祝!ウォーハンマーファンタジーバトル復活!!  by Rman(R6.3.9)


令和6年(2024年)2月10日、いよいよ日本でもウォーハンマー・ジ・オールド・ワールドが発売されました。
日本で長らく愛されてきたウォーハンマーファンタジーバトル(以下FB)のタイトルが消滅したのが2015年ですから、約10年ぶりの正統な続編ということで、
特に僕のようなオールドタイプは歓喜の声をあげたことと思います。

FBが消滅して、金ぴかなストームキャストと共に登場したエイジオブシグマー(以下AoS)は全く別のゲームでしたし、世界観も全く新しいものでした。
それはそれで非常に奥深い世界で魅力的過ぎるミニチュアがでまくっていますので、僕もついつい買い専でやってましたが、
40Kを中心に忙しく、なかなかAoSのアーミーを作って遊ぼう、となれていませんでした。

しかし、新FBが出るとなると、やはり思い出補正も大いに加わり俄然興味は湧くし、ちょうどブレトニアを作っていたことも、興味が高まる大きな追い風になっていました。
ブレトニアを作り始めた当初はいずれ新版は出るだろうけど、まずは5版様式で遊べることを意識していましたので、
結果的にオールドワールド発売と同時に戦える新戦力が揃っているのは嬉しい誤算でした。


このタイトル、たまりませんね。
時代背景は旧FBよりだいぶさかのぼって昔の時代だということで、旧版のスペシャルキャラクターはその名前のままでは使えないことが多いようですし、
ストーリーライン上で出てこない種族もいます。ダークエルフやリザードマンやオウガなどがそうです。
それらの種族もゲーム用のデータは準備されていますので、そういった旧FB版のアーミーを集めていたファンへの救済措置もちゃんとあります。

旧FBはエンドタイムとしてストーリー上で一度惑星ごと世界をぶっ壊していて先が無いってこともあるので、時代をさかのぼるしか無かったのでしょうね。
でも時代をさかのぼってifの世界線を構築していくことでエンドタイムを回避する未来があったりしないのかな、とふと思ったりしてます(勝手に)。

さぁ来ましたよ!巨大なアーミーボックス!!


新版のローンチボックス的にブレトニアとトゥームキングが発売されました!
いつも利用している小売店には入荷が少なく(日本全国の小売店で同じような状況だったようです)、結局本国のオンラインサイトにて購入しました。

何を隠そう(隠してない)ミニチュアは全面リニューアルではなく、20年前の旧モデルの詰め合わせでした。これが良くも悪くも、どういう反応だったのか僕も読み切れていないところです。

基本的にこの新版FBは旧モデルを再版中心でいくようですので、まるまる新規アーミーというのは今のところ予定されていないのですが(キャセイの噂はありますね)、
旧モデルも当時から現役で買ってた身からすると十分良いモデルだし、絶版になってからは中古市場でずっとプレ値ではあったしで、再版してくれるだけでも非常にありがたい、
という思いは率直にもっていましたが、それにしても現行AoSのキレキレの造形が標準となっている現在の趣味人には温故知新というより単に随分古臭いキットだな、と映るのではないかな、と思ったりもします。


このボックスで新規造形はロイヤルペガサス騎乗キャラクター1体のみ。
しかし、全モデル、ほんとすごいプレミア価格になってたので、これを再び新品で購入できるのは純粋に嬉しいことでした。
僕がブレトニア作り始めた時は持ってる在庫が限界値で、新たにユニット単位でキットを入手する手段はほとんど無かったので、ほんとにありがたいです。

同じくトゥームキングもボーンドラゴン以外は全て既存モデル、スケルトンに至っては2003年当時ですら古臭いキットという感じだったので、リニューアル無し再版は逆に凄いと思いました(笑)。
とはいえ、こちらもブレトニアに負けず劣らずにプレミアム価格が凄かったので、既存のファンは喜んでいると思いますし、
僕の地元の友人はたさんは初めて僕の部屋に遊びに来た時からトゥームキングをすごく気に入ってましたので、ここぞとばかりにガツンと買っておられました。流石です(笑)。

