ホビージャパン・エクストラ ウォーハンマー特集号が出た! by Rman(H30.4.14)


昨年の夏頃にホビージャパン誌でウォーハンマーの紹介が始まってから、間違いなく模型界隈ではウォーハンマーの認知度が爆上がりし、
模型としての面白さからウォーハンマーのキットに手を出された方もかなり増えてきているようです(twitter越しの印象ですが・・・)

既存の趣味人が(僕を含め)どれだけウォーハンマーは面白いよ〜!って発信しても、その声は一定の「範囲」にしか届いてなかったんですよね、たぶん。
今ではホビージャパン誌での紹介をきっかけに、これまでこんなの全然知らなかった!って人の声がすごく見えるようになってきました。
凄いことですね!これはほんと。

模型として興味を持った人もいれば多くの既存の趣味人がそうであるようにゲームとしての側面に興味を持ってる人も俄然増えてきてる気がします。
ウォーハンマー大好き野郎を自認する僕としては、これまでお知り合いになることがなかった様々な方とウォーハンマーの話が出来る!
その人の作品が見れる!って言うだけで、本当に嬉しい気持ちで胸が一杯だったりします。

このウォーハンマーのある種、ブームともいえる状況の中でさらに追い風となりそうな1冊が先日、発売されました!


ホビージャパン・エクストラ ウォーハンマースペシャル!
まだ「ウォーハンマー」やってない?

この挑戦的なキャッチフレーズはさすがに賛否あったかと思いますが(笑)、勢いがありますね!
まぁ、これは「なに?」と思わせて本誌を手に取らせる作戦なんでしょうね、そんなに深い意味はないと思います・・・。

表紙で塗ってないプラのマリーン1をドーンと持ってきてるの、
僕のようなGW漬けの脳味噌からしたら「ひえぇぇ!?そんなことしていいの!?」ってなっちゃうんですが、
青系統でまとめられたスタイリッシュな表紙、実際かっこいいので衝撃的でした。ヤバい。

この本はここ最近のウォーハンマーのちょっとしたブームをさらに加速させ、
ウォーハンマーを日本の模型界隈に根付かせるためのとても重要な1冊になりそうですよね。
というわけで、RoRでも日本におけるウォーハンマーの記念碑的な1冊として紹介してみたいと思います。

何と言っても、僕も取材されてドーンと載っておりますのでね!宣伝の一つくらいしないとバチがあたるというものです(笑)。

いや〜しかしこんな本が読める日が来るなんて、長いことウォーハンマーと付き合ってきましたが、
嬉しくて涙が出てきますね、しみじみと。
この表紙の格好良さ!このセンスはGWからは出てこないですよね!僕もこの本を数冊知人に配りましたが皆さん「うお!」ってなってたので、
僕の主観だけではないです!(笑)

この写真では省略しちゃったのですが、表紙に記載されてるようにリベレイターのプラキットが付属しています。
いっそスペースマリーンのほうが良かったのでは?と思わなくもないですが、
リベレイターが付属することでスペースマリーンヒーローズから40Kを知った人にも、
新たにエイジオブシグマーに興味を持ってもらえそうで、これはこれで興味の方向性を広げる良いチョイスなのでしょうねきっと!

ちなみに写真は撮ってないのですが、リベレイターのキットがちゃんとした箱に入ってて感心しました。
そういった小さな気配りもやはりちゃんと日本向けにローカライズされてます。

内容はもう素晴らしすぎでした。
最近のホビージャパンの連載記事の再録はほぼ無し。
ほぼ全部が新作記事でしたので連載開始以降ホビージャパンを購読し続けてきた僕にとっては嬉しいかぎりでした。
これまでの流れと同じくプラモデルの面白さ、特異点に焦点を当てた紹介記事もインパクト抜群ですし、
今回はゲームズワークショップ社やウォーハンマーの生い立ちから、
この魅力的で奥深い世界観の解説もきっちりと押さえられているのが凄い良かったです。
国産プラモデルに慣れ親しんだ人からすればウォーハンマーはキットそのものに魅力がある、という紹介も嬉しいのですが、
やっぱり世界観が面白いんですよね、ウォーハンマーも。
これはガンダムや他の模型も同じと思いますが設定を知って興味が深まるってのは、間違いないことだと思うんですよね。
なので、こうして改めて世界設定を紹介してあって、単に特殊な模型を単発で出してるわけじゃないってのが伝わる構成にしてあってすごく良いなと。
各種族の紹介文も簡潔にまとめられてて読みやすかったです。
そしてゲームの紹介もかなりのページ数を確保してありました。この見出しがいいですね〜!そう、まさにコレなんですよ!

