メタルからレジンへ by Rman(H235.26)


GWのメタル製ミニチュアが無くなる、そんな噂が流れ始めてしばらく経ちましたけどようやく事の真相が分かりました。
それが「シタデルファインキャスト」というもので、発売がせまった今、GWだけでなくGWJの公式サイトでも連日積極的に宣伝しています。

それらの広告によると、
素材がメタルからレジンになることで、今まで以上に原型に忠実なキャストが出来るようになり、よりモールドは深く、エッジの立った良いモノが出てくるとのことです。
今まで発売されてきたメタルモデルも順次「ファインキャスト」としてレジンモデルに置き換えられていくようです。
同じモデルでも実際は型から作りなおしているので、より原型に忠実なクオリティーの高いモデルが出てくるそうで・・・・
ちなみにレジンモデルはメタルに比べると加工がしやすく、モデリングの面においても有利であると紹介されています。
その宣伝文句だけ聞いてるとまるで夢のような話です。

大変素晴らしい!
うんうん、いいじゃないですか、シタデルファインキャスト。


・・・・ほんとかよ!?

僕はこのGWの宣伝文句にいまいちピンと来てないんですよねぇ・・・正直なところ。
というのも、今まで(最近のモデルは特に)このメタル、原型は良いんだけど、型の抜けが悪りいなぁぁぁ〜なんて思うことがありましたかね?
僕はそんなこと思ったことはほとんど無いわけです。
まぁたまには整形不良ってことはありましたけどね。

実際のところ、現在のシタデル・メタルミニチュアをペイントする上で、モールド甘いからちょっとね、なんて思うことは全く無かったわけで、
これ以上モデルの出来が良くなってもペイント後の完成度ってそんな変わらんでしょ?とか思ってしまうんですよねぇ(笑)。
モデルの出来が良いからっていきなりペイントが上手くなるわけでもないでしょうし。

それに今になってやたらレジンという素材を褒めまくってるのがまた怪しいじゃないですか(笑)。
レジンって型から落とす際の離型剤が凶悪で、これをアンダーコートする前にきっちり落とさないといけないってのが一般的な認識だと思うんですけど、
そういうのはどうなんでしょうか・・・。
もしその共通認識がそのまま当てはまるなら、メタルを真鍮ブラシで磨くよりはずっと面倒なことになりそうですし、ここは特に気になるところです。
それに、切った貼ったの加工はしやすいでしょうけど、今までアホかってほどメタルを作ってきた僕からすると、
別にメタルの組み立てが苦でもないので、そこもあんまりメリットを感じないんですよねぇ。

まぁ、メタルの組み立てが大嫌いな人もいることは知ってますけど・・(笑)。


思えば、メタルの強度の高さは一つの魅力でした。確かに高い所から落としてしまったら、
接着面がパキっと外れることはあったかもしれませんが、メタルの復元性の高さ、耐久力は誰もが認めるところでしょう。
何気に力を込めれば若干ポーズを変えたりと、融通が効くのも魅力でしたね。レジンじゃそうはいかんでしょう。
もちろん、レジンだって普通にゲームで遊ぶ分には強度的に全く問題は無いでしょうけどね。
でもレジンは熱には弱いので、ペイント中にドライヤーを多用していた人(僕も)は要注意です・・・・。
ソードとかの鋭く細いパーツがぐにゃ〜ってなりそう。

あと、生粋のメタルフリークから言わせてもらうと、メタルはメタルだから良かったんですよ!(笑)。
僕はメタルミニチュアからウォーハンマーに入ってきたので、金属の人形で遊ぶってところに惹かれていたんです。

メタルはこの重さ、重量感がたまらん!って感覚を大事にしてきたわけです。

それに、これから「これって材質は何ですか?」って聞かれた時に「金属です!」って言えなくなるじゃないですか・・・・
これは一大事ですよ・・・・いや、どうでもいいことですかね(笑)。

そんな感じで、GWの宣伝文句に対して僕は若干、懐疑的になっているのです。
今まで散々メタルを売ってきて、急にレジン最高!って、そりゃウソだろうと・・・。

と疑ってみても、これからはメタルの新製品は出ないのでしょうし、ウォーハンマーを続けていく以上はその現実を受け入れるしかありません。

なんて、
そんな大げさなことではなく、結局のところ良いモデルが出てくれたら素材が何かってのは二の次ですよね。
僕はトゥームキングの追加リリースとして発表されたアポファス王子や新リッチープリースト、ネクロテクトにもうドキドキしてます。
このトキメキは素材云々まったく関係無いですね(笑)。

それに、旧来のメタルミニチュアがレジン製になるにせよ手に入らなくなるわけじゃないってのにも一安心です。
まぁ素材が何であれ、楽しくペイントできれば良い訳ですから・・・・ね。

気が向いたらシタデルファインキャストとして再誕するウシャブティを我が軍の増援戦力として購入して、
ホントにそんなモデルのクオリティーが上がってるのかどうか前に塗ったヤツと比較して確認してみたいところです。



ちなみに、メタル製をバラで買うより若干お安くなったのは何気にグットでした!(笑)

記念すべき5月28日にお店にいって歴史の新たな1ページを皆で祝う、なんて熱いことは地方在住故に出来ませんが、
シタデルファインキャストの発売が楽しみになってきたのは間違いありません!

まぁ、オチをつけるなら、僕はもう一生塗りきれないくらい「メタル製」のウォーハンマーミニチュアを買い貯めしているので、悲観的になる必要は全く無かったですね(笑)。


これからも趣味人としてウォーハンマーの新製品には素材が何であるかに関係なくドキドキワクワクしていくことになるでしょう。
メタル製品が主だったスペシャルレンジのミニチュアがどうなるのかは気になるところなんですけどね・・・。
いっそレジンで昔のエピックモデルとか再販してほしい!無いでしょうけど!!

あとはまぁ値上げのこととか・・ま、あんまり言ってもしょうがないんで、ここはひとつ前向きに考えて、
その値上がりした分もしっかりペイントするなりして、じっくりミニチュアを楽しみたいですね(笑)。