Written by Rman


対戦日 平成24年12月23日〜平成24年12月24日
対戦場所 RoR廣島支部(卵帝さん宅)
対戦者 卵帝さん(ケイオスマリーン)、野原さん(インペリアルガード)
イントロダクション
2012年の年末に大阪のカリスマ趣味人、野原さんがスカットIGを持って廣島ミニチュアゲームの会に遊びにきてくださったのは前回のバトルレポートの通りです。
僕ことRmanのインペリアルフィスト戦団と激しいバトルはイベント開始の10時過ぎより夕方の5時近くまでと、イベント開催時間をほぼ一杯に使ったものでしたので、
野原さんはこの日、一度のバトルしか遊べませんでした。

僕にとってはビジュアル的にもドラマ的にもこれ以上無いほど盛り上がりましたので、一度のバトルでも大満足だったわけですが、
野原さんにはわざわざ大阪から遊びにきてくださったのに1度しか遊べなかったということで、それはそれで大変申し訳ない事態でもあります(笑)。

イベント終了後に廣島ミニチュアゲームの会の忘年会が開かれ、もちろん野原さんも交えて大変楽しい時間を過ごした後は、
卵帝城(RoR広島支部)に移り、そこでもう一つのバトルが行われることになりました。

野原さんのイノラム機甲連隊の前に立ちはだかったのは卵帝さんのレッドコルセア!ケイオスマリーンは最新コーデックスに生まれ変わったばかりです。
図らずも帝国の同志討ちとなってしまった僕とのバトルとは違い、ケイオスマリーンはスカットIGにとっても倒すべき人類の宿敵。
きっと野原さんの気合いも十分だったことでしょう!

もちろん、僕ことRmanにとってもこの決戦は見逃せないバトルでした。
思い返せば、昔の僕は「他人のゲームとか全然興味ないわ〜」と公言し(笑)、ゲームを観戦することはほとんどありませんでした。
しかし、ウォーハンマーを続ける内に、ゲームは勝ち負けだけでなく、ダイスとミニチュアとプレイヤーが絡み合い生み出されるドラマに趣があると感じるようになってからは、
ゲームを観戦することもすっかり楽しめるようになっていました。

そして、観戦する上でこれほど熱いマッチがあるでしょうか!いや、そうそう無いでしょう!

さてさて、二人が紡ぎ出したドラマを対戦したお二人に代わって、僕ことRmanがバトルレポートにしました。
ゲームの盛り上がり、面白さが皆さんにも伝われば幸いです!

ストーリー by 卵帝 

発 帝国軍プロバタス征戦総司令部
宛 イノラム連隊 連隊長 オルドルド・ルード大佐

現在「セパルトゥラ」北東部ニテ、渾沌の軍勢再侵攻ノ動キ之アリ。
イノラム連隊ハ、当該地域二展開シ、之ヲ撃滅セヨ。
貴官二皇帝陛下ノ御加護ノアランコトヲ。


先のインペリアルフィスト戦の消耗から立ち直りつつあったイノラム連隊に、新たな指令が下された。
渾沌の軍勢再侵攻に当たって、敵の斥候部隊の調査、撃滅。司令部からの仔細にはそのように記してあった。

「ふむ…連中が仮に斥候部隊程度であるならば、はてさて、この星はケイディアの大門やアルマゲドンを遥かに超える激戦区となっていることになるんじゃがの?」

今、ルード大佐率いるイノラム連隊の眼前に迫りくるは、“渦”の支配者、悪名高きレッドコルセア!
精鋭兵、機甲部隊、魔導兵器群が混在し、まさにスピアヘッドと呼ぶに相応しい戦力であった。

そして、その猛者たちを率いるは、なんたることか!かつて高潔なるアストラルクロウ戦団の戦団長の地位まで上り詰めた漢!
“バダブの暴君”にして、レッドコルセアの頭目!ヒューロン・ブラックハートその人であった。かくも強大なる渾沌の将がこの星系、この戦域、しかも最前線に現れるとは!

この情報を司令部が把握していたのかどうかは定かではない。
何れにせよ、イノラム連隊に後退という選択肢は存在しなかった。例え、情報を秘匿されて、時間稼ぎの為に利用されている可能性があったとしてもである。

