ウォーハンマー40,000 コアセットの紹介 by Rman(H29.7.19)
いま、ウォーハンマー40,000が熱い!!!そう感じている人が日本全国に沢山いらっしゃることでしょう。 まぁ、僕みたいな熱狂的な人からすると最近どころかGWホビーはずっと熱いよ!って感じなんですけど(笑)、 最近は日本語版製品の発売も増えてきましたし、それだけでなはく、これまでこのウォーハンマーというホビーに触れられることのなかった様々な業界の著名人の方々がウォーハンマーについて情報発信をされたり、ホビージャパン誌で大々的に取り上げられたりで、主に模型界隈やテーブルゲーム界隈で飛躍的に認知度が高まっているような気がします(僕は田舎に住んでいるので、リアルな実感はなくって、あくまでネット越しの印象程度の話ですけどね…)。 こういった流れ、盛り上がりは過去ありそうで無かったことなので、いち趣味人としてはこのホビーの奥深さとか面白さを先輩面して語るよりも何よりも、ただただ素直に、初めてウォーハンマーに触れた人たちがこのホビーの面白さを知ってくれて、ミニチュアカッコイイよね、ペイントも楽しいよね、アーミー作りって熱いね、ゲームもしてみたいね!と色んな方向に開花していってくれたら、と願うばかりです。 さて、既存の趣味人にとっても8版への移行は熱過ぎるニュースですし、新規の方にとっても新しいスタートセットが発売された今はまさに、ウォーハンマー始め時としてベストタイミングなのかなと思います。短期間の間に一気に数種類も発売されたスタートセットについて、何が何やらと手をこまねいている人もいるかもしれませんね?それは大変勿体ない話です。ここでスタートセットについて簡単に内容を紹介していきたいと思います。購入の参考になれば幸いです。 ダークインペリウム このダークインペリウムは従来のファンにとってはお馴染みの形式で発売されたスタートセットです。 がっつりミニチュアが入ってますし、3版の時ぶりに完全版のルールブックも含まれており、ものすごい充実度です。 ただ、このセットは日本語版がなく、含まれているルールブックやコアルールをまとめた冊子など、現時点では全て英語版です。 この日本語版が無いと言う仕様にがっくりと肩を落とした人も多かったことでしょう。僕もまさにそうでした。これまでの流れからいってここで日本語版じゃないのかい!!って感じでしたよ(笑)。まぁ、どっちにしても一応は買うんですけどね・・・。だってこの箱がカッコイイじゃないですか・・・。 ただし、同時発売された各アーミーのルールをまとめたインデックス・シリーズは全て日本語化されていたので、それはもう大変喜ばしい展開でもありました。コアルールは日本語版が無料ダウンロードできますし、とりあえず「ゲームを遊べる」という体裁は整っているのです。 このダークインペリウム、ミニチュアも沢山欲しい、完全版ルールブック(英語版)も、オレは全部欲しい!って方には大変オススメです。 買わない選択肢はありません。ま、お値段はそれなりです・・・。 しかし世の中そんなへヴィーな人ばかりではないので、もっと手軽に始められるスタートセットが先日発売されました。 さあ、ようやくここからがこの記事の本番になります(前振りが長い)。 Know No Fear スタートセット ![]() 上で紹介したダークインペリウムの半分のサイズで比較的なコンパクトなボックスセットで新しいスタートセットが発売されました。 先日、エイジオブシグマーのスタートセットも発売されて、それと同じ形式での発売ですが、やはり新版ということもあって注目度は抜群ですね! ずっしりと重たい頑丈なボックスです。お値段はダークインペリウムの半額以下の10000円。 この価格設定が高いと見るか、安いと感じるかは人それぞれの価値観によりますが、既存のファンからすると格安と感じられるのではないでしょうか? ![]() 中身はもうぎっしりとつまってます。ダークインぺリウムから人数を減らしてはいますが、アーミーを率いるリーダー格のキャラクターモデルや大型ユニットや特殊兵など、ダークインペリウムに含まれている美味しい所はほとんど入ってます。しかも、色プラという衝撃。 ![]() ばばーん! 分かりやすくスペースマリーンはウルトラマリーンの青色のランナーで、デスガードは緑色のランナーで構成されています。 これがとても綺麗な色合いなもんで、僕も思わず「これなら塗らなくても組みたてただけで遊べるんじゃない?」