Written by Rman


対戦日 平成24年12月23日  日曜日
対戦場所 廣島ミニチュアゲームの会 東広島生涯学習センター
対戦者 Rman(スペースマリーン)、野原さん(インペリアルガード)
イントロダクション
現在では、その存在が聖典たる6版ルールブックの中でわずかにほのめかされているに過ぎないものの、かつて栄華を誇った伝説の種族「スカット」を皆さんご存知でしょうか?
エルダーという種族がSF版のエルフとするならば、スカットはSF版のドワーフ。
そう、スカットとは40K世界におけるスペースドワーフなのです(見た目の話ですけどね)。

かつてはフルラインナップの展開がなされ、かつエピック40Kでも専用兵器の数々を持って大活躍していた彼らがなぜ、
存在そのものをまるで黒歴史であったかのごとく、失われし種族とされてしまったのか、その真なる理由は誰にもわかりません。
今となっては存在そのものを知る者も少なく、当然ながらミニチュアの入手は困難を極め、もしスカットでアーミーを組もうと思ったならば、それこそまさに狂気の沙汰。
近年、フォージワールドで復活したファンタジーバトルのケイオスドワーフと比較しても圧倒的に茨の道であることは疑いようの無い事実なのです。

しかし、このスカットという種族に心底惚れて、アーミーを作られている熱き魂を持った男がこの日本にもいるのです!!
僕が知る限り、日本でスカット・アーミーを作られている男は2人。そのお一人が大阪のカリスマ趣味人、野原さんです。

RoRの読者であればご存知かと思いますが、僕はかつて野原さんのスカット・インペリアルガード(以下IG)と、大阪のアイコノクラズムで対戦させていただいたことがあります。
アーミーの美しさ、プレイングスタイル、ゲームの盛り上がり、全てにおいて満たされた熱いバトルを戦うことができ、
いつかまた野原さんのスカットIGと再戦したい!そう強く想い続けてきましたが、その夢が3年ぶりに叶うこととなりました。

野原さんがスカットIGを持って廣島ミニチュアゲームの会に遊びに来てくださったのです!!
こんな嬉しくて熱いことがあるでしょうか!?しかも前日の深夜までペイントを頑張ってくださって、フルペイントのアーミーを持ってきてくださったというこの情熱。
さすがカリスマ趣味人はやることがカッコイイ!気合と熱意、ゲーム開始前からびしびしと伝わってきて大変胸を打たれました。

僕も野原さんの熱い気持ちに応えるべく、山口県からレルムオブバトルボードと我がRoR亭自慢のテレイン群を持参し、お迎えさせていただきました。
再会を喜びあい、戦場に互いのアーミーを展開する。それだけでもう、僕の心は大満足でしたが、いよいよ対戦が始まるということで気合も高まっていきました。

では、その前に同盟軍であるはずのスカットIGとインペリアルフィストがなぜに戦うこととなってしまったのか、そのバトルストーリーをお楽しみください。
バトルストーリーを考えてくれたのは卵帝さんです!

ストーリー by 卵帝 

惑星プロバタスUへの渾沌の軍勢の侵攻に端を発する戦役は、佳境を迎えていた。
各地で、帝国側と反帝国側の軍勢が衝突を続けていたが、中でもセパルトゥラの損害は著しかった。
ほぼ全ての守備隊は虐殺され、かつての惑星防衛軍総司令部は、今は渾沌の軍勢の本陣と化していたのである。

かかる絶望的な状況に際して立ち上がったのが、戦役の最初期から闘いを続けていたインペリアルフィスト戦団の勇士たちである。
戦団きっての勇者である、第一中隊のダルナス・ライサンダー中隊長を筆頭に、決死の反抗を試みる選抜部隊が編制された。



しかしながら、渾沌と戦うために編制された彼等の緒戦は、意外な相手となる。

選抜部隊がかつての総司令部へ向けて進軍を始めた矢先、市街地を横切る防衛ラインに展開した帝国防衛軍「イノラム機甲連隊」が立ち塞がったのである。



ここで、イノラム連隊について触れておかねばなるまい。

非常に特異なことに、イノラム連隊を構成している兵の殆どは、亜人類のスカットである。かつて、彼らはイノラム星系を含む広大な宙域で権勢を誇っていた。しかし、ティラニッドの侵攻を受け、宙域のほぼ全てはかの大いなる“貪るもの”によって滅ぼされてしまったのである。
現在の彼等は帝国臣民としての義務を全うしつつ、イノラム星系を含むかつての故郷を取り戻す機会を伺うべく闘いを続けているのである。
その彼等が、何故インペリアルフィストの前に立ちはだかるのか?

「奴めら、信用のならぬ連中だと思っておったが、遂に馬脚を現しおったか!我等が総力を以て、渾沌の尖兵どもを成敗してくれるわ!」

ライサンダー中隊長の怒声とほぼ同時に、サンダーファイアーキャノンの天地を揺るがす轟音が響き渡り、闘いの開始を告げた。



アーミー紹介
スカット・インペリアルガード イノラム機甲連隊第二中隊 2000ポイント
世界中の根強いスカットファンが羨望のまなざしをむけるであろう、野原さんのスカット・インペリアルガード。
もちろん、見た目はスカットでもルールは現行のインペリアルガードのものを使用されています。なので耐が4あったりしそうなのは気のせいです(笑)。
しかし、実に美しいアーミーです。見ているだけでも時間を忘れてしまいました。
インファントリーとタンクをバランスよく配備したインペリアルガードど真ん中の編成というのも素敵です。
今回、スカットIGを率いるのがサングラスをかけてばっちりキメたこの男の名はオルドルド・ルード。ウォーロード能力は天才的戦略家をゲット。
友軍の到着判定をコントロールできる非常に便利な能力です。
ところで、この佇まい、どこかで見覚えありませんか?
そう、この男こそ、ウルサルカル・クリード総代卿のスカット版なのです。サイズはスカットながらも、この威厳たっぷりの存在感。
モデリングでここまでクリードを表現するという技量凄まじいものがあります。
コマンドスカッドにレジメンタル・アドバイザーの面々も加え、実に豪華なスカッドを構成されています。
ちなみに、左奥の魔術師風がアストロパス、真ん中の海賊風がオフィサーオブフリート、手前2名のアーマー装備がボディーガードです。
か、かっこよすぎる・・・
歩兵分隊を率いるのがスカット・コミッサー、その名もカンブリー・ランブリ。このモデルは野原さんがグリーンスタッフから作られた完全オリジナルのもので、
スカットのコミッサーがケイオスドワーフというこのシャレっぷりが最高に熱い作品です。
この方は今回は歩兵分隊のアップデートキャラクターなので、傷1の人です。
とりあえず、略式処刑という熱いシーンを見られるかどうかが楽しみですね〜(笑)
テックプリースト・エンジンシーアとサーヴァイターも編入されています。
どのモデルも、もちろんシタデル純正モデルです。シタデルの歴史を今に伝えるアーミーですね・・・。
2門のマルチメルタはかなりの威圧感があります。どのような活躍を見せてくれるのでしょうか?
っていうか黄色ヘルメットに青く輝くアイレンズが超カッコイイ・・・・!!!!
もう、この場に居てくれるだけで良いから!って言いたくなる愛らしさも兼ね備えたラブリーなキャラクターです。
今回の編成に迎えられたインファントリープラトーンには2つのヘヴィーウェポンチームが編入されています。
そのうちのひとつがこのモータースカッド。大事なトループ枠です。もうひとつはヘビーボルタースカッドです。
きっちりと純正モデルを揃えられていること自体が凄いことで、実際モデルの入手は苦労の連続とか・・・。
しかしこれだけ綺麗に塗られていることもあり、このモデルが20年以上前に売られていた80年代のモデルとは思えない出来栄えだということに驚かされます。
トループ枠となるのがインファントリープラトーン(プラトーン・コマンドスカッド1、インファントリースカッド×3、ヘヴィーウェポンスカッド×2)が迎えられ、
もうひとつのトループ枠が左側のプラズマガンで武装したベテラン・スカッドです。
プラズマはマリーンキラーな武装だけに、かなりデッドリーな活躍を見せてくれることでしょう。
このベテランスカッドのみキメラに乗車しています。
偵察型センチネル部隊はマルチレーザー装備という軽装備ながらも、毎回活躍してくれるお気に入りの部隊なんだそうです。
そして、右側後方のタンクが恐怖のベインウルフ毒煙放射戦車です。マリーンも一発で死に居たらしめる凶悪なる毒ガス兵器を装備しています。
いやぁ・・・怖いなぁ。
インペリアルガードといえば、バトルタンク無くして語ることはできません。
小豆色に黄土色と緑のストライプが美しく決まったスカット的バトルタンク、実に美しいです。タンククルーまできっちりスカット化されているというコダワリ。
オーソドックスな装備のレマン=ラス重戦車とエクスキューショナー駆逐戦車が配備されています。
エクスキューショナーはマルチメルタとラスキャノンを装備しており、恐ろしいほどの高火力を誇っています。僕にとっては第一優先目標となるでしょう。