「敵将はヒューロン・ブラックハート!相手にとって不足なしじゃ!ライサンダーのうつけとどちらが利口か、我らが試してやろうぞ!」

心に沸いた小さな疑念を払しょくするかのように、ルード大佐は大音声で激を飛ばした。

開戦である。

アーミー紹介
ケイオスマリーン、 レッドコルセア・黒き心臓ヒューロン率いる「ドゥームカトラス」 2000ポイント
卵帝さんのレッドコルセア軍にもついに本命とも言える総大将「黒き心臓のヒューロン」が迎え入れられました。
そして、その横に立つ男こそ、彼の腹心とも言われる「暮れなずむウェルキエル」。ルールは大鎌からも連想されるようにティファウスを使われています。
ちなみにウェルキエルさんはLV2のサイカーです。取得したサイキックパワーはナーグルロットとウェポン・ウィルスの2つです。
ヒューロン・ブラックハート閣下は今回の6版ケイオスマリーンの中でも幾分かパワーアップを果たしました。
ウォーロード能力も固定で「策謀の達人」を持っています。D3個のユニットに浸透戦術を持たせられるという興味深い能力です。
しかしイケ面ですね〜ヒューロン様は・・・。暴君の鉤爪から放たれる地獄の炎が焼くのは帝国の未来か・・・!?
ティファウス準拠のウェルキエル氏を迎えたことで、プレーグマリーンはトループ枠にて編入されています。
そして、マックス20人のこのユニットの厚さ、硬さは比類無きものがあると言えるでしょう。
ところで、ウェルキエルに従うプレーグマリーン達がレッドコルセアに合流しているという設定でしょうか。肩パッドが赤く塗り潰されているのも良いですね〜。
ティファウスといえばケイオスカルティストのプレーグゾンビ・アップデート。
ケイオスカルティストに「戦術的微速移動」が付いてしまうものの、「恐れを知らぬ者」と「痛みを知らぬ者」が付くという超優秀なユニットです。
20人の2スカッド、合計40人という非常に手厚いトループです。プレーグマリーンと合わせて実に耐久性のある重厚な編成と言えそうです。
ちなみに、普通のカルティストも入ってます。しかも旧メタル版。ほんと、6版ケイオスマリーンはカルティスト復活がマジ熱いですよね〜
魔道兵器も迎えられています。卵帝さんのアーミーではおなじみとも言えるディファイラー。そしてフォージワールドの新兵器デシメーターも登場です。
とはいえ、デシメーターはヘルブルートのルールを使用されており、見た目ほどの性能ではない予定・・・です(笑)。しかし、デカくてカッコイイですね〜。
エリート枠には2つのチョーズンスカッドが編入されています。プラズマガンとメルタガンを満載した非常にデッドリーなスカッドです。
そして定番中の定番、ケイオスヴィンディケーターも編入されています。
色んな新兵器が登場したのも6版ケイオスマリーンの魅力ですが、デモリッシャーキャノンを放つヴィンディケイターの頼もしさは相変わらずといったところでしょうか。

卵帝さんのレッドコルセアに挑むのは野原さんのスカット・インペリアルガード。
以下が野原さんのアーミーです。編成は僕のインペリアルガードと戦った時とまったく同じとなっています。
小細工無しの汎用編成というのが、実にスカットらしくてカッコイイじゃないですか!
スカット・インペリアルガード、 イノラム機甲連隊第二中隊 2000ポイント
前回のバトル同様の編成ですが、やはりこのアーミーの見た目は独特の世界観を構築されています。
インファントリー・プラトゥーンを中心に、多数の歩兵を迎え入れ、ヘヴィタンクとセンチネルで脇を固めた実にインペリアルガードらしいど真ん中の編成が男らしいです。
前回のバトルレポートでファンが急増化中のオルドルド・ルード大佐。今回のバトルではどんな活躍を見せてくれるのでしょうか?
ルールは「ウルサルカル・クリード総代卿」のものを使用されており、見た目を裏切らぬ絶大な指揮能力を備えています。
ウォーロード能力は戦略系より「市街地戦の覇者」を獲得されました。廃墟内の移動が有利になる便利な能力です。この戦場には上手くハマりそうですね。

それにしても、カンパニーコマンドスカッド勢ぞろいの、このカットの凄さ。なんかもう色んな意味で、ホワイトドワーフ誌でも絶対見れないよ!これは!って感じです(笑)。
前回のバトルでは確実な働きによりライサンダーをも窮地に追い込んだテックプリースト&サーヴァイター。
今回のバトルでも必殺のマルチメルタが火を吹くことでしょう!
このインファントリースカッドがイノラム機甲連隊の屋台骨といっても過言ではないでしょう!
3スカッドのインファントリースカッドがこの度のバトルでは10人、20人の2ユニットとして配置されることになります。総勢30人は見た目にも頼もしいですね。
ベテランスカッドはプラズマガンを装備してキメラに乗車しています。パワーアーマーを難なく貫くことができるプラズマガン。
必ずやケイオスに堕ちしマリーンに天罰を与えてくれることでしょう!期待しましょう!(前回のバトルではゲットホットし過ぎでしたがッ!)
センチネル部隊のマルチレーザーが侮れない破壊力を持っていることが、前回のバトルで僕もよく理解できましたので、
へヴィーウェポンチーム(へヴィーボルター装備)と合わせての弾幕の厚さには期待度が高まります。
とはいえ、相手は堅いことで有名なナーグルですから、どこまで通用するのか気になるところです!
本当に見る者を圧倒するクオリティーを誇るアーミーです。そして、この灰色の盤面にも実によく似合いますね〜。
豪華な情景ボードに豪華なアーミー。もうこれだけで、このゲームが熱く燃え上ることは確定していると言っても過言ではないでしょう!

ミッションと配置の選択は両者合意のもとランダムで決定されました。
ミッションは「徹底調査」となりました。6つの作戦目標(オブジェクト)を配置し、各目標の点数がランダムで決定されるというものです。
ファスト枠が確保ユニットになりますが、今回その利点を享受できるのは野原さんのIGでしょうか。ベンウルフとセンチネルがファスト枠ですものね!
配置は「戦乱の曙」となりました。こちらは伝統的なピッチバトル的な配置です。
戦場は卵帝城ではおなじみとも言える荒廃地的レルムofバトルボードです。
この暗く冷たい地面の色からも40Kのダークな世界観を感じ取れるという意味で、この配色は本当に良いな〜と思います。
そして組み合わされるのは廃墟と化したビル群にケミカルプラント。実に「らしい」雰囲気が漂ってきます。
テレインの配置は双方が相談しあって、ついでに僕(Rman)も一緒にあれこれ口を出しながら配置していきました。
ロールオフの結果、卵帝さんが勝利し、画面右側の初期配置エリアを選択。そして、卵帝さんから作戦目標の配置が始まり、交互に合計6つの作戦目標が配置されていきました。
今回の作戦目標も僕が持参しましたゴシック風パワージェネレーターを使ってもらいました。
これ、ほんと適度な大きさだし、見栄えはするし、一番良いのは「え〜と、作戦目標ってどこにあったっけ?」とならないところです(笑)。
あとレジンなのでそこそこ重くてズレにくいのも利点でしょうか。

