Written by Rman


対戦日 平成24年4月1日(日曜日)
対戦場所 RoR防府支部(山口県のRman宅)
対戦者 ダニエルさん(ケイオスマリーン)、鉄さん(スペースマリーン)
ゾーンモータリスって何ぞや
ゾーン・モータリスとはフォージワールドから発売された専用のテレイン・システムを使って遊ぶ40kのエキスパンションゲームです。
専用テレインに関する詳しい内容が知りたい方はこちらの記事をぜひ見てください>ゾーン・モータリス制作記

ゾーン・モータリスについて平たく解説しますと、通常の屋外でのバトルではなく、要塞などの施設内や宇宙船の内部など、屋内での戦いを再現するためのもので、
2012年4月現在、試験ルールがフォージワールドのウェブサイトからダウンロードできます。
正式ルールは次のインペリアルアーマー本に掲載されるか、専用のエキスパンション本が発表されるようなのですが、
とりあえず、試験ルールとはいっても、ページ数は11ページもあって割りにかっちりと作ってあります。
こちらのページからルールはダウンロードできます。フォージワールドのページ

ゾーン・モータリスのダンジョンをいち早く作ってしまった僕としては、この専用ルールでぜひにも遊んでみたいと思ってましたので、
ダニエルさんとのマンツーマンのアポカリプスを遊んだ翌日、ゾーン・モータリスの40Kダンジョンを準備し、
「このJAPANでゾーン・モータリスを遊べる環境ってひょっとして現時点(2012年4月)では我が家だけなんじゃない?これは貴重な機会ですよ!」とか言いながら(笑)
バトルを楽しむことにしました。

まずは前日のアポカリプスでゲームマスターに徹してくれた鉄さんのクリムゾンフィストとダニエルさんのナイトローズの対戦です。
もちろん、お互いゾーンモータリス初体験です!
特殊ルールの簡単な紹介
ここでゾーンモータリスならではの追加ルールを簡単に紹介します。

編成について
・スコアリング・ユニット(目標を確保できるユニット)は通常のトループ枠に加えてエリート枠のユニットも可能。
・1ユニットの最大人数は10人まで
・専用トランスポーターを選択できない
・ウォーカーを除くビークルは4インチより幅が広いものについては入れられない
・モンストラス・クリーチャーは60ミリのラウンドベース以上のサイズのものは入れられない。

リアクション・ファイア
・アサルトを受けたユニットはイニシアチブ・テストに成功すればアサルトを受ける前に持っている射撃武器をアサルトしてくる相手に対して使用できる。
その際、BS値は−1すること。ヘビーウェポンは無慈悲なる猛攻を持っている場合のみ撃てる。

コールド・ヴォイド
・ストレングス4以上の攻撃はレンディングの効果を持つ。2+セーブを持つ相手に対してはこの効果は発揮されない。(2+は偉大なり!)
・元々レンディングを持っている武器の場合、6のみから5+に強化される。
・ブラストの射撃はピニング効果が追加される。

ファイアストーム・シャープネル
・プラストマーカーやフレイムテンプレートを使う射撃は失敗したダメージロールを振りなおせる。(狭い場所での爆発は威力が増すのです!)

ナウウェアトゥーハイド
・ブレイクしたユニットがフォールバックする際、敵から離れるように移動し、一番近いふさがれていない出口にむかうこと。
 もしもその時、敵に囲まれており、物理的に逃げられない時は全滅する。
・フォールバック移動するユニットが味方のユニットを通り抜けた場合、そのユニットもモラルテストに成功しなければフォールバックしてしまう。

ドアについて
・ドアはアーマー値13を持つ。グランシング・ヒットかペネトレート・ヒットを与えれば即破壊される。

ハウスルール
遊ぶターン数は5ターン以降はランダムというのが通常ルールでゾーンモータリスにも適用されていますが、
今回は10ターンまで遊ぶことにしています。(5ターンだとあっさり終わりすぎるので)

