル部門
(※ 店舗コンテストは、全ての部門で 40K、AoS、ホビットなど区別はありません。)

 
最終的には全店舗併せて200作を超える応募があり、昨今の盛り上がりを受けて一際盛り上がった一大イベントなったのでした。
以下限定的ですがレポートします。




今回のレポートも昨年同様協賛店舗の内、自分が参加した秋葉原のホビーショップArrowsさんの店舗の様子をお届けします!
と言いつつも思わず「これは残さねば!」と思い立ったのでスマホ撮って出しです。画質の程はご容赦を。

去年にも増した作品数!!ショーケースが大1本に小3本がみつしり!
なんとArrowsさんだけで70人以上、100作品以上も集まったとの事!
昨年同様主催店と言う事で一際多いですねぇ! 綺麗に写真を撮ってくれると言うのも魅力だからしょうか。それでは部門ごとに追っていきましょう
スモール部門
40mmベースまでの単体のミニチュアがスモール部門になります。
今回は高さ制限もあるのであまりベースを盛れない実力勝負です!
端から少し寄って行きます。オルクのメクに限定のプライマリスキャプテンかな。ジーンスティーラーカルトとプレーグベアラー。
ブラッドエンジェルのアポシカリー相当のサングィナリー・プリースト、実力を感じさせるキャプテン・ティコとバラエティ豊か!
アストラミリタルムのコマンダー!虎縞の手間が伝わる上に、ベインブレイド付属の奴ですかね。渋いチョイスに痺れます。
シックな色合いのヴィンディケアアサシン、ターミネイターキャプテン、タウのファイアウォリアーでしょうか。割とミリタリーテイスト強めの一角。
莉リーズ間もないシャドゥスピアからマスター・オブ・ポゼッション!ペイント意欲をそそるのか多数の出展があり個性的!
上段の
サングィナリーガード、ケイオスロードと塗り応えがあるミニチュアが続きますね。

次の一角もマスター・オブ・ポゼッションと羽付きにコンバージョンされたケイオスロード。杖も持ってるのでソーサラーとして使うのかもしれません。
同じくシャドウスピア新作のプライマリスサプレッサー。
スモールの次の棚。部門合わせてですが29体もの出展があったんですねぇ!一際個性豊かな棚!
AoSのオールク、シェイドスパイアの墓守、イドネス・ディープキンのロタンさん(って読むのかな)高さ制限ある中のベデコが美しい。
ロード・オブ・ザ・リングと言うかミドルアースもここに。ドワーフとアラゴルン。
この一角は全員限定のエンペラーズチルドレン(笑)そのままに塗る方もいれば、
ウルフやブラッドエンジェルなどロイヤリストにする方も居て、同じミニチュアだからこそ個性が出るものですね!


続けて
ミディアム部門

ミディアム部門続けて。こちらも個性的なミニチュアが続きますねぇ!
まとめて展示ですが40Kの一角から。ブラックストーン・フォートレスの戦慄の怪物アンブル、インナーリのイヴライネとボリュームあるミニチュアが続きます。
プライマリス化したカルガー、
新作の新モデルになったオブリタレイターも!
メタリック塗装が美しいスペースマリーンバイカー!スイッチがあると言う事は電飾仕立てなのかな。
バイク続きになるのが面白いジーンスティーラーカルトのジャッカルさん。石畳のベデコが見事。
ブラックストーンのアンボットは上手い作例をよく見るので上級者が塗りたくなるミニチュアなんだろうなぁと思ってたらこちらもチッピングがお見事!
AoSのミノタウロスさんがひょっこり。結構前のミニチュアなのに造形の良いミニチュアですねぇ。紅蓮の肌がパワフルさを際立たせます。
ミディアム続けて。ベデコを傾かせて躍動感があるエルダーウィンドライダー!
オルクのビッグメクのショックアタックガンにミドルアースのセオデン王とチョイスも魅せ方も個性的。
奥は根添付たードレッドノート、ブロードサイトとメカメカしいのが続きますね。メカは広い面が多いので塗り方、演出が要求されそうです。
ミディアムの中では大きいミニチュアが続いて密度感がある棚!
ミニチュア圧がすごい!
かなり前傾に改造された勢いがあるスォームロード!
リ強烈なコンバージョンを施されたすごいえっと…メクガン…?
真鍮のペイントが力強いケイオスロード、絵画的なペイントと演出がドラマチックなトロゴス。
砦のようなベースと武装が強化された改造が目を引くモルガスト! 紫、金のペイントが美しい。
地力を感じさせるマングラースクイッグ。ゴブリンなど細部の塗りこみがすごい!
並んだレディオリンダー!同じミニチュアでも改造やペイントで印象が変わる物ですねぇ!





