by Rman(R3.1.8)

企画の趣旨

日本では1992年(平成4年)に竃村トーイから発売されたボードゲーム「バトルマスター 伝説の騎士団」、ある程度の年齢のマニアにとっては
広げたマップのデカさなどを筆頭にインパクトのある商品構成から印象深いタイトルと思われますが、多くの皆さんにとっては何それ?状態だと思います。
発売より約30年が経とうとする今、マニアックな昔のゲームをあえて作って遊んでみよう、そしてバトルマスターのミニチュアはゲームズワークショップ製ということで、
RoR的にはウォーハンマーに繋がるミニチュアとして紹介したい、というのが本企画の趣旨であります。



こちらがバトルマスターのボックスになります。ウォーハンマーの一般的なスタートセットよりも一回り大きいサイズ(57センチ×37センチ)ですので、
一般的なボードゲームと比較しても最大級のサイズと言えそうです。インパクトは抜群で、この箱の絵から漂ういかにもウォーハンマーっぽい雰囲気が最高ですね!
「広大な戦場でくろひろげられるインペリアル軍とカオス軍の究極のバトル」というキャッチコピーも端的かつ的確で素晴らしいですね!

僕はこのゲームを中学生の頃、どこかのおもちゃ屋さんで見かけたことがあります。
しかし当時はゲームと言えばスーファミとかのTVゲームに夢中になってた頃ですし、全く興味を持つことも無く完全にスル―してました。
1992年の発売当時、このゲームが日本においてどういう評価になっていて、売れたのかそうでも無かったのか、
その辺りの状況は残念ながら僕には分かりません。

中世ファンタジーの世界観では普遍的なモデルが沢山含まれていると言う所で、
D&Dなどのミニチュアを使って遊ぶTRPG層からの需要にマッチしてそこそこ売れたんじゃないかなって想像したりしています。
ゲームとして、というよりはリーズナブルに大量のミニチュアをゲットできるボックスとして重宝されたとか、ありそうかな〜。
ミニチュアの出来は古くてもやはりGW製、今の視点で見てもそれなりに良いんですよね。(当時は普通に良い出来栄えという評価だったと思われます)

このバトルマスターが初めてのミニチュアゲームだった、という人もおられるかもしれませんね!

ところで、このボックスの裏面がめちゃくちゃ良いんですよね。


見本塗装が施されたミニチュアはすごく見栄えしますが、
未塗装のミニチュアを使って遊んでもこんなにインパクトあるというのはやはり旗や付属のシールのおかげでしょうか。
何よりもこの少年二人の真剣で楽しそうな表情が、このゲームの楽しさを如実に伝えていると思うわけです。めっちゃ良い雰囲気ですよね、ほんと。

ネットで情報を見る機会があり、何かバトルマスターって面白そうだよねって最近思いまして、
某フリマアプリにて検索したらいくつか出品があったので買えるじゃん!ってことで2019年暮れに15,000円ほどで購入しました。
(ちなみに発売当時の定価がいくらだったのかは不明です。)
ルールがウォーゲームとして比較的簡単ということで、ひょっとしたらこの裏面の見本写真みたく子供と遊べるかも、という期待もしつつ。


届いてみると、ボックスにこそ痛みはあったものの、中身はパーツも切り離しておらず全くの新品並みのコンディションでした。
旗や盾に貼るシール類も剥がし無しの新品状態でしたので、30年前の商品としては期待以上でテンション上がりました。
まぁ、GWから毎月のように魅力的な新製品が発売されている今の時代に、こんな骨董品みたいなのほんとに作るの?って半信半疑ではあったんですけどね。
なかなかにギッチリ詰まってるのですが、微妙に色プラ仕様なので、灰色プラがギチギチな最近のボックスほど圧倒される感じではなかったのが救いでした。
ランナーもスカスカですし。