野原さんのスカットIGを迎え撃つのはご存知、僕のインペリアルフィスト第三中隊です。
以下が僕のアーミーです。
インペリアルフィスト戦団 タスクフォース「電撃」  2000ポイント
僕のスペースマリーンといえば、RoRではお馴染みインペリアルフィストです。野原さんも再戦を楽しみにしてくださっていたということで、僕のやる気も十分です。
ここ最近は大きなポイントのゲームが多かっただけに、2000Pの編成を改めて考えると、とにかく入らないなぁ・・・って感じでロスター組むのにとても苦労しました。
そんな中で、いつも通り見た目のバランスがよくオールマイティーに戦える編成を目指してみたつもりです。
トループ枠はタクティカルスカッド3スカッドに加え、ランドスピーダーストームに乗ったスカウト5名の4ユニットです。僕にしては珍しくライノは1台のみ。
HQを務めるのがインペリアルフィストの代名詞たる存在、ダルナス・ライサンダーその人です。この人の攻撃力、、タフさはマジで半端無いので、
実際ゲームで使うと頼もしいことこの上無しだったりします。
しかも今回はウォーロード能力で「伝説の戦士」をゲットすることが出来ましたので、一騎打ちをばんばん挑んできたいですねぇ〜。
サンダーファイアキャノン友の会の会長としては(笑)、チャンスがあれば投入したくなっちゃうのがサンダーファイアキャノン。
実際どんな対戦相手がこようとも一定の戦果はあげてくれる頼もしい実力をもった兵器です。どんな活躍を見せてくれるでしょうか!?
前回の野原さんとのバトルでは我が栄光のアイアンクラッド・ドレッドノート同胞エドムンドオは破壊されてしまったため、
今回は2台目のアイアンクラッド・ドレッドノート、同胞ルドルフを投入します。第一ターンに振ってきた瞬間にフルファイアするのに全力を注ぎます。
ちなみに、ドロップポッドは通常ルールのものを使用します。今回の編成ではフォージワールド専用ルールは使用していません。
今回の編成で最大のアタッカーとなるのがスペースマリーン最強の名を欲しいままにするアサルトターミネーターです。
彼らを乗せるのがヘビー枠で編入したランドレイダー・クルセイダーです。
ミッションによってはヘビー枠が確保要員になったりするので、専用トランスポーターにはしませんでしたッ!
そして、ストームタロンはランドスピーダーのエスコート機として戦場に出撃する予定です。久々登場のランスピタイフーンも良い活躍を見せてくれるでしょうか?

ミッションと配置の選択は両者合意のもとランダムで決定しました。
ミッションは「皇帝陛下のご意志のままに」となりました。両者1つずつのオブジェクトを配置し、それを守りつつ攻めるという、いわゆる「キャプチャー&コントロール」ですね。
配置は「戦乱の曙」となりました。これも伝統的なピッチバトル的な配置です。
戦場は僕が自宅から持参したレルムオブバトルボードを使用しました。過去に発売された道路を配することで、40K度を少しでも向上させたいという意図があります。
ちなみにこのGW純正品・道路はクルクルと巻いて保管している方も多いかと思いますが、その場合、展開すると反ってしまいまっすぐにならない特性がありますよね。
それを避けるため、僕は適宜の長さでカットし、巻かずに保管しています。
そうすれば、こんな感じでピシッと展開できるというわけです。ま、絶版品の道路についてなので、今更どうでもいいことですが(笑)
テレインは基本的に両者相談しあって雰囲気重視で配置しております。
今回のテレインで一番のトピックといえば2012年末にクリスマス商戦に合わせて発売されたばかりの「殉教者の壁」を展開している点でしょうか!
これは有機溶剤さんを始め廣島会の皆さんがこのイベント日の前日に共同作業にて完成してくださったものなのです。
そんな出来たてほやほやの超カッコイイ壁を使わせていただけて、本当に感激というものです。制作に携わった皆様、ありがとうございました。

野原さんも僕も殉教者の壁には大興奮といったところで、ロールオフの結果、野原さんが「壁」のある側の初期配置エリアを選択。
そして、作戦目標マーカーを配置していきました。

