黄色クルマニア(ホンダS660)その3 by Rman(R2.6.7)


S660に乗って、今年で5年目。あと3ヶ月で2回目の車検を迎えます。
ほんとつくづく、良い車です。見て良し乗ってよし、小さいので狭い道でも少々へっちゃらです。
前回の記事でも書いたように普段は仕事の相棒なんですが、出会う人皆さんが笑顔になってくれてる気がします。
ちょっと派手だけども、「威張ってる感」があんまり無いのがいいのかなって気がします。



昨年、ちょっと改造しました。
車はノーマルが一番、車っちゅうもんが多くの方が共同して作りあげたプロダクトとして完成されたものであり、
S660の開発エピソードが語られた本を何冊も買って読んでるだけに、
そういったメーカーの想いを込めた車に安直に手を加えるのはちょっと違うんじゃないのかな〜という思いもありました。

だいたい、長く乗るつもりならノーマルが一番だし、仮に売却するにしてもノーマル車の方が歓迎されるのは僕も経験則で分かってます。

でもS660関連の本を読み過ぎてしまって、ついついチューニングにも興味が湧いてきちゃったんですよねぇ。

基本的にはノーマル状態で満足しているつもりでしたが興味本位でやってみることにしました。


隣町のチューニングショップに飛び込みでいって、色々とやってもらいました。
普段はGT-Rを専門に扱ってるショップということで、純正ディーラーしか行ったことがない僕にとっては非常に敷居が高い感じでしたが(笑)、
店長さんも気さくな方で助かりました。丁寧に対応していただきました。


見る人が見たら何を取りつけた分かる感じになったエンジンルームです。
エンジンカバーだけは手塗りです(笑)。


元々空冷式のミドシップ車で馬力上げると熱対策必須ということで勢い水冷式にしちゃいました。
車両重量、けっこう増えちゃった気もしますが、体感としては重さは感じません。


GT100Rとあるように排気量660ccのまま、100馬力のパワーを得ました。ガソリンはハイオク指定になりました(笑)

改造直後、調子こいてアクセル踏んでたらあまりにパワフル過ぎる加速をするのでスゲぇなぁって思ったのも束の間、
エンジン警告灯が点灯しちゃって全く回転があがらなくなっちゃったんです。

なんか色々とヤバかったみたいで、ブースト圧を上がり過ぎ無いようにコンピューターを調整してもらいました。
さすがにピークパワーはちょっと落ちた感じでしたが、今のところ安定して走れてます。

しかし1年も乗ると、これが自分の中で標準になっちゃって、ノーマルの時とそんなに変わらんのじゃないって気もしてきました。
そんな時ちょうどいいところに代車でビッグマイナーチェンジ後のシルバーのS660ベータがきたんです。


しかもミッションです。嬉々として丸一日約50キロほど乗りまわしてみました。
久しぶりにノーマルのS660を運転してみて、やっぱり改造車とは全然ちがって静かで乗りやすいし、パワーもそこそこ。
特に加速して高回転域に入った時に音ばっかりであんまりスピードが乗らない感じ、おお!ノーマルこんな感じやったな〜!って思い出しました(笑)。
かなり明確な違いを感じられたので良かったです。

ところで先日、悲劇に見舞われました。

仕事で訪れた役所施設。その入口のこの何でも無いスロープ。


ここに普通に入っていったら、思いっきりフロントスポイラー底面が地面と接触してバカンッ!と大きな音が・・・・。
割れちゃってました。
車高も下げて無いので、完全に油断してましたね。


手痛い勉強代になりましたが、エアロ交換ではなく改造してくれたお店で修理してもらいました。
修理も塗装も非常に綺麗にやってくれて、まるで修理個所がわからないほど完璧な仕上がりでした。

ちなみに、車の塗料って純正カラーを指定して塗料を買ってくるんじゃなくて、基本色を調合して固体に合わせて作るのが基本なんですって。
びっくり仰天しました。それでこの完璧な色味を再現されているのだから、凄いなぁプラモ作ってるからって真似できるものじゃないな、と思いました(当たり前ですね)。

ともあれ、今後は坂道にはより注意深くゆっくりと進入しようと思います。

さて、この車、子供達にとっても大きなミニカー的な扱いで気に入ってくれてます。

洗車してると乗りこんできた息子たち。ウルトラマンの勇ましい音楽をかけてやったら大喜びです。
でも上が空くのは違和感があるのか何となく不安になるようでした。
いつか助手席に乗せてやってドライブにもいきたいですね。どっちも今のところおとうちゃん大好きッ子なので、すごい喜んでくれそうです。