さて、日本の住宅事情は全く考慮されていない程にデカイと噂のマップを広げてみました。
ビニール製、サイズ感もあいまってレジャーシート(大)って感じです笑。

じゃーん!!
でかいですねぇ、150センチ×140センチといったところでしょうか。
ウォーハンマーのフルサイズに比べればどうってことは無いですが、ボードゲームとしては世界最大サイズと言われるのも納得の大きさです。
僕の巨大過ぎるウォーハンマーテーブルでは何とか間に合ったので一安心。むしろ無駄にデカいテーブルサイズを活かしきれるという意味でも、
バトルマスター入手して良かったなぁと思ったりもしましたね。

このバトルマスターがどんなゲームなのか、こちらの動画をツイッターで紹介してもらったのでこちらでもリンクを貼っておきます。
この扉絵だけでもボックス裏面をモチーフにしたイラスト描き起こしで、めっちゃ凝ってるのに、
内容はわりとグダグダで、バカっぽい内容ですから好みは分かれると思います(笑)。


動画の中でルールブックを散々読み返すシーンがありますが、そんなに難しいルールではないです、というか凄くシンプルです。
基本的には子供だけで遊べるレベルのファミリーゲームで真剣に勝ち負けを競うというよりはカードの引きに悲喜こもごもしつつ、
戦争の雰囲気を楽しむゲームだと思います。

雰囲気を楽しむ、ならばペイントしてやらねばとなるのがペイント好きの面倒なところかもしれませんね(笑)。
あえて今更おっさんの趣味として取り組むならば、プラそのままで遊ぶのは物足りない、という思いもありますし、
僕の子供がペイントしていないミニチュアは使いたがらないという面倒な気質に育ってしまってるので、
塗ってやらないと誘いに乗ってこないという事情もありました。

じゃぁ、ま、ペイントしてみますか。
ということで、ペイント優先すべきものはいくらでもあるだろうに、と思いつつも、バトルマスターのミニチュア制作を始めました。
目標は2020年中の完成。
シタデル・コントラストカラーをメインに塗れば、そんなに難しくも無いだろうという目算もありました。

しかしまぁ、全軍塗るってなると結構な物量であります。
大小ありますが全部で103体のミニチュア!心の中の正常な部分が「こんなん塗るくらいならアーミー増強せよ」って叫んでた気もしますが、
子供が「面白そうだし、おとうちゃん早く作って遊んでみようよ」って思いがけず乗り気になってくれてるので、頑張ってみることにしました。

2020年4月に発売から遅れること1年(?)シタデルコントラストカラーを全色揃えましたので、バトルマスターのペイントを開始しました。
これを塗るためにコントラスト導入したと言っても過言ではありません。

まずはカオス軍からペイント開始!
もうジェネラル(ケイオスナイトの真ん中の人)とオウガ以外はほぼほぼコントラストカラーに頼りっきりでザクザク塗っていきました。
一発でベース、シェイド、ハイライトが決まるコントラストペイントは簡単かつ見栄えもそこそこ満足できるもので、ほんと楽勝でした。凄い発明ですよ、コントラストは!
と言ってもカオス軍全員塗るのに2カ月くらいダラダラと作業時間を費やした気がします。

カオス軍を塗ったところで息抜きがてら砦を塗りました。これは黒下地から灰色のドライブラシって感じでシンプルに仕上げました。

こんな豪華な情景モデルも含まれているのが志高かったと思います。ウォーハンマーでも通用するビッグサイズですからね!

しかし、ここで一旦バトルマスターのペイントブームは終息します。
ウォーハンマー40Kの9版リリースが始まり、空前のネクロンマイブームがやってきたからであります。

年末に差し掛かり、少しネクロン熱も落ち着いてきたところで、息子から「お父ちゃん、いつになったらバトルマスター遊べるようになるん?」と催促が入りました。
まぁ求められる内が華ってもんですから、塗りますかねぇ。なんか、インペリアル軍って気乗りしないんですよねぇ。
ファンタジーバトルのエンパイアを作ってた時も量産に苦慮していたので…。

と思いきやここでもコントラスト大活躍でした!

