ウォーハンマーテーブルにダンジョン仕込んでみた話 by Rman(R1.8.23)


3歳ともうすぐ5歳になる子供たちと一緒におもちゃで遊んでいる僕を見て、
「いつまでもガキっぽいところが、まるで永遠の中学生のようね」と皮肉気に僕に言い放つ妻。
でも、それが何となく耳に心地よいんですね。永遠の中学生、僕にとってはむしろ褒め言葉なのではないかとも感じてもいます。
だって、大人になっても子供心を失わないで好きなものは好きと言える大人、
何となくですが子供の頃に憧れてた大人の姿じゃないですか、それって。

そんな大人こども(オタク)おじさんにとって、自宅にダンジョンを構えることはやはり夢の一つと言えるのではないでしょうか。
かつて僕もその夢に憧れ、ダンジョンを購入したことが2度ほどあります。
詳しくはこちらをご覧ください→ダンジョンは漢の夢

ドワーブンフォージという社名を聞いたことのあるTRPGゲーマーは多いことと思います。
特にダンジョンズ&ドラゴンズなどの海外産RPGが好きな人やミニチュアを使った3Dセッションを楽しむ人にとって憧れのアイテムが
立体ダンジョンの元祖、ドワーブンフォージです。
塗装済のレジン製ダンジョンの精密度、美しさは他の追随を許さない、唯一無二の世界観を持った製品群。一見の価値ありです。

さて、僕もこのダンジョンシリーズを過去に購入したものの、さして使い道のないまま手放してしまいました。
一度目はランサーエボリューション9を新車で購入するための頭金の足しにするため(笑)、クラシックダンジョンと洞窟シリーズをまとめてヤフオクで売却、



2度目は結婚する際の身辺整理に伴い上の写真の限定シリーズ「Den of Evil」を売却しました。
国内での流通量も少なく、加えてマニア人気の高さは間違いないアイテムなので、買った値段と同額以上で手放すことが出来きたのは幸いでしたが、
これでもう完全にダンジョンから僕の魂は開放され、二度と捕われることはないだろうと考えていました。

しかし、2度あることは3度ある、とばかりにダンジョンが急に欲しくなってきました、最近。
何で急に欲しくなってきたのか僕にもよくわからないんですが(ファンタジーミニチュアもウォーハンマー以外のものは全て手放してしまってるし・・・)、
でも何かツイッターのTLとかでたまに3Dダンジョンの写真を見かけると心にうずくものがあるにはあったんですよね。
あ〜せっかくミニチュアテーブルも作ったんだからドワーブンフォージを手放していなければ・・・



このテーブルにダンジョン並べたら壮観だったろうなぁ〜なんて思ったりする日も…。

そこでふと気が付いたのです。「買えばいいじゃん、もう一回ってことに。
欲しくなったら、買えばいいのです。買わずに後悔するくらいなら買って後悔しよう。これです。
ついでに保険をかけるなら、お金に困れば買った値段と同額で手放すこともできるのでこれは実質預金と思えばいい、
もはや何も迷うことは無いって感じで注文しました(笑)。アホです。


そして、届きましたよ!注文から約一週間。早かったですね。


今回3度目の購入ですが、色々と驚きました。まず梱包がすごくコンパクトになってます。
昔はもっとデッカイ箱が山積み届いたものですが・・・。一瞬、え?これちゃんと揃ってる?って心配になるレベルでした。



箱を開けてみるとギッチギチに詰まってました。凄い密度。こういう梱包は予想外でした。
以前は発泡スチロール製の緩衝材で丁寧に梱包されていましたので・・・。ですが、手にとってみてこの梱包が出来る理由がわかりました。

このダンジョンオブドゥームというシリーズ、固めのPVCのような材質になっていました。
昔はかなり重量のあるポリストーンっぽいレジンだったので、梱包も厳重でしたが、
ポリストーンに比べればずっと軟質なので少々他と干渉しようが壊れる心配が無さそうなのです。

おまけに少し軽くなっています。それでいて見た目のクオリティーは過去の製品(の記憶)と比較してもいささかも劣っておらず、
実に素晴らしい材質変更だと思いました。(GWのメタルからファインキャストへの変更とは大違いだ・・・)


さぁ、並べてみましょうか!

