コンビニウォーズ バーコードバトラー  by Rman(R4.7.13)


皆さん、バーコードバトラーを覚えてますか?
小学3〜4年生頃(1991年)に発売され、瞬く間に一大ムーブになったゲームです。
バーコードバトラーそのものの紹介はこちらで→wiki

年代的に僕はドストライクで、たまたま誕生日か何かで買い物に行った時にお店で見かけて面白そうだからこれ買って、となった数日後、
新聞に大人気だって紹介が載ってるのを親が見つけて、へぇ〜これ流行ってるんだ!?ってなった思い出。

この記事では僕のバーコードバトラーのコレクションを紹介すると共に、思い出を語ってみます。


当時大人気だったSDガンダム的なバーコード戦士というキャラクター、これまた当時新しいビジネスとして定着し始めたコンビニを組み合わせた
コンビニウォーズという世界観、悪の帝王チューハイカーン(酒乱一族)とか、笑っちゃうネーミングなんですが、子供心には刺さりました。
子供ってダジャレ的なネーミング、好きですもんね。

コンビニが当たり前になり過ぎた現代で「コンビニエンス星」とか言うとバカバカしいと一蹴されちゃいそうですが、
まだ当時は流行の先端を取り込んだ感じの熱いネーミングと思ったものです。1991年、マジック:ザ・ギャザリングですらまだ発売されてない世界!


当時の僕はSDガンダムも大好きでカードダスからBB戦士とかにゾッコンだったので、このSDキャラもかっこえぇぇ!ってなってたのでした。
(ちなみに今でもデザインの完成度高いと思いますし、40のオッサンになっても未だに大好きです笑)

それに、このボックスが好きだったなぁと当時の想いは未だ鮮明です。
プラスチック製のこのボックスを抱えて友人宅に遊びにいった時の宝物を抱えてる感、すごく良かったんですよね。


シンプルで完成されたデザイン。
表示されるのはほぼ数字だけです。この数字だけのバトルには思い入れというか想像の余地がありまくりで、対戦はものすごい白熱したものでした。
むしろ数字だけしかないからこそ戦闘シーンは想像するしかない、とも言えます。
想像力が暴走気味の子供だからこそ熱くなれた、というのはあるかもしれませんねぇ。

ちなみに、このバーコードバトラー、めっちゃ綺麗なんですが、当時持ってたものは高校生の頃にウォーハンマーの軍資金とするためにヤフオクで売ってしまったので、
後に新品未使用のものを改めて購入して保管していたものです。

基本的にこの記事に出てくる物は全て、小学生当時購入したものではなく、後にヤフオクやメルカリで購入したものです。


この説明書が実はキモだったという気がします。
魅力的なキャラクターが小さなサイズでこれでもかとギッチリ詰まってて、もの凄く刺激的でした。
当時はそれこそボロボロになるまで何度も読み返したものでした。


ただのデータの羅列であるゲーム画面を補うための豪華なキャラクターイラストたち。名前といいデザインといい絶妙でした。
添えられる紹介文も小気味よくダジャレが効いた響きで、非常にツボでした。例えば、
トイ烈人(レット)
人のシリぬぐいが多いが2枚重ねローラー作戦は、あまりにも有名。こいつはクサイ!ウンの強〜い奴だ。ヘッコキガン装着。

悪ノリがすごい。ツイッターもこれくらい軽妙に語りたいと思わせるものがあります。


一人用モードでこのキャラクター達に挑みながら主人公達も段々成長していく、というものでしたが、面白かったですよね。
当時はファミコン全盛期でスーファミも普及し始めた頃でしたから、スペックだけでみたら数字だけの画面は物足りないハズでしたが、
このキャラクターイラストの魅力でかなりバフが効いてた気はしますね。


とはいえ、TVゲームも過渡期だったころの隙間商法的な感じではありますよね。
当時、帝王チューハイカーンは強過ぎて一人用で倒せず終いだった気がします。

一人用よりはあくまでオマケというか、バーコードバトラーの革新的なところはやはり何と言っても市販品についてる
バーコードからオリジナル戦士を作り出せるという点でしょうね!


バーコードバトラーが大人気になったのはキャラの魅力とか何とかじゃなく、間違いなくこれ。
ありとあらゆる市販品からバーコード切り取ってきて、それが戦士になる、というのは革命的でした。
もう家中のバーコード切り抜きまくって、大変でしたよね。
コピー機でバーコードコピーするんじゃなくて切り取るもんだから、何かと穴ぼこだらけでした。

父親にいらなくなった名刺もらって、裏面の白紙のところに下手くそなSDキャラを描いてバーコードを貼ってと。
強いか弱いかワーワー言いながら機械に通してギャー!ギャー!言いながら兄貴や友人と対戦して、楽しかったなぁと思いだします。


バーコードバトラーで全国大会とかもあったんですよね。
もちろん参加したことはないですけども、コロコロコミック杯はチーム応募5000組あったとか逸話が残されています。
凄過ぎる、当時のバーコードバトラーの人気。コロコロコミックとボンボンといった少年コミック誌と連動したホビーは爆発してましたよね。

当時の人気ホビーであるミニ四駆は今も3世代またいで人気は続いていますが、バーコードバトラーは懐かしいネタとしては話題になることもあるようですが、
今も真剣に打ち込んでいる人はいなさそうですね。
今でも3Dのキャラ絵まで出てくるように進化してたら面白そうなんですけどね!?