ラージ部門
近年の大型モンスター〜ガルガンチュア相当がラージに当たります。
一体一体が大型なので並ぶだけでも迫力満点です!

石膏のようなベースがパワフルなプライマリス・エリミネイター!
ベースの演出を増やしてラージ部分に階級を上げてきたイヴライネ!

この部門になってくると見どころが多くてついつい見入ってしまいます。

コンテスト的にはバトル部門になってるターヴィゴンとナーグリング。
腹を食い破ってるナーグリングが支柱になってる構成がお見事!
巨大な海獣!甲羅と腕辺りからディープキンのリヴァイアドンのようですが壮絶なコンバージョン!! そして対峙するようなグラデーション美しいカニスレックス!


リヴァイアドンのガルガンチュアに密着。 足元のインペリアルナイトの残骸から巨大さが伺えます。
おなかにはナーグルの紋章が輝く!背中からはリアクターが覗いているので魔導兵器のようでしょうか!
ラージ部門次の棚、個性豊かな前列とナイトが居並ぶ後列のコントラスト!
ナイトもスタンダードなテリン宗家仕上がりの物と、大きなコンバージョンを施された物で目にも楽しい!
新作ボックスからシャドウスピアのヴェノムクロウラー。ブラックレギオンカラーで王道のカッコ良さ!
スピードフリークスからオルクバギーのショックジャンプドラッグスタ。カッチリしたバッドムーンの黄色と、荒れ地を駆けたウェザリングの対比が良い!
タイタニカス部門のリーヴァータイタン!赤いアーマーのグラデ、金NMMの美しさ、ベデコの密度など地力を感じさせる一品!
マーキングにニヤリとさせられます(笑)
巨大なアームに改造されたデフドレッドと、メタリックな配色が美しいヘルドレイク!
反射しちゃってスイマセン。
レネゲイドナイトのリリース前にコンバージョンで作成されたケイオスのインペリアルナイト!
ストンパ相当なのかゴルカノート軸?の巨大なオルクガルガンチュア!

続けてラージ。AoSのナイトホーントが続く。残忍なるレイケナーとブラックコーチ。石畳はペイントで表現されてるのが面白い。
オウガのストーンホーンはペイントもベデコも美しい実力を感じさせる一品!
一方はシタデルの木立から作られた巨大ツリーマン!アイディアがすごい!!
こちらはスケイヴンが続きます。渋い色合いのヴァーミンロードと、
裏腹に配色もベースもポップさが目を引くサンカール&ボーンリッパーの対比が面白い!
後ろにはアラリエールonカブトムシとミドルアースからお馴染みのムーマク!
アラリエールのオリジナル配色が新鮮ですね。




バトル部門

バトル部門はいわゆるゴールデンディーモンのデュエルに加えて、ユニットなど複数体のミニチュアで構成される物は全てバトル部門になるので
激戦が予想されましたがやはり力作揃いでした!


シスターオブバトルのエクソシストを先導するスペースマリーンスカウトバイカー!共闘してるのかドラマが膨らみますね。
ベースを取り外しできるよう埋め込むデコパージュも大変なのに加えて、
この時期のエクソシストは旧版のメタルモリモリのやつなので大変な労力が想像されます
タウのバトルスーツと追撃するティーンチディーモンのスクリーマーの海上戦!
バトルスーツの航空装備(コンバージョンなのかな?)とポージングがカッコイイ!
加えて臨場感あるウォーターエフェクトの使い方が見事!
オルクの新バギードラッグスタと効果を持った情景モデル整備上を組み合わせたジオラマ仕立ての作品。
整備していて発進直前なのかなと思わせる、静かな中にもドラマがある作品!

25mmベースに収まったスノットリングとナーグリング最小のバトル作品(笑)
ジーンスティーラーカルトのクラマヴァスは、壁の裏にジーンスティーラーが居て切り捨てらるのを暗示した演出がニクい。
前回覇者ぷらシバさんの作品はジーンスティーラーカルトのビークルのゴライアスと、専用テレインのドリルなどを組み合わせた
壮絶コンバージョンの不思議なシチュエーションの作品。
ゴライアス、ドリルマシン部分、警備のカルト兵に締めの看板とどこから見ても見どころがあると言う、さすがの模型力が出た作品!


