黄色クルマニア(ホンダS660)その2 by Rman(H31.1.14)


ホンダS660に乗り始めて3年が経過し、昨年9月、1回目の車検を通しました。
この車に対する愛情に似た気持ちは日々強くなっていくようです。本当に良い車に出会えたなぁ、と車庫で車をみて、シートに座りハンドルを握るたびに思います。
僕がこの愛車に対して、何が気に入ってるかというと。



まず見た目!主観ではありますがめっちゃカッコイイ!!
車が好きな人にとっては自分の車が一番カッコイイってのは常識ではありますが、いやでも実際ちょっとこんなカッコイイ車、なかなか無いですよ!?
これよりカッコイイ車というと、僕の中ではロータス・エリーゼかS2000しか無いなって思います。(この2つの車だけは僕の中では別格なんです・・・)

(特にフェイズUが好き)



ともかく、僕が乗ってきた車の中でも見た目のお気に入り度は前車のS2000と同等か、それ以上です。



走りの軽快さや6MTを駆使して操縦する日常運転の面白さ、お気に入りの理由は色々あります。
見た目が大好きなだけでなく、ミドシップによるハンドリングの妙!!
っていうのを味わえるほど運転技術に優れているわけでもないのですが、とにかく運転するのが楽しいんですね。

あと、軽自動車っていうのがやっぱり大事だったりします。

僕の場合、この車は仕事中も使ってて言わば営業者でもあります、この見た目で(笑)。
車で目立ってあまり良いことは無さそうな業界に身を置いている身ではありますが、
だからこそ僕にとってこの車が優れている点は軽自動車である点、そこが大事なのです。

お客様に会う時にこの車で行くとほぼ必ず「へぇ〜カッコイイ車に乗ってるねぇ良いねぇ!」となるわけです。
ここでガチな3ナンバースポーツカーだったりするとお客様から「儲うかってますな〜うちの仕事は安くしてやー」みたいに嫌味を言われちゃうかもしれません・・・
ところがS660の場合
「これ、軽自動車なんですよ〜」
「へぇ〜これ軽なんだねぇ面白いねぇ」
で済んじゃうわけです。

軽自動車って一般的には車格の序列外に位置してるので。それが大事だったりします。
いやまぁ、営業車はもっと無難な車にしとけよ、って話なんですけどね、シンプルに。でも乗りたいんですよ、このS660に!(笑)。

思い返せばS2000に乗ってる時は仕事中に乗ったことは一度も無く厳格に週末専用車でしたので、
このS660は毎日仕事で出かける度に乗れるというギャップは大きく、それがお気に入り度の高くなってる理由なのかもです。



ミドシップエンジンなんですね、このS660。ビートの後継と思われつつ、別にそういうわけでもないという。
ともあれ、憧れはありますよね、MRっていう駆動方式はスーパーカーチックで。
と言っても僕は妻から言わせると運転が下手らしく、
(まぁ、ランエボでスリップ事故を起こしていると言えば、誰しも運転下手と納得されることでしょう。)
MRの良さっていうのも特別感じられていません・・・。ただ、64馬力の扱いきれる性能はそれなりに満喫できているような気がします。



今はノーマルで乗ってますが、エンジンカバーを赤と金で塗ってみました。
素人の思いつきなので、色ムラもありますが、けっこう気に入ってます。AP2のS2000っぽくなったなぁと。
これだけで5馬力くらい上がったような気がするんですけど、気のせいですかね。(間違いなく気のせいです笑)。



このS660は営業者なのでさすがに仕事中にオープンにして乗ることはありません。
そして週末は家族と過ごすので、家族と出かける時にこの2シーターの出番は全くなく、つまりオープンにして乗ることはほぼほぼ無いのが実情です。
3年乗って、オープンドライブしたのは片手で数えるほどかもしれません。

先日、たまたま週末に独りで過ごす機会があったので、久しぶりにオープンドライブを満喫してきました。
目的地も無く、ただドライブする、なんて贅沢な時間なのでしょうかね。やっぱり風を感じて走るのは特別感があってよりこの車の良さが感じられた次第です。
いざ上を開けたら非日常的な感覚を味わえます。S660がオープンカーで良かった!