と思ってしまったほどです。 きっとGWもゲームシステムに自信があって、塗らなくてもいいからまずはとにかく遊んでみてよって思いがあるのでしょうね。 遊んで楽しかったりすると、せっかくなので塗りたくなるっていう人もいるでしょうからね。 様々な趣向へのアプローチとして色プラはすごく良いと思います。 ![]() 色プラだから多少プラが軟質になって、モールドが甘くなってるんじゃないの?と心配の人もいるかもしれませんが、その心配は全く無用のようです。見たところ、ガチできっちり抜けてます。いつもの灰色プラとまったく変わりありません。 こうして見ると、これを青じゃない色で塗るのが勿体ないというか、このランナーの色を活かしたペイント方法を試してみたい気もしてきますね・・・。実際、組み立てた後につや消しスプレーを吹いて、要所要所に筆塗りで色をのせていって最小限のペイントで完成させるというやり方も面白そうですし、いつも通り黒や白のアンダーコートスプレーを吹いて好きな色で塗るのもいいでしょう。色プラになったことでペイント方面で新しい選択肢が出てきたのは素晴らしいことですね! 僕はと言いますと黄色く塗る予定です、いつも通り(笑)。 ![]() このデスガードの素晴らしい造形はもう今更語るべくもないというほど語りつくされている気はしますが、スタートセットに腐ったマリーンが入るとは正直どうなの?一般ウケとか…大丈夫?って僕は思いましたよ。実を言いますと僕は昔からナーグルだけは苦手意識があって・・・・。でも、最近オカシイんです。とってもナーグルに惹かれる自分に気が付きました。この緑色のランナーのデスガードを見てさらに心沸き立つものがあるんです。 ぜひ、塗ってみたいですね、彼らも。もう僕は、ナーグル信仰に身を染める覚悟は出来ています。 あ、でも毎日お風呂には入りますよ。 ![]() もちろんミニチュアだけではありません。スタートセットには上質紙フルカラー97Pの本とカラー印刷された戦場用シートが入っています。 ![]() ちゃんとこのスタートセットだけで遊べるように、ミニチュアゲームでは必須のレンジを計る物差しも入ってます。これ、軟質プラスチック製でけっこう丈夫なので軽いし持ち運びにも省スペースで、何気に使い勝手良さそうです。もちろん、ダイスもちゃんと入ってます。 ![]() さて、ここからは97Pフルカラーブックの紹介です。 この本がですね〜実に素晴らしいです。ダークインぺリウムで英語版読めないよ〜ってなった人にはまさに救世主的な一冊です。 この本は通常のコデックスやインデックスなどと同じサイズ(A4サイズ)です。 ![]() ダークインペリウム付属の完全版ルールブックから一部抜粋する形で様々な記事が収録されています。 スタートセットというだけあって、ウォーハンマー40,000ホビーとは?という最初に読みたい解説から、ゲームやペイントやアーミー構築までホビーのあらゆる要素をそつなく解説してあります。そして40Kの一番の魅力といっても過言ではない世界観の解説も充実しています。 ![]() 新版になってから世界設定は歴史が前進しており、その新しい情報に飢えている人も多い中、ようやくここで日本語版で新しいストーリーを読むことができます。個人的にはこれが何よりも嬉しかったですね〜。グィリマンという偉大なる人物が復活を遂げ、激変する帝国に襲い来る様々な脅威。読むだけでドキドキワクワクしてきます。 ![]() 新設定と共に電撃的に登場した筆頭戦士たるプライマリス・スペースマリーンの紹介もしっかり日本語で読むことが出来ます。 ミニチュアを見ただけでもすっかり惚れてしまった僕ですが、やはり設定を日本語で読み、その誕生の過程を知ることでより感情移入してきたので、 ますますペイントが楽しみになってきました。 やはり我がインペリアルフィストにはプライマリスの増援が必ず必要だ!と強い思いを抱いています(僕、どうも単純なんです…)。 ちなみにデスガードもちゃんと解説されているので、ナーグル信者の方々もご安心ください。 ![]() このスタートセットで僕がもっとも嬉しく感じたのは、このボックスセットに含まれるミニチュアだけで遊ぶためのチュートリアル付きミッションが6つ含まれていることです。以前の版ではダークインペリウムに相当するボックスセットで必ずといっていいほど含まれていた専用ミッションのゲームが今回はダークインペリウムには入ってなかったので残念に思っていたところに、ここで日本語版でやってくれましたか!