今改めて子供と遊んでみても面白いかもしれませんね。子供もお絵描き大好きなので、カード作りも楽しんでくれそうですし。

それはそうと、僕自身はバーコードバトラーのオリジナル戦士を作れる要素も好きでしたが、コンビニウォーズのキャラ絵がまた好きだったので、
お金に余裕が出来てからまたコツコツと出モノを集めてきました。ものすごくレアな100円の食玩付属カードとかは全然持っていませんが、
エキスパンション的なカードセットはコンプリートできました。
すごく良いキャラばっかりなのでここで全部載せておこうと思います。

基本セットには3人の主人公キャラしか入ってませんでしたが、イベントで配られたという第四の主人公チャーハン帝というキャラもメルカリでゲットしました。
この1枚に5000円くらい払いました(笑)。高いのか安いのか、わかりませんが。当時は憧れの超レアカードでしたからね。



悪の帝王チューハイカーンは強かった。


真ん中二人のオリジナルソルジャーというカードは両面テープが張ってあってバーコードを張り付けてオリジナル戦士に使えるカードでした。
どっちもカッコイイですよね。こちらも新品状態でコレクションできたのは良かったです。


専用カードソフトというものが売ってました。当時980円だったらしいのですが、小学4年生とかじゃ買え無かったですよね。
大人になってからヤフオクで何度も狙いましたが案外高くなって落とせなかったんですよね。だいたい1個5000円オーバーすることがほとんどで。
でもまぁ何とか揃えましたよ。


MtGのシングルカードで1枚ウン万とかに比べたら、安いもんです?いやまぁ比べるもんじゃあないですけどね。


このバーコードバトラー1のカードソフトのカードの残念なところは両面仕様ということで、アホな名キャラ紹介文がハショられてるんですよね。
一言コメントだけになっちゃってるというか。

絵はあいかわらずキレがあってカッコイイのですが!
主人公達のパワーアップした姿もいいですよね。


チューハイカーン生(なま)って。これを遊んでた時は酎ハイが何かも分かって無かったんですけど、今では毎晩お世話になっています
(あ、今はダイエット中で禁酒してます)。









聞いたことのあるメーカーや商品名をもじったパロディキャラのオンパレード。
ポケモンのユンゲラーが怒られたどころじゃないような・・・。

おおらかな時代だったんでしょうねぇ。



右側の肉マン皇帝は一人用の第五の主人公キャラということで特別感のあるカードでした。








流石に最終決戦になってくると主人公の見た目もフルアーマー状態です。カッコイイ。






カードを眺めてると今でも一人用を真面目に遊んだら面白いかも・・・?なんて思わなくもないのですが、
いやいやそんな時間あったらミニチュアのペイントするわな。ってなりました。人生もう折り返し地点なので、思い出は思い出のままに。
でも、子供とはちょっとオリジナル戦士で対戦してみたいですね。ちょうど、8歳の長男は特に盛り上がりそう。


それはそうと、バーコードバトラーにはエポック社からではなく明星食品から黄色い限定版は抽選でプレゼントされるキャンペーンやってたそうです。
すごく希少価値の高いものでめったに出回らないんですが、これまためったにない美品を見つけて、ヤフオクで奮発して落としました。


本体も黄色くてカッコイイのですが、付属のカードがすごく貴重でしかも大抵は限定主人公カードが遊び倒されてボロボロになってるんですよね。
鉄板兄弟。


新品状態でした。これを手に入れたのは割と最近ですが、一番嬉しかったですね。長年探し求めていたアーティファクト感。


鉄蛮ヤキソーバと活武ヤキソーバの二人も加えて、バーコードバトラー1の主人公キャラ全員揃いました。
主人公カードの種類が2に比べて少ないだけにコンプリートできて感無量です。

さて、バーコードバトラーは2に進化しました。
遊べるモードも主人公属性も戦士だけでなく魔法使いも登場し、かなり複雑な遊び応えを誇るものに進化していました。

ごく個人的な話ですが、僕の中でのバーコードバトラーは1でブームが終わってて、2が出た時は兄貴が買ったもので遊んでたのですが、
何となく段々フェーズアウトしていった感じでしたね。2はほとんど遊んだ記憶がないのです。


ですが、コンビニウォーズ的には2の世界の拡がり方はすごいので、1ファンとして集めておくことにしました。


これも未開封の新品でした。
バーコードバトラーは当時の人気からかなりの量が売られたみたいですし、
ブームの落ち方も凄かったようで、わりかし数年前までは新品在庫的なのがよく出回ってましたよね。