うひょおおおお〜〜
やっぱりダンジョンはええですなぁ・・・・いやぁ・・・超カッコイイ・・・・恍惚感に浸れますね、こりゃ。


10年以上前にDen of Evilを買った際には無かったDungeon of Doomのラインナップから揃えてみましたが、クラシックなダンジョンの雰囲気を保ちつつ、
オプションが大変充実しており、溶岩の中にかかる橋、なんて激熱シチュエーションも表現可能となっています。
バリエーションで毒沼仕様にも出来たり、様々な物理的・魔法的な罠も仕掛けることが出来たりとダンジョン構築甲斐があるというものです。

もう並べただけでも大満足しちゃって「買って良かった」ってなりました・・・。

さぁ、これからはどうやってこのダンジョンを活用していくかですが、
あいにく僕は集めに集めたD&Dミニチュアもファンタジーなメタルフィギュアもウォーハンマー以外のコレクションは全て手放しており、
本格的に3Dなダンジョンズ&ドラゴンズを遊ぶ、なんてことはおそらく不可能だと思っています。結婚してからTRPG仲間と集まるのも難しくなってきてますし・・・。

でも、TRPGを遊べなくてもボードゲームの「ディセント」を立体ダンジョンで遊ぶ、なんてことは可能かもしれませんね。
いずれは子供達と一緒に遊べるかもしれないし、気長に考えることにしましょう。


とりあえず手持ちのウォーハンマーファンタジーバトルのミニチュアから冒険者っぽいミニチュアをピックアップしてみました。
どうですか、この雰囲気!めっちゃ良い感じでしょう!!ウォーハンマーFRPも遊んでみたくなってきますね、これは。
最近GW本家から復刻されたウォーハンマークエストを立体ダンジョンで遊ぶっていうのもいいかもしれません・・・!夢が広がりますね。


ダンジョンの最後の試練、溶岩の間で待ち受けるのは伝説のドラゴンオウガシャゴス「コレック」。めちゃくちゃ似合うじゃないですか。天井突き抜けてますけど・・・。
ちなみに手前のリザードめいた生き物はダンジョンとセットになってたクリ―チャーです。普通に良い感じのペイントがしてあって中々カッコイイですよね。


大広間に待ち構えるのは4体の動く石像!そして奥で待ち構える巨大な翼をもつディーモンこそ、このダンジョンの主。

石像も同じくダンジョンとセット販売だったものです。ペイントはそこそこですが、雰囲気は十分といったところでしょうか。
むしろ壁にくっついてる石像がカッコイイ気がしますね!

ちなみに、僕は最近ウォーハンマーといえば40Kの方に注力しているのですが、このダンジョンって40Kの世界観には合うでしょうか?

全然悪く無い!むしろイイ!!(思い込み大事)
レベル的にはキャンペーン終盤といえるほどに高レベルキャラクターが揃ってますが、40Kのキャラでダンジョンハックも面白そうじゃないですか。
40Kでもブラックストーンフォートレスというウォーハンマークエストが販売されていますので、これのルールを流用して遊んでみてもいいかな、とか思えてきますね。


中ボス的に立ちはだかるク・タン・シャード。

よもやこの古の時代のダンジョンが巧妙に隠匿されたネクロンの秘密基地だったとは・・・。

クラックグレネードを投擲するブラザータウエル!伝説のク・タン「夜を刈り取る者ナイトブリンガー」に勝機はあるのか!?


そしてこのダンジョンのラスボスはこの腐敗のディーモンプライマーク、モータリオン。さすがに攻略不可能な雰囲気ですね・・・。

でもまぁ、こんな感じに40Kのミニチュアを並べてダークミレニアムなRPGっぽいゲームをやってみたくなりますね、こりゃ。
クラシックなファンタジーミニチュアは持って無くてもそれっぽく遊ぶことは出来るかもしれませんね。


いや〜まぁ、ミニチュアゲームっていうのはつまるところルールのついたブンドドであって、見た目が良ければそれだけでも楽しくなってくるもんなのです(暴論)。
というわけで、このダンジョンで遊んだらシステムに少々難アリでもそれなりに楽しめることは間違いない(笑)。


さて、ひとしきり並べて楽しんだので片付けましょうか・・・


蓋したらお片づけ完了!!ヤバい〜!これは超便利!!
この蓋をした瞬間に、「あ〜このテーブルの内側を落とし込むようにしてたのは、ダンジョンを仕込むためだったのだ!」と悟りました。
なんかすごく胸がスッとしたというか、本当はバトルボードを置いて箱庭的な雰囲気の中でゲームしたいってことが原点だったのですが、
それだけにしちゃ色々と不便なことも多く、なんか自分でも消化しきれていない感があったんですよね。

ダンジョン仕込めることは想定外の嬉しい発見となりました。はやくダンジョン買えば良かったってことですかね。


こんな感じで、蓋は4分割の丈夫な板になっております。これはテーブルの付属品で最初からお願いしていたものです。
普段は蓋することもほとんど無いので、ほぼ存在を忘れかけてました(笑)。
ちなみに、ツイッター越しに「アクリル板」を置いたらダンジョンがいつでも眺められてイイんじゃない?ってアドバイスも頂いたので、前向きに検討中です。
ただ、調べてみたところ厚みのあるアクリル板がかなり高額なのでお金に余裕が出来てから、ですね。