アーミー紹介
今回は4フィート×4フィートの戦場ですので、ルールでも推奨されている1,000ポイントで編成しています。
ケイオスチャンピオン・アガレスの迎撃隊
非常にバランスがよく、それでいてかなりデッドリーな編成です。
ケイオスターミネーターとメルタガン持ちのチョーズンスカッドはこの狭い空間では恐るべき破壊力を遺憾なく発揮してくれることでしょう。
オブリタレイターも応用力が高そうです。
ドレッドノートがツインリンク・ヘビーボルター装備というのが渋い!ゾーンモータリスらしくて良いですね〜。
ケイオスチャンピオンのアガレス。見た目は渋いですが、スペックはケイオスロードなので侮ることはできません。
クリムゾンフィスト・タスクフォース「ライトニング・プラズマ」
タクティカルマリーンを愛する鉄さんらしさの出た編成です。
ゾーンモータリスでの編成ならではというべき強化したサージェントとコンバットスカッドの組み合わせが熱いですね。
ターミネーターと2体のドレッドノートもゾーンモータリスの中ではかなりタフな活躍をしてくれそうです!
このタスクフォースを率いるのはキャプテン・カルロス。鉄さんの新作です。アクションポーズが決まってて非常にカッコイイですね〜。
どんな活躍を見せてくれるでしょうか。期待しましょう!

ストーリー
アバドン卿率いるナイトローズはインペリアルフィストもろとも惑星タルスVを壊滅させ、アバドンのブラック・クルセイドはいよいよ佳境を迎えていた。
一方、ナイトローズはインペリアルフィストの重要人物であるダルナス・ライサンダーを捕らえることに成功しており、アイオブテラーへと一時帰還するべくタルスVを離れた。
ライサンダーを生きたままアイオブテラーに連れてくるよう混沌の神が望んだためである。混沌の神々がライサンダーをなぜ欲したのか、その理由は想像を絶する恐ろしいものであろう。

ナイトローズと囚われのライサンダーを乗せたハデス級重巡洋艦がアイオブテラーへ帰還するため暗い銀河への航行を始めた時、タルスVの惑星軌道上に留まっていた紺色のバトルバージから強行突入魚雷が出撃した。
タルスVの地表へ投入されたインペリアルフィストは確かに壊滅してしまったが共同作戦にあたっていたクリムゾンフィスト・チャプターは他でもない兄弟たるインペリアルフィストの英雄ライサンダーを救出するべく勇猛なるクリムゾンフィストの戦士を魚雷に搭載しヘビークルーザーに突撃をしかけたのである!

この突然の強襲に虚を突かれたクルーザーの司令官アガレスはただちに命知らずの侵入者を排除するべく迎撃部隊を編成した。

しかし、アガレスはまだ気付いていなかった。このクリムゾンフィストの突撃がインペリアルフィストの残存部隊との共同作戦であることを。
クリムゾンフィストが突撃した船尾部にアガレスが急行していたその時、ライサンダーを捕らえている中央セクションには艦橋部から突撃を果したインペリアルフィストのブラザーが侵入に成功していたのだった。そう、クリムゾンフィストは囮だったのである!

アガレス率いるナイトローズの選抜部隊とクリムゾンフィストの囮部隊はほどなく交戦状態に入った!

ボードセッティング
というわけで、今回のゾーンモータリスはケイオス艦の内部を表すものということになりました。
割に汎用的なデザインなので、どういうシチュエーションにも合わせられるのは良いですね〜、ゾーンモータリス。

ダニエルさんと鉄さん、僕の3人でボードを組み合わせて以下のマップが完成しました。この迷宮を組み立てる工程がまた面白いです!
「こっから行くと、あそこで詰まるし、こっちはガラ空きだなぁ、いや、あっちが塞がってるよ、どうしよう?」ってな感じでなかなか決まらなくて、大いに盛り上がりました。
こうしてゾーン・モータリスを展開して、いよいよ遊ぶぞ〜という段になると、これを塗りきった僕も非常に感慨深いものがありましたね〜。