作戦目標マーカーの配置が終わったらいよいよどちらが先行を取るかのロールオフです。
4回連続で同じ出目が出て、両者譲らずという熱いスタートでしたが、5投目で僕が勝利し、先行を選択しました。
ランドレイダーに乗車しているのはライサンダー率いるアサルトターミネーター。
森の後ろから進軍を開始する予定です。
ライノに乗った第三分隊も全力で突っこんで相手の戦線をかき乱す作戦です。
イモビライズが怖いですが、やってやりますよ!
廃墟内に立て篭もるのはタクティカルスカッドとサンダーファイアキャノン。
廃墟要塞化により3+カバーセーブとなっています。
ちなみに、このテレインはFB6版発売時に限定発売されたもので、
今となってはなかなか珍しいGW純正品です。
タクティカルスカッド第四分隊は廃墟後方に待機です。自軍マーカーからは着かず離れずの微妙な距離を保ちつつ、
その火力を安全位置から戦線に投入したいという意図はありましたが・・・。
ライノに乗せて無いタクティカルマリーンを使ったことがあまり無かったので、正直心配が大きいものです。
さて、次は野原さんの番です。さっそくとばかりに殉教者の壁に次々と配置されていくのは、
コマンドスカッドとインファントリースカッド。
プラトーン・コマンド・スカッドは初期配置時点で作戦目標の3インチ以内となっています。
野原さんのターンが始まった時に謎の作戦目標マーカーがオープンになりますね。
廃墟の屋上部分に配置されているのはヘビーボルターチーム。
道路上にはプラズマで武装したベテランスカッドが乗っています。
レマン=ラス・バトルタンク戦場の中心部をいつでも爆撃できそうな位置に配置されました。
いつでも修理してやるぜ!とばかりにその背後にはテックマリーンが陣取っています。
戦場端の丘に陣取るは2インファントリースカッド(1スカッドに合成)。
コミッサーとミュニストルム・プリーストが入り、プライマリーサイカーが合流しています。
丘の上の平地にはモーターチームが整然と並び、砲撃の準備を整えています。
戦場のどこでも見渡せる好位置に付けましたね!
初期配置完了後はこんな感じです。どちらかというと画面奥の方側が主戦場となりそうな気配です。
お互い適度にリザーブ要員を残しています。
インペリアルフィストにとってはやはり、殉教者の壁を突破してのごり押しな進軍を断行せねば、インファントリープラトーンを倒す手は無いといえそうです。
それにしても壁の威圧感というか鉄壁感はまじで半端無いですね〜。
現時点ではこの壁の正式なルールは発表されていませんので、壁を突破するのは通常の「通行しにくい地形」扱いとして、中を移動するのは通常通り可能としました。
この壁の中の通路は意外に狭くて60ミリベース(ドレッドノートサイズ)は入ることができません。
25ミリベースのインファントリーも2列に並べない狭さなので、案外ぎっちりと立て篭もるには向いていない感じです。
しかし、雰囲気の良さはこの上ないものがあります。
最後にラットリング・スナイパーチームが浸透戦術により廃墟の3階に身を潜めました。戦場を自由に見渡せる絶好のポイントです。

ところで、こうやってミニチュアの視点で戦場を見渡し臨場感を楽しめるというのも、ミニチュアゲームならではの楽しさですよね。
ちなみに、野原さんのこのラットリングたちはスカット仕様にきっちりと変更されています。
あまりに自然なので気が付かない人もいそうなのですが、これも本当に凄いことなのです!

そんなわけで、初期配置も終わり、いよいよゲーム開始とその前に、野原さんによる「先行奪取」の宣言がありました!
当然です!では、ロールどうぞ!!

コロコロコロ・・・・・・・・3

はい(笑)、では僕(Rman)が予定通り先行行かせていただきますッ!!
対戦の前には熱く握手を交わし、お互いの健闘を願いつつ善戦を誓います!
この戦い、実に熱いバトルになりそうです!

ゲーム開始!!

第1ターン目

ズギャァァーーーードガーン!
空気を切り裂き、轟音と共に地上に落ちるは巨大なるドロップポッド。
重厚な扉が開かれ、そこから登場したのはアイアンクラッド・ドレッドノート!。
ドロップポッドは1つしか編入していない場合は1ターン目に落とせるのが強みです。狙うはもちろんレマンラス=バトルタンク!
ちょっとずれてしまいましたが、なかなかの好位置に落とせましたね!
ランドレイダーとライノは殉教者の壁を乗り越え全力前進!クルージングスピード&フラットアウトで最大限の18mv移動しました。
もちろん、2度に渡る危険地形判定は全て成功!!僕にしては珍しく調子は良いですよ!!
しかしあれですねぇ、壁を乗り越えてくるランドレイダーの勇壮なこと・・・。パッと見、かなり悪者感ありますよね(笑)。
サンダーファイアキャノン友の会の知名度は広島会でもすでに大きくなっており(笑)、
会長の僕としても良い戦果を挙げなくては!と意気込んでのファーストシュート!!
狙うは丘の上に密集しているインファントリースカッド。空中爆発!!
4発のブラストが叩き出したダメージは12!!
しかし、ガード兵のフラックアーマーによる5+セーブが冴え渡り、なんと5人の死亡のみ。
しかしまぁ、初手にしてはまずまずの戦果といったところでしょうか。
地味にドロップポッド附属のストームボルターが
廃墟に潜むラットリングを捉え、これを1体撃ち落とすことに成功しました。
アイアンクラッド・ドレッドノート魂の一撃を受けよ!!!
我らの前に立ちはだかりし者には平等なる死を!!
メルタガン、ハンターキラーミサイル×2を一斉射撃!!
ハンターキラーミサイルは見事レマンラスの車体を貫き一撃爆破!!
これはなんというミラクル。先制打撃によるサブ目標1点もゲットです。
絶好調のまま1ターン目前半終了!!
1ターン目後半、野原さんのターンが開始です。
開始と同時に謎の作戦目標を確保中のスカッドによって、作戦目標がオープンされます。
結果はスカイファイア・ネクサス。
何と確保中のスカッドはスカイファイアのスペシャルルールが付くという強力なものです。
アイアンクラッドの背面に回りこむのはベテラン・スカッドが乗車したキメラです。
このベテランは恐ろしいことにプラズマガン3門、
サージェントがプラズマ・ピストルを持っているという、マリーンキラーな凶悪スカッドです。
眼前に迫るランドレイダーを排除せよッ!!(大型目標を排除せよ)
  ドレッドノートなど恐るるにたらん!ひるまず撃つのだ!
(大型目標を排除せよ)

