インペリアルナイト(Ver.一刀) by 一刀
一刀さんのコメント

お初にお目にかかります、昨年半ばころからウォーハンマーシリーズの作成にハマりました一刀と申します、新参者ですがよろしくお願いします。

以前から造形に惹かれ、一度作ってみたいと思っていたインペリアルナイトが完成しました。

装甲は、日本の旧陸軍の戦車の柄をイメージし、緑・茶・橙の三色迷彩と黄色の帯。
シタデル筆塗りで描きましたが黄色の帯も発色してくれるのでやっぱりシタデルはすごいと思いました。
迷彩のグラデーションも意識してみましたが、あんまり分かりませんね…。
胸には「忠勇無双」額には「神風」の文字を書きました。目はハイキューパーツのオーロラアイズを使用。
装甲の前面は、黒から灰→白にかけるノンメタっぽい塗装を。愛国はデカールです。
旗には「大和魂」の文字。この旗は小改造しているので、前後にだけ可動します。

武装は、バトルキャノンとサーマルキャノンの二つ持ちに改造(ゲーム中では多分バトルキャノンのみになると思いますが…)ミサイルポッドも付いてます。
日本兵っぽさを出したかったので、近接武器は最初から刀っぽい片刃のモノしたいと思ってました。
最初は銘を描こうかと思ってたのですが、胸のマークみたく意気込み的な方がいいかと思い「必殺」にしました。仕事しそう。

後背部は、配線はざっくり塗り分けてから上から汚していきました。 所々のメタルブルーはエアブラシで塗装しましたが、いい感じになりました。
股間の旗のもそうですが、鷲のデティールは取り付けず、代わりに六角ボルトを貼り付けました。

ベースは、本体を設置すると何故か片足が浮いてしまったので、せっかくなのでこれを活かそうと思い、片足で何か踏んでるスタイルにしました。
踏み砕いてる木は百均で買ったカブトムシがつかまる用の木材をペンチで砕いて貼り付けたもの。
バークチップで作った岩が本物っぽくて個人的に気に入ってます。

もっと、傷やリベットを手書きしてディテールを増やしたかったのですが、まだまだ力量不足でした…。
造形のディテールに助けられて、自分でもカッコよく仕上がったと思います。非常に楽しく製作できました。
次はパイロットも作成したいなぁ…。

Rmanのコメント
凄まじく気合いの入ったオリジナリティー溢れるいや大和魂あふれるインペリアルナイトの登場です!!
インペリアルナイトをまさに「素材」として利用され、もう独自の世界観をこれでもかと徹底的に追及されており、
これは既成概念にとらわれた僕のようなオールドタイプからは出てこない作品だなぁと感服いたしました。
インペリアルナイトは40Kミレニアムの世界の登場機体ゆえ「大和魂」という言葉を持っているのかどうか、と考えた所、
この暗黒宇宙は広大にして無辺、どこかの惑星でかつてのテラで栄えた大和国家の末裔が流浪の騎士となり、
帝国のために孤軍奮闘しているという設定が想像できてしまいました。異色ながらも作りこまれているからこそ生まれる説得力が想像を刺激してくれるのでしょう!

それにしても2連砲や刀装備などのインパクトある改造に目を奪われがちですが、じっくり見れば見るほど凄く丁寧に塗りこまれた作品で
金属の錆や油汚れやあるいは経年による金属の疲労感など、凄くリアルでいい意味でオモチャっぽくなく「本物」感が凄いです。
地面の作り込みもお見事で、特に丸太を踏みつぶした瞬間の土埃までも表現されているのには驚きました。

ウォーハンマーだけ作ってる人からは中々出てこない、今まで沢山の模型を作られてきた一刀さんだからこそ作れたインペリアルナイトだと思います。
凄い力作を見れて眼福なだけでなく、40Kミレニアムの新たなる可能性を感じさせていただきました!

2018.2.1