このラビリンスを組みあげる際に注意したのはドレッドノートがそれなりに動けるよう、大動脈として十字路を中心に据えたことです。
それから、扉を配置していきました。
扉は双方のプレイヤーがコントロールしているのを3つずつ、どちらのプレイヤーもコントロールしていないものを僕が3つの合計9個設置しました。
ちなみに扉の横にダイスを置いて、誰がコントロールしている扉か分かるようにしています。
自軍がコントロールしている扉は開けると宣言するだけで開きますが、敵がコントロールしている扉と他の扉の計6枚は破壊せねば通り抜けることはできないのです。
ちなみに扉は正規品が間に合わなかったので、
スペースハルクから代用品を準備しました。厚紙製です。
これが案外しっくりハマって感心しました。
あれ?これがあればあのクソ高い純正扉を買わなくてもいいんじゃない?
みたいな(笑)。とはいえ、やはり純正品もコレクションとしては欲しいので、
数が足りない時にはこれも使えるよって感じに思っておきましょうかね。

初期配置
ミッションは「ゾーンモータリス・アサルトミッション」を選択。配置方法がテーブルを4つに分割し、対角になるように配置するスピアヘッドと同じもので、
ミッションの内容はランダムで決定されます。ダイスを振って出たのは「サーチ&デストロイ」。
シンプルに見つけて殺せ!ということでキルポイントを多く取った方が勝ちとなります。
ちなみにアーミーのキルポイント数ではダニエルさん7点、鉄さん8点ということで、良い感じに並んでます。
ロールオフに勝利したダニエルさんから配置を始めました。
ちなみに、このゾーンモータリスのミッションルールとして、戦力をユニット単位ごとに数えて半分に分け、
半分は初期配置し、残りの半分を予備戦力にしなければならないとなっています。
ダニエルさんはドレッドノートとオブリタレイター、ケイオススポーンを初期配置のグループにしました。
動きがランダムなケイオススポーンや動きが遅いオブリンを
初期配置しておくのは賢い選択ですね。
ケイオスドレッドノートがどんな活躍を見せてくれるでしょうか。
一方の鉄さんの初期配置エリアはダニエルさんの対角にあたる2フィート×2フィート部分。
初期配置するのは豪勢に2台のドレッドノートとキャプテン・カルロスとコンバットスカッド。
どちらのドレッドノートも必殺のマルチメルタと
ドレッドノートクローズコンバットウェポンを装備した標準型です。
ドレッドノートの背後に待機するカルロスと5人のマリーン。

1ターン目
1ターン目は増援戦力もないため、ケイオスドレッドノートは侵入者を探すべく前進するのみ・・・。射撃フェイズには全力移動も。
オブリタレイターは戦術的微速移動。結果は1インチ移動(笑)。
もちろん、全力移動もしました。
スポーンは迂回してクリムゾンフィストを後方から強襲する作戦のようです。
クリムゾンフィスト強襲部隊は正面の扉まで全力で移動! ドレッドノートの重量級パンチでドア(装甲値13)はあっさり破壊されました!
我らの目的は敵の陽動にある。だが、決して死に急いではならん!!ライサンダー殿を救出し、我らは生きて脱出する!
勇敢なるクリムゾンフィストのブラザーよ、私に続け!!