射撃フェイズの開始と同時に命令を飛ばしまくるのはスカットIGのジェネラル「オルドルド・ルード大佐」。そのルールはウルサルカル・クリード総代卿。
つまり1ターンに4つもの命令を出すことができるのです。
しかも「最高司令官」の命令可能範囲は24mv。ほぼ全域に命令を発せられる絶妙なポイントに彼を配置されていたのです。や、やりますね野原さん!
大型目標を排除せよ、により射撃がツインリンクとなったインファントリースカッド。
狙うは目の前に迫るランドレイダー。
2本のメルタガン、そして2門のラスキャノンがツインリンク!
この攻撃力の高さに最高の装甲を誇るランドレイダーが耐えられるか!?
ドガァァーン!!!!
む、無理でしたッ!!メルタに貫かれランドレイダー爆発ッ!
爆発の中から姿を現したのは乗車していたターミネーターとライサンダー。
爆発に巻き込まれつつも2+セーブで全て耐え切り、かつピニングテストも成功!
大型目標を排除せよ!!ルード大佐の怒声が戦場に響く!
サーヴァイターのマルチメルタが火を吹く!狙うはアイアンクラッド・ドレッドノート。
射3でもツインリンクならきっちりと当ててきます!
結果、1発はペネトレイト、1発はグランシング。
貫通判定の結果は・・・・出目1!+2で3!つまりクルー気絶です。
なんというアンラッキーな出目。ミニ炎マーカーはハルポイントダメージを表しています。
コマンドスカッドは目の前に迫ったライノを狙います。
様々な戦局に対応できるようそれぞれ違った射撃武器を配備したスカッドです。
コマンドスカッドのメルタガンにより、ライノは移動不能となりましたッ!
爆破されなかっただけラッキーといったところでしょうか・・・
いよいよ本命登場!!
ベテランスカッドがキメラのファイアポイントからプラズマガンを狙いすまします。
狙うはアイアンクラッド・ドレッドノート。いかに強固な装甲をもつアイアンクラッドなれど、
背面装甲値はたったの10!プラズマ弾7発を撃たれてはさすがにッ!
し、しかーし!!
なんということか、プラズマガン3人ともがゲットホット!!!
しかも3人ともセーブ失敗ッ!?の、野原さん、何をなさってるんですかッ!笑
一同、大爆笑となったのはいうまでもありません(笑)
しかし、ゲットホットしつつも放たれた4発のプラズマはドレッドノートを
見事撃沈させたのでした。
尊い犠牲を強いられたベテランスカッド、厳しいスタートです。
ベテランのトランスポーター、キメラも優秀なる火力を備えています。
マルチレーザーは侮れません。狙うは移動不能となっているライノ!
しかし、今は夜!夜戦ルールのおかげでカバーセーブに成功し、
何とかこれ以上の被害を被らないで済みました。
モーターチームはランドレイダーを爆破され一箇所に固まっているターミネーターに
猛爆撃を開始!!
しかし!バラージは運悪く風に流されたのか、結果ターミネーターはノーダメージ。
廃ビルの屋上に陣取るヘビーボルターチームもターミネーターを狙います! しかし、ドルンの加護を受けし不壊なるターミネーターアーマーを貫くこと叶わず!
スカットスナイパーチームはサンダーファイアキャノンを狙います。 しかし、サンダーファイアキャノンにダメージは与えられず。
1ターン目から熱い展開になりました。ドレッドノートがレマンラスを壊した瞬間、ランドレイダーが破壊され、ドレッドノートも返り撃ちにあってしまいました。
やられたらやり返す。熱い戦いはまだ始まったばかりです!
殉教者の壁を突破しつつあるターミネーターが次のターン、どこまで活躍できるかに全てがかかっているような気がします(笑)。
第2ターン目開始!
予備戦力からランドスピーダータイフーンがディープストライクにより
キメラ後方に登場!!ばっちり決まりました!
そして、スカウトの乗車するランドスピーダー・ストームが奇襲攻撃により戦場右側より出撃!
それに合わせてエスコート機のストーム・タロンも出撃!
予備戦力が到着した後、
ライサンダー閣下率いるターミネーターはインファントリースカッドに肉迫!
ライノを降車したタクティカルスカッドはそのまま殉教者の壁の通路に踊り出ます!
射撃フェイズ開始と同時にタクティカルスカッドはフレイマー&ボルトガンを
コマンドスカッドに対してラピッドファイア!
この壁の通路に立て篭もる敵はフレイマーにとってはまさに格好のえじき。
インファントリーコマンドスカッドは一瞬にして焼け死んだのでした。
ストームタロンはスカイファイアミサイルとアサルトキャノンを
ルード大佐率いるカンパニーコマンドスカッドに放ちます!
結果、勇猛果敢なるボディーガードと2名の戦士を葬ります。
攻め立てるインペリアルフィスト!
ランドスピーダーは背面を晒すキメラにタイフーンミサイルとマルチメルタを打ち込む!
爆破ッ!!
乗車中のベテランは7人!爆発に巻き込まれた彼らの運命やいかに!?
な、なんとサージェントと一人を残して5名が爆発に巻き込まれて死亡。
なんという脆さ。これが無情なる40K世界に生きるIG兵の生き様か・・・(笑)。
ランスピストームは森の後ろでカバーを得ながら待機です。
サンダーファイアキャノンが2回目の砲撃を行います!
次に狙うはルード大佐のカンパニーコマンドスカッド!!
バリバリガガガガガガーン!!
4発のブラストは見事にヒットし続け、何と与えたダメージは14点!!
まさかの、コマンドスカッド全滅の危機!?し、しかしここで奇跡が!!
このコマンドスカッドは基本装備がフラックアーマーなれど、
痛みを知らぬものを持っており、野原さんが僕のダイスを使って振った結果、
出た目は5とか6ばっかり!!
つまり、14発ものダメージをたった2人の犠牲にみに抑えたのです!!
これを奇跡と言わずして何というのでしょう!?
射撃で盛り上がり、セーブで盛り上がり、めちゃめちゃ熱い瞬間でしたね!
ある意味、サンダーファイアキャノン、美味しすぎる活躍。
いよいよアサルトフェイズ!ライサンダー率いるアサルトターミネーターが
眼前のインファントリースカッドにアサルト宣言!
何と、警戒射撃により最強の装甲を誇るターミネーターが2人も倒れてしまいましたッ!
しかし、ひるむことはありません!マリーン最強の力を見せてくれましょう!
アサルトターミネーターVSインファントリースカッド!!
ウォーロード能力により「伝説の戦士」になりしライサンダーは直ちに一騎打ちの宣言を行います!
それに呼応したのがミュニストラム・プリースト!!
野原さんのプリーストはファンタジーバトルのドワーフからスレイヤーを素体にして作られたオリジナル品です。この愛らしさ。殺すのが惜しいくらいです(笑)
チェーンソードとパワーモウルの二刀流にされることで、エヴィサレイターを表現されています。
しかし、ライサンダーはガチな男ゆえ、手加減は出来ません!
ちなみに一騎打ち撮影用に手前に出しましたが、通常は白兵戦に混ざったまま、決闘することになります。
結果、プリーストは瞬殺、アサルトターミネーター無傷な上に4人のスカットを撲殺。
伝説の戦士によるボーナスによりさらに勝利点1をゲット。
しかし、スカット達は恐怖のコミッサーに睨まれ、逃走することもできず戦闘継続に!
2ターン目前半終了時点で、インペリアルフィストはかなり攻めモードです。
第四分隊だけは地味にビルに登って高みの見物をしていました笑。
2ターン目後半開始!!
ベインウルフ毒煙放射タンクが奇襲攻撃をしかける!!!!ぬおお、この位置か!!
絶妙すぎる場所に登場したベインウルフ。まさにケミキャノンの格好のえじき!笑
っていうか、この殉教者の壁って罠ですか?笑
刺されたら刺し返せ!とばかりにランスピの後方に出現したのはスカウト・センチネル。
そして正面からはいよいよ鋼鉄のベヒモス、
大本命のエクスキューショナー・タンクが登場です!はやくも両者全軍出撃です!
ルード大佐は泡を吹きながら命令を飛ばしまくってます。熱い男だぜ。
大型目標を排除せよ!!しかもオブジェクト確保中のためスカイファイア可能な
インファントリープラトーンのラスキャノン持ちさん。
狙うは前方に飛来したストームタロン。このニヤけた表情。やるのか!
ズキューン!!!ズガガガッ・・・・・バーン!
やられました〜(笑)。ストームタロン一発撃沈。
な、なんですかね、このストームタロンっていつも一発で死んでる気が(笑)。
さらにルード大佐の命令は続く!次も大型目標を狙います。
狙うは地味ながらも邪魔なドロップポッド。
しかし、こちらは1点の車体ポイントを失ったのみ。
何気に装甲値12が固いですよね、ドロップポッドは。
この屋上にまでルード大佐の怒号は響き渡ります!
大型目標を排除せよ!により狙うはランドスピーダーストーム!
装甲値10、車体ポイントたったの2点。狙われてしまえば一瞬で落ちてしまいます。
スカウトは辛うじて緊急降車に成功。
降車したばかりのスカウトに対し、モータースカッドが狙いを定めていました!! スカウトに嵐のごとく降り注ぐ爆撃!!
結果、3人のスカウトが死亡し、サージェントとブラザー1人のみに!
地獄のケミキャノン発射!!!
解説しよう、このケミキャノンは強酸性の毒ガスであり、これに接触したものは血が煮えたぎり、
肉ははがれ、内蔵も溶け、骨まで消えてなくなってしまうのだ。
それはパワーアーマーを来たスペースマリーンであっても例外ではないッ!!