「自分で作った模型でバトルが出来る!」

この楽しさはミニチュアゲームならではの、そして最大の魅力と僕は思ってたりします。
ゲームへの敷居を無駄にあげないように「組んだだけでもゲーム可能!」って書いてあるのもイイですね。
このウォーハンマーの魅力の伝わり方、受け取り方は人それぞれなので、
「こうでなくちゃダメ」って感じになってなくて「がっつり塗り込んでもいいし、塗らなくてもいい」と多種多様な方向性を尊重されてるのが素晴らしいです。
ベテラン趣味人さんの記事らしい配慮の行き届いた記事だと思いました。

昔の本だと「塗ってないミニチュアはゲームでは使えない」とわざわざ明記されてましたからね(笑)。
まぁそれはそれで「熱い!頑張って塗ろう!」って真面目に取り組んでたわけですが。
実際のゲームプレイの紹介も40K、エイジオブシグマー、シェイドスパイアとそれぞれあって、ゲームをちゃんと紹介しようという気合いを感じました。
付属のリベレイターのペイント方法も丁寧に解説!お店の紹介にペイント解説もページは十分。スピードペイントの紹介も有ります。

スペースマリーンヒーローズのコンテスト全作品掲載だけは写真が小さくてちょっと勿体ないなぁ〜〜と思ってしまいました。
大きい写真で見てみたい作品がいっぱいありました。
まぁ、オラザク選手権でもすごく小さな画像だったりするので、この規模のコンテストで多くを望むのは酷かもしれませんね・・・。
そして個人的に激アツだったのがイギリスのゲームズワークショップ本社への取材敢行!
こんな人達がこんな素敵な場所でウォーハンマーを創造していってるのか〜!と、
もう食い入るように眺めて、インタビュー記事も読み込んでしまいました。いやぁほんと、あこがれますね〜本社観光は。。。
僕も生きてる間に1度は行きたいと改めて心に誓いました。

そして、その記事に続いていよいよ!僕の登場です!(笑)
いや〜ほんと、なんかスミマセン!(笑)。

眼を閉じれば浮かんでくる多くのウォーハンマー功労者を差し置いて僕が趣味人代表みたいな顔しちゃってて、いいのかな〜?って感じですけど、
まぁゲームテーブルのインパクトがきっと凄かったのでしょう(笑)。

ともあれ、こうして取材をして頂けて本に載せていただけて、これ以上無いほどの名誉だと思います。
ウォーハンマーが大好きな気持ちに一途でやってきましたが、テーブル作ったりがまさかこういう展開に繋がってるとは思いもしませんでした。
インタビュー記事ではちょっとアレなこと(奥さんにはナイショなんですけどね!とか)も色々と語ってしまってますが(笑)、面白がってもらえたら幸いです。

この場を借りて取材に来て下さったホビージャパンの担当者様、ライターのしげるさん、そして関係者の皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました!

僕もせっかく「ウォーハンマー」のすごい人!!!認定を頂いたので、凄い作品を作って発表していきたいところですが、
最近はちょっともう僕のペイントレベルでは追いつけないような人がどんどん出てきてるんですよね!
そんな方々の作品もがっつり掲載されています。(僕も精進したいと思います)
これは実際の誌面を見ていただかないと伝わらないと思いますが、とにかく後半のAMAZING WORKSは見応え抜群です!
超高画質で撮影されているのに全く粗の見えない丁寧なペイントで凄まじい仕上がりを堪能できます。
筆塗りのポテンシャルを非常に分かりやすく示してくれています!
そしてKenさんのゴールデンデーモン受賞作品と「ペイントで海を渡った男の物語」がめちゃくちゃ熱いです。
天井知らずでペイントレベルが上がっているゴールデンデーモンの本場イギリスでゴールドを取るというのがどれほどの偉業か、
もはや言葉では表せません・・・。作品がその凄さを雄弁に語っていると思います。Kenさん本当におめでとうございました!日本人の誇りです。
編集後記では編集部の面々の作品も掲載されていて、賑やかに楽しくペイントされたんだろうな〜とワクワク感が伝わってきました。
こうやって皆でわいわい作るのが模型の楽しみ方のひとつの有り方なんだよねってなんか懐かしく思いました。
最近は凄い作品がどんどんタイムラインを流れてることもあって、自分に対して求道的になり過ぎて、
かえって筆が重くなっちゃう人も多いのではないでしょうか。ま、僕もそういうことは常に葛藤しています。