疾走するキャプテン・カルロス。カッコイイ絵です。

2ターン目
早くも予備戦力のケイオスターミネーターが登場・・・。 主力部隊の司令官アガレス率いるケイオスマリーンスカッドも登場。
こうして見ると、やはり広大な迷宮です。
画面端から登場の予備戦力である2つのスカッドが戦闘に参加するまでにしばらく時間が必要となるでしょう。
オブリタレイターもスローリーに移動・・・。 ケイオスドレッドノートはドアの前で待機。
あえて破壊せずクリムゾンフィストの様子を伺うようです。
オブリタレイターは後ろをむいて、スポーンの前に立ちはだかるドアにラスキャノンを放つも、ミス!
スポーンはふんずまり状態です。
2ターン目後半、予備戦力のコンバットスカッドが登場! キャプテン率いるコンバットスカッドはオブリタレイターに肉迫する!
ドレッドノートはオブリタレイターに必殺のマルチメルタを放つも、なんとミス!
後方のドレッドノートは正面のラージゲート(背後にはケイオスドレッドノートがいます)にマルチメルタを放つも貫けず!

オブリタレイターに対して、ピストルで牽制しつつアサルト宣言したのはキャプテン・カルロス率いるコンバットスカッド!
オブリンは「リアクション・ファイア」を宣言!!BSがマイナス1されるものの、
キャプテンとコンバットスカッドにツインリンクプラズマガンを発射!!
4発のダメージが入るものの、3つを奇跡的にカバーセーブでしのぎました。
しかし、リアクションファイアは恐ろしいものがありますね。
我らの勇気と力を今こそ見せるのだ!
キャプテン・カルロスのレリックブレイドが鈍重なオブリタレイターに振り下ろされる!
カルロスのレリックブレイドはオブリタレイターを一刀両断!サージェントのパワーフィストもオブリタレイターに1ダメージ与えることに成功しました。
しかし、2名の貴重なる戦力を失ってしまったクリムゾンフィスト。
この戦闘はオブリタレイターの負けですが、オブリタレイターはフィアーレスなため、追加で1ダメージ食らって接近戦継続です。

3ターン目
メルタガンを満載したチョーズン・ユニットも予備戦力からいよいよ登場。 ケイオスマリーンは慎重かつ確実にクリムゾンフィストに迫ります。
ここでスポーンがユーターンし、オブリタレイターに加勢するべく走りだす! ケイオスターミネーターも確実に歩を進めます。
そして、アサルトフェイズ!ケイオススポーンがカルロスに襲いかかる!!
う〜ん、ゾーンモータリスとケイオススポーンの組み合わせはホラー映画っぽくて、たまらん雰囲気ありますねぇ〜
ついついニヤニヤしてしまう僕(Rman)です。
かかってこい化け物!我らはこんなところで倒れるつもりなど毛頭ない!
カルロスのレリックブレイドはオブリタレイターを再び真っ二つに切り裂きました!!しかし、ケイオススポーンの攻撃は何と2匹で合計9回!!
しかもスペシャルルール「コールド・ヴォイド」の効果により、スポーンの攻撃はレンディングがついており、恐怖のダメージロールで6が4つも!!
結果、コンバットスカッド全滅!!

お前達の死は決して無駄にしない!!
私はまだ倒れるわけにはいかない!私は私の為すべきことをやり遂げてみせる!
戦闘継続です!
鉄さんの後半スタートするも何とリザーブは登場せず!
ターミネーターとコンバットスカッドの増援がはやく欲しいところです!!
画面右のドレッドノートが扉に向かってマルチメルタを放ちます!! ドアは一発で粉砕されました。
キャプテン殿、助太刀いたすぞ!
ドレッドノートがキャプテンVSスポーンの接近戦に参戦!これはカルロスにとっても非常に心強い展開!
そして!
カルロスの強烈な一撃に加え、岩をも砕くドレッドノートのパワーフィストはスポーンを見事に肉塊に変えました!
この接近戦はクリムゾンフィストの勝利です!
一方、こちらではドレッドノートVSケイオスドレッドノートのデッドリーアサルトが始まりました!!
攻撃のタイミングは同時です!!
赤きパワーフィストが唸り、巨大なチェーンフィストが死のメロディーを奏でる!!
結果、鉄さんのドレッドノートはケイオスドレッドノートを辛うじて討ちとりました。
しかし受けたダメージも移動不能&両手破壊というまさにギリギリ、満身創痍な状態です。