ちなみに、バトルマスターには専用の緑色のプラスチック製ベースが入ってました。歩兵は5体、騎兵は3体がセットできるようになってます。
このベースが下に掲載した制作中の写真にも写ってますように、溝がいっぱい入っててそのままだと格好悪いし、接着しないとポロポロ取れちゃいます。

そこで、ウォーハンマーやその他のRPGでも流用できるように1個1個のミニチュアにウォーハンマー用のベースなどをあてがって、
ゲーム中だけこの大きい緑のベースに載せて使うっていう方法が一番潰しも効くし賢い生き方かな〜とは思ってたのですが、
あえてバトルマスターを今の時代に正面から取り組むということで、バトルマスターの様式美にこだわってみることにしました。

割りきっちゃえば、軍服のペイントもコントラスト一発で決まります。馬のバーディングも!
カオス軍以上に猛スピードで完成し、ほぼ半月くらいの期間で全部塗りきれました。
一応、ジェネラルを務めるロードナイトの真ん中の人、(ボリス・トッドブリンガー閣下のミニチュアに差し替えました)こちらだけは真面目に塗ってあげましたよ!

いやはや、本当に何べんでも言いますがコントラストカラー、めっちゃいいです。一本1000円以上とかどんだけぼったくってるんや、って思いながら買いましたが、
コントラスト無かったらバトルマスター全部塗るの、一生叶わなかったな、って思いますね。
これからもミニチュアを多用するボードゲームの駒を塗る時や、アーミーでトループ量産する時のベースカラーには最適な選択肢になると思います。

1本1本で考えると凄い割高な気もしますが、まとめて買えば約4万円。それで簡単かつ見栄えもするミニチュア塗れるようになると思ったらむしろ安くないですか!?

というわけで、
何とか年内にバトルマスター塗りきりたいという目標は無事に達成することができました。

我ながら頑張った!!


さぁ、全部作りきったバトルマスターを並べてみますか。

いや〜これは壮観過ぎますね!!
古のボードゲーム、ミニチュアゲームの現風景といった雰囲気の盤面。
単純な見栄えだけで言えば戦場も完全立体化しているウォーハンマーの方がはるかに上回っているとは思いますが、
しかしこの無駄にデカい手描きで描かれたようなマップにヘックスが刻まれている様は、ノスタルジーも感じられてオールドスクール的様式美も感じられます!


いいですねぇ、ぐへへ。
専用ベースに突き立てたユニット識別の旗がまたバトルマスターらしくてグっときますね!
たぶん塗らないで遊ぶ前提の色プラ構成、それに加えユニットの識別がしやすいようにするための「旗」だったのかなと思います。
ボックス裏面の遊んでいる風の写真でも、そういう意図が読み取れますよね。
なので、ミニチュアを全部塗ってしまうと、旗はもう要らないのかもしれませんが、この旗にバトルマスターらしさを感じたりもします。


いや〜我ながら頑張ったなぁと思います。
コントラストに頼りきったペイントでそんなに苦労したというほどでもないのですが、
こんなマイナーで古いゲームを令和の今の時代に完全に塗りきるといういうことがそもそも孤高にして偉業じゃありませんか!(自分で言う)
孤高と言いつつ、作ってる最中はツイッターでけっこう皆さんに構ってもらえましたし、子供が応援してくれてたので孤独ではありませんでした(笑)。
皆様に感謝です。

それはそうと、バトルマスターのボックスの裏面がペイント済みをズラリと並べる写真じゃなかったのは、当時これを買い求めた少年たちにとっては
敷居が上がり過ぎ無くて良かったに違いありませんね。
あの真剣な表情で遊ぶ少年の光景に憧れた、というかそれが生プラのままであるとか塗ってあるとか、関係無かったという感じですよね。

さて、ごたくはともかくとして、
インペリアル軍を見てください!

