LFAとベストモータリング by Rman(H23.6.21)


車好きなら一度は見たことがあるビデオといえば「Best MOTORing(ベストモータリング)」。(以下ベスモ)
今時「車好き」ってだけでも珍しい上に、=(イコール)スポーツカー好きとも限らないので、
よほどのスポーツカー好きでなければ見る事は無いビデオかもしれませんねぇ。

90年代にスポーツカーを駆ってブイブイ言わせてた人生のセンパイなんかと話していると「懐かしい〜まだあったんだ?」みたいな反応が返ってくることもあります。



で僕はまぁクルマ・マニアなのでベスモは本屋で毎月チェックして気になる車や特集がある時は購入して楽しんでました。
今時の車選びの基準は使い勝手と燃費が最重要項目なわけですが、このベスモの中ではとりあえずゼロヨンとか(笑)、サーキット勝負とか、
走って気持ちが良いかとか、スタイル云々をプロドライバーが語り、走って見せてくれます。
とにかく車が好きで、スポーツカーは特に好き、でもあんまり改造車は好きじゃない僕としては
スポーツカーだけでなく様々な市販車の限界走行を見せてくれるベスモが大好きでした。

そして今月号は待望の(市販車版)レクサスLFAがいよいよ登場!ということで速攻買ってきました。
レクサスLFAはトヨタが世界限定500台、3750万円という価格で発売したスーパースポーツカーです。
スポーツカーの王道たるFRでエンジンはV型10気筒570馬力。価格も凄いですがそのスペックもスーパーです。

さすがに浮世離れし過ぎな感じで「憧れ」すら湧いてこない感じではありましたが、
こんなスーパーカーが日本から出たってのがベスモ・ファンとして、いや日本男児として何かもう感慨深いものがありました。
国産スポーツカー(ちょっと前まで280馬力制限もあり)は井の中の蛙って感じで、
結局フェラーリやランボルギーニやポルシェやらの400とか500馬力のスーパーカーが出てくると全く勝てない、そこに日本の限界を感じていました(笑)。
まぁ、「市販車では」ってことですけどね。

最近は日産GT-Rがめちゃくちゃ速くてやっと日本も戦える!って感じになってきてはいましたが、LFAは見た目もGTカールックではなく、
スーパーカー然としていて、凄く格好良いので「憧れ」はなくとも走ってるところを見て見たい!と思っていたのでした。
まぁ・・・LFAの見た目は賛否両論あるみたいですけどね。どのスーパーカーにも似てないと思うし、僕は好きです。黄色も似合うし!(笑)

タイトルには「ファイナルバトル」って書いてあって何だろう?って思ったら、ベスモは今月号で休刊なんだそうです。
やっぱり今時あんまりスポーツカーって流行らんのだろうなぁって何かシミジミとしてしまいました。

車好きってむしろマイナス要素?みたいに思うことも最近よくあります。
「車は何に乗ってるんですか〜?」「まぁ・・・オープンカーですね・・・」「え、車好きなんですかぁ?・・・・・」
何となくテンションが落ちる感じ、わかりますか(笑)。

まぁ、そうは言っても車が好きなのだからしょうがありません。
この最終号はLFAにGT-RにポルシェGT2RSにコルベットZR1、そしてフェラーリF430の超豪華スーパーバトル。
世界の名だたるスーパーカーと互角に渡りあうLFAとGTRにもう感動しっぱなしでした。大和魂ここにあり!みたいな。
なんか単純ではありますが、LFAやGT-Rを生み出したメーカーと日本車文化をとても誇らしく思いました。

それとLFAがちょっと格好良すぎでした。見た目といい内装といい、これぞ和製スーパーカー!!って感じです。
僕は自分の手に届かないであろう車にはほとんど興味がなくて、ましてやスーパーカーは全然専門外って感じでしたが、
LFAだけは日本人として惹かれざるをえませんでした(笑)おおげさですね。

というわけで?、ミニカーを買いました(笑)。
実車は見る事が一生に一回も無いかもしれないので、いつか記憶から薄れてしまいそうなんですが、
やはり車マニアとしてはこのスーパーカーが生まれたことを何か記録しておきたいじゃないですか。
そんなことを思っていたら、ちょうど黄色のLFAが売ってたので購入しました。スケールは18分の1なのでけっこうデカいです。