作戦目標マーカーの配置が終わったらいよいよどちらが先行を取るかのロールオフです。
ここは大事なポイントです。結果、卵帝さんが勝利し、先行を選択されました。
ヒューロン閣下はプレーグマリーンに合流です。
先行を取りつつも、敵の火砲を警戒しての配置はさすがヒューロン様。
ロールプレイ的にも正解な感じがなんとも熱い(笑)。
そして、当然のごとくヒューロン様と行動を共にするのがウェルキエルさん。
このプレーグマリーン20体のパワフルさは銀河随一のものでしょう。
プレーぐゾンビは廃墟に立て篭もりつつ、作戦目標をすでに確保できる位置に陣取りました。
実にホラー映画な光景です。ゾンビと40Kって相性いいなぁ・・・とか思ってました。
カルティストやヘルブルートはノーカバーですが、
目の前に作戦目標がしっかり見えています。
さて、野原さんのスカット軍はやはりルード大佐を中心に配置され、
命令が各処に行きわたるようにしっかりと配慮されています。
廃墟内に立て篭もるのはへヴィーボルターチーム。
好位置から3丁のへヴィーボルターが放つ9連弾はかなりの戦果を期待できるでしょう!
やはり高い位置で陣取るのが似合うスナイパースカッド。
この位置ならば戦場全てを見渡すことが出来ます。
ベテランにはプライマリス・サイカーも合流しています。
キメラの中から安全に確実に激しい射撃を行ってくれることでしょう。
インファントリー3スカッドは10人と20人の2ユニットになっています。
例え攻3のラスガンもこの人数で撃てばかなりの脅威となるのは間違いないでしょう。
ヘヴィータンクは2輌とも戦場の端に配置されました。
狙うはヘルブルートやヴィンディケーターでしょうか!?

両軍の配置が終わったところで、各作戦目標に秘められたポイントが公開されます。さぁ、両ジェネラルの意図通りの結果となるか否か、緊張の瞬間!
野原さんの配置エリア端にある作戦目標は最高得点の4点。これはデカい! 戦場中央付近の通信設備は2点。微妙な感じです・・・。
そしてさらに野原さんのコマンダー部隊の目の前にあるオブジェクトは3点。
これも大きいですね〜。野原さんの陣営に高得点マーカーが集中しています。
こちらも戦場中央付近にあるオブジェクトはハズレの1点。
戦場中央付近は美味しくない感じですね〜。
ケミカルプラントに隣接するオブジェクトは2点!
それにしても、この作戦目標ダイスは使いやすくて優秀ですよね〜
ゾンビが最初から確保状態となっているオブジェクトは3点。
このポイントならゾンビはこの廃墟から一歩も出なくともポイント以上の働きになりそう(笑)。
初期配置完了後はこんな感じです。どちらかといえば、野原さんのスカットIG側に高ポイントオブジェクトが揃っています。
守るIG、攻めるケイオス、という意味ではむしろお互い好都合といったところでしょうか。
モノトーンにまとまっていた戦場に色とりどりの鮮やかなミニチュアが配置されたことで、いよいよバトルの始まる時がやってきました!

そんなわけで、初期配置も終わり、いよいよゲーム開始とその前に、野原さんによる「先行奪取」の宣言がありました!
もちろんですね〜!受けてたつ卵帝さん。

では、ロールどうぞ!!

コロコロコロ・・・・・・・・2

やっぱり(笑)、というわけで卵帝さんが予定通り先行でスタートです。
対戦の前にはお互いの健闘を願ってカメラ目線でガッチリと握手。これ、大事ですよね(笑)。
この戦いも僕の第一戦と同じく熱いバトルになることは間違いないでしょう!

ゲーム開始!!

第1ターン目
帝国の犬どもに我らがレッドコルセアの恐怖を植え付けるのだ!
ナーグル神の寵愛を受けし腐れの戦士たちよ!進めぇぃ!

