スタンダードシナリオ用NECRON 1000ポイントロスターbyRman

スタンダードシナリオ
 CLEANSE(クレンス)、NIGHT FIGHT(ナイトファイト)、PATROL(パトロール)、RECON(リーコン)、RESCUE(レスキュー)の5つのミッションを含みます。

 
クレンスはゲームテーブルを4つに分割し、その各盤面をより多く支配しつづけた方が勝つというミッション、
ユニットしか盤面を支配することが出来ず、半数以上を保たねばならないため、個々のユニット力が重要になります。
 

 ナイトファイト
はクレンスと同様盤面支配を目的としたミッションですが、その名の通り夜間の戦いの為、視界が著しく制限されます。
よって遠距離からの射撃が難しくるため、射撃と接近戦能力のバランスが重要になります。
 
 パトロール
は初期ターンの時点ですべてのユニットが戦闘に参加できず、次ターンからランダムで出現してきます。
VPを競うのですが、運が少し強いゲームです。遅れて来ても死にユニットにならないよう移動力が重要、と言えるかも知れません。
 
 リーコン
はVPを採用しつつお互いの配置エリアに浸入できたユニットにつき、ボーナスポイントが出ます。
その合計が高い方が勝利となるので、待ち戦術が通用しにくくなっています。
 
 
レスキューは盤面にちりばめられた6体の対象(ダミー5体)を目指し、真の対象物を発見+最終ターンにそれを持っていた方が
勝ちというなんともランダムゲーです。すばやく真の対象物を発見する為の移動力、それを守り抜くユニット力、そして運が必要となるでしょう。


どれもスタンダードながら、すべてのミッションに対応する為には絶妙なバランスが必要となってきます。

それではネクロン1000Pのロスターを紹介します。


HQ
NecronLord(ネクロンロード)
 ウォーギア
  Veil of Darkness (ヴェイルオブダークネス)
  DisruptionField(ディスラプションフィールド)
...165ポイント

Troops
14 Warriors(ウォーリアー)
...252ポイント

10 Warriors(ウォーリアー)
...180イント
FastAttack
6 ScarabSwarms(スカラベスウォーム)
...96ポイント

HeavySupport
3 HeavyDestroyers(ヘビーデストロイヤー)
...195ポイント

2 TombSpyder(トゥームスパイダー)
...110ポイント

合計998ポイント
解説
 と、その前にもしもあなたが40Kの編成ルールを知らないのであれば、ココをみてください。>40Kの編成

ネクロンアーミーの特徴と弱点

 ネクロンは40Kで最もコストの高いアーミーです。よって1000Pの総数も他のアーミーに比べると格段に少なくなります。
これはそれだけでも(クレンスなどの盤面支配系では)弱点と言えますし、歩兵を守り素早く戦線に送り出すための(安価な)ビークルなどもありません。
それを補うためにWe'll be Back!という死んでも復活ルールがあるのですが、頼り切ることは出来ないでしょう。
 さらに恐ろしいのはPhase Outというルールでネクロン属性を持つ個体数が75%を下回ったら自動的に敗北となるのです。
この編成の場合、高コストエリートを最小限に抑えてもネクロンは28体です。よって21体死亡で敗北となります。
大破壊力兵器でユニットを丸ごと持って行かれたりすると、復活も出来ませんし、勝利するのは難しくなるでしょう。

僕が何度かこのアーミーを使用して見て思ったのは、「個々の強さはあるが、全体で見たときにミッション達成能力に欠ける。」ということです。

個々のユニット解説
HQ
ネクロンロード

ネクロンアーミーの鍵となるキャラクター。
1000P前後のバトルではこのロードが唯一持てるVeil of Darkness(ヴェイルオブダークネス)が
非常に重要となるだろう。
ヴェイルを装備したロードは6インチ内の味方ユニットと文字通り戦場の何処へでもワープをすることが出来るようになる。
このワープによりネクロンの弱点の1つであるトランスポーターの欠如を補うことが出来るだろう。
なお、ロード自身はS5T5W3の化け物クラスのステータスを持つが、
I値が他のアーミーのキャラクターと比べると若干低い為、互角に張り合えるかは疑問が残る。
Troops
ネクロンウォーリアー

ガウスウェポンを持つため、S値は4ながらヴィークルをも破壊することができる。
ロードと共にワープすることで神出鬼没の射撃ユニットとして充分活躍する事が出来るだろう。
逆に接近戦は苦手と言える。ステータス値は決して悪く無いのだが、
接近戦で最も重要なI値が2しか無いのである。したがって必ず先攻をとられてしまうのは間違いない上に
相手がパワーウェポンを持っていたら目も当てられない結果が待っている事は言うまでもない。
FastAttack
スカラベスウォーム