ミニカーの名門AUTOart製だけあってハイ・クオリティーな出来栄えです。パール塗装の厚みは実車と見まごう輝きですし、
ドア開閉、リアのガラスハッチ開閉、エンジンルーム開閉、時速80キロ以上でせり出してくるリアウィングも再現されています。
内装も凄まじく精緻な仕事が施されており、自分が小さくなってこのミニカーのハンドルを握ってみたいと思ってしまうほどでした。
車のプラモデルを自分で塗って完成させるのも素晴らしいホビーだと思いますが、完成品のミニカーをコレクションする人の気持ちも分かった気がしました。
こりゃ、良いものです。

これからますます燃費指向になって、いずれはガソリンエンジンも無くなっていくのでしょうから、こんな車はもう日本のメーカーからは出て来ないでしょうね〜。
ほんと、ガソリン車の頂点が今この時かもしれません。
でも僕は電気自動車にも興味津々で、電気でクソ格好良い見た目の車が出たら、ガソリン車に見切りをつけてさっさと購入してしまうかもしれません(笑)。

グランツーリスモ5ではもちろんLFAも登場します。
僕はGT5用にPS3の本体からテレビまで一式揃えておきながら、2〜3週間に1回か2回しか走ってないので全然進めてないのですが・・・・
(ゲーム内で十分に)お金が貯まったらLFAも買って走らせてみたいと思ってます。
ハンドル型コントローラーのG27はH型シフトこそちょっと違和感あるものの、パドルシフトの操作感はかなり上質なものがあるので、
LFAを華麗に走らせてみたいものです(むしろATでいいかも・・)。

でもH型シフトとクラッチをがちゃがちゃ忙しく遊ぶGT5は最高に楽しいですね。なんかリアルに疲れますけどね・・・。

ちなみにもう1台持ってるミニカーがこのランサーエボリューション9。これもAUTOart製です。
実車を持っていた身からすると実車の再現度はフジミのプラモの比ではありませんでした(笑)。めちゃめちゃ良い出来です。
でもこのミニカーを購入した丁度一週間後に自損事故でランエボ9は廃車になってしまったんですよねぇ〜〜〜。

こいつが遺影になろうとは・・・(笑)。

そういう意味でも思い出深いミニカーです。今も自分の車歴を語る上で外せないアイテムとして大事にしています(笑)。

これがありし日の我がランエボ9。この車を壊してなかったら今でも乗ってたでしょうね〜
少々車内が騒々しくて、椅子がスポーティーすぎて腰が痛くなる以外全く不満の無い車でした。
見た目がね、もうランエボ!って感じでいいですよねぇ(笑)。
もうやる気満々な感じが。飛ばして無いのに前の車が道を譲ってくれる稀有な車でした(笑)。いや、ほんと、そこだけは心苦しかったです・・。

今でも新車で買えるなら欲しくなってしまう1台です。
ベストモータリングでも大活躍で、ランエボ9が出る号は全て購入してました(笑)。
当時は(R34亡き時代でもあり)国産最速の座に君臨してたのがこのエボ9だったのです。
でも、僕の腕はヘボかったんでエボのポテンシャルを引き出すことは一度もなかったんですけどねぇ・・・笑。

現在の愛車はご存じホンダS2000。今年で5年目になりました。2回目の車検も通してまだまだ乗っていこうと思ってます。
S2000には全く不満は無いどころか、この車に乗ってると(手の届く範囲で)他に替わる車が無いのが本音です。
べスモを見るたびに愛車候補になりうる車はないかと思ってたんですが・・・・なかなか。
ちなみにベストモータリングの恒例企画「駆け抜ける喜びランキング」ではS2000が堂々の1位でした。
とにかく走って楽しい車ってことで、僕のような素人でも(他と乗り比べたこともないですが)S2000の運転は最高に楽しいひとときです。
いつも車庫に保管しているので、5年目の今もってボディーはピカピカ。いまだに近所のオッサンが「お、新車買うたかね?」と聞いてくるくらいです(笑)。

借金も無事に全部返し終えたし(笑)、気楽に末長く乗っていきたいですね〜。

ベストモータリングは休刊になってしまって残念ですが、トヨタからはFT86という新型スポーツカーも発売が予定されているわけですし、
まだまだスポーツカーは捨てたもんじゃない!と思いたいですね・・・。
これからも何らかの形でスポーツカー好きな人が喜ぶ番組が企画されていくことを期待してます。