(貫通ポイント3なんですよね、なんともはや)

・・・って、僕も冷静に解説してる余裕なんて無いんですけどねッ☆
ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!
6人のブラザーが一瞬にして焼失!!まさに殉教者、の壁。罠ですよね、ここ。
見事に決めてくれたベインウルフ。美しすぎる活躍です。
ちなみにタンククルーのスカットは野原さんによる完全スクラッチ品。凄いの一言。
スカット・スナイパーは壁の中で焼け死ぬマリーンに追い討ちをかける! しかし、血肉溢れるこの地獄の通路内ではスナイパーライフルといえどヒットせず!
何気に逃げてないで踏みとどまってるベテラン。手に固く握ったプラズマピストルを
ランドスピーダーに放ち、1車体ポイントを削ります!
さらにスカウト・センチネルがマルチレーザー3連射をランドスピーダータイフーンに放ちます!
攻6を合計9発ですから、実際けっこうな火力ですッ!
さすがにランドスピーダーも撃沈されました。残念ですが、よく頑張ってくれたでしょう! そして、いよいよエクスキューショナータンクの射撃準備が整った模様です。
狙うは・・・我らが魂サンダーファイアキャノン!プラズマ・ブラスト弾3発が飛ぶ!!
バシャーン!頭が割れるかのようなプラズマ発射音が
戦場に響き渡る!
しかし、廃墟要塞化されたこの廃墟のカバーセーブは3+!意地で耐え抜きます。
野原さんは動じず、車体正面のラスキャノンを放ちます!これもダメージロール成功!
大丈夫、
結局は3+セーブさ!
僕もですね〜伊達にマリーンやってないんで、3+セーブは得意なんですよ〜。
な、なに!? しかも、なぜか車体より前方にクルーのテックマリーンが立っていたりしたものですから、
クルーから死亡ッ!!え?え?ま、マジですか?何やってるんですか会長!!
ギャラリー含め一同大爆笑。僕もまじで腹筋が痛くなりました(笑)。
クルーが先に死んじゃったのでキャノン本体も除去されました・・・
ええい!気を取り直して(笑)、白兵戦を開始です!
先の前半ターンから引き続き、白兵戦はここのみです。伝説の男ライサンダーは再び一騎打ちを宣言し、勇敢なるスカットのサージェントがこれを受けました。
ライサンダーはドルンの拳による一撃でサージェントの脳天を粉砕。
残りのターミネーターも3人のガーズメンを倒しました。
ここでコミッサーに睨まれ鋼鉄の意思を振るい立たせるのは、もう一人のサージェント。
しかし、
出目は10!!に、にげろぉぉぉぉ〜〜〜弱気を見せるスカット達!
敵全逃亡は万死に値する!
略式処刑!
出たッ!(笑)
コミッサーが逃げ出しそうになったサージェントを処刑!熱い!熱過ぎる。
死に物狂いで再度、士気テストを試みるインファントリースカッド。
しかし!!再び出た出目は11!!ダメだこりゃ!(笑)
野原さん、美味しすぎます!完全に僕のお株を奪われた気分でした(笑)
ギリギリ、盤面端に留まることが出来たインファントリースカッド。
ターミネーターは重装甲ゆえにせん滅行動が出来ませんので、ここで戦闘終了です。
大荒れの第二ターンがこれにて終了です。
ビークルがバッカンバッカンと壊れ、インファントリーがバタバタと死ぬ様は第二ターン目とは思えない白熱の展開となりました。
実に熱い展開で、まだどちらが優勢とも言えない拮抗した状況です。
しいて言うならば、ライサンダーがウォーロード能力により伝説の戦士となっており、
インファントリースカッドの2人のキャラクターを一騎打ちで葬っている分の2点を僕ことRmanがリードしているといったところでしょうか。
第3ターン目!