いいですねぇ、いいですねぇ。
騎兵が迫力満点です。ランスに旗を装着させるのも古きよきファンタジー感があって大好きな装飾です。

歩兵もこうして並べると圧力ありますよね。付属のシールを盾に貼ることでお手軽に密度を高めることができるのも良い点です。
特に歩兵のハルバード兵の盾シールはかなり格好良いんですよね。
(シールが経年劣化してて、糊が弱くなっててすぐに剥がれちゃうので困ってます)


ちなみに緑のベースの溝はぜんぶ埋めて、緑のフロックを木工用ボンドで接着させました。
これは自分なりにオールドスクールなウォーハンマーファンタジーバトル(4〜5版の頃)をオマージュしたつもりです。
加えて緑の芝や花なども植えて、少し間をもたせました。

帝国を攻めるカオス軍!!(カオスって言い慣れないですよね、ついケイオスって言いたくなります)

インペリアル軍と比較するとバラエティー溢れるカオス軍の面々。
騎乗したカオスチャンピオンを筆頭にカオスウォーリアー、ビーストマン、グリーンスキン、そしてオウガの混成軍です。まさに混沌軍の名前がシンプルにピッタリ。
多くのモデルが割と大雑把に彫りの深い造形でコントラストペイントし易いかったり、楽しくペイントできました。

今回のバトルマスターで少しだけオリジナル要素を入れたのが、ユニットのチャンピオンのモデルをコレクションの中からチョイスして差し替えたところです。
特にカオスウォーリアーのチャンピオンは長年塗ってみたかったモデルで、ようやく塗ることができました。
騎乗したカオスチャンピオンのリーダーはFB6版の頃にコンバージョンして作ってたモデルでした。
その後新しいカッコイイキットが一杯出てきて、もう塗ること無いかな〜と思ってたので出番があって良かったです。


このバトルマスターの裏面にはユニット名のシールが貼られています。ダサって感じですが、これがまたレトロ感もあって気に入っているところです。
僕の子供(幼稚園の年長さん)はカタカナまでは何とか読めることもあり、
ちゃんとユニット名を読んで覚えてくれてるので、ファミリーゲーム的には実は大事な所なのかもしれません。

さっそく子供と遊んでみました。

6歳の長男はカオス軍を選択、4歳の次男はインペリアル軍です。
次男はまだ少し単独運用は難しそうでしたので、お父ちゃんがセコンドに付きます。

ゲーム開始前、次男坊がトイレットペーパーの芯で自作した双眼鏡で戦場を眺めてます。
ミニチュアゲームの醍醐味を早くも味わってるじゃないか、とお父ちゃん的には思わず写真撮っちゃったシーンでした。

そして図らずともバトルマスターのボックス裏面のような少年VS少年の光景まで再現できたことは(少し被写体が幼いですが)、
バトルマスターを完結させるという意味でも意義深かった気がしてきました(笑)←大げさ


まずはお試しでルールブック内にあるシナリオ1を遊んでみました。
シナリオは戦闘状況の説明と戦場の配置、勝利条件などが設定されています。
ちなみに世界観はウォーハンマーファンタジーバトルでお馴染みのオールドワールドが舞台になっています。
細かい設定などはペラペラのルールブックでは補完しきれてなくて、シナリオに記載されるわずかな状況説明から想像するしかありません。
本来の対象年齢(13歳以上)的にはそれぐらいで十分というところだったのでしょうね。


4歳の次男もずっと「はやくバトルマスター遊びたいねぇ」と楽しみにしてたので、嬉しそうに動かしてました。


インペリアルナイトは突破力に秀でており、劣勢の帝国軍の救世主となるか!