と非常に嬉しく思いました。 とりあえず組み立ててこのミッションをすぐに遊んでみるっていうのもボードゲームライクな感じで良いですよね。戦場もちゃんとマップが入っているし、しかも、今回は色プラという仕様でもあり、ミニチュアゲームらしい臨場感あるバトルが楽しめそうです。 この一つのボックスの中で完結した遊びが出来るというのがやはり素晴らしいですよね。1から5までのシナリオが繰り返し遊べるほど面白いミッションかどうかは別としても(ミッション6の最終決戦は全部のミニチュアを使うので遊び甲斐がありそうです)、必ずしもアーミーを大きく成長させていかなくちゃいけないわけでもないし、完結したセットとして、いわばボードゲームの一つとしてウォーハンマー40Kの世界に触れてくれる人がいるかもしれませんね。そういう方にもアピールしやすい内容になっていると思いました。まぁ普通のボードゲームと値段を比べるとこれでもかなり高価な方になってしまいますが…。 ![]() ゲーム面においてはコアルールもきっちりと抑えられています。 ![]() このセットに含まれているミニチュアのペイント方法がこれまた懇切丁寧に紹介されています。 一般兵については量産塗りの手法を、こういったキャラクターについては気合いを入れたペイント方法の紹介が全てのミニチュアについて解説されています。 ペイント初心者の方もこれを見ながら塗ればそれなりに上手に塗れてしまうのではないでしょうか。 キャラクターのペイントは気合いを入れてやれ(要約)!と書いてあって、ちょっと気遅れする人もいるかもしれませんが、実際気合いを入れて塗ったミニチュアは一生物の宝のような存在になりますので、良いこと書いてあるな〜と僕は思いました(笑)。 ![]() こちらが戦場のシートです。非常に緻密に描かれていて、すごくカッコイイです。このセットに含まれるシナリオで遊ぶ際の戦場になるだけでなく、ミニチュア撮影の際に地面に敷いてもいいでしょうし、いつものゲームに流用してもいいでしょう。 戦場を準備するのもホビーの楽しい要素のひとつですが、中にはそこまで間に合わず、テーブルの上で簡易的な戦場を構築して遊んでいた人もいることでしょう。そんな人にとってもこの1枚を敷くことで、ぐっとずっとドラマチックな戦場を構築できるようになること請け合いです。サイズがちょっと変則的ではありますが、工夫すれば色々と流用が効きそうな一枚です。 ![]() さらに内箱に面白い仕掛けがあります。この内箱をひっくり返すと、ヘリポート的な建物に早変わりです。 ![]() 高さもそこそこあるため、ミニチュアゲームで大事な斜線を遮るなかなかに存在感のあるテレインとなることでしょう。 このテレインをシナリオでは使うことになっていますが、これが戦場マットと同じくGW社純正のテレイン製品を着色し、それを撮影して張り付けたような絵になっているので、臨場感や既存のテレイン群との親和性もかなり良さそうです。これ、普通にいつものゲームでも使ってみたいくらいですね。 そんなわけで、この新しいスタートセットはまさに最高の(適度な)ボリュームで、まさにウォーハンマー40Kを始めたいぜ!って人にはもちろん、 ミニチュアゲーム始めるぞ〜〜!と言う程気合いはないけど、ボードゲームの一種として興味ある、って人にも推したい一品です。 もちろん、模型として興味のある人にとっても含まれているミニチュアが豪華かつダークインペリウムの半額ということで単純にオススメしたいと思います。 最近ウォーハンマー40Kを知り、「スペースマリーンなんてダサくて耐えられない!」などと思っている人もいると思いますが、僕もそうだったのでよくお気持ちはわかります。 その上で、あえてお願いします。 騙されたと思ってこのセットのミニチュアを組んでみてください。 やべぇ、ちょっとカッコイイかも・・・?となりますよ〜きっと(笑)。 さらに設定を読めばいつのまにか「フォー・ジ・エンペラー!」と叫んでいること間違いなしです。 ぜひどうぞ。 First Strike スタートセット ![]() さて、こちらは上で紹介したKnow No Fearよりも一回り小さく、値段も半額の5000円というスタートセットです。 こちらもウォーハンマーの通常製品的には1ユニット分の価格なれど、全く侮れない非常に充実の素晴らしいセットであります。 ![]() 上で紹介したセットよりも内容物は少なくなっていますが、その分ぎゅっと凝縮し感じです。 ![]() こちらのミニチュア達は数こそ少ないものの、なんとダークインペリウムに含まれているミニチュアとは違った造形のモデルで、全て新規造形です。 それだけでも既存のファンにとってはこのセットを買う価値があるかと思います。 見ての通り、色プラというのも素晴らしいですね。これからのスタートセットは色プラが標準化していくのでしょうね、きっと。 日本のプラモ事情からすると当たり前過ぎるほど当たり前の色プラもGW製品としては新しい流れだったりします。ペイントの楽しさは色プラになって損なわれるものではないですし、より裾野を広げていくという意味でもこういう色プラ化の流れは加速していって欲しいな〜と思います。 ![]() これまた新規造形のモデルがどれもカッコイイんですよねぇ。 ![]() こちらのセットにも戦場マップとルールやホビーが紹介された冊子が含まれています。 ![]() 最初に読めっていう冊子はKnow No Fearの本と比べても一回り小さいハンディーサイズです。 ![]() しっかりした厚みのこんな立派なカードも入ってます。このセットにはこのイラストに相当するミニチュアが含まれており、このカードを裏返すと・・・ ![]() 各ユニットのゲーム用ルールが記載されたステータスシートになっています。小さいルール本にぎっしりルールを詰め込むのではなく、潔く参照しやすいようにカード式にしてあって工夫されているな〜と感心しました。単純にイラストがカッコイイのでちょっと得した気分です。 ![]() こちらの最初に読めってやつ、前述のスタートセットの本をさらに圧縮した内容になっています。 ![]() 世界観の紹介に始まり、ホビーの本質的なところを簡潔に紹介してあって、たったの56Pですがホビーの魅力はヒシヒシと伝わってきます。まさに最初の一冊として重過ぎず軽過ぎず、適度な読み応えです。 重篤な趣味人にとってはちょっと物足りないかもしれませんが、僕はこういうイントロ本の類が大好きなので、とりあえず満足でした。 スペースマリーンのミニチュアや本やらを見る度に「マリーン!マリーン!」と連呼する2歳の息子や次男坊がいつか「ぼくもウォーハンマーやりたい」と能動的に言ってきたなら「まずはこれを読め」と渡してやりたいですね・・・まぁ、その頃には10版くらいになってそうですけど(笑)。 ![]() このセットも付属のミニチュアだけを使って遊べるミッションが4つ含まれています。チュートリアルも詳細で初めてミニチュアゲームに触れる人にも一際優しい仕様になっていると思います。 まぁ、このミニチュアゲームというものは実際に遊んでるところを見れば何をどうするのか一目瞭然なのですが、初めて遊ぶとなると戸惑うことも多いので(僕がそうでした、物差しで移動距離を測るってどういうこと?みたいな)、こういう詳細なフルカラーの解説付きで遊びながら覚える形式のセットはすごく役に立つものだと思います。 ![]() こちらのセットで何気に熱いのがハンディーサイズ版コアルールです。厚手で丈夫な表紙にこれまた上質紙でコアルールがちゃんと収められてます。ゲームを遊ぶために沢山のルールブックと大量のミニチュアを持ち運ぶことが日常になりがちなベテラン趣味人にとってこのハンディーサイズのコアルールはけっこう欲しくなっちゃう逸品ではないでしょうか。 ![]() 標準的なシナリオも翻訳されています。これと各種アーミーに対応したインデックスがあればとりあえず8版は遊べてしまうので、今の版ほど40Kを始めやすい時は無いと思いますね。 突き詰めてやっていこうと思えば、ダークインペリウム付属の完全版ルールブック(本だけの単品売りもしています)がいつかは必要になってきますが、これは必要性を感じるようになってから買うってことでも良いのかもしれませんね。 ここまで日本語版で出せるのだから、せめて編成やシナリオなどを含むルール部分だけでも完全翻訳してくれるといいんですけどねぇ。まぁ、それは今後に期待しましょう。 ![]() このFirst Strikeで僕がグっときたのはこの内箱のマニトラム・アーマード・コンテナ仕様です。 これ、プラ製品で同じデザインのテレインが売ってるんですが、このコンテナ3つで6900円しますからね!僕はプラ製品も買いましたが! この内箱のおかげでこのセットの価値はめちゃめちゃ高まっていると思いましたよ。