もっと気軽に作っていいんじゃないか、っていう意味でもこの編集部の紹介は良かったです。
もちろん、どの作品も思い入れが感じられる素敵な作品でした!

まぁキットの価格がですね、あまり気軽に扱えないお値段なのは内緒です(笑)。
このホビージャパン・エクストラ誌、素晴らしいとしか言えない1冊でした。
僕自身が載ってるから良いことしか書けないんでしょ、と思われる人がいるかもしれません。
いえ、そうではないのです。僕はウォーハンマーについては良いことしか書けないのです!(笑そっちかい)。

とにかくも山口県の本屋さんにもウォーハンマーの本が並ぶ日が来るなんて想像すら出来なかった事態なんですよ。
もうこの状況を喜ぶ以外の選択肢は僕にはありません!(笑)。

いやぁ、これでミニチュア付き1200円はお買い得感半端無いです。皆さん是非ともお買い求めください!
これからの日本のウォーハンマーの歴史を開拓していく永久保存の1冊ですよ。


それはさておき、すこし取材日の話をしてみたいと思います。
じゃ〜ん!
このテーブルにアーミーを並べてゲームしてる風の写真を撮るのはいかがでしょうか、などとこちらから提案してみて、内諾いただけましたので、
取材日の当日は広島から卵帝さんがタウアーミーを持って応援に駆けつけてくれました。
僕も17歳でウォーハンマーを始めて35歳になりますが、インタビューを受けるなんて今まで一度も無かったものですからワクワクが抑えきれず、
当日の朝は妻に「ちょっと舞い上がり過ぎじゃない!?大丈夫なの!?良い大人なんだからもうちょっと落ち着きなさい!」と叱咤されました。

でもホビージャパンの担当者さんもライターのしげるさんもめっちゃ楽しい方で、
緊張は一瞬でほぐれ出会っていきなり友達みたいな感覚になってしまいました(笑)。

沢山お話を聞いてもらえて、また模型界隈の面白い話を聞かせてもらえて、本当に楽しい1日でした。
この日のことはずっと忘れられない大切な思い出になります。

息子らがもうちょっと大きくなったらお父さんは東京から取材を受けたこともあるんだぞ!と自慢したいと思います(うざい親父)。

せっかくなので僕の最近のホビーの紹介を
最近の僕のウォーハンマーの楽しみ方はだいぶユルい方向に向かってて、昔のようにガツガツとアーミーを作ってロスターを組んでゲームを遊んで、
という王道的な形ではなくなってきました。