ユニットの起動順は敵味方合わせて完全ランダムで、ユニットのイラストが描かれたカードデッキから1枚引いて、
描かれているユニットが移動&攻撃できる、というシンプルなシステム。
運要素が非常に強く先読みしきれないし、運任せの運用になるゲーム展開は大人にはちょっと物足りなく、子供には丁度良いバランス、かも。

そこで、こうしてちゃんと塗ってあると、そんな大味なゲームも雰囲気重視で存分に楽しめるので、大味加減が良い塩梅に思えてくるんですよね!
(まぁ30年前のゲームのシステムを云々言うだけヤボってもんですからね・・・)

ルールは簡単で数回ほど移動と攻撃を繰り返したら、6歳の息子はほぼ完全に理解できたようでした。


ウォーハンマーとも違う独特な雰囲気の戦場です。
やっぱり旗が立ってるのが良いですよね。これぞバトルマスターって気がしました。


息子兄弟が遊んでる光景を眺めるのは最高に楽しい一時でしたが、長くは持ちませんでした。
次男が集中力が切れて早々に戦線離脱を申し出たので(実際は「もうこれ疲れたからやりたくない〜!」って言われました笑)、
ゲームは一旦中断となりました。

長男はバトルが中断することを残念がってましたが、しばらく楽しそうに戦場の風景を眺めてました。
うんうん、これ、この景色を眺めるだけで楽しくなっちゃうのがミニチュアゲームの良い所なんだよ、息子よ。って感じで僕も嬉しくなりました。

後日、長男とお父ちゃん(僕)で対戦をすることになりました。

戦場準備を親子で行いました。余談ですが、このウォーハンマー部屋は子供らにとっても隠れ家的なイメージで、
この部屋で遊ぶのが大好きみたいです。お父ちゃんとしてはこれ以上無く嬉しいことであります。


初手のカードからカオス軍で気持ちがノリノリの息子。2回目のゲームということで機動もテキパキこなします。
6歳にして才覚有りかな!(親バカ)


2ターン目には貴重なカオス軍全軍行動のカードが!めっちゃ喜ぶ息子。
だけど、このカードが真価を発揮するのは敵軍と十分近接してる中盤以降なんですよね、きっと。
最初に出ると無駄に前進するだけで接敵出来て無いから攻撃も出来ないんですよねぇ…。


前半はカオス軍ばかりカードが出るのでどんどん前進してきます。息子も真剣そのもの。
カードが偏ると必ず後半で反撃くらう率が上がっていくので、何気にこのゲーム、大味ながらも奇跡的なバランスなんじゃない!?と
遊びながら感心してしまいました。
それにしても息子と真剣にサイコロ振りあってゲームするの、夢のような楽しい時間でした。


後半戦は案の定、インペリアル軍の猛反撃が始まりました。とにかく前半まったく引かなかったインペリアルナイトのカードを引きまくってしまい、
ナイトがどんどんゴブリンやオークを屠っていく光景に息子の士気値が崩壊気味に…。


しかし、最終的にリーダーユニット同士の対決はカオス軍が勝利し、最終盤でカオス軍も少しだけ息を吹き返しました。


最終的にインペリアル軍が死守せねばならなかった砦をビーストマンに占拠されてしまい、カオス軍の勝利となりました。

途中何度も勝負を投げ出しそうになって泣きそうな顔もしてた息子、「もう無理せんでもいいよ?この辺にしとこうか?」と声をかけても首を横に振り、
カードを引きダイスを振りつづけた息子。頑張ったなぁと親バカながら感心しました。

息子の表情を見ていると何とか勝てたという安堵と満足感、そして少し疲れたような、
よく僕らウォーハンマー趣味人がゲーム後に浮かべるのと同じ表情をしていましたね(笑)。息子の「次の戦いが楽しみだね!」って言葉に内心ほっとしました(笑)。

そんなわけで、バトルマスターのゲームも体験してみて、非常に面白い気がしました。
頭脳の限りを尽くして真剣に勝ち負けを競う、というものではなく、仮に大人同士で遊ぶなら酒でも飲みつつノリでワイワイ遊ぶってのがぴったりな感じです。

作りきれて良かったな、と思いました。
2020年のホビータイムをかなりコレに費やしましたが、子供とも今後も定期的に遊べそうですし後悔は全くありません!!