こちらは動作確認済みの中古品です。
子機を繋げて複数人でマッチプレイだのなんだのと、ここまでやりだすと、何か面倒くさいなって当時も思ったものでした。たぶん同じように思った人も多かったのでは。


バーコードバトラーも類似商品が出る中で差別化を図ろうと色々と工夫していたのでしょうねぇ。
僕はバーコードウォーズ(ドラゴンボール版)を買ってみて、ジグザグ読みとか返し読みとか、めちゃくちゃなカードの読み込ませ方でスペックが変わる仕様に、
もうダメだこりゃ。ってなってしまいました(当時10歳くらいでしたかね)。


まぁ、今でも真剣に遊ぶと面白そうな気はするんですよね。
でも、正直ワイワイとパーティーゲームとして遊ぶなら1で十分な気もしますし、2の魔法使いとか面倒くさいなって感じです(笑)。


公認ガイドブックのこのオジサン「ヤッターマン」という人。ホビー漫画ではお馴染みのヒーローキャラで良い味だしてます。


2の付属カードは主人公カードがキラカードじゃなくなってて、正直残念でした。イラストは更にカッコイイんですけどね。


でも、ラスボスのデスチューハイカーンはキラカードで超カッコイイ!




チャーシューファンとデンターラはイベントで配られたやつとか。メルカリで入手しました。


エキスパンション的なやつ「正伝1 超パワー生命体!ダークバーコード星人登場!!」
は主人公カードがキラになってめちゃくちゃカッコイイんですよね!この時期のイラストが一番油が乗ってる気がします。


このゴーストラップのHP0にはビビりましたよね、当時。






メガデスチューハイカーンは強過ぎて倒せません。
正伝2 超合体伝説も何とか入手できました。







正伝3 破壊神伝





正伝4 精霊伝説












ここからは割と数が出回ってて中古市場でもダブつき気味だった外伝。




イラストは1の延長って感じで、正伝の派手なのより、むしろこっちの方が好きではあります。




















しかしほんとにこんなによく沢山のSDキャラを量産されたものだと思います。すごい才能が爆発していますよね。




コンビニウォーズのキャラクターカード達。
僕の大事なコレクションです。


バーコードバトラー2はボードゲームにもなってました。当時は存在すら知らなかったのですが、これも新品をゲットできました。
入手当時で30年近く経っているのに、すごいことです。


内容はこんな感じでカードたっぷりでした。
ちゃんとバーコード付きだったので、ものすごい豪華ですよね。カードは裏面の紹介文がなく簡易版ではありましたが、イラストは本家カードセットのままでしたので、
カード目当てで買った人も多かったのでしょうね。


何気にボード裏面にある2のキャラの相関図も貴重な資料ですよね。


子供と遊んでみました。すごく白熱しましたね。小さいバーコードバトラーが入ってて、これはバーコード読み取りではなくスロット式になってる簡易版なのですが、
当時6歳と4歳の息子はこれぐらいで丁度良い感じでした。
本格的に遊びたい場合はバーコードバトラー2本体と入れ替えてもいいそうですが、クリアするのに丸一日かかるよ?って感じです(笑)。


ホワイトカードといってオリジナル戦士のためのカードセットも売ってました。
これも投げ売りさせれたのを買ってあるので、そのうちですね、子供とちょっとワイワイやってみたいものです。


バーコードバトラーは当時の子供に人気のキャラともコラボしてました。こういうの、人気あったんでしょうかね?
何か中古で買う時に抱き合わせ的についてきたので持ってます。
でも僕の子供がいま空前のスーパーマリオブーム(スイッチで遊んでます)なので、このスーパーマリオワールドのカード見せたら喜びそうではありますね。


当時のバーコードバトラー人気をけん引したバーコードファイターという漫画も、今でもカルト的な人気漫画だそうです。
僕も当時読んでたと思うのですが、内容はすっかり忘れてしまいました…。


マリオカートのカードも。
マリオカートはバーコードバトラーで遊ばんでもスーファミで遊べばいいじゃん?って感じですよね、もはや。
面白かったのでしょうか?これは…。


ストリートファイター2のカードも謎にいっぱい持ってます。これ、割と中古価格も高いみたいで最近びびりました。

これも10周くらい周って味のあるテイストですけど、バーコードバトラーで遊ばなくても、的な。
いやむしろ、何でもバーコードバトラーとタイアップしとけ!ってくらいにバーコードバトラーが空前のブームになっていた証人なのかもしれませんね、
この手のコラボ的なの。

こういうの連発し過ぎて飽きられたのもあるんじゃないかって思うのですが、
今改めて見ると興味深いコラボもあって真剣に遊ぶと面白いのかもしれません!?いや、そんな時間あったら(以下略)

でもオリジナル戦士作って遊ぶのはまたネタ的にやってみようと思います。

そんときは僕もマジにSDキャラのオリジナル戦士を描いて会心の一撃を連発する強いバーコードを見つけてみよう。

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