ヒューロン閣下率いるプレーグマリーンは全力前進!
カルティストもケミカルプラント方面に全力前進。早くも作戦目標に到達。
謎の作戦目標はスカイファイア・ネクサス。でも、お互いフライヤーが居ないですよね笑。
ケイオス・ヴィンディケーターも前身しつつ射撃ポジションを整えます。
ゾンビ2スカッドは案の定、動かずに建物に引きこもってます。
射撃フェイズ。まずは口火を切ったのはヴィンディケーターのデモリッシャーキャノン! レマンラスバトルタンクに貫通ダメージ!しかし、辛うじて破壊されません。
早くも移動不能に・・・。破壊よりはマシですが、厳しい展開。
ならばと次はディファイラーがバトルキャノンをレマンラスを撃ちます! これは跳弾ヒット。レマンラスは早くも2アーマーポイントを失いました。
しかし、さすがの硬さ。正面装甲の厚さが光る展開。
カルティストは走りながらも適度に広がり、次のターンの射撃に備えたようです。
野原さんのIGはブラスト射撃が多いので非常に重要な心掛けでしょう・・・。
プレーグマリーンも全力移動。敵に一刻も早く迫ることが最重要です。
1ターン目後半スタート。移動はほぼありません。
すぐに射撃フェイズ。
サーヴァイターは先ほど移動不能となったレマンラスの修理を開始。
しかし、出目が振るわず移動不能を解消するには至らず・・・・。
コマンドスカッドは走ります!ここで一つ大事なことが・・・・
野原さん「あ、命令出すの忘れてました〜。」
あちゃ〜(笑)。まぁ、最初はつい、そういうこともありますよね。ドンマイです!
ヘヴィーボルタースカッドの最初の射撃はプレーグマリーンを狙うも、
有効打にはならず。厳しいファーストショットとなりました。
しかし、まだ勝負は始まったばかり。
勢いよくプラズマガンをキメラの中から放つベテランズ。狙うは・・・
ケイオスチョーズンが乗るケイオスライノ!1貫通ダメージと1跳弾ダメージが入ります。
トドメはキメラのマルチレーザー!
はっきり言ってライノのストームボルターとは比にならないくらい頼もしい標準武装です。
結果、ライノ破壊!!チョーズンマリーンはたまらず緊急的降車。
野原さんはサブ目標の先制打撃をゲット。
しめた!今ならケイオスマリーンを狙い撃ちに出来るぞ!慎重に狙えッ!
スナイパーチームが狙うはライノから降りたばかりのチョーズンマリーンたち。
結果、一人のチョーズンが倒れました。大戦果と言っても良いでしょう! そして射撃フェイズはまだまだ続きます!
モーター3連射もチョーズンを狙います!
モーターのブラストは2発命中!合計6ダメージが入りました! アーマーセーブ大失敗!ケイオスチョーズンまさかの全滅!!
唖然とする卵帝さん。
この勢いに続け!とばかりにエクスキューショナータンクはプラズマの猛火を
ヴィンディケーターに向かって放ちます!
見事にヒット!しかし正面装甲13は厚く、プラズマといえど貫くことは出来ませんでした。
満身創痍のレマンラスもバトルキャノンをヴィンディケーターに放ちます! しかしこのデーモンが憑依したおぞましい装甲を貫くことは出来ません。
バトルタンク2輌の全力射撃を浴びてなお無傷のヴィンディケーター。
第2ターン目開始!
ヒューロン閣下&ウェルキエル卿率いるプレーグマリーンが廃墟を抜け、前線を押し上げていきます!
両者睨み合いつつも、未だ白兵戦の気配はなく、射撃フェイズに進みます。
無傷のヴィンディケーターが先ほどのお返しとばかりにレマンラスにデモリッシャー! 見事にヒット!このレマンラスはすでに2車体ポイントを失っています!ピンチ。
跳弾ダメージ!合計3車体ポイントを失ったレマンラス撃沈です!
ついでに?後ろのサーヴァイターも爆撃に巻き込まれて死亡ッ!
ヘルブルートが追い打ちをかけるように
リーパーオートキャノンをサーヴァイターに放ちます!
結果、ガン・サーヴァイター2人目も死亡!これは痛い犠牲です。
マルチメルタ二丁という結構な射撃性能がこれで無くなってしまいました。
さらにケイオスの射撃は続きます。
バトルキャノンを盛大に放つディファイラー!!
キメラにバトルキャノンの直撃が!しかし、これをカバーセーブで無効化することに成功!
やべぇ〜!セーブ!よっしゃー成功!!クハーッ!ってな感じで盛り上がる面々(笑)。
プレーグマリーンは目の前のインファントリースカッドに向かって
ボルトガンをフルレンジでファイア!
18発のボルトガンは7点のダメージを与えました!
軽装のスカットはボルトガンをセーブすることが出来ません。7人死亡!!
たまらずにパニックして盤外に逃げ出してしまった残り3名のインファントリースカッド。
何たる短命。ざぞかし野原さんは無念だったことでしょう・・・笑
フハハハハハッ!
ティラニッドに祖国を追われたスカット共がどこまでの根性もっているか試してやろうかと思えば、この程度か!
笑わせてくれるわ!!
しょせん、スカットは帝国共々滅びる運命にあるのだ!!


ヒューロンの轟声が戦場を圧する!
そんな中、2ターン目後半がスタートしました!
言わせてなるものか!
我らは必ずや銀河に散らばったスカットを再び集結させ、祖国の復興を遂げて見せる!

絶妙のタイミングでベインウルフが戦場の側面に登場!!ヤバイ、野原さんカッコよすぎです!(笑)
ヒューロン率いるプレーグマリーン絶体絶命の危機!
戦場中央の廃墟に進入したプラトーンコマンドスカッド。
多種多様な武装をもつ頼れるスカッドです。
ベテランもキメラから降り、ヒューロンに持てる火力の全てを注ぐ構えのようです!
インファントリースカッド20名もプレーグマリーンを捉え、各々のラスガンを構えます。 レマンラス・エクスキューショナーは眼前にそびえ立つヘルブルートに標準を合わせます!
うむ、準備は整ったようだな・・・!
我らスカット魂の一撃を腐れレッドコルセアの賊共に喰らわせてやろうではないか!

ようし!ベテランチーム、第2第3合流分隊、
下劣極まるプレーグマリーンに向かって
前撃て、次撃てぇぇぇい!!!!
ベテランとインファントリースカッドの射撃回数がこの命令によりそれぞれ+1回!
ラスガン48発、プラズマガン7発、メルタガン4発という圧倒的火力により、
次々と倒れるプレーグマリーン!
さらに追い討ちをかけるようにヘヴィーボルターチームをプレーグマリーンを撃ち続ける!
凄まじい弾幕!インペリアルガードの真骨頂をここに見た!という気分です。
通常のスペースマリーンとは比較できないほどにタフなプレーグマリーンと言えど、
この猛火力の前にはなすすべもなく、次々と倒れていきます。
そして、トドメにはベインウルフのケミキャノンから吐き出される毒煙!!
プレーグマリーンと言えど、この毒に対する耐性はありません!
3人のプレーグマリーンが死亡。ここまでに12人のプレーグマリーンが殺されました。 キメラのマルチレーザーと屋上のスナイパースカッドもプレーグマリーンを狙うものの、
こちらはノーダメージ。
所変わってエクスキューショナーはプラズマ弾をヘルブルートに向かって発射!!
ここまで正面向きあって撃てば、カバーセーブも何もありません!やるか、やられるか!
何と、3発中、3発ともクリーンヒット!!沸き上がる面々!
しかしッ!野原さんのダメージロールが1、1、2で何とノーダメージ!!
ま、マジっすか。笑。これぞ正統派Ryogoスタイル?
廃墟に立て篭もったコマンドスカッドもヘルブルートを撃つ!
しかし、こちらも出目が振るわず。
普通の感覚だと歩いてるウォーカーって一瞬で落ちるイメージがあるんですけど、
何でかここまで無傷。やっぱり、ミニチュアがカッコイイからでしょうか?
ええい、我らはこの筒にひたすら弾を込めるのみよ!
モーターチームはプレーグマリーンを爆撃します!
しかし、美しいですね〜モーターチーム。何だかすごく「いいもの」を見せてもらってる気分になれます。
ブラストの当たりはすごく冴えてる感じの野原さん!モーターによる爆撃もピンポイント! 結果、プレーグマリーンを2体葬り去りました。残り6人!
2ターン目が終わった時点で、まさかのプレーグマリーン大損壊。インペリアルガードの射撃力の本領がまさに発揮されたといっても過言ではないでしょう。
しかし、一方で画面手前は実質エクスキューショナータンクだけで大量のケイオス軍を抱えている状況です。予断は全く許されません!
第3ターン目!