ギャラリー

せっかくRoRで発表する記事ですので、ミニチュアにもフォーカスしてみたいと思います。
何と言ってもミニチュアはゲームズワークショップ製ですからね。

インペリアル軍

ロードナイト
インペリアル軍の一番偉い人達です。攻守優れた性能。
元々は3体とも同じミニチュアでしたが、さすがに最高司令官だけは差し替えてエンパイアはミドンヘイムの選帝侯ボリス・トッドブリンガーにしてみました。
お気に入りのモデルで塗るのは2回目ですが、まずはコントラストで当たりをつけられるので、それほど気合いいれずに塗り始められたのが良かったです。
5版の頃のエンパイアの選帝侯ってどれも個性あって傑作モデルが揃っていたのですが、エンパイアアーミー作ってても1個しか作らないじゃないですか。
そういう意味ではここで成仏させられて良かったですねぇ。


インペリアルアーチャー
こちらのユニットはリーダーモデルとしてエンパイア4版〜5版の頃のキャプテンを採用しました。
この人、鎧を着て無い関係でFBではキャラとしての出番はほぼ無いって感じだったんですよね。この機会に塗れて良かったです。
このユニットはコントラストのみで塗りました。


インペリアルマン
ハルバードを装備した帝国軍の屋台骨と言えるユニットです。
1ユニットだけリーダーモデルをエンパイアの徒歩チャンピオンに差し替えています。
シールドには専用シールを貼れるのが強みで、本体のペイントがそこそこでもシールドがかっちりマーキングされていると割りかし良い雰囲気に見えてきます。


インペリアルキャノン
帝国軍の面白どころといえばこのキャノン。砲弾の発射・着弾を専用カードをめくって判定するのがユニークでとても面白いです。
キャノン自体はかなり小さく、エンパイアのグレイトキャノンの半分くらい、ドワーフのキャノン(5版の頃の)に近いイメージです。
これも本体は金属色にシェイドで簡単に、クルーはコントラストのみ。


クロスボウマン 
なぜかアーチャーと別に1ユニットだけクロスボウマンもいます。ユニットの性能は全く同じ(笑)。
まぁ、ルールに拡張性を持たせるならば、モデルの差も活きてくるのかもしれません。
モデル自体は良いモデルで塗りやすかったです。


インペリアルナイト
ブレトニアナイトみたいな布バーディングを装備した馬に騎乗した帝国軍の花形ユニット。
性能も高いですし、行動カードでも「騎兵の突撃」をイメージした攻撃力ボーナスが付くカードがあったりで優遇されています。
上の人はプレーンなシルバーの甲冑を塗ればいいだけですが、布バーディングは悩ましいなぁと思いつつ塗りました。

配色はあまり頑張り過ぎず、シンプルに旗の色の組み合わせを採用して塗りました。
中央のモデルだけはそれぞれエンパイアナイトから頭だけすげ替えて、ユニットごとに個性を出してみたつもりです。
しかし、赤と黄色と青のバーディングのユニットは、ちょっとダサかったかなぁ・・・と少し後悔しています(笑)。

花形ユニットですが、これも金属色以外はほぼコントラストオンリーで塗りました。
コントラスト、ほんとポテンシャル高い!上を目指せばきりはないですが、こんだけ塗れたら十分満足ですよ!
カオス軍

カオスチャンピオン
ウォーハンマラー的にはケイオスナイトって感じのモデルです。
バトルマスターの主役的モデルな気もします。せっかくなので真ん中の人はチャンピオンっぽい改造モデルに変更しました。
青い鎧というのは僕の好みですが(初めて塗ったケイオスウォーリアーが青でした)かなり気に入ってます!
馬のバーディングはコントラストで塗りました。まぁ、十分満足です(笑)。


ウルフライダー
一番塗りたくなかったゴブリンウルフライダー。
僕の中でウルフのペイントって苦手意識が強くてシタデルの見本みたいに自然な毛皮にならないんですよね、なんか。
今回はコントラストでざくっと塗るだけでやはり見本のような雰囲気にはならなかったのですが、かけた手間を考えればヨシとします。
帝国軍に比べてカオス軍の盾用シールはデザインが割とデタラメだったので、不採用にして昔のウォーハンマー用デカールを流用しました。


