シタデル・ファインキャストのレジンは夢の素材!? by Rman(H23.6.13)


ファインキャストが2011年5月28日に発売され、世界中の趣味人が喜びか悲しみか怒りか・・どうかわかりませんが(笑)、
様々な声を上げる中、僕はアポファス王子の発売待ちでありました。

そしてトゥームキングのファインキャスト系モデルを色々と予約注文。
トゥームキング待望の新キャラクターモデル、そして初のファインキャストへの期待、それはもう楽しみに待ってました。

しかし・・・・届いたブツを見てちょっとガクっときました。
リッチープリーストがもうめちゃめちゃ抜けてないんです。完全にハズレを引いた気分でした。



これのどこがファインキャストだってぇ?ってガッカリしつつ、アポファス王子も開けてみたところ、かなり穴ぼこだらけの段差やバリだらけ・・。
ちょっと奥さん、GWがやってたファインキャストの宣伝と全然様子が違うんですけど・・みたいな感じでした。

ただ一緒に届いたウシャブティは非常にカチっとキリっと抜けてたので、たまたまなんでしょうかねぇ。
購入者の情報を色々と集めてみると、やはり個体ごとに抜け具合がいろいろ違うみたいで、
メタルの時よりもちょっと製品精度のばらつきが多いのかなという印象を持ちました。


とはいえ、僕も模型製作者のはしくれとしての自負があります。
やはりモデラーたるもの模型を作らずして模型を語るべからずです(笑)。

ここからは個人的意見ですけど、
キットのやれどこがダメとかここがダメとかダメ出しばっかりして、しかも作らない(塗らない)人っているじゃないですか。
ダメなところも含めて修繕や改善しつつ完成させるのが模型製作者としての正しい姿なんじゃないかと僕は思うわけです。

ファインキャストについても、文句を言うのは誰にも出来ますが、
ちゃんとした評価が出来るのはやはり完成させてからではないかと思うんですよね。
ましてや買ってもおらずネットの評判だけで「ファインキャストはクソだ」とか言っちゃあいけないと思うんですよ僕は。

それで抜けがヤバ過ぎだったリッチープリーストはともかく(笑)、アポファス王子をペイントしました。



そんなわけでちゃんと完成させた僕がファインキャストに関して思ったことは・・・・・・・

メタルの方が良かったです(笑)。

なんと後ろ向きな!!(笑)

いやぁ、このモデルもそうですがファインキャスト(レジン)じゃなきゃ出来ないかっていうと、そこまでじゃないんですよねぇ。
たぶん十分メタルでも抜けると思うんです。
というか普通の人が普通に塗る分には今までのメタルがレジンになろうが、あんまり関係無いと思うんです(笑)。
しかも製品毎の精度はメタルの方が安定してるような感じでしょうし。

もちろん、モデリングしやすくなるってのはあるでしょうが、今回僕は柔らかすぎて削り過ぎてしまうというミスをやらかしたので、
慣れが必要なのはメタルの工作と同じかもしれません。

あと、完成させて飾って眺める分には当然ながら素材云々関係ありませんが、
手に持った時の異様な軽さに何か寂しさを感じてしまうのは僕が古い人間だからでしょうか。
このアポファス王子くらいのメタルだったらけっこう心地よい重さだったろうなぁとか思ってしまったり。

そういう感じで僕はメタルという素材に普通以上の愛着を持ってるので、どうしても正当な評価とはなり得ないわけですが(笑)、
まぁこれからもファインキャストの新モデル発売を楽しみにしながらウォーハンマーを続けていきたいと思います。

もちろんファインキャストにはファインキャストの良さがあるでしょうし、
これから製作を続けて行く中でそういったものを実感できることもきっとあるでしょう!(テーブルから落ちたけど無事だったぁぁ!とかはありそう笑)

そんな感じではありますが、
あえてここに結論を出すのなら、「素材は何であれ楽しみながら作っていけばいい」ってとこでしょうかね!(笑)