やられたら、やり返す。それがレッドコルセア鉄の掟よ!
先ほど奇襲攻撃に成功したベインウルフに奇襲攻撃をしかけるレッドコルセアベテラン(チョーズン)!!
やべぇ、奇襲攻撃をドンピシャで決めてくる卵帝さんも熱いですねぇ、これは!
先のターンに一気に半壊したプレーグマリーンも腐った屍を乗り越えて前進を続けます。 あ〜もう、こんなに簡単に死んじゃうとかもう大変じゃん。許さんけんねッ!
怒るヒューロン・ブラックハート。
ヘルブルートは不気味な機械音を響かせながらエクスキューショナータンクに迫ります。 射撃フェイズ!最初に撃つのはチョーズンが乗ってきたライノに装備されたコンビメルタ!
コンビメルタが装備できるのはケイオスマリーンだけ!うらやましいッ。
見事にキメラを爆散!!近距離のメルタはまさに一撃必殺技! 爆発に巻き込まれ、サージェントを含むベテラン3名が死亡!うわぁ
そして、チョーズンマリーンはベインウルフの背後から
メルタガンとプラズマガンを思いっきり浴びせます!これはもう・・・・確実に・・・・
爆散!!カンペキすぎる展開。
卵帝さんのディファイラーの特徴といえばダブル・ハボックランチャー!
この勇壮なる見た目はたまりませんね〜。ダブル・ハボックを放ちます!
狙うはインファントリースカッド。攻5は耐3のインファントリーを殺すには十分な破壊力。
そしてさらにリーパーオートキャノンによる射撃で合計4人の戦士が倒れました。
一方戦場の中央では、何と!
ヴィンディケーターがコンビフレイマーでコマンドスカッドを焼き尽くす!
デモリッシャーキャノンではなく、フレイマーを撃つヴィンディケーター。
何とクレバーな作戦でしょうか(笑)。しかし、結果、コマンダー一人を残し全滅!
ここぞとばかりにケイオスカルティストがオートピストルをプラトーン・コマンダーに放ちます!
う〜ん、良いモデルですよね。僕が塗ったものだから言うわけじゃないですけどね。笑
しかし、カルティストのピストル弾を全て耐え切ったコマンダー。男ですね!
あ、でも、この後、この人はパニックテストで逃げちゃいました・・・
フハハハ、いよいよ我の前に屈する時がきたようだな!
レッドコルセアの頭目ヒューロン率いるプレーグマリーンがアサルト宣言!
警戒射撃で一人でも削ってやる!!意気込む野原さん。
しかしゲットホットして倒れちゃったのはベテランの方でした。お茶目ですねっ。
帝国に身をゆだねた所で、貴様達に安息が訪れることは決してないぞ、スカットよ!!
今ここで、真の力を見せてくれよう!

そう、貴様達が求めるべき本当の力をなッ!!


ヒューロンとウェルキエル卿合流のプレーグマリーンは何とベテランスカッドとヘヴィーボルタースカッドの両方に同時アサルト成功!!
そして、ヘルブルートもエクスキューショナータンクに猛然とアサルト!!
モデルがモデルだけに半端なく迫力ありますね〜。出目にまで修正入りそうなパワフルさです。
しかーし!!
ヘルブルートの攻撃3回のヒットロールの出目はなんと
トリプル2!!おぉーい!!何やってんですかッ(笑)。
全くもって卵帝さんらしからぬ展開。写真をよく見てもらえたら分かると思うのですが、ヘルブルートの口から出てきたヘビがプラズマガンに可愛くキスしてるじゃないですか。
たぶん、最初は挨拶感覚だったんでしょうね・・・!(なんのことやら笑)。
お若いのぅ、ヒューロンとやら。
純粋な力だけでは、この銀河の全てを掴むことは決して出来んのじゃ。
それがお主にはまだ見えてはおらんようじゃ・・・。
どれ、このワシが・・・



ええい!ジジイめ、バダブの暴君と恐れられしこの俺に向かって・・・
やかましいわッッ!!!