インペリアルフィスト側は特に移動らしい移動もなく、すぐに射撃体勢に入りました。
無傷のタクティカルスカッド第四分隊は、地味にいやらしい射撃をしてくる
スナイパースカッドをビル越しに撃ちます!
カバーセーブ3+を持つスナイパーの守りは固くも、一人を撃ち落としました。
この廃墟から撃ち落とされた絵、なかなかリアルでいいですよね?笑
タクティカルスカッドに後退の二文字はない!!
インファントリースカッドに対しフレイマーを放つ!!まさに地獄の壁。
7ダメージも入り、インファントリースカッドは1人を残して全滅!!
フレイマーはガーズメンに対してここまで残酷兵器だったのか。すごい。
移動不能になっていても、タンククルーの必殺兵器ストームボルターがある!!
狙うは逃走中のインファントリースカッド!
最も近い敵、つまりコミッサーにヒット!しかも閣下危ない!も失敗し、
コミッサー無念の死亡。これはラッキーショットでした・・・。
警戒射撃もなんのその、インファントリースカッドにアサルトをしかけるターミネーター!
ライサンダーは移動フェイズ中に合流を解除していました。
彼が向かった先は・・・
インペリアルフィスト戦団の誇るレリック中のレリック「ドルンの拳」による一撃で、
ベインウルフ爆散!!!
ライサンダー、お前ほど頼もしいやつはこの銀河に存在しない!惚れた!
インファントリースカッドを全滅させたターミネーターは敵陣の作戦目標に迫ります。
3ターン目後半開始と同時にエクスキューショナータンクがアサルトターミネーターに向かって前進。
そして、カンパニーコマンドスカッドもアサルトターミネーターに向かって3人が射撃!
ルード大佐はホットショットラスピストル二丁拳銃(ツインリンク・ホットショット・ラスピストル)という熱い武器を持っておりましたが、
タクティカル・ドレッドノートアーマーたるターミネーターの不壊なる装甲を貫くことは出来ません!
先のターンにフレイマーで焼かれたものの、ただ一人だけ生き残り、
踏みとどまった勇猛なるスカット人、彼が放った一発のラスガンが・・・・
アサルトターミネーターを打ち倒したッ!!熱い。
これぞダイスのドラマ。
この勢いに続けとばかりにマルチメルタをターミネーターに撃つサーヴァイター。
しかし、ストームシールドでこれを防ぎきるアサルトターミネーター。
ならば弾数で勝負!とばかりにヘビーボルターの弾幕をターミネーターに浴びせる
ヘビーボルターチーム。
これには鉄壁の防御力を誇るアサルトターミネーターも防ぎきれず、
サージェントが倒れました。
間髪入れずにモーターチームがアサルトターミネーターに猛爆撃!!
ズギャァァァ〜〜〜ン!!ヒット!しかし、この一撃はアーマーでがっちり防ぎました。
生き残ってますよ!まだ何とか!!これぞ我らがドルンの加護。
エクスキューショナープラズマキャノンが狙うのはただ一人。
ダルナス・ライサンダー!!!
パシャーン!!プラズマが炸裂する!
しかしライサンダーが左手にもつストームシールドで2発は弾き、1ダメージに抑えます。
この男、無敵なり。
撃墜されたランドスピーダーで遮蔽を確保しつつ、
廃墟に陣取るタクティカルスカッドを狙撃するベテランズ。
スカウトセンチネルもわずかに移動しつつ、
マルチレーザーをタクティカルスカッドに浴びせます。
マルチレーザーを僕はちょっと甘く見てましたが、3門も撃たれるとかなりキますね!
結果、3人のブラザーが倒れました。
ミサイルランチャー持ちを失ったのは手痛い。
3ターン目終了時点で盤面もかなりスッキリしてきました。
野原さんとしては撃ち漏らしたアサルトターミネーター最後の一人がやっかいな所といった感じでしょうか。僕として非常にラッキーな所なのですが(笑)。
いよいよ終盤戦に入っていくということで、作戦目標の確保を意識した行動を進めていかなければなりません。
第四ターン開始!
ブラザーよ、作戦目標の確保を進めるのだッ!
いやぁ、しかしこのFB用廃墟とインペリアルフィストがまたけっこうよく似合うと思いませんか?自分で言うのも何ですが・・・(笑)。
作戦目標の確保圏内に入ったため、謎の作戦目標をオープン!
って、え?また爆破工作済ですか!?ちくしょうッ!(笑)
やられたらやり返す。今回の戦いはまさに全てがその理論で動いているようです。
センチネル部隊に向かうため、廃墟の1階に降りた第四分隊。
ライサンダーは一人猛然と丘を駆け上がる!!目指すはモーターチーム。 生き残りしタクティカルスカッドが壁に囚われしカンパニーコマンドに迫る!
アサルトターミネーターも接近戦を挑むつもりで、近づきます。 な、なんとライノは緊急修理に成功ッ!!次のターンから移動を再開できます。
タクティカルスカッドがメルタガンとピストル、軍曹のストームボルターを
スカウト・センチネルに撃ちます。
結果、センチネル1機を撃破!アサルトウェポンだけの射撃なので、
次のアサルトフェイズでは残り2機に対しアサルトする気満々。
タクティカルスカッドのフレイマーがここまで光ったことは今まであったでしょうか!?
壁の中で指揮を取り続けてきたカンパニーコマンドスカッドに地獄の業火が降りかかる!!
ほんと、フレイマー地獄ですねぇ、この壁は。一度中にフレイマー持ったマリーンが突っこんできたら、凄まじい恐怖でしょうね〜。
しかし、「痛みを知らぬもの」のルールもあって、倒れた戦士は2人のみ。 続くアサルトフェイズ!!
センチネルにアサルト宣言をしたのはタクティカルスカッド第四分隊。
しかーし!!マルチレーザー6発の警戒射撃により、な、なんと3人のブラザーが死亡!
これは手痛いダメージ。しかし、アサルトすればこちらのものよ!
って、あ、ハイ。アサルトの距離、足りてませんね・・・・(笑)。
くおお!この流れは実に6版らしくて悔しくも面白い。
うぬら帝国軍がなぜ我らの邪魔をするのか、わしには理解できぬ!
  しかしここまでやられた以上、わしはうぬらを叩き潰すことに、もはや一片の躊躇もない!覚悟せよ!

ライサンダーがモーターチームに単身アサルト!!
こちらも単身カンパニーコマンドにアサルトをしかけたアサルトターミネーター!!
う〜む、この殉教者の壁は実に美しいテレインです。色んな意味で今回のゲームの方向性を決めてくれた名脇役ならぬ迷惑役?(笑)。
いや、写真はすごく熱いものが撮れるしビジュアル要素はカンペキなのでやはり最高のテレインですッ!笑
ターミネーターがでかい上にスカットが小さいので、すごく体格差を感じる接近戦の一枚。
野原さんのスカットはキャラクター陣の豪華さがマジで半端無いです。アサルトターミネーターには頑張っていただかないとッ!
頑張ってくれました(笑)。コマンドスカッドの体力を底上げしていたメディックと
オフィサーオブフリートを撲殺。ルード大佐は気合で士気チェックを耐えました。
ライサンダーは1ベースをインスタントデスさせたのみ。こちらの接近戦も継続です。
4ターン目後半スタート。
エクスキューショナータンクがさらに動き、絶好の射撃ポイントを確保。狙うはトループ枠のタクティカルスカッド。凄まじいプレッシャーです。
その後ろに付くのはテックプリースト&サーヴァイター。
このスカッドを狙う余裕は全くといって言い程無かったので、未だに無傷で
毎ターン安定してマルチメルタを撃ってくるという、実に渋い活躍を見せてくれてます。
センチネル部隊はタクティカルスカッドから距離を置きつつ移動しました。
野原さんに残されたトループは何気にこのヘビーボルターチームのみ。
最終ターンに向けて作戦目標確保のため、移動を開始しました。
射撃フェイズ開始です!!
まず火を吹いたのはエクスキューショナープラズマキャノン!!
ババーン!!!2発のプラズマ弾が炸裂する!! カバーセーブを駆使しても、合計8ヒットは防ぎきれず、タクティカルスカッド全滅!!
さすがプラズマ3発はシビれる・・・。
一方、もう一つのプラズマ弾が脇に逸れ、ルード大佐VSターミネーター白兵戦に
プラズマが飛び火しました。炸裂する青い閃光!!
猛爆の後、そこに立っていたのはルード大佐だけだった・・・ッ!!
こういう大事なところをきっちりと決めてくれる野原さんのサービス精神は本物です!笑
センチネルはマルチレーザーで執拗にタクティカルスカッドを打ち続けます。 この生き残りベテランズが実に渋い活躍をしてきます。
プラズマピストルが何気に脅威!
辛うじて1ダメージ被っただけで、耐え忍ぶ第四分隊。
ぐぬぬ、まだだ、まだやらせはせん!
スナイパースカッドが狙いを定めたのは、廃墟に立て篭もり、
作戦目標の確保に動き出したタクティカルスカッド!
しかも、ヒットロールの出目6により精密射撃!狙い撃ちされたのはラスキャノン持ち。
この人は毎ターン、エクスキューショナータンクを撃ち続けて
野原さんにプレッシャーを与えつづけていました。
しかし、セーブは普通に成功して生き残ります・・・
ライサンダーは白兵戦の開始と同時にモータースカッド2ベースを瞬殺。
まじでこの人のパンチ力は半端ないですね・・・頼もしい方です。
戦いは佳境を迎え、いよいよ終盤戦に向けて加速していきます。
我がインペリアルフィストががっちりと作戦目標を確保しているのに対し、
野原さんのスカットは作戦目標を確保できるのが廃墟を駆け下りる最中のヘビーボルターチームのみ。
この逆境を挽回するキーとなるのがやはり最大主力たるエクスキューショナータンクでしょう!
残された時間は短いのです!
お互い最後まで死力を尽くして闘い、この試練を乗り越えねば、世界は再び暗黒に包まれてしまうでしょう!(何の話だ・・・)
第五ターン開始!
ブラザーよ!我らのミッションは敵の撃滅にあらず!パワージェネレーターを確保せよ!
我に続けッ!