それにしてもブレトニアの見本配色の変わりっぷりが凄かったですね。個々人がバラバラの配色、その煌びやかな集合体がブレトニアのアイデンテティーじゃなかったのか、という感じでしたが、
今版では十字軍として統一した配色を用いる、という設定になったそうです。
これはデザイナー裏話として、ブレトニアは1騎1騎の配色が違うというペイントが難易度高いとプレイヤーに懸念されて、人気を取りこぼしてしまった、という反省があったそうです。
それはそうだろう、と思います。僕もそれでブレトニアを選ばなかった口ですので(笑)。

5版〜6版当時にこの配色が有りとされていたら、もう少しブレトニアは人気のアーミーになっていたかもしれませんよね。

箱を開けるとスカスカのランナー。昔懐かしい雰囲気です。
古いとは言ってもちゃんと塗ってあげたらすごく良く見えるのは流石のシタデルミニチュアなので、僕は決してディスりたいわけではないことを御承知くださいね。
ペシペシ棒もテンプレートも懐かしい。ウォーハンマーが帰ってきたなって、なんかジンワリ来ましたね。


そしてハードカバーのルールブックが鎮座していました。英語版です。今版、英語版オンリーです。日本語版出て欲しかったなぁぁ〜〜〜〜〜!!
出ないとは思ってたけど、やっぱり日本での最初のウォーハンマーから続く新版ってことで、ちょっとだけ、ちょっとだけ期待してたんですよぉ〜

とはいえ、贅沢言うつもりもありません。40KもAoSのフル日本語版ですからね、それだけでも凄まじいことなので。

英語版、いいじゃないですか。読んでやりますよ!モチベは正直、かつてないほどに高まっています。
(スマホでカメラでかざす奴で自動翻訳してくれるアプリもあったりで、非常に便利な世の中になりました)

あ、でも限定版が出て欲しかったですよね、アホみたいな豪華版。ホルスヘレシーも後から出たりしたので、そのうち出るかも、と思ったりします。


肝心の新しいFBのルール、各旧版の良いとこどりらしく、世間の評価はかなり高いようです。海外のレビューでも今までで最も完成度の高いファンタジーバトルだ、と評されていました。
日本でもすでにいくつものグループで遊ばれているようで、良い感想ばかり入ってきますので、僕もワクワクがとまりません。

思い返せば8版が出た時は海外のみならず日本でもかなり明確にスペシャリストが過ぎる(ミニチュアの必要数が増え過ぎて準備が大変過ぎる)と厳しい意見を散見しましたので、
そんな中でもエンドタイムを超えてもなお8版を遊び続けたプレイヤー達のぶれない熱い想いには敬意を表するものですが、
今版の一般的な高評価を見るとホッとするものがあります(笑)。

自分ではざらっと読んでみてもいまいちまだピンと来てないんですよね。1回遊んでみないと何もわからなさそうです(笑)。


今版はアーミーリストはこの2冊にまとまっています。基本的にこのリストで遊び続けることになるそうです。これはホルスヘレシーも同じスタイルですよね。
とりあえずのところは本を買わせるホビーにならなさそうで、安心するところです。ぶっちゃけ40KとAoSの本を買うだけでも手いっぱいですからね…

Forces of Fantsy にはドワーフ、エンパイア、ブレトニア、ウッドエルフ、ハイエルフの完全リスト、
Ravening Hodesにはオーク&ゴブリン、ウォーリアーオブケイオス、ビーストマン、トゥームキングの完全リストが含まれています。
それ以外のアーミーはPDFにてサポートされています。ケイオスドワーフもあるのが嬉しい所です。

このデータ集を眺めてるだけでも何か楽しくなってくるのは旧版の思い出があるからでしょうか。


それはそうと、今回のオールドワールドのニュース関連で僕が一番嬉しかったことと言えば、メタル製品の復活です。これがもう、嬉し過ぎました。
ぶっちゃけファインキャスト、あまりにあんまりでしたよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
後期の製品は抜けは良くなったと言っても、熱に弱い問題は根本的な弱点で、日本においては向かない材質なのでは、という疑念は払拭できませんでした。

当時、ファインキャスト専売だったリッチープリーストはメタルで復活!これはもう買ってみるしかないって感じで。


めっちゃいい!!!!もうメタルで大正解!!!改めて、ファインキャストってあれ、いったい何だったのっていうね。
これはいつか僕もトゥームキングの増強を再開する時にちゃんと塗ってやりたいと思いました。


新版FBで一番嬉しいのはメタルの復活かもしれません(笑)