一騎打ちを受けてたったのはプライマリス・サイカー!!
瞬殺でした(笑)。さすがに。ヒューロン様はこの一騎打ちに勝利し、
混沌の褒賞「金剛の意思」を獲得。アダマンチウムの精神力を得ました。
プレーグマリーンはヒューロン様の瞬殺劇に勢いを付け、ベテラン4人を撲殺。
さらにウェルキエル卿の攻撃回数はなんとマックスの10回!ディーモンウェポ恐るべし!
ヘヴィーボルターチーム全滅!
たまらずに退却するベテランチームの生き残り2名。
ケイオスの白兵戦能力の高さが際立った瞬間でした。
3ターン目の後半戦スタート!
待望のセンチネル・スカドロンが戦場端より奇襲攻撃をしかける!
大型目標を撃滅せよ!!叫ぶルード大佐。
インファントリースカッドのラスキャノンが狙うのはディファイラー。 しかし、跳弾ヒットのみ!!ううむ、一発轟沈とはなかなか行きません。
スナイパーチームも毎ターンしっかり仕事してます。
このたびはチョーズンマリーンを撃ちます。
無音の狙撃により、チョーズンマリーン1名死亡。
モーターチームはケイオスカルティストを撃ちます!
アーマーの無いカルティストにとっては死の雨となることでしょう。
直撃を受け焼け死ぬカルティスト達。たった一撃でほぼ半壊です。
ベテラン2人も逃げながらもその手に握るプラズマガンをケイオスライノに放ちます。 しかし、強化装甲に鎧われたライノ(見た目だけ)を傷つけることはできませんでした!
ま、見た目って大事ですよね。
出撃したばかりのセンチネル部隊は全力でマルチレーザーを放ちます!
狙ったのは・・・・
ヘルブルートの背面装甲!!背面装甲が薄いのがドレッドノート系ウォーカーの弱点!
もちろん、貫通ヒット!!
結果は惜しくも武器破壊!
ランダムでドレッドノート・クローズコンバットウェポンが破壊されました。
エクスキューショナータンクは一歩下がりつつ、狙うは目の前のヘルブルートではなく、
ヴィンディケーター!!
しかしッ!!プラズマの攻7はヴィンディケーターの正面装甲13を貫けず! マルチメルタもダメージ通らず。ちょ、これ、どういう展開・・・
野原さんの人間力に大きな疑問符が付いた瞬間でした・・・・(笑)。
アサルトフェイズが始まりました。
男には負けると分かっていても挑まねばならない戦いがある。
賊どもよ、知れ!我らこそスカット。
我らはどんな圧力にも決して屈しないのだッ!!


テックプリーストが挑む相手は・・・・!!!
ヘルブルート!!!
しかし、クローズコンバットウェポンを失ったヘルブルートならば、
ワンチャンスはあります!
テックプリーストとサーヴァイターのサーボアームの一撃に全てをかけた
渾身のアサルト!!!
ヘルブルートのリーパーオートキャノンによる警戒射撃がドンピシャでヒットして、セーブも失敗。
しかも距離も足りず、アサルト失敗。

・・・・・え?

ど、どういうことですか(笑)。
一同大爆笑。野原さ〜〜〜ん!

あのぉ、申し上げ難いのですが、もうそろそろ本気を出していただかないと・・・。
3ターン目が終わり、戦死者の数も両軍かなり増えてまいりました。
しかし戦局はいよいよ佳境へ突入していきます。
しかし、ヘルブルートの快進撃(?)が非常に印象的なターンでした。一体全体、どうなってしまうんでしょうか。
目の離せない展開が続いて行きます!
第4ターン開始!
プレーグゾンビが一斉に建物から飛び出て作戦目標の確保に向かいます。
これだけわらわらと出てくると非常にゾンビな映画のワンシーンを彷彿とさせて、いやがおうにも興奮してしまいますね!(僕だけ!?)
しかし、このゾンビのワラワラ感もブラスト射撃に対する対策かと思うと、卵帝さんのゲームに対する真面目さがよく伝わってきます。
ケイオスチョーズンは再びライノに乗り、防御力を固めました。
うーむさすが手堅い運用です。
戦場の一角で盛大に恐怖を振りまくウェルキエル卿。
次なる獲物を求めて行進を始めます。
ヴィンディケーターが次に狙いを定めるはセンチネル部隊! しかし、デモリッシャーキャノンは的を大きく外し戦場外に。くわばらくわばら。
先ほど背後から撃たれたヘルブルートが仕返しとばかりにセンチネルを撃ちます。
リーパーオートキャノンが地味に活躍中のこのバトル。
センチネルの装甲は薄し!
リーパーオートキャノンに貫かれ1体が破壊されました。
ライノのコンビボルターが火を吹く! 生き残っていた2名のベテランを見事仕留めました。
中のチョーズンマリーンは屋上に陣取るスナイパースカッドを撃ちます! 結果、一人がプラズマ弾を被爆し死亡!
ついに恐怖の刻がやってきました。白兵戦フェイズ!!
ヒューロン様とウェルキエル卿率いるプレーグマリーンがインファントリースカッドにアサルト宣言!
もちろん、警戒射撃で応える野原さん。しかし1ダメージも入らず!
我の通る道に立ちはだかる者全てに平等の死をくれてやろう!

一騎打ちの宣言を受けてたったのはプリースト。エヴィサレイターによる
ワンチャンスはあります!!

これ以上、我が同胞を傷つけることは承服ならぬ!悪鬼よ、我こそが皇帝陛下の神罰を与えようぞ!
ま、瞬殺でした(笑)。うーむ、これはしょうがないでしょうねぇ〜。
ちなみに暗黒神の褒章は特に無しでした。
またもウェルキエル卿のデーモン鎌がさく裂しまくり、
インファントリースカッドの死傷者は何と12名!
たまらず逃げる姿勢を見せた軍曹・・・あぁ・・・
略式処刑!!!!