ちなみに助手席のダッシュボードに追加メーターを設置してるので、エアバックは殺してあります。じゃないと車検通らないそうなので…。


久しぶりに秋吉台に早朝ドライブってきました。
普段は仕事中にしか乗りませんが、当然ながら仕事中はオープンに出来ませんので、せっかくの休日ドライブ。フルオープンです。

やっぱり風をあびながらのドライブはいいですねぇ、爽快感が半端無いです。
でもコロナなので世間様の視線にも配慮して、オープンで風をあびながらマスクして走ってきましたが、
爽快感もやっぱ少しそがれちゃいますね。まぁ、コロナが収まるまではしょうがないでしょうねぇ。

実際朝の5時とかなんで歩いてる人もすれ違う車もほとんどいないんですけど、一応。


ホイールはRaysのTE37Sonicに換えてます。メッチャ渋くてカッコイイです、このホイール!
TE37といえば古くからあるシリーズですが、名前は同じでも仕様は最新の性能にブラッシュアップされてるそうです。軽さとか強度とか見た目とか。
ダイヤモンドブラックというカラー、ブレーキダストもほとんど目立たないのでそこも気に入ってるところです(笑)。

こうして真横から見るとほんとちっちゃい車ですねぇ、S660。良いです。ほんとこのサイズ。


ブレーキもドリルドタイプに。けっこうブレーキ踏んだ時に独特な音がなって耳障りな気もしつつ、雰囲気が格好良くなったので満足です(笑)。


改造してからまともにドライブしたのが1年半経ってからというのも凄いですが、フルオープンで走ってみて(公道なので)パワフルさを最大限に享受することは当然無理、
なんですがむしろそんなことより何よりも、
吸排気音とかタービンの回る音とかやかまし過ぎてドッと疲れました(笑)。

S660といえばノーマルでもアクセルオフ時にパシュっというブローオフバルブの作動音がするのが愛きょうポイントなわけですが、
この改造したヤツはアクセルを乱暴に扱うとやばい音がします。
シュー(キィィイィィイイイーーーーン!!!←タービンが回る音
シュッパーッン!!!シュルルルルー!シュッパパーン!パシューン!!!

てな感じでヤバい煩さでした。

オープンにしてるとオーディオの音も外にダダ漏れなので音量に気をつけないといけないのはオープンカー乗りにとっては常識というかマナーですが、
もはや吸排気音が大き過ぎて音楽聞こうと思ったらボリュームをかなりあげないといけないし、オープンで音量あげたらただの迷惑人なので、
オープン時は音楽も諦めざるをえない感じになってしまいました笑。

もちろん、煩くなったのは承知の上で仕事中も使ってるので、その分すごい丁寧にアクセルのオンオフをしています。
普通に2〜3千回転域の範囲でゆっくり操作すればそんなに煩くはないんですけどね。


久々のドライブは疲れましたけど、これはこれでいかにも改造車って感じで面白かったので良しとします(するしかない)。
デートには使えない車というのは間違いないですね、もはや。

ま、元々買う前から妻はこの車に乗らないと宣言されてるんで、別にいいでしょう。


先日、近所に住んでる幼馴染の親友がビッグマイチェンしたS660を買っててびっくりしました。
僕には秘密にしてて、サプライズでお披露目するつもりだったみたいですが、僕がたまたま納車された直後に彼の家の前を通りがかって
S660が停まってるの何で!?ってなって声をかけちゃったので、壮大なサプライズ発表計画は失敗したようです(笑)

いやでもめっちゃ驚きましたけどね。彼も子供が二人いるのに思い切ったことしたな・・・と他人事のように思いました。

いつか一緒にドライブいきたいですねぇ。


このクリスタルは納車して1年くらい経った頃にディーラーでもらえたものです。オーナーの名前入り。
初期ロットの納車組の人にはプレゼントされてたみたいです。重量もあって中の車も精巧に彫ってあって特別感のあるアイテムです。
大事にしています。

S660、ホント、良い車です。

僕にとっては宝物ですね、この車は。正直言って一生物なんでは、とか思ってます。
乗り変えたい車もないし、お金も余分にかけちゃったので、なるべく永く乗り続けていきたいと心から思います!

いつか息子が免許取った頃にも持ててたら、素敵じゃないでしょうか!(でもたぶん、その頃にはガソリン車はかなり貴重になってる気がしますね)

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