黄色クルマニア(愛車自慢) by Rman(H21.12.15)


先日、3年目1回目の車検を通したばっかりの僕の愛車ホンダS2000。
平成18年11月21日に工場で完成(僕の誕生日と同じですよ!)、同月26日に納車となった通算3代目の黄色い車です。

ちなみに2代目の愛車はランサーエボリューション\。まぁ色々ありまして(笑)、この車には1年間しか乗らなかったのですが、
ランエボは本当にすげぇ車でした。
超パワフルなエンジン、革&アルカンターラの豪華な内装&セダンの実用性、そして黄色いセダンという異様さ。
今風の言い方で言えばエコじゃない(燃費が悪い)ことだけが弱みでしたが、
そんなことはこの車に乗ってる奴には関係ね〜って感じでしたね(笑)。
さて、S2000。
1999年、ホンダが創立50周年を記念し満を時して発売したオープン・スポーツカー。
全てがこの車のためだけの専用設計という近年の車では非常に贅沢な作りで、
ハイエックスボーンという強固なフレームに支えられオープンカーにあるまじき剛性をもつボディ、
エンジンもS2000専用に開発された自然呼気ながら2L250馬力を誇るF20C。
そして駆動型式はFR。
まさにスポーツカーマニアにとっては熱すぎる車。
発売当時は日本中のスポーツカーファンが熱狂的に支持したそうですが、
その頃の僕は高校生だったもんで車には全く興味が無く、この車のことなど知る由もありませんでした。
ちなみにこの車、テレビCMは一度も流してないそうで、今でも知らない人は知らない車ですよね。

まぁ僕はもともとマニアックなものを好む嗜好があるようで、
免許取って車にも興味が出てきたら、やっぱりこの車に辿り着いちゃったんですよね。
この「格好良いだろ!オレ!」を絵に書いたようなデザイン。
僕はマツダ・RX7とかロータス・エリーゼとかああいう流線型なデザインもとっても好きなんですが、
直線基調で潔く飾気のないこのS2000には一目見て惚れました。
しかしながら、車雑誌などではS2000のデザインに関する大方の評価は
「いかにも体育会系って感じでスポーツカーに必要な色気とかが無くてダメダメ」というところで、
それは何と比べてるんだ?と言いたくなりましたねぇ。
実際走っているところを見ると超格好良いんですよ!これが(笑)。
しかも、じっくり見ると直線のようで非常に繊細な曲線を描いたフロントフェンダーのボリューム感。
古典的なほどにロングノーズ&ショートデッキでしかも低い。まぁ、口で語るのもヤボですかね(笑)。
ランエボに乗って思ったことは、速いことは速いが何かが足りないってことでした。
それはきっとコペンで存分に楽しんだオープンエアーの刺激感じゃなかろうかと思い至り、
オープンカーの中で黄色の車体色がある車といえば当時トヨタMR-SとS2000しか無かったわけです。
それなら、憧れのS2000しか無いだろうってことで、思い切って5年ローンで購入に踏み切りました。
つまりまだ2年間ローンが残っています(笑)。まさに車貧乏ってヤツです・・・・。
でも、今でもこの時の選択は間違ってなかったと思います。
どっちみちローン組んで毎月払うんだから、やっぱり好きな車じゃないとッ!(笑)。

僕が購入したのが型式AP2というエンジンが2.2Lになったヤツです。
2・2Lになって、S2000最大の特徴だった9000回転まで回るという超高回転型のエンジンは
8000回転までしか回らなくなり、しかも最大パワーも250馬力から240馬力になって、
旧来のファンをがっかりさせたらしいのですが、全域でトルクが増してレスポンスも向上しているとか。
刺激をとるか速さをとるか、といったところのようですが、僕は色と見た目でS2000を選んでるのでどっちでも良かったんですけどね(笑)。