まじで、ちょっと腹が立ちます(笑)。 ![]() サイズも手ごろですし、この箱は1万円スタートセットのヘリポートよりも流用性が高いというか使い勝手が良さそうです。 臨場感あるミニチュアの写真撮影の背景にもピッタリな感じがしますね!今度僕もミニチュア写真撮影時には使ってみようと思います。 あとせっかくなので、製品版のアーマードコンテナもちゃんと塗ってやりたいですね・・・。 というわけで、こちらのスタートセットも非常に充実の内容でした。価格から言ってもどんな人にも無駄が無く、自信を持ってお勧めできるセットです。 このセットが出たことでウォーハンマーはお金がかかりそうだから始める決心がつかない!って思いこんでいる人にも一歩踏み出す勇気をもってもらえたらな〜って思います。まぁ、始めちゃったらそれなりにお金はかかるんですけど、でも最初はこのセットでけっこうしっかり遊べますよ! このセットで一通り遊んでみて、自分にとって続けていく価値があるかどうかを判断する材料としても良いアイテムだと思います。 この一箱で完結しているのが何と言ってもひとつの製品として良いと思います。 ウォーハンマー40,000 スタートガイド ![]() この本はたったの1200円ですが、その価値は値段の何倍もあると断言できるかなり充実の1冊です。ある意味コスパ最強の1冊です。 表紙にある「ウォーハンマー40,000銀河に参戦するための全てがここにある」は誇大広告でも何でもなく、嘘偽りない真実です。それが1200円!! ![]() 8版を象徴するプライマリスマリーンがひとつ付属しています。簡易キットでも何でもなく、普通に良い出来のキットです。 地面も立派な造形が施されていてカッコイイですよね〜。 ![]() この目次ページからもこの本の充実度が伝わることと思います。老若男女、全ての国民に、とまではいかなくとも全家庭に1冊は常備して欲しいレベルの充実度。この本を読めば、ウォーハンマー40Kのダークな世界観からミニチュアホビーの様々な楽しさ、言わば全ての要素を広く濃く知ることが出来ます。 ![]() ミニチュアゲームの面白さを伝える手法にバトルレポートというものがあり、この僕のホームページRoRでもバトルレポートは力を入れているコンテンツのひとつですが、やはり本場は簡潔明瞭な紹介にもかかわらずゲームの臨場感がビシビシ伝わってきます。やはりプロ仕様はすごいです。 ![]() このレポートを読むと、おそらく初めてミニチュアホビーに触れる人であれば、思わず付属のミニチュアを組み立てて、そのモデルが戦場で活躍する姿を想像してニヤニヤしてしまうところまで想像できてしまいます。ま、実際にそこまではいかないかもですが、きっとゲームも面白そうだな〜と感じてもらえることでしょう。TRPGのルールブックを読むよりリプレイを読むのが好きな人もいるでしょうし、ゲームのルールを読んでもピンと来なかった人にとっては、バトルレポートはゲームに興味をもつきっかけになるかもしれませんね。 ![]() この本で特筆すべきポイントはコアルールの紹介がミニチュア写真付きで親切丁寧になっている点です。 この仕様はこの本だけの特徴で、ルールを非常に分かりやすく図解されています。 ![]() さらにミニチュアペイントについても非常に充実した内容です。当たり前のことながら自社製品の紹介に限定はされていますが、ペイントの基本中の基本から応用テクニックまで至れり尽くせりの大ボリュームで約20ページにわたってしっかり丁寧に解説されています。この部分だけでも「買い」と言えます。 ![]() 仮にシタデルカラー以外の塗料を使っていたとしても筆塗りの基本的なテクニックは応用出来ますので、図解付きで丁寧に解説してあるのは非常に有用だと思います。とにかく充実の1冊。これで1200円は買いです。これだけは個々人の価値判断にゆだねる必要もなく、安いと断言できます。もうウォーハンマーに興味無い人も買ってください(無茶な)。 といったところで、新しくなったウォーハンマー40,000のスタートセット関連アイテムをざっくり紹介してみました。 ちょっとでも興味を持っている人も、がっつりハマってる人も、どんな人がどれを買ってもそれなりに満足できてしまうのではないかと思うほど、絶妙な構成をもった製品群です。 ぜひお気軽に試してみてください! 思いのほか面白くてウォーハンマー40kの魅力にとりつかれる人が一人でも増えますように。 |