Ork Boyz  by Yukiyouzai
有機溶剤さんのコメン
現在の40k(第5版)スタートセット「ブラックリーチ強襲」に付属のミニチュアです。
これを皮切りに40kでのオークの本格的なリリースが始まり、それをきっかけにアーミーとして製作を始めました。
 
「オークを作る」すなわち「物量を作る」なので、出来上がる前に心が折れないように、「とにかく完成させること」を重視(笑)して、
いつものやり方よりかなり手数を減らしてペイントを行っています。
とはいえコレがギャラリー行きはやはりツラいものがあるのであまり細かい所は見ないようにお願いします(笑)
 
で、具体的には、パーツ分割やマスキングを利用して、肌、服、武器それぞれの基本色を市販の缶スプレー(ガ●ダムカラー等)
で下塗りを済ませ、その上からウォッシュ→重ね塗りの手順で仕上げました。
このやり方だとワシの大嫌いな「ベタ塗りで基本色をしっかり発色させる」作業が一気に終わり、
楽しくかつ重要である仕上げ塗りに集中することが出来るので、ある程度のクオリティを保ちながら「物量」もこなせる感触はつかめたと思います。
 
仕上げ塗りは、おそらくオークを見たときに視線が集まる「緑の筋肉表現」に特に重点を置いています。ここは手は抜けないところですね(笑)
筋張ってゴツゴツした筋肉に見えるように、陰影がキツくなるようにペイントしました。
コイツらは数があるので中々大変ですが、1体ずつ出来上がるたびに達成感のある楽しい作業でした。


Rmanのコメント
実は、有機溶剤さんから「これが新作なんじゃけどね」とこのボウィどもを見せられて、僕自身目を疑ったものです。
作る前だったらきっと「いや〜物量アーミーとかムリでしょ〜(笑)」と言うところだったのですが、出来上がったブツを見せられると説得力が違いますね〜。
「これはマジだ」と一目で分かりました。

このオークを作る前に、ペイント方法を思案して、その方法論が確立できてから実作業に入られたとのことで、
当たって砕けろ!じゃない所は老練かつ狡猾な有機溶剤さんらしいと思いました(笑)。

それはそうと、肝心の出来栄えですが、素晴らしい完成度だと思います。
メリハリのあるペイントというのがいかに効果的かということがよく分かります。
やっぱりオークは肌の色が大事というか、この部分がアーミーの一番の特徴でかつ見た目の印象を左右するポイントですよね。
そういう意味でもこの肌のグリーンスキンっぷりは非常に丁寧なグラデーションがかけられていて、見事です。
白すぎず暗すぎず、絶妙な緑感。この絶妙な緑色は狙わないと出ませんよね。

スプレー&シタデルウォッシュにより面倒なところをサックリ終わらせて、楽しい所をしっかり気合を入れる。
何だかこの方法なら僕も物量アーミーがやれそうな気がしてきます。(言うは易し、行うは難し・・ですかねやっぱり)。

物量アーミーであろうと少数精鋭アーミーであろうと、気合を入れて塗ったら完成した時の喜びは一緒ですよね。
しかも物量アーミーは数が多いだけに、1ユニットを塗り上げた時の達成感は他に例えられないものだと思います!