いや〜ほんと、素晴らしい光景としか言いようが無いですね、これは。。。自分で言いますが(笑)。
このテーブル囲ってアナログゲーム遊べたら、それだけでもう夢にまで見た光景って感じです。

出来れば、こんな感じ↓の装いで遊びたいですね。

僕の大好きなイラストの一つ、昔の広告を今も残してるんですよね。この雰囲気でミニチュアゲームを遊びたいというのが僕の理想であったりします。
少なくとも部屋の雰囲気はテーブルのおかげで近いモノが出てきたと思うので、後は年相応にそれなりの服装をですね・・・


最近使い道が減ってきていた木立をダンジョンの隙間に置いてみると、より箱庭感が出てきて良い雰囲気になった気がします。
ダンジョンの中は溶岩で外はグリーンってのも変と言えば変ですが、地面が緑色なのはミニチュアゲームの様式美ということでひとつお願いします。
画面右奥の廃墟群はゲームズワークショップから発売されたばかりのウォークライというゲームの情景モデルです。
買って速攻で塗りましたが、灰色系でまとめたのが良かったのか、一緒に置いてて想像以上に違和感なくて馴染んで見えたので、より気に入りました。


これからはウォーハンマーを遊ぶ時は天板をはめてテーブルの上で遊ぶことにしましょう。
実際、この方が余白スペースが多くて何かと小道具や死体となったミニチュアの置き場に困りがちなミニチュアゲームが遊びやすくなるのは間違いないですし、
写真も撮りやすくて、遊んでる風景のオシャレ感が少し減る以外はメリットしかなさそうです(笑)。

そしてこのバトルフィールドの地下にダンジョンがあると想像すると、なんかワクワクしてくるのがいいじゃないですか。


ちなみにこのダンジョン、電飾(LED)仕込みで松明かりがユラユラと点灯するのです。
これは僕が10年くらい前に買ったダンジョンには無かった装備で、点灯させた瞬間は鳥肌が立つほどに感動しました。
ダンジョンがまるで生きているかのような、ダンジョンに蠢く邪悪の息遣いが聞こえてくるかのような錯覚を覚えましたねぇ・・・(ストロングゼロの影響)。
まぁ、実際に電池の消耗がどんな具合かもわかりませんし、実際のゲーム中にスイッチ入れたり切ったりが面倒なので点灯させることはないかもしれませんが、
観賞用として考えるとこれは最高の演出だと思いますね!


コンビニのお安いワインもとても美味しく感じられる最高の肴となりました。
ただ眺めるだけで時間が過ぎてしまいます。イイものを買ったな、と思いましたね。
このダンジョンがお金を出すだけで手に入るのだから、ドワーブンフォージはやっぱり凄いなぁと思います。


子供にもお披露目

うわぁぁ〜〜〜〜お父ちゃん!これは凄いねぇぇぇ!!!
大興奮の兄弟。もうすぐ5歳の長男と3歳になったばかりの次男。長男からヘリコプター(ストームタロン)とマリーンの出動要請がありました。


さぁ〜て、どこに降りようかなぁ〜!
ダンジョンにヘリコプターからのパラシュート降下をさせるという発想、お父ちゃんもさすがに無かった。


このテーブル、縁も厚いしめちゃくちゃ頑丈なのでこうやって子供が座っても全然びくともしません。
とはいっても足が当たっちゃうとミニチュア(=模型)はいとも簡単に壊れちゃうので、こんな風に遊ばせるのは特別です。
でも臨場感たっぷりの情景が子供達にとっても本能的に面白そうだと感じてもらえたようで嬉しいかぎりでした。


いつか子供達がゲームのルールも理解できる年頃になったら一緒に遊ぶのを楽しみに、日々子育てに邁進していく所存です。

とは思いつつ、ミニチュアゲームを強要するミニチュアハラスメント(通称ミニハラ)はしないように重々気をつけたいと思います(笑)。
どうせ、年頃になったら「オヤジと遊ぶのなんてダセッ」とか言われて外に遊びに出ていくのでしょうから、
こうして喜んでくれるのも案外今だけかもしれません・・・(笑)。

子供達にとっても良き父親であれるよう、仕事に家庭に、色々と努力してきたいと改めて思います。


終わりに


ダンジョンがこの部屋にあるのは約束された未来であったかのような違和感の無さでした。
特に使い道が無くても飾ってるだけで楽しい時間が過ごせるようで、この部屋への愛着が益々深まってきました。
ツイッターでも沢山拡散してもらえて、多くの方々から過去最高の数のイイねとかお褒めのコメントを頂けましたし、まとめサイトにも載せてもらってました。
皆さんどうもありがとうござました。

山口県近郊の方、良かったらぜひ遊びにいらしてくださいね!ゲームしなくてもそれなりに楽しく過ごせることは請負います!(笑)。

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