出たー!!(笑)ま、IG使いたるもの、一度はやっていただかないと(笑)。
というわけで、無理やり士気テストに成功し、戦闘継続です。しかし何ともはや絶望的の3文字しか浮かばない状況です。
第四ターン後半戦がスタート。移動もそこそこに射撃開始です!
エクスキューショナータンクはヘルブルートに全力射撃!!
プラズマ弾がゾンビに流れつつも、
マルチメルタと1発のプラズマはヘルブルートを捉えました!
し、しかし!!またしてもこの出目!!!凄い、野原さん、凄過ぎるッ。
まさかここまでの御方とは・・・(笑)
ここまで来ると、タンククルーの表情が
「あちゃー」とか言ってるように見えてきちゃうという(笑)。
モーターは毎ターン確実な働きっぷりです。 ケミカルプラントに巣くうカルティストを爆撃し数をさらに削りました。
スナイパースカッドは奇跡を信じてヘルブルートを撃ちます! しかし、このヘルブルート、意味不明の堅さを誇っています。無傷。
センチネル部隊は残り数名となったカルティストを蹂躙します! カルティストを難なく全滅させて、作戦目標の確保体制に入るセンチネル部隊。
ファスト枠なので、確保ユニットになってるのが熱いですよね。
貴様ら賊共の狂刃にかかって倒れた同胞の恨み、今ここで晴らさせてもらおう!
私のこの青く輝くソードには皇帝陛下の力が宿っているのだッ!!


叫ぶスカット・コミッサー!!固唾をのんで見守るスカット兵士達・・・!
あちゃー!瞬殺でした。涙ですね。だって、3連続なんだもん(笑)。
この後、残りのスカットも皆殺しに。
フハハハハハハハハハハハッ!!!
この4ターン目にしてケイオス軍の圧倒的優勢の状況が固まりつつありました。
しかし、勝負は終わってみるまでわからないものです。
第一、ウォーハンマーは勝敗だけが全てでは無いのです。
そう、バトルの中で紡がれるドラマこそ至宝。僕も最終ターンに向けて加速していく戦況を熱く見守り続けました。
第5ターン開始!
ヒューロン様がついにスカット軍の本丸まで到達!!
ヘルブルートもセンチネル部隊に肉薄する!!ヘルブルート、カッコ良過ぎでしょう〜!(ま、モデルはフォージのデシメーターですけどね)
ヴィンディケーター、その名も滅殺者。狙うはエクスキューショナータンク! 見事にヒット!!狙った獲物は決して逃がさないのが卵帝流。
装甲貫通!そして主砲が破壊されました。
野原さんのタンクは武装を交換できるようにしてあって、ゲーム中も便利です。
ディファイラーのバトルキャノンもエクスキューショナータンクにヒットし、
車体ポイントを全て失ったタンクは機能を停止しました・・・。
貴様ら、俺の名前を言ってみろぉ!!!

俺こそバダブの暴君にて黄泉の国より帰還せし者、そして世紀末の覇者ぁぁ、
ヒューロン・ブラックハート様よ!!!

俺の体内にくすぶる地獄の炎をその身に浴びて、死にゆく皇帝がいかに無力かを思い知るが良い!!!
ヒューロンの鉤爪から放たれる地獄の炎!!!(へヴィーフレイマー相当)
ちょ、コマンドHQが皆テンプレートの下に入っちゃってるんですけどもッ!!
綺麗過ぎるくらい綺麗に全滅ッ!!!!うおおおおお!!!!
ヒューロン様の炎、マジ熱いッ!!


野原さん、本当にこの時はご愁傷様でした・・・・。いや、しかしこの絵も色んな意味で凄過ぎる。
ちょっと決まり過ぎちゃって、白兵戦を挑むことすらできなかったヒューロン様がちょっぴり寂しげ(笑)
ヘルブルートVSセンチネル!!
もう何となく説明しなくともこの絵の迫力が結果を物語っているでしょう(笑)
センチネル部隊粉砕!ドレッドノート・クローズコンバットウェポンを失っていながらもこの破壊力。
もう間違いなく見た目の迫力でダイス目がプラス査定されてますね・・・・。っていうかですね、活躍し過ぎでビビりました(笑)。
誠心誠意、弾を込め続けたモーターチーム。最後の仕事も丁寧に・・・・。
野原さん、勝負を決して捨てたりはしません!最後の最後まで戦い抜きます。
スナイパースカッドはスカットHQを焼き尽くしたヒューロンを狙い撃ちするも、有効なダメージを与えることは出来ませんでした。

これにして5ターン目も終了し、ランダムダイスロールの結果、ゲーム終了となりました。
ゲーム終了時の戦場です。かなりのインファントリーが死滅しており、元の戦場にあったモノトーンな空気が蘇っています。
そしてこの暗い戦場を悠然と闊歩するのはゾンビの群れ。なんとも不気味な光景です。
まさにダークミレニアム。
野原さんの絡み含めて、色んな意味で美味しかったヘルブルートさん。 3点は野原さんのモーターチームが確保。
戦場中央の1点はゾンビが確保。 戦場後方はゾンビが初ターンから確保済み。
ケイオスマリーン(卵帝) スカットIG(野原さん)
メイン目標確保
敵司令官撃破
先制打撃
敵戦線突破
ファストアタック撃破
合計

というわけで、このバトルを制したの卵帝さんです!

エピローグ by 卵帝


夜の帳が降りた戦場は、燦々たる有様であった。
スカット、渾沌の僕の死体が挽肉のように入り混じり、未だ燃え続ける両軍の戦闘兵器の残骸が、それらを赤々と闇夜に映し出している。
辺りには、新鮮な死体の発する鮮血や内臓の臭い、そしてナーグル神に帰依する者共から発せられた腐臭が立ち込め、地獄が現世に現れたかのようである。

かくの如き地獄を産み出す程の激しい戦闘が終結し、しかし、それでもなお、勝利したのは渾沌の軍勢であった。
無機質に、整然と周囲を警戒するチョーズン、スカットらの死体を火にくべ、背徳的な儀式を始めるカルティスト達、廃墟群の中で、それぞれが思い思いの“夕べ”を楽しんでいた。


「何をしておる…殺すがよいぞ。」

ヒューロンのヘビーフレイマーが作り出した焦土の中から引き摺り出された瀕死のルード大佐は、アポシカリーらの応急手当てを受け、今ヒューロンの前に座している。
しかし、何故そのような扱いを受けるのか、老スカットには皆目見当がつかなかった。

「単刀直入に言おう。我が軍門に下り、艦隊を率いるがよい!