ビギナー部門


最後はブラッドボウル部門!Arrowsは勝手に趣味人がブラッドボウルで盛り上がってて盛んなので6チームもの出展が!
一個は撮影時に遊んでたので撮れませんでした(笑)

横一に長くて撮影しづらいので公式ページで見てくださいw
おかわり
個人的に見返したい作品をクローズアップ
ラージ部門のイヴライネ。本体のペイントも成功なのですがゲートから出てくるような演出とゲートの効果、
地面のプリズムが四方に影を落としたペイントが見事!これはかなりの圧を感じますよ!
アラリエールを寄りで。ガタイはいいけどお顔は美人なのだとこれで分かりますねぇ。
公式の作例とは打って変わった紅葉の羽(?)も美しい!
ラージ部門のインペリアルナイト!大きくシルエットを変えていて個人的にはファイブスター物語的で痺れる上に、
盾、腰、レールガンっぽい主砲以外は本来のパーツの組み換えで大きくシルエットを変えてると言う
コンバージョンの巧みさに惹かれました。


最後に自分も参加したので併せて記載しておきましょう。
RoRは自分の作品大好きですからね!w
今回は以前から塗りたいと思っていたナイトホーントの「嘆きの使徒レディ・オリンダー」一点に絞ってペイントしました。敵から見て「出会ったら死ぬ」と言う威圧感を出したいと思い、ローブ、幽体部分をオーロラに見立てて、頭から裾までを一連のグラデーションになるよう丁寧に塗りこみました。 ペイントを活かすために本体はほぼ無改造です。お陰様でAoSミディアムで銀賞を頂きました!

…なのですが同部門金賞はArrowsてんちょさんのレディオリンダーだったので直接対決に敗北してしまいました…!まぁ店長さんがオリンダー作ってたのは知っていて力試しもあったのと、バトル部門は魔境過ぎて行きたくなったので止む無し!w
今回は締切に悠々で出したのですが、時間余して負けると悔いが残るので、やっぱギリギリまでやらないとダメですな!(笑)



後日のスペシャル
最優秀作品賞を獲得されたささきさんのグロットキンがご遠方にも関わらず現物をArrowsさんに展示してくれました!
大きなナーグルのビーストのグラデーション、腐敗の表現、角や牙の質感、裏腹なベースののどかな景観となど情報量が凄い!

背面も抜かりがない仕上がり!
背中に光沢を入れたり、越し布の赤布が挿し色で際立つ!
喜んでるナーグリングが可愛い!
言われて気付いたのですが川は本来清らかなのにグロットキンがいる所から後ろが
ヘドロになって汚染されてるんですね!
今回のコメントに演出、ドラマ性と言うのをちょいちょい注目して書いてるのですが
最終優も納得の作品でした!





感想
昨年と引き続きの主催店舗とは言え1店舗でこれだけの規模のコンテストが開催され、昨年のよりも上回る盛り上がりで、
今まで知らなかった趣味人の作品も見れて「ウォーハンマーの波はまだまだ右肩上がりで押し寄せている」と感じました!


自分のはスマホ撮って出しの写真で画質も良くないですし、その他の店舗の作品も気になる所ですよね。


下記の特設サイトで掲載作品を全て、高画質で閲覧できるんです!



↑画像クリックで作品掲載ページにリンク↑

上記の自分の作品もそうですが店舗で綺麗に撮ってもらった作品を大きな画像で見れるので実に意義深いサイトになっていますし、
実物では気付かない箇所も気付けたりするのでいくら見ても飽きないので是非ともご覧ください。

最後に

暮れくらいですが参加者には全作品が乗ったフルカラーのカタログ、デジタルのCD-ROMが配られました。
自分は表彰状と副賞のバニッシュもいただきました。

今のパッケージのバニッシュってペインターも絶賛の高性能らしいですよ!?
シタデルのバニッシュが!?(失礼)

来年もやるかは未定のようですがまた熱いコンテストに参加したいと思う自分でした。
いやぁ〜コンテストって本当に楽しいですよね!(水野ヘル郎)
2019.12.30


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