スカラベは移動力12インチというステータスを持つ。非常にはやい段階で敵にぶつけることが出来る。
スウォームだけに攻撃力防御力ともに貧弱だが、1ベースW3ということでぶつけた相手が
射撃系のユニットならば膠着状態に持ち込むことも可能である。
さらにオプションでDisraptionField(ディスラプションフィールド)を装備すれば、コストは跳ね上がる物の
ビークルを破壊することができるようになる。
これは1ベースに付きA3を持つスウォームにとって恐ろしい意味を持つだろう。
なお、占有能力は持たない為、高いWを活かす事は出来ない。やはり捨て駒である。
HeavySupport
ネクロンヘビーデストロイヤー

ガウスウェポンの中で最も攻撃力のある武器ヘビーガウスキャノンを持つユニット。
ヘビーガウスキャノンはS9,AP2、レンジ36インチと文句のない性能だ。
このユニットが居れば苦労をすることなく相手のビークルを破壊する事が可能となるだろう。
しかしユニットの構成数が最大で3であるため、耐久力という点では絶望的とも言える。
ネクロン属性を持つため、We'll be Backが使えるが、
1ターンで3体が死んだ場合は当然 復活は出来ない。運用には細心の注意が必要だろう。
HeavySupport
トゥームスパイダー

S6T6W2という強烈なステータスを持つスパイダー。
これはヘビーウェポンを集中させないと破壊出来ないという事だ。、
対戦相手にとっては鬱陶しい存在と言えるだろう。
WSは2だが、接近戦が不得意というわけではない。Tが6もあるため、通常の攻撃はほぼ受け付けないだろう。
フィアーレスも持っている。
さらに評価すべきはモンストラスクリーチャーであるという事だ。
ネクロンがもっとも苦手とするパワーアーマーを着たマリーンを殺すには持ってこいといえる。
スカラベスォームを生み出すという能力もあって、面白い。

アーミーの運用法

 ミッションによって、戦い方は変わってきますが、基本的な部分は一緒です。

 ヴェイルを持つロードとウォーリアーは戦場の端から端までワープできる能力を活かし、物陰に隠れるユニットを撃ちにいったり、ビークルを狙うといいでしょう。
ただし、接近戦は得意としないユニットですので、アサルトされた場合は次のターンにヴェイルの力で逃げましょう。(注:ヴェイルは接近戦に巻き込まれていても使えます)

 スカラベスォームは主に射撃に特化したユニットにぶつけてください。
スォームはTが3ですので、S6程度の射撃でもインスタントデスしてしまいす。移動の際は高い移動力を活かし、なるべく物陰に隠れながら進むとよいでしょう。

 ヘビーデストロイヤーが狙うべきはビークルです。またターミネーターなどのアーマーセーブが2+で、数が少ないユニットを狙うのも良い手だと思います。

 一番の問題は移動力の乏しいスパイダーと10体のウォーリアーですが、盤面支配系のミッションならば存在するだけでも価値があると言えます。
対戦相手が積極的に攻めてくるアサルト系のアーミーならば、トゥームスパイダーでも充分に接近戦をすることができるでしょう。

とにかく数が少ないアーミーですので、安易にアサルトをしかけたりして数を減らすような事はしないほうが無難です。
さらに大火力兵器の直撃をくらわない為にも、テレインを最大限に活かした移動を心がけてください。


アーミーを揃えるための費用

いちおう、この編成にかかる金額を記しておく必要があるでしょう。
 アーミーのHQとなるネクロンロードはUSA定価$9.99(約1100円)、UK定価は7£(約1300円)。

 ネクロンウォーリアーはプラボックスに12体+スカラベ3体ついています。この編成の場合、ボックス2つ分でOKですね。
定価は1ボックスUS$24.99(約2900円)、UK15£(2700円)です。

 トゥームスパイダーとヘビーデストロイヤーの値段は一緒です。US19.99$(2300円)、UK10£(1800円)です。

 合計すると15700円(UK)〜18400円(US)となります。GW-UKから買う方がお得なのがわかります。
ただしUSの小売店を利用する場合は20%OFFが普通ですから、こちらの方が若干お得ということになるでしょう。

 バトルフォースを買うのもひとつの手段ですが、その場合アーミーの格となるトループ(ウォーリアー)が20体しか入っていませんので、
今後の拡張を考えても若干の不安が残ります。余裕があればウォーリアーボックスをもう1つ追加しておくとベストでしょう。

最後に

 この編成は決して最強というわけでは無いことに注意してください。あくまでサンプルに過ぎません。
ネクロンで人気のあるレイスやデストロイヤーといった名選手も入っていませんし、拡張、改変の余地はいくらでもあります。
また、対戦相手によっては有効なユニットが限定されてきてしまうものです。
そういった意味も含め、40Kは(余裕があれば)1500P分用意してシナリオや対戦相手に合わせて1000P編成といった風にを考えるのが楽しいでしょう。

それでは楽しんでください!

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