ゴブリン
可愛いゴブリンのモデルもコントラストでさくっと塗れました。
こういうモブを塗ってると、やっぱりバラで塗っておけば将来ウォーハンマーRPGとか遊ぶ時にすごい役だったろうなぁ・・・とか、
バトルマスター専用としたことをちょっと後悔しました。チャンピオンはナイトゴブリンのリーダーモデルを登用しました。


オーク
オークはコントラストオンリーでサクサク塗りました。塗りやすく、出来も古き良き固定ポーズで塗ってて楽しかったです。
リーダーとしてウォーハンマークエストのオークチャンピオンを登用しました。この人、塗ってみたかったんですよね。
(昔、ガブガブに被ったサフ吹きモデルを中古ショップから買ってて、このたび、シンナーに漬けてサフを落としてからペイントしました)
無駄に強そうなユニットになりましたが、ゲーム的にはただのフレーバーです。


ビーストマン
このビーストマンがとてもダサい!割と塗る気が起きない感じもしましたが、塗ってみるともともとビーストマン好きなこともあって気に入りました。
シールドだけはすこし丁寧にグラデかけてあげました。チャンピオン用に昔のスラーネッシュのビーストマンを登用したので、
スラネマークをシールドに貼ってやりました。


カオスボウマン
このユニットでいきなりコントラストのグィリマンフレッシュの威力を思い知り、これなら塗れる!と自信に繋がりました。
ヘタに黒下地から立ちあげするより、ずっと自然な肌色になるので、あなどれません。
チャンピオンには6版ホードオブケイオス発売の頃に限定販売されたやつです。
今や最古クラスのキットですが当時はまだ出たばかりのプラ製マローダーと比べて、若干華奢だったので当時採用してませんでした。
やっと塗れましたね…。


カオスウォーリアーズ
この赤いウォーリアーをコントラストで初めて塗ってみたところ、
金縁を黄色で塗ってNMM風に見せるのは手抜きペイントでは無理があると悟り(笑)、2ユニット目は普通に金属色メインで塗りました。
左の赤いリーダーはコーンチャンピオンでFBの人なのに機械化されたパワーフィストを装備しているお茶目さん。
右の人はウォーハンマークエストのモデルで長年塗りたいと思って温めていたミニチュアです。少し気合い入れて塗りました。
もの凄いヒロイックで強そうなモデルなので、むしろこいつがジェネラルみたいに見えなくも無いです。


オウガチャンピオン
このオウガがバトルマスターのボックスセットの中でも目玉モデルなのは間違いなさそうです。
古臭いデザインではありますが、昔から変わらないオールドワールドに住まうオウガの安定感があります。サイズもかなり大きいです。
お腹のプレートは無地だったので、少し頑張ってイービルサン風の顔を描いてみました。
このモデルだけはよく目立つので、肌色も気持ち丁寧に塗ってやったりとペイントを楽しめました。
ベースが無駄に広いので、樹木とか植えくなりますよね。



最後に

というわけで令和の時代に誰得なバトルマスターの紹介をしてみました。
と言ってもRoRは「僕が得をすれば良し」というのが最重要テーマなので(笑)、2020年に取り組んだひとつのテーマを記事に出来て大満足です。

懐かしい!持ってた!って人もいらっしゃると思いますし、今でも実家の押し入れで眠らせてる人もおられるかもしれません。
そんな方はぜひまた発掘して頂いて、大人になって遊んでみると想像以上に盛り上がっちゃうかもしれません。ぜひ!

ちなみに、僕のウォーハンマーテーブルは側面に引き出しがついてるんですが、ここにバトルマスターのマットがちゃんと収納できちゃうんですよね。
素晴らし過ぎる!まるでバトルマスターのために作られた引き出しみたいじゃないですか。凝ったギミックを採用してもらってて良かったです。

最後まで読んでくださった皆さんありがとうございました!

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