と声をあげつつ、サージェントはきっちり後方に下がるのが6版。サージェントやスペシャルウェポン持ちの位置取りって大事ですよね・・・笑
先のターンにモーターチームを粉砕したライサンダーは向き直り、
作戦目標の妨害に向かう。その壁となるのが修理成功したライノ!
タクティカルスカッド第四分隊は怒りのラピッドファイア!!
狙うは生き残りのベテランズ。
何とか打倒できたのはベテラン一人のみ。
肝心のプラズマピストル持ちのサージェントは撃ち漏らしました。
先のターンに緊急修理に成功していたライノ。フラットアウトし、
ライサンダーを守る壁となる!この土壇場でまだ活躍してくれているという奇跡。
一人生き残ったルード大佐は移動を開始します。
移動先はテックプリースト・スカッド。
奇跡的な出目により、作戦目標へと一気に近づいたヘビーボルターチーム。
一気に廃墟を駆け降りることに成功しました。
重火器部隊よ!走れ!躍進せよッ!!
怒声を荒げるルード大佐。
この命令により、ヘビーボルターチームの全力移動はD6mvではなく、3D6をして一番高かった出目分移動できるのです。
このタイミングでは誠に重要な命令ですね!
3D6の結果、さらに作戦目標へと近づいたヘビーボルターチーム。
しかし、ここまでか・・・・。作戦目標の確保はならず。
あのクソ忌々しいライノを落とせぇぇ!!(大型目標を撃滅せよ!!)
ルード大佐が叫ぶや否やマルチメルタが火を吹く!!
ツインリンクとなったマルチメルタが確実にヒットすれば、ライノの装甲など紙も同然。
しかし、ライサンダーを撃たせなかった功績は大きいッ!
エクスキューショナープラズマ弾が狙った方向は・・・・
作戦目標確保に動いたタクティカルスカッド!!
ここに来て3連発クリーンヒット!!うぎゃぁ〜〜〜〜〜〜 作戦目標確保のため、廃墟から出ていた同胞はセーブすることさえ叶わず、
プラズマの閃光の中で焼け死にました・・・。一気に半数のブラザーが死ぬとはッ。
スナイパースカッドは作戦目標の確保に動いていたスカウトに対し、狙撃を行う。 しかし、スカウトは辛うじてこの弾に当たらずに済みました。ここで倒れるわけには!
センチネル部隊は長射程を活かしマルチレーザーを、
作戦確保していたタクティカルスカッドに浴びせる!
この射撃によりさらに2人の尊い命が絶たれ、タクティカルスカッド絶対絶命の危機。
しかし我らこそはドルンの名を背負いし、皇帝陛下の盾。
ここで退くわけにはいかないのだ!!勇気を奮い起こせ!!
グハッ!!
士気テスト失敗!!!あ、あれ?何でこういうことに・・・。
しかも、盤外まで逃走!!
うわぁ〜〜〜10人のタクティカルスカッドがたった1ターンで崩壊するとは・・・!
プラズマはやっぱり怖いよ〜お母ちゃん助けてッ
この時点でどちらも作戦目標を確保していないという状況に・・・。なんと1ターン目前には想像もつかなかったような熱い展開でしたね・・・。
ここでゲームは終了するのかどうか、ランダムゲームエンドのロールは戦いを見守ってくれていた狂道化さんにお願いしました。出目3以上でゲーム継続です。
出目は・・・・・・5!!ゲーム継続ですッ!ありがとうございますッ!
まだ、勝負はついていなかった。まだ両軍それぞれに希望は残されていたようです!!!
第六ターン開始!
当初の作戦でパワージェネレーターの確保を聖務としていた第五分隊が居なくなったとは
どういうことだ・・・!?しかし迷っている暇は無いっ。我らが確保に向かう!
先のターンに撃たれずに済んだライサンダーは
スカットのパワージェネレーターの確保妨害を狙って移動を終えます。
スカウトは廃墟に隠れつつ、作戦目標に近づきます。 野原さんの後半ターン開始と同時にヘビーボルターチームが全力前進!
作戦目標確保圏内に到達!
プラズマ・ブラスト×3発が狙うはただ一人のみ。
死ねぇぇぇぇぃぃぃぃぃぃぃ!!ライサンダーァァァ!!!
(注:野原さんはこのような下品な台詞を決して口にはされておりません笑)
バッシャーン!!!ドンピシャヒット!!
しかし、ライサンダーはストームシールドで全てのプラズマ弾を弾き返す!!
この銀河でこの男ほど硬いやつを見たことは無いッ!
センチネル部隊は作戦目標を確保している唯一のスカウトを狙う!
リアル射線システムの面白いところで、このギリギリ感が熱い!
しかし、これを何とか耐え切ったスカウト。
最後の最後にドルンの末裔たる意地を見せてくれました。

これにて第六ターンも終了し、ランダムでゲームが終了するかどうかのロールを僕が振りました。
ここで終わってくれれば、インペリアルフィストが辛うじて確保できている状況です。
しかし、出目は6!!ゲーム継続です!よもや最終ターンまでもつれ込むとはッ!
第七ターン(最終ターン)開始!
第四分隊もここでついに作戦目標を確保。
ようし、これでここの作戦目標確保は磐石だッ!!
一方、スカット陣地奥深くではライサンダー最後の猛攻が始まった。
壊れたライノを乗り越え彼が眼下に見下ろすは最後のトループ・ヘビーボルターチーム。
天誅!!
ライサンダーの怒りがここで爆発する!!
彼の怒りに触れて生き延びられる者はこの銀河に存在しないッ!(一般兵に対してはやけに強気)
ヘビーボルターチーム2ベースを粉砕。
あまりの勢いに生き残ったチームも逃走!これで野原さんのトループ枠は全滅となりました。

しかし、この直後、ライサンダーの預かり知らぬところで悲劇がッ!!
何だ、この装置は・・・ピッピッピーッ!
ドガァァァァーン!!!
作戦目標に仕組まれていた爆破装置がこの最悪のタイミングで爆発!!
いや、むしろ最高のタイミングでしょうか、エンターテイメント的にはッ!!(笑)。いやもうほんと笑うしか・・・。
何でウォーハンマーってこんなにドラマチックなんでしょうねぇ〜?も〜、困ったなぁ・・・
しかも逃げるとか!!
ブラザーが一人倒れた第四分隊がまさかの士気チェック失敗!!
うわー、作戦目標を確保しているのはたった一人のスカウトのみ。
(スカウトも爆発で一人死亡しました)、あれれれ、これはヤバイんでは?
最後のターン、後半戦。野原さんはライサンダーを破ることに全力を傾けます!!
うぬぅ、さすがドルンの末裔たるインペリアルフィスト、やはり彼らを押し留めるのは容易ではなかったか・・・。
諸君、この作戦は今終局を迎えた。しかし最後に、彼に対し我らの意地を見せてやろうではないかッ!

