ネクロン・オーヴァーロード by Verg
Vergさんのコメント
自分のネクロンアーミ―のヘッドクォーター・キャラクターであるネクロン・オーヴァーロード「<薄暮の王>ジェフェルアティ」です。
新ネクロンの発表に伴う新しい設定や、新規ミニチュアの増加から長らく考えていたオリジナルHQに挑戦するべくコンバージョンコンテストに出展したのがこのミニチュアです。

旧版のネクロンは星界の神であるク・タンの下僕であるという設定から無機質さや不気味さが強調されていましたが、
新コデックスでは長い歴史と独自の文化(無数の王朝を三頭制機関であるトライアークが支配する政治体制等)を持ち、
ク・タンによって機械の体に変えられてしまいながらも最終的にはク・タンを倒し、
悠久の眠りから覚めた後は機械の体と悠久の眠りからくる呪いや狂気を孕みつつも、
過去の栄光と覇権を取り戻すべく戦っている種族というドラマチックな設定の種族へと変わりました。

コンバージョンに関しては、カタコーム・コマンドバージのネクロン・オーヴァーロードをベースに、
新コデックスに書かれている全ネクロンの指導者である“沈黙の王”の様に
「星系単位の版図を支配する複数の王朝の支配者ならば、荘厳な装飾や装備を全身に纏って戦場に現れるのでは?」
というイメージから新ネクロンのビッツパーツを使って機械的な装飾をイメージしてコンバージョンしました。

ペイントに関しては、名前に有る薄暮[日没時の黄昏]のイメージで濃紺とオレンジの縁取り(日の沈む地平線と空)に装飾である金を。
顔に関しては、当初は自分のネクロンアーミーの慣例で骸骨の様な白一色に塗る予定でしたが、
コデックスに書かれた「高貴な人格を持ちながらも、記憶痕跡回路の異常やエラーによって狂気や奇行を患っている者が居る」
という部分から、異種族の恐怖心を煽る為や、自身の高揚の為に戦化粧を施しているイメージが浮かび、隈取り状のペイントを施しました。

ゲームでは王朝の支配者であるファエロンとして、
護衛であるイモータル部隊を率いてプラズマキャノンやボルトガンの攻撃を掻い潜りながらガウスウェポンの一斉射で敵歩兵を掃討し、
白兵戦では精神束縛スカラベで同士撃ちを始める相手をウォーサイズで切り刻んで行くという暴れっぷりを見せてくれます。

Rmanのコメン
究極のオーヴァーロードが登場!!と思わず叫んでしまいそうな、超ド迫力のファエロンですね〜。
新しくなったネクロンという種族をVergさんもコメントの中で的確にまとめられていますが、まさに新ネクロンはドラマチックな種族に生まれ変わったと思います。
かつての機械的な不気味さの時代であれば、このオーヴァーロードほど威風堂々とした佇まいを誇るキャラクターは生まれることは無かったでしょう。そういう意味でも、ネクロンの設定の大幅な変更は、趣味人の想像力を大いに刺激していて、ネクロンというアーミーの魅力をより一層深めたと言えそうですね〜。

それはさておき、「<薄暮の王>ジェフェルアティ」のフルアーマーっぷりには驚かされました。
現在のネクロンロードといえば、高貴な人格を持っているというイメージが強く、シンプル一辺倒では無いもののある程度落ち着きのある外観が多い中で、
ここまでやっていいんだ!という新鮮な驚きがあるとともに、この装飾華美さ、金や銀はもちろん、赤や青、緑と言った原色系の派手な色使いがまさにエジプト古代王朝のファラオに通じる豪華さをも感じさせてくれるのです。
そのイメージこそがミソといったところでしょうか、これだけ豪華な装備をさせて様々な色を使うと、まとまりが無くなりかねないところを、一人のキャラクターの個性として納得させられるのも凄いことだと思います。
また、新ネクロンの設定を深く読み込んでいるからこその「うちに秘めた狂気」をペイントで表現されているのも興味深いです。
ネクロンにウォーペイントというアプローチは実際かなり珍しいと思いますが、こうして見るとその効果たるや!
恐怖に凍りつくオルクや帝国軍人の顔が目に浮かぶというものです。

ゲームでも実際大活躍されているとのことで何よりです。
この強化型ウォーサイズに切り裂けぬものは何一つとして無いでしょうね〜。
こう言うとアホっぽいかもですが、「これぞ我が王朝に伝わる最強の剣だ」みたいな(笑)、有無を言わさぬパワフルさを感じさせる装備です。


先日発売されたザンドゥレックなどのスペシャルキャラクターも非常に個性的でしたが、いやぁ、このジェフェルアティ王にはとうてい敵わないことでしょう・・・・。
ジェフェルアティを越えられるのは、もはや沈黙の王だけかもしれません。