とりあえず新版記念ということで買えるものは買ってみました。
この青緑な新版のデザイン、新しくてとても新鮮です。

カード類はどうせ英語版だしなぁって思ってましたが、まぁお祭りということでね、買いました。
余白たっぷりのカードは微妙な仕上がりの気もしましたが、凝る人は余白部分にフレーバーテキストやイラストを描き込むことも想定されているのかも!?と好意的解釈をしておくことにします。
マジックアイテムのカードなんかは手元に置いておけばゲーム中に存在を忘れてしまう、というミスはなくなるかもですね。

Arcane Journalという本は各アーミーの特殊設定や専用編成をまとめた本で、ブレトニアやトゥームキング使いの人はある意味必須です。
(ソフトカバーなので、ハードカバーのアーミーブックよりはだいぶお安いです)

あとは、ペガサスナイト3体セットで再版、これも普通に嬉しかったですねぇ。一旦絶版になってしまうと買おうと思っても全然見つからないミニチュア筆頭でした。


旧モデルもメイドトゥーオーダーで続々再版されています。メタル製です。うれしぃいいいいい!!!マジで嬉しい!
抜けは抜群に良かったですし、昔よりはだいぶ値上がりしてますが、昨今のプラ製品もすごい値段になってきていることを考えるとむしろお買い得感も感じられる金額でした。
今後も他のアーミーが発売される際にメイドトゥーオーダーで様々なミニチュアが復刻されると思うので楽しみでなりません。
だいたい持ってる気もしますが、貴重なキットについては予備が無いとペイントに踏み切れない面倒な性分になってしまって・・・


それにしても、FB新版が開発されていると数年前にアナウンスされた時は驚いたものですが、こうして発売に至ったことの喜びは一言では言い表せないものがありますね。

エンドタイムでFBが終わった瞬間をリアルタイムに過ごした身としては、複雑な思いもあります。FBは終わったんじゃなかったのかよ〜!って。
エンドタイム以後もFBを遊び続けてきた人は特に反感に近い想いを持った人もいるかもしれませんね。

四角いベースのウォーハンマーの公式サポートはもう完全に終わったと思ってたからこそ、旧版を遊ぶムーブメントも今後あるかもしれないって僕も少し楽しみにしていたところはあります。
そう思って5版FBを遊ぶための準備としてブレトニアを塗ろう!とか思ってましたが、まぁ僕は割とミーハーな方なので、新版が出た以上は新版で遊びたくなってしまいますよね。
僕の中での旧版FBを遊ぼうムーブメントはしばらく遠のいたかもしれません。しかし拡大したベースサイズに合わせてベースを張り換えるまでは踏み切れないんですよね。
旧版を遊べなくなってしまうので。
なので、新版向けに新しいアーミーを作るなら新しいベースサイズで作ると思いますが、すでに持っているアーミーを増強する時は旧ベース準拠でいきます。


昨年の5月から作り始めた僕のキングダム・オブ・ブレトニアは新版のポイントで約2000Pのボリュームになりました。
しかし美味しいところであるグレイルナイトやクエスティングナイトのペイントはこれからですし、まだまだブレトニアの制作を楽しみつつ、
新しいウォーハンマーを遊んでみたいものです。


実は8版もほぼ買う専で、遊んだゲームは1回だけだったかもしれません。
ほぼ遊んでないので新版やった〜〜!ってなってるのも変な感じではありますが(笑)、新版が出ることでこのゲームを新たに遊ぼうという人が出てくることがとても嬉しいことですよね。
絶版ゲームを新規で始める人はなかなかいませんのでね…。

新版は身近に遊ぶために準備をしてくれている はたさん や たまさん もいらっしゃるし、卵帝くんやアールエスさん、広島や福岡時代の仲間とも再戦できる日を楽しみにしています。
バトルレポートも書きたいですねぇ。僕のバトルレポートを通じて四角いベースのウォーハンマーの魅力を発信を出来たらと思っています。
最近、世の中でのバトルレポートは動画形態に移行していっていますが、僕はあくまで自分の為に(という本音もあるので、)今までのスタイルのバトルレポートを貫きます。

しかしウォーハンマーは飽きることがありませんね。25年目にして、まだまだやりたいことが尽きる気配がありません。
これからもウォーハンマーを楽しみつづけたいものです。

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