「…!?お主、正気か!?」


暴君の提案はルード大佐の予想を上回るものであった。しかし、思い起こしてみて欲しい。何故、先のバダブ戦役がああも長期化したのかを。
アストラルクロウ戦団の鎮圧に向かった数個チャプターが、逆にヒューロンに賛同したからではないか。

そう、暴君の武力は恐るべきものであるが、彼の真骨頂はそのカリスマ性と、人心掌握術なのである。

暴君の口上は続く…

「ルード大佐よ。貴公ほどの男が我が艦隊に加われば、銀河のあらゆる場所のスカット達が賛同し、戦力は大いに増強されるであろう。貴公らの悲願はなんであったかな?
 そして、貴公らの仕える主は、その悲願を達するために行動を起こしてくれたのかね?そう、我等の力を合わせた圧倒的武力ならば、その悲願は迅速に達せられるであろう。
  
約束しようではないか!
 イノラム星系を取り戻した暁には、その独立自治権を貴公に与えよう!
 貴公は、故郷の解放者として伝説となり、そして神話となる!
力になりたいのだよ、俺は!

しばしの沈思黙考の後、悲壮な覚悟をその目に宿し、ルード大佐は喋り始めた。

「お主が正気なのか、それとも狂気に憑かれておるのかは、それがしには分からぬ。
  だが、その話が本当であるならば、助太刀するも吝かではない。」


「おおー!流石は、名高きルード卿よ!あくまで実を取る!スカットは、些か思考の柔軟性に欠けるとの認識であったが、考えを改めねばなぁ!」


「しかし、ヒューロン殿。いま少しばかり条件がある。我等はイノラムとその周辺星域だけでなく、更に領土を広げたいのだ。
 レッドコルセアが制圧した領域から、更に割譲を検討してはもらえまいかな?

「勿論勿論!こちらで、じぃーっくりと話し合おう!宴の準備が出来ておる!スカット王国復活の前祝いといこうではないかぁー!」

(強欲なるスカットめ)…とヒューロンが、侮蔑の感情を持った刹那、
彼は強烈な違和感を感じた。
この直感こそが、かつて彼を一個戦団の将にまでのし上がらせ、また棘の王宮において、メルタ爆風の直撃から生還させたのである。


「…貴様、何を企んでいやがる?」


「ほう、気づくのが早いの。流石は、崩壊するバダブからまんまと逃げおおせたドブネズミの如き男。警戒心は人一倍とみえる。」

ルード大佐は、葉巻に火をつけ、紫煙をくゆらせながら、ゆっくりとコートを捲った。

…!?ひッ!!!そそそ、そぉーれぇーはぁー!
  座標データ送信装置ぃー!ま、まさか…」

「ルゥーードォォォ!!!
 貴様ァァァァァァァァァァァァァーーーー!!!!!」



















刹那、夜の帳は引き裂かれた。
真昼の太陽の何千倍も明るい光が廃墟一帯を包み込み、
両軍の全てを消し去っていく。



「座標データへのランスストライク、命中を確認。現在余波で観測障害が発生しておりますが、着弾地点から半径1キロは地殻が溶解していると予測されます。」
砲雷長の報告が響き渡るや否や、ブリッジの全員が整然と敬礼を行った。

「諸君、!我々の態勢は十分に整った。イノラム連隊の殉教者達の犠牲を無駄にするでない!反撃作戦開始である!全ては皇帝陛下の為に!!!」

(ルード大佐…貴官は故王国の復興を夢見て、長い間…本当に長い間、最期まで帝国のために尽くしてくれた。
  この浄化の光は、貴官の献身への手向けである。素晴らしい!実に素晴らしい!これこそ神なる皇帝陛下の慈愛に満ちた思し召しよ…)

ゲームを終えて

いやぁ、観戦していて本当に何といも言えない幸せな気分に浸れる、非常に熱く盛り上がりどころ満載で面白いゲームでした。
勝利した卵帝さん、おめでとうございました!
そして、惜しくも敗れましたがナイスプレイの数々を見せてくださった野原さん、本当にお疲れ様でした!
ほんと野原さんの出目にはエンターテイナーとして天性のものがあるのではないかと思いました。

それでいて、どんな出目でも気持ちを腐らせることなく、明るく楽しく持っていくプレイスタイルは僕も心から見習いたいと感じました。

あ、でも、野原さんの気持ち、この写真のタンククルーとまったく同じだったんじゃないでしょうか(笑)。

あちゃー!みたいな(笑)

野原さん、このたびは大阪から遠く広島まで遊びに来てくださって本当にありがとうございました!
またぜひ遊びに来てやってくださいね!僕も遊びに行ける時があれば、ぜひ行きたいと思います。

そして卵帝君もお疲れ様でした!良いバトルが出来て、良いバトルレポートが残って、最高じゃないですかね?ほんと(笑)。

僕もこの度、自分が遊んだゲームではないゲームのバトルレポートを書くという新しい試みでしたが、いやはやこれはこれで楽しかったです。
また書きたいですね!

最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!

注記
今回のレポートはサイキック関連の記述を意図的に削っております。
それは当日の記憶があいまいなことと、あまり対局に影響がなかったからという理由からですが、
当日のゲームではヒューロン様もウェルキエル卿も老スカット・サイカーもサイキックをバンバン発動させておりました。
一応書き留めておきたいと思います。

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