ブラディガス・ソーロル・ザ・ルーンカーヴァー -Bradigus Thorle The Runecaver-  by ムッチー
ムッチーのコメント
PPゲームをはじめるにあたりサークルを選んだ経緯はカヤの項で書いたのですが、最後のもう一つの要素が当時新発売で紹介されてたこのブラディガスがカッコ良かったからと言うものでした!
マーヴルvsカプコンのDrドゥームのように念動力が溢れる様がミニチュアで再現されるとは!と痺れて一目惚れ。
Arrowsさんのジャーニーマンリーグに参加する頃に丁度入荷してたので開始早々ゲットしたのは良いのですが
キャンペーンのレギュレーション上、一定期間はウォーロックを変えないで遊ぶと言うルールだったり、そもそもこの人は普通のサークルの獣人達を率いるのではなく、
コンストラクトと呼ばれる石像のユニット達を率いる専用のウォーロックだったのでミニチュア資産的にもしばらく使えないなぁと思っていたのですが
ジャーニーマンリーグが終わると同時にペイントコンテストがあると言うので  「この機会を逃したら長い間積みミニチュアになる!」 と思い意気込んで一気に塗り上げました。

さて前置きが長くなりましたがミニチュア自体は格好良いので手を加えてません。
ベースはルーンが刻まれた石がニョキニョキ湧き出しているので、ウッドチップを切った貼ったして 石の生成と共に地面に地割れが起きて弾け飛んでいるような感じにしました。
本当は音もなく生成してるのかもしれませんが派手な方が格好良いかなと言う事で(笑)

ペイントですが配色は基本的に公式の作例に則ってますが、 ルーン石はシャラドングラナイト系の暖色系のグレー、
ドルイドで多用することになる黒いローブはシャドウグレイ系の寒色系のダークグレーで 色味を振り分けるのを意識しています。
ルーン石の発光が公式ハウトゥでは「下地に白流してその後インク流し込んでグレイズ(染め塗り)してね!」くらいの事しか書いてないのですが
バッチリ発光してるように見せたかったので白+黄緑の下地で明るい発光したような黄緑でグラデーションしました。
凹モールド、しかも稲妻のようなルーン文字なのでここが一番苦労しました。 目立ちづらいのですがアメコミっぽくなれば良いなぁと目も同じ発光にしてあります。
大分派手なミニチュアですがウォーロックだし手ぬかりなくと言う事でローブの背面もサークル文字を入れて完成!

提出したArrowsさんのペイントコンテストですがジャーニーマンが大盛況だっただけに 各部門多数の出品があり激戦だったそうですが、ラージ部門と総合の二部門での優勝を頂きました!
ジャーニーマンリーグは合間二ヶ月程参加できなかったので不完全燃焼になる所を、ペイント賞のパッチも貰えて晴れ晴れと終了する事が出来ました!
最後の写真はArrowsさんのお店のブログ用に撮っていただいた物を拝借しました。

ジャーニーマンリーグには間に合わなかったのですがガッツリ増強した獣人達も手持ちに居るので塗って遊んで大規模戦にも馴れたら、
いずれはコンストラクト達を増やしてこのブラディガスを戦場に立たせたいと思います!



卵帝のコメント
まずは、ジャーニーマンリーグお疲れ様でしたー。 そして、ペイントコンテスト優勝おめでとうございます!
今回のArrowsジャーニーマンリーグは、参加者の規模がヤバくて、 PP社の注目すらも集めたという点で、凄まじいイベントでしたよねー。
是非、この感じで、PPゲーが定着していってくれたらなーと思いますね。マジで!

しかし、コレは流石は優勝作品!というようなオーラを持っていますね。
ブラディガスは、PPのTRPG用のミニチュアで昔から出ていましたが、 え?あのショボいドルイドがこんなに凄くなるの?と驚かせてくれました(笑)。
僕も、Dr.ドゥームは大好きなのですが、言われてなるほど!と思いました。 ラージベースに相応しい迫力があり、そして実際触るとレジン製で凄く軽くてビビるという驚きも仕込まれたミニチュアですよね(笑)。
そのミニチュアを正統派路線で丁寧に仕上げて来られました。

こいつは、というかサークルのドルイド系は、と言ったほうが正しいかもしれませんが、 ポイントは大体、黒いローブの塗りと、石部分の発光の面白さというところに集約されるのではないかと思います。
発光表現は、目とかプラズマガンの周囲とか、ちょっとやる分には楽しいのですが、 これだけ箇所が多いと、かなりゲロ吐きそうですね。お疲れ様でした。

個人的な好みで言えば、もうちょいイエロー要素があると発光度が増すような気がするのですが、 石ごとに黄色グレイズするしない、で表現を変えたりしてみても面白いのかもしれませんね。
後から見たからこういうこと書いてますが、僕もペイント中にそんなん思いつかないでしょうけど(笑)。
ローブも滑らかに仕上がっていて美しいですね。 かなり面積が広く、ほぼ全身ローブであり(笑)、しかもグラデかけ辛いそんなにシワが寄ってない布も多いですから、 根性が試される感じだと思います。
ホント、発光部分もですが、布の面積とか、基本テクは勿論、根性をかなり要求されるミニチュアですね。 正面から挑み、丁寧に完成させられているのは素晴らしいと思います。

ローブのサークル模様もキマってますね。 ローブと同系統のグラデなのが渋いと言いますか、どうじゃ!描きこんだで!と、 自己主張していない描き込みなのが逆にカッコイイと思いました(笑)。
ベースも、言われなければスルーしてしまうような自然な仕上がりですよね。 ホント、色々総合的に見て、ペイントコン優勝は文句なしな作品だと思いました。

ゲームの方も、奇襲能力が高くて、面白い動きをしてくるヤツですね。 是非、配下の石軍団も完成させて遊んでいただきたいところです。


2015.6.14