4ターン目
ターミネーターは静かに歩をすすめるのみ・・・。どうやら正面突破ではなく、迂回しクリムゾンフィストを背後から奇襲する作戦のようです。
大通路になだれこむ司令官アガレス率いるケイオスマリーンとチョーズンスカッド。
さらに全力移動しつつ侵入者を蜂の巣にするべくベストポジションにつきます。
4ターン後半、やっと登場したのはエリートのターミネーター!! そしてコンバットスカッドがもう1スカッド登場!!
ドレッドノート&キャプテンは突撃するかと思いきや、一歩下がりました。
死に急ぐことなかれ!というクリムゾンフィストらしい選択。
目の前に迫ったケイオスマリーンにマルチメルタを放つもミス!
キャプテンは奇襲をしかけるべく、全力移動で壁の後ろに身を潜めます。 迂回しながら慎重に歩を進めるコンバットスカッド。

5ターン目
ケイオスターミネーターはドアの前まで進み、ドアに全力射撃!!
ドガ−ン!さすがにドアは破壊されました。ターミネーターの不気味な進軍は続きます。
ケイオスマリーン達も敵との距離を保ち続けます。不気味な緊張感が漂う中心部です。
最後の分隊がやっと登場!!ここまで出ないってのも辛かったですね〜。 ドレッドノートはチョーズンのメルタガンを警戒し、さらにバック。
この慎重さも、現在のクリムゾンフィストにとっては必要なことなのでしょう。
ターミネーターはことさらこのゾーン・モータリスにはよく似合います。
ターミネータースカッドとコンバットスカッドは共に迂回路を進みながら破壊工作を続けます。
2つのコンバットスカッドは戦場の中心にむかって前進あるのみ!ゲームはサクサク進みます!

6ターン目
アガレス率いるケイオスマリーンはにらみ合いを止め、迂回を始めました。
サイドアタックをしかけるつもりでしょうか!?
ケイオスターミネーターも進軍あるのみ。どうやらクリムゾンフィストのターミネーターを血祭りにあげる方針のようです。
チョーズンは物影から壁越しに体をわずかに覗かせているキャプテン・カルロスにメルタガンを放ちます!!
皇帝陛下よ我を守りたまえ!!!
アイアンヘイローによるインバルセーブで超高熱のメルタを弾き返したキャプテン・カルロス!
迫り来るケイオスターミネーターを迎え撃つためにベストポジションを探るターミネーターとコンバットスカッド。
私の紅き拳にドルンの力が宿る!インペリアルフィストの同胞達の無念、今こそ晴らしてみせようぞ!!
ナイトローズよ覚悟!!

勢いよく飛び出したキャプテン・カルロス!!チョーズンマリーンに単身突撃です!
フシュルゥフワァァァ!!飛んで火にいる夏の虫とは貴様のことよ!!メルタを浴びて焼け死ぬがよい!
容赦なくリアクションファイアを宣言し、メルタガン放つチョーズンマリーン。
このリアクションファイアがやはり怖いですね、ゾーンモータリスは。
特にメルタガンを持ったチョーズンマリーンはこのルールとの相性は抜群です。
とはいえ、ここはさすがにガッチリとセーブしてアサルトしてくれるでしょう!鉄さん!!
うわぁぁぁ〜〜〜
1発だけダメージまで通ったメルタガンをアイアンヘイローでセーブし損ねて、キャプテン・カルロスまさかのインスタントデス!!
うわ〜こりゃ、何ともサマにならない展開・・・実にゾーンモータリスらしい展開とも言えるのでしょうか(笑)。
キャプテンは非業の死を遂げようとも、クリムゾンフィストのブラザーの闘志が衰えることはありません!
遅れてきたコンバットスカッドも確実に主戦場へと集結しつつあります。