ところで、この車、S660の最初期型なので工場に送り返して黄色の外板を再塗装するというサービスキャンペーン該当車でした。
そんな話、ちょっと聞いたこと無いよ?ってな前代未聞な話だと思うんですけど、初期型で使われてた黄色の塗料が弱い塗料だったらしく、
退色やワックス掛けで色が剥がれるとかいう症状が頻発したらしいです。約1ヶ月くらい預けましたかねぇ・・・。
良かったのはバンパーの下をガリガリとこすってたのがバンパー交換で新品になって帰ってきたことですかね。

それにしても色塗直しって大企業の工業製品としてありえんな〜と思わなくもないですが、1年乗ったところで綺麗になってラッキーだったな〜と思うようにしてます笑。



内装も純正状態ですごく気に入ってましたが、シートカバーは地元企業の応援の気持ちを込めて、
ユアブランド製のシート張替キットでカスタムしています。

純正はほぼ真っ黒な内装ですが、この赤色とタンカラーが入るだけでガラリと雰囲気が変わって、とっても僕好みになりました。
最終的にはドアの内張りもパネル張替してもう少し明るくしたい気もしますが、パネルだけでもウン万円とか、車のパーツって高価なので我慢しているところです。



このリアからの眺めがまたカッコイイんですよね〜個人的には。リアのデザインがめちゃくちゃ好きです。
雑誌とかでエアロカスタムしてるS660を色々と見てると、このスッキリしたリアの完成度の高さを感じずにはいられないのですが、
そうは言ってもやはり社外品はどれもこれも個性が出てて良いんですよねぇ。いつかエアロも交換してみたいなぁ・・・と妄想する日々です。

ウィングもけっこう社外品で派手なやつが揃ってきてるので、ランエボみたいなのを付けたいんですが、



営業車という本来の用途からするとやり過ぎ注意!と理性がまだ僕の中で勝ってる状況です(笑)。



4歳になる長男、2歳の次男ともにこの車が大好きで「お父ちゃんの車、かっこいいねぇ」と非常に気に入ってくれてます。
助手席にはチャイルドシートをなるべく取り付けないように、となってるので、まだ乗せて出かけたことはないんですけどね。
大きなミニカー、みたいな感覚なんでしょうね。

ただ、この車の駐車場が自宅の道路挟んだお向かいにあることから、
子供が僕が帰宅した際にこの黄色い車を見て、「おとうちゃんお帰り〜!」と道路に飛び出しちゃったことがあるんですね・・
運悪く車がちょうど走ってきて、急ブレーキで止まってくれたので結果的には何事も無かったのですが、この一件以降、
「そんな派手な車で子供の注意をむだに惹きつけるから、子供が死にかけたんよ!そこんとこ自覚しなさいよ!」と、
妻からまるで目の敵のように思われるようになってしまったという・・・・

決して車が悪いわけではないと思うのですが、何かを悪者にしなければ気持ちの持っていきようがないというか、それだけ衝撃の光景であったことは確かです。
そもそも買う時から反対されてましたので、やむなしです・・・。

一時期は売却も視野に入ってましたが、駐車場を別のシャッター付き車庫に変更して、僕が乗り降りする姿が自宅からは見えなくなったので、何とか継続して乗れてます。



この車を手放しちゃったら、他に代わる車ってもう無い気がするんですよね。こんなに小さくて荷物も人も乗らない車、なかなか無い。
荷室がなく、実質お独り様用っていうマニアックな個性にオタク心を刺激されるんですかね。

欲を言えばロータス・エリーゼが欲しいですがそれこそ何処に乗っていくの?って感じでもあります。仕事中には絶対乗れないし、週末も出番なし。
この車を売却しようかという時にじゃあホンダでスポーツといえばシビックタイプRかな〜って思ったりもしましたが、
自分の中で気持ちが盛り上がらなかったんですよね。


その理由は1にも2にも黄色がないってことなんです。黄色い車以外欲しくならない。

結果として今の自分にとってジャストな車がこのS660なんだと確信しました。

もういい歳なんだからこんなガキっぽい車に乗るのはどうなん?って言う人もいます(僕の妻)。
いやいや購入層は50代、60代もけっこう居ますんでね!と思いつつ、黙ってます。
実際、分かる人にはけっこう共感してもらえるんですよね、良いよねこういう車!可愛いじゃん!とか、そんな感じで。
逆に悪い印象を与えてしまったかな?ということはただの一度もなく、むしろ話題の一つになったりして、お客さんに親しんでもらえるのに一役かってくれてる感じです。



そんな感じで色々あった3年でしたが、愛着は日々高まるばかりです。

愛車というか相棒とも呼べる存在です。

これからも長く乗っていきたいですね。

トップページに戻る    雑文ページに戻る