バトルシスター/ヘヴィボルター装備 by yamajp
yamajpさんのコメント
ペイントしてから時間がたってますが折角なので! (Rmanさんと同じ山口生まれですし!)
自分はゲームをしないのでペイントの方向性がまた違いますので、こういう手法もあるんだなぁ〜って思っていただければ。

ゲームに使用するミニチュアのペイントが比較的あちこちを向いて自然に照明で影が出来る分凹凸を軸に色を塗るのに対して、
自分は観賞用or撮影用みたいなものなので光と影を意識して塗っています。
単純に言うと特定の方向から(基本はミニチュアの向きを決めてその左上)光が当たっていると仮定して色を塗っていきます。
金属色を使わないNMMという技法を使うと自然とそうなるのですが、その辺は長くなるので省略してw
実物のミニチュアが照明で受ける光ではなく偽者の光があるという事にして色々錯覚を起こさせるみたいな感じですね。

例えばアーマー部分では黒は使わず濃い目のグレーから明るめのグレーにしてますが
光が存在するなら材質にもよりますが黒が真っ黒として見える事はそんなにないのでグレーでも黒に見えてきます。
また赤い部分も布と銃の部分で変化させていますが布地の明るい部分は意外とピンクですが
ピンクが塗ってあるのではなくて光が当たっていると見えればピンクでも赤に見えます。
銃もエッジが上向きにある部分は結構もう赤色じゃないのですが特定の方向に対してそうやって塗れば
普段赤のエッジには向かないと思っている色味を使っていても自然に見えてくるかなぁと思います。
またエッジだけでなく面としてどう光をうけるかというのもありますね。
赤とか黒とかが難しいのはエッジが急に明るくなりつつ面で色が変化しているのもあるので
中々自然なハイライトをつけるのが難しいのでいっそある程度の光を意識する方が楽なのかなとも思います。
(自分も昔の凹凸基準のときはどうしてもオレンジとかに寄っていたので)

自分もまだまだで写真に撮れば荒が目立つし胸の髑髏の周りがただの黄色っぽくて微妙だったりしますが、
こういう塗り方をしている人もいるんだなぁと何かしら参考になれば幸いです!

ムッチーのコメント
yamajpさん、初投稿ありがとうございます!
ツイッターなどで腕前は拝見していましたがこうジックリ見ると更に技術の高さを感じさせます!

今回のシスターですが様々な技術が集まった作品ですねぇ。
このようにギラギラしてない鈍い輝きのNMMは海外の達人が良くやっている技法と言うイメージですが
実に見事に発色していてバレルとか弾帯とかいくらでも見ていたいくらいですね。

黒も実際はグレーに見える、赤とピンクの関係なども解説と併せて見ると理解が深まります。
色味や視覚、光と色の関係など上級者になるには勉強しなきゃなぁと痛感させられますね。
ついつい自分も赤のハイライトはオレンジ系に振ってしまいがちなので改めたいです。

特定光源法で塗られたグレーのグラデも美しいですし、
青いメイクがGWの元イラスト的でありながら、顔もこのサイズでハイライトまで入ってて可愛らしくて、
見所の詰まった作品だと感じました!

2014.1.4