7ターン目
ケイオスマリーンスカッドがいよいよクリムゾンフィストの側面を捉えました! チョーズンマリーンはメルタガンを携え、ドレッドノートに迫る!
ケイオスターミネーターも狭い通路の外から、部屋の内部を伺います。ここであえて待つというのが実に憎らしい動き方です。
いよいよ嵐の予感。
ヘヴィーフレイマー&コンビボルターを一斉掃射したケイオスターミネーター!
クリムゾンフィストのマリーン2名が倒れました。そして!
まさかのモラルチェック失敗!!
思いっきり退散してしまったコンバットスカッド。これは辛い。
我らに焼き尽くせぬものなど、この銀河には存在せぬのだぁ!棺桶の中で焼け死ねぇぇ!!
メルタガンをドレッドノートに放つチョーズンスカッド。
ドガァァァァンン!!
爆発したドレッドノート。
爆発が起こった部分は通常通りクレーターになり、通行しにくい地形となるのですが、適切なクレーターがなかったので、
ドアと同じくスペースハルクからそれっぽいカウンターを持ってきました。今後このドレッド爆破跡地は移動しにくい地形になります。
ケイオスマリーンも破壊され横たわるケイオスドレッドノートを踏み台にして、クリムゾンフィストのドレッドノートに迫ります。
このドレッドノートは移動も不能になっているのがホントに辛いところ!
ドレッドノートの仇を討つべく、ボリス軍曹が拳を高らかに挙げる! ターミネーターがケイオスターミネーターに対し突撃体勢に入る!
先ほど思いがけずパニクってしまったものの、戦線復帰すべくひた走る! ターミネーターはまさに無慈悲なる猛攻とでも言うべき、全力射撃!
ケイオスターミネーターは全ての射撃をその不浄なるアーマーで弾き返す!
ボリス軍曹(手前のコンバットスカッド)がチョーズンマリーンにアサルト宣言!!
しかし、移動しにくい地形を飛び越えての突撃のため、ダイスロール!結果で出目3でアサルト届かず!!
これは厳しい展開!
クリムゾンフィスト・ターミネーターVSナイトローズ・ケイオスターミネーターの激突!
ついに合い見えた両軍の主力!熱い接近戦が始まりました。
この決戦、通常であれば先にパワーウェポンで殴れるケイオスターミネーターの方が圧倒的に有利なのですが、
CFサージェントの気合の一閃で、ターミネーターを一刀両断!
結果、お互い2人の死傷者を出し、互角の展開!
狭い通路での戦いがクリムゾンフィストにとって有利となるか、不利となるか、結論は次ターンに持ち越しです!

8ターン目
さきほどアサルトを免れたチョーズンマリーンはボリス・スカッドの側面へ移動。この狡猾さ、実にナイトローズらしい動きです。
そして、司令官アガレスもケイオスマリーンスカッドから単身離脱。
ケイオスマリーンとチョーズンマリーンの射撃の嵐の前になすすべもなく全滅を喫したボリス軍曹率いるコンバットスカッド。
さすがに、レンディング付きボルターのラピッドファイアは伊達じゃありません。ゾーンモータリスのデッドリーさがよく出た場面でした。
司令官アガレスはダルマになっているドレッドノートにメルタボムをしかけます!
上半身を激しく動かし抵抗するドレッドノート、しかし!!
ドバァァァァーーーン!!
メルタボムはドレッドノートの重厚なボディーを見事に粉砕!!
ターミネーターVSケイオスターミネーター!!
サージェントのパワーソードは不浄なる鎧を断ち切り、ケイオスのライトニングクロウが聖なる鎧を切り刻む!!
まさに死闘。
そして、サージェントは倒れ、彼の仇を討つべく紅い拳が唸りを上げる!
結果、何とまたも2対2の引き分け。戦闘は継続です!!
我らは決して諦めない!ブラザーよ、クリムゾンフィストの生き様を裏切り者に見せてやるのだ!!!
クリムゾンフィスト、命をかけたアサルト!しかも、ケイオスロードとチョーズンへの同時アサルトです!
しかーし!ここでも、リアクションファイアによりタクティカルマリーンが死亡!コンバットスカッドで1人の死は大きい!
我らの戦艦にノコノコと乗り込んできた己らの無策を後悔するのだな!
司令官アガレスの先制攻撃で次々と倒れるクリムゾンフィストのブラザーたち。
サージェント・エファスのチェーンソードとチョーズンのパワーソードがぶつかり合う!!激しく飛び散る火花!
しかし、次の瞬間、チョーズンのパワーソードがエファスの首を捉える!!
玉砕!!
まさにこれぞドルンの美学よ!!と褒めたくなるほどの熱い(?)展開(笑)。
ターミネーター同士の戦いも、いよいよクライマックス!
先制攻撃が出来る両手ライトニングクロウのケイオスターミネーターが圧倒的に有利です!
皇帝陛下の加護がなければ、反撃する間もないでしょう!
案の定、クリムゾンフィスト・ターミネーター憤死。