というのも今は息子たちと遊ぶのが楽しいのです。日々成長していく2人の息子と一緒に過ごす時間が本当に幸せで楽しいんですね。
僕のウォーハンマールームは2人の息子にとっても特別な場所のようで、
僕が仕事から帰ってくると、「お父ちゃんのミニチュアの部屋に行きたいぞ〜!」と息子が催促してきます(笑)。
ブラックテンプラーとインペリアルフィストがネクロンと死闘を演じる!
MUROさんから譲り受けたブラックテンプラーと僕のインペリアルフィストを並べると最高にドルン様が喜びます。
いやぁもうたまりません・・・・。こうやって並べるだけでもウォーハンマーは楽しいのです。
モノリスファランクスも未だに異形感ありますね〜やっぱりネクロンは大好きです。せっかく新しいルールも発表されたばかり(しかも日本語版で!)、
ぜひとも増強したいところなんですが、なかなか(作りたいものが多すぎ問題)。
息子もこの光景を見て大興奮!「うわぁ〜〜!いっぱい並んでてスゴイねぇ!これお父ちゃんが並べたの〜?」と大喜びしてくれました。
ウォーハンマーの楽しさは作りこまれた戦場で手塩にかけて作った模型を戦わせる「プラモ狂四郎」的なものだと思うんですよね。
今風にいえばガンプラビルドファイター的な感じでしょうか?なので日本人には実は素養有りな人が多いんじゃないのかなって思ったりしてます。
たまには気分を変えてファンタジーな戦場を演出してみたり。
やっぱりこの隊列を組んで戦うオールドスクールな光景がねぇ、懐かしいですよね。またいつか古いウォーハンマーも遊びたいものです。
グリフォンに騎乗したハイエルフの王エルサリオンとブルケンタウロスに騎乗したケイオスドワーフロードの対決!
40Kも楽しいしかっこいいですが、やはりファンタジーのモデルも好きなんですよね。
日本でもこれからエイジオブシグマーの人気が爆発しそうな予感がします。
よ〜し今日はこのランドレイダァで遊ぶぞ〜!
お父ちゃんのコレクションを我が物顔で持ち出す息子3歳。
ここには何が入っているのかねぇ〜?家探しする息子達。
お父ちゃんの部屋はおもちゃがいっぱいじゃねぇ。
最近、1歳半の次男もようやく口に物を入れる回数が減ってきたので、
ミニチュアお触りを解禁しています。これがまた嬉しそうに遊ぶんですよね。
どかんどかん!うわ〜やられタァ〜とか何とか、
ぺちゃくちゃ喋りながら遊んでます。この光景を眺めるのが楽しいんです。
次男はまだまだミニチュアの扱いが雑なので、
完成していない塗りかけのモデルを与えました。ドライブを満喫されてました。
絵本か何かと思ってどんどん本を出してくる息子。
いつか一緒に読めたりするといいんだけど、まぁどうなるでしょうかね。


というわけで、最近は息子らと遊んでホビー成分を摂取して満足しちゃってる僕でした。
でも作りたいモデルはたまっていく一方なので、ぼちぼち制作も楽しんでいきたいものです。

いつかそのうち息子たちと一緒にペイントしたりゲームしたり出来るようになるといいなぁって思いますが、
こればっかりは息子らの主体性を尊重したいところです。

まぁ、自分もしかりで親の思った通りにならないのが子供なので、期待し過ぎないようにしないといけませんね(笑)。
最後に



ホビージャパン・エクストラ誌を見られて「何だかウォーハンマーって面白そうだな」と思われた方、僕が言うのも何ですが、
本当に面白いです!(笑)
筆塗りは思ったよりずっと簡単に出来ますし、騙されたと思ってぜひ付属のリベレイターを塗ってみてください。
きっと、僕がここで面白い!と言うよりも実感として楽しい時間を過ごせると思います。是非!


僕のこのインペリアルフィスト戦団を作り始めて足がけ9年になろうとしていますが、これが飽きないんですよね〜!ぜんぜん。
ウォーハンマーにおける模型制作は単品制作も楽しいですが、こういう軍団を作り出すという面白さもなかなか魅力的な選択肢です。
ゲームを遊ぶ遊ばない関係なく、同じ軍団に所属する戦力が揃っていくのは、設定面の掘り下げや妄想も相まって本当に病みつきになる面白さがあります。
スペースマリーンヒーローズを単体で作って満足行かなかった人がもしいらっしゃれば、アーミー作りに向いておられるかもしれません!?


ホビージャパン誌主催のスペースマリーンヒーローズ・ペイントコンテストに応募しようと決めて作品を作っている時に、
後にエクストラ誌が出ることもましてや取材を受けることになるとも思いもしない未来が僕を待っていたわけですが、
一生懸命はなにごとも良いことに繋がっていくんだなぁって思いました。

趣味なんだから手軽にやるのも一生懸命やるのも、やる人の自由です。
どういう選択肢を選んだとしても、ウォーハンマーはたぶん楽しいので(笑)、ぜひとも気軽にリベレイターを組み立ててペイントしてみたりして欲しいですね。

いつか「エクストラからウォーハンマー始めたんですよ!」って人とゲームしたり語り合ったりする機会が持てたらめっちゃ熱いですよね。
その時はぜひ!!よろしくお願いします。

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