ライサンダーにマルチメルタを放つサーヴァイター!!
うおおおおおおおお!!!
ライサンダーのストームシールドはもはや亀裂が走り粉砕寸前なれど、この猛火力を何とか耐える!!
ワシは例え最後の一人となろうとも、このプロパダスUを守り抜くつもりだ!!スカット達よ、ワシの覚悟を見よ!
しかし、容赦無く降り注ぐプラズマの嵐!!
ここに来て彼のストームシールドがついに砕け散り、
そして・・・・ッ!!
あぁぁぁーーーーーーッ!!
ライサンダーついに倒れる!!猛爆の中で彼は消息不明となったッ!!!
このスカット・スナイパーチームにはこの戦い始まって以来の最大の仕事が待っていた。
それが唯一人生き残り作戦目標を確保しているスカウトの抹殺。
この射撃がこのゲームの勝敗を分ける!!!!
奇跡!!
スカウトはスナイパーの正確な射撃をそのスカウトアーマーで耐え切り、
生き残って作戦目標をギリギリで確保ッ!!!
最終ターンまでもつれ込んだ戦いもこれにて終了です。
お互い死力を尽くして戦い抜いた結果、盤面に残る生存者は極わずか。インペリアルフィスト陣営はたった一人のスカウトサージェントのみです!!
しかし、彼は作戦目標を死守しましたッ!!
ここで双方の獲得ポイントを確認しました。
インペリアルフィスト(Rman) スカットIG(野原さん)
メイン目標確保
敵司令官撃破
先制打撃
敵戦線突破
伝説の戦士 無し
合計

というわけで、この激戦を制したのは僕ことRmanです!

しかし、お互い一歩も譲らない凄まじい激戦だったと思います。あの最後の射撃でスカウトが全滅していたら、全軍全滅で即スカットIGの勝利となっていたことでしょう!
あるいは、僕が最初のウォーロード能力で「伝説の戦士」を引いていなければ・・・・ゲームの結果はまったく違ったものとなったことでしょう!

本当に最後まで気を抜けない非常に面白いゲームでした!野原さん、対戦してくださって本当にありがとうございました!!

エピローグ by 卵帝

「キャプテン、敵の大多数は無力化しましたが、我が選抜部隊の損耗は大きく、このままでは作戦の継続が困難であります。」

後方に司令部として展開していたランドレイダー・プロメテウスのハッチをライサンダーが開けるや否や、分析官が冷静に状況を告げた。

プラズマの猛爆風に巻き込まれて消息不明となっていた彼は、ボロボロになったターミネーターアーマーを脱ぎ捨て、全裸で帰還したのである。



このイラストは広島会の皆さんに強要されてやむを得ず描いたものであり、僕の趣味ではありません笑
しかし、それはもはや恒例であるので、分析官を含め周囲の同胞達は、特別驚いた様子を見せなかった。

「我が聖凱の回収と修理を急がせよ!なんだこれは!?」

いつもの怒声で矢継ぎ早に指示を飛ばしながら、ライサンダーはイノラム連隊から送信されてきた文書に目を通す。

発 帝国防衛軍イノラム連隊 連隊長 オルドルド・ルード大佐
宛 インペリアルフィスト戦団 第一中隊長 ダルナス・ライサンダー殿


それがしの総軍は、総司令部よりいかなる犠牲を払っても貴官らの無謀な独断専攻を止めるよう指令を受け、作戦行動を行ったものである。
言わずもがな、貴官らは帝国に並ぶもののなき英雄なれど、同時に無謀な作戦に投入されて浪費されるべき戦力ではない。
現在帝国軍は、惑星規模での反攻作戦を立案中であり、貴官らは、その作戦にこそ投入されるべき切り札である。
それがし個人は、貴官の勇猛なる行動に敬意を表すが、イノラムの民もかの異種族を前に玉砕を断念し、
こうして生き恥を晒しながら故郷の奪還を宿願とするもの也。

時として、退く勇気は玉砕する勇気より尊いと考えるが故に、それがしは貴官らの足留めに参上したのである。

願わくば、今後の反攻作戦で共に轡を並べて戦わん。

文書を読み終わるや否や、ライサンダーは怒りの咆哮を上げ、紙を破り捨てた。

「連中に返信せよ!貴様等が故郷の奪還へ往くとき、必ず我等も加勢に参じるとな!」


「インペリアルフィストは、思い留まってくれましたか。
 壊滅の憂き目に逢ったとはいえ怒れるスペースマリーンを押し留めるとは、ルード大佐の手腕は素晴らしいですな!」

軌道上の総司令部、将校の傍に立つ作戦参謀が安堵したように歓声を上げた。

「ホッホ。儂はかつて連中と轡を並べた事があるんじゃがの、奴ばらには会話が通じん故、幾度も周囲と衝突を繰り返しておったわ。
 ルード大佐には迷惑をかけたが、迷惑ついでにもうひと働きしてもらわねばならん。」

「と、申されますと?」

「なに、反攻作戦の急先鋒、セパルトゥラから侵攻してくる渾沌の軍勢の足留め。即ち、インぺリアルフィストがしようとしていた作戦をそのまま実行してもらうのよ。
 考えてもみよ?我らが帝国にとってスペースマリーンの浪費は許されることではないが、忠実な防衛軍兵士の命はその限りではないであろう?」

ゲームを終えて

野原さんのスカットIGとの再戦を夢見続けてきた3年。
その夢がついに実現し、これほどまでに噛合った熱いバトルを展開できたことが本当に嬉しく、楽しかった1日でした。
このバトルの実現は野原さんが大阪から廣島ミニチュアゲームの会まで遊びに来てくださったからこそ実現できたものですから、
改めて感謝いたします。遠いところから、本当にありがとうございました。ぜひ、また機会を見つけて対戦していただけたら幸いです!!!


最後に、生き残ったルード大佐の写真を掲載しつつ、このバトルレポートを終了したいと思います。

ゲームを観戦してダイスロールを応援してくださったAMONさんを始め廣島会の皆さんにも感謝です!
AMONさんもこの度は遠いところから遊びにきてくださってありがとうございました!ウォーハンマーの面白さが少しでも伝わったのなら幸いです。
そして、このバトルレポートを読んでくださった皆さん、最後までお付き合いありがとうございました!

実はこのバトル、後日談として第二戦に続きます。続きもお楽しみにー!!!

第二回戦に続く


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