9ターン目
もう終わりだ・・・・絶望し懺悔せよ!しかし、貴様らに赦しなど無いぞ!
混沌の神々は貴様達の血と肉を欲していらっしゃるのだからな!
ターミネーターを打ち破ったケイオスターミネーターの最後の一人は勢いのまま軍曹フォルカス率いるコンバットスカッドにアサルト!!
司令官アガレス「フハハッハ!!兄弟よ!我らの船に奇襲などと蛮勇もいいところだったな!」
クリムゾンフィストのブラザー「我らはここで生き絶えようとも、目的は達せられた・・・・今ごろライサンダー殿はすでに脱出・・・うッ」
アガレス「な、どういうことだ!!貴様!ま、まさか囮だったというのか!?」
恐怖のライトニングクロウで次々と葬りさられるブラザー達。
ドルンよ私の拳にあなたのお力を!!!高らかに叫ぶサージェント!

うおおおおおお!!魂の一撃、受けてみよ!!!
サージェントのパワーフィストは見事、ケイオスターミネーターを討ち取りました!
最後に一矢報いた鉄さん。カッコイイですね。
規定の10ターンはまだですが、ゲームとしてはもうすることもないので、ここで鉄さんが投了しました。

よって、このゲームを制したのはナイトローズを駆るダニエルさんです!


エピローグ
クリムゾンフィストのスペースマリーンにトドメを刺した時、機関部の方向から大きな爆発音が聞こえた。
その瞬間、この船を司るケイオスチャンピオン・アガレスは自らが敵の術中にはまっていたことに、ようやく気が付いたのだった。

おのれぇぇぇぇ!!!帝国の犬どもめぇぇ!!!

怒りに燃え、ライサンダーを収容している中心部にむかって走るアガレス。

絶対にライサンダーを渡すわけにはいかん!
混沌の神々の怒りに触れれば、我らとて只ではすまんぞぉぉおおおおお!!!


この作戦でクリムゾンフィストの尊い血が流された。しかし、クリムゾンフィストのブラザーに後悔の2文字は無いはずだ。
ドルンの末裔たる彼らの犠牲の上にこそ、帝国の勝利はあるのだから。

ゲームを終えて
いやぁ、お二人とも白熱しましたね。
普通の1000Pというと少しボリューム不足なこともあって、物足りなさを感じるものですが、
このゾーンモータリスの1000Pはまさに「ちょうどいい」って感じで、適度にスピーディーでテキパキと進みましたし、
それでいて、どのルートを進むかなど、いつものゲームとまったく違った思考があったりで、非常に面白そうでした。
お二人も大満足されていたように感じます。

それに、ゾーンモータリスのタイル、やっぱり雰囲気は抜群に良かったですね。自分で言うかって感じですが(笑)。
この後のゲームで僕も存分に楽しみましたよ!

2戦目「インペリアルフィストVSナイトローズ」に進む   

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