この黄色がまた素晴らしいですね。
ニューインディーイエローパールという色ですが、パールが入ってて色に厚みがあるというか、奥深く、見てて飽きないんです。
黄色のど真ん中でありながらも軽すぎもせず重すぎもせず、光沢感も加わって綺麗なこと。まさに理想の色なのでした。
ちょうど僕がインペリアルフィスト・マリーンに使っているゴールデン・イエローにツヤが加わった感じ。
僕が今まで見てきた黄色い車の中でもこの色ほど絶妙な色は無かったです。ま、自画自賛なんですけどね(笑)。
この型式のS2000の良いところは生産台数が少ないことを逆手にとったフルオーダーシステムで、
内装、外装の色を自由に組み合わせることができました。
そこで外装は黄色、内装はちょっと落ち着いた雰囲気にしたいと思ってブラウンの本皮シートを選びました。
このイスは凄く座り心地が良くて、長距離を走っても全然腰が痛くなりません。前の車とは大違い(笑)。
そして幌は青色。黒か青かで色が選べたので僕は黄色いボディーには絶対青が似合うと思ってチョイス。
ところが友人や家族からは黄色には黒だろ〜と散々でしたが、いや〜どう考えても青でしょう〜。
ちなみにこの後の最後のマイナーチェンジで、フルオーダーシステムは無くなりこの黄色+茶内装の組み合わせは選べなくなったので、
この型式だけの珍しい組み合わせということになり、ちょっと自慢のポイントになりました。
僕がS2000に惚れた1つの理由がトップが幌だってことですね。
車に興味の無かった時は幌の車なんて雨漏りしそうでヤダと思ってましたが、
コペンに乗ってわかりましたね、幌の格好良さが。
コペンは確かに便利でした。普段はクーペとして使って、たまにはオープンカーにもなれる。
軽自動車なのに電動メタルトップというのはいかにも高級な感じもしてました。
あの小さいボディに凝ったギミックを詰め込んだ車ということで、それはもちろん凄いことなんですが・・・
でも格好良いとは違うんですよねぇ。

幌車ってやっぱり特別な車なんですよね。それはまぎれもなく「オープンカーだけの装備」なんです。
やっぱりね、一挙両得みたいな考え方はセコいんですよ。便利と格好良さは両立しないと思います。
オープンカーはあくまでオープンカーだから格好良いんだなぁとコペンに乗って思い至りました。

とかいいつつ、この幌は電動なので、安楽に開け閉めが出来るポイントが一番のお気に入りだったりします(笑)。

見た目の話で言えば、納車して1年後に無限のエアロとウイングを付けました。
ノーマルのプレーンな見た目も好みでしたが、この無限エアロが格好良くて最初から欲しかったんです。
その時は予算オーバーで見送りましたが、
丁度S2000がマイナーチェンジしてタイプSというエアロ装備の特別車が発売され、
あの度派手なエアロと羽を見て刺激を受け、勢い貯金を崩して装備させてしまいました。
おかげで急な坂道などで路面をこすることもしばしばですが、見た目には大満足しています。
走りは最高の一言に尽きますね。
納車して最初の交差点でハンドルを切った瞬間に(鈍感な僕でも)この車の凄さが分かった気がしました。
抵抗無くスルッと曲がるんですよね。切ったら切っただけ曲がるというような。
前がFFとか4駆だったからだと思いますけどFRの回頭性には恐れいりました。
ハンドリングが正確なだけに遊びがほとんど無いので、高速道路ではまっすぐ走るだけでも神経を消耗するのはご愛嬌。

そして何だかんだ言ってやっぱりエンジンが良いですね。低回転で走ってる分には何とも無いですが、
ちょっと回したらもの凄い音!ガガガガァーッッギャーンッ!って感じ(笑)。
そりゃぁ実際の所エボ\の時ほどの加速は無いわけですが、今度はオープンなので体感刺激は断然上なんですよね。
このオープン走行の楽しさはもう病みつきです。

ちなみにオープンで走って一番楽しいのは高速道路です。
もの凄い風と音を受けて走る高速走行は一般道では絶対に味わえない楽しさと刺激に溢れています。
昔はオープンカーが高速を走ってるのを見て「うわ〜、あの人大変なことになってるよ」と
同情に似た気持ちを持っていましたが、これはですね、完璧に余計なお世話でした(笑)。
まぁ、景色の良い道をゆったり走るのもそりゃぁ〜〜楽しいですけどね。

ちなみに僕は広島ミニチュアゲームの会に参加するときは雨天以外では必ずといっていいほど高速道路をオープンで走って行きます。
よって会場到着時、すでに体力を(W3から2くらいに)消耗していることもしばしば(笑)。

あと、ひとつ言っておきたいのが、オープンは真夏の炎天下以外ならいつでも大丈夫なのです。
つまり真冬のクソ寒い時でもこのS2000ならばむしろオープン!なのです。
というのも、エアコンが超強力なのとその制御が見事で、たとえ外が零度でも中は実際ポカポカなんです。
雪が降る中温泉に入ってる感じ、ですかね。
これを言っておかないと、知らない人から見たら真冬にオープンとかアホじゃないかと思われますからねぇ。
まぁ、否定はできませんけどね(笑)。
そういったわけで、この車には100%満足しています。
3年も乗ったら飽きそうなもんですが、全然そんなこと無くていつも週末にこの車に乗るのがホント楽しみなんですよね。
あえて悩みを言うならば、この車に代わる次の車が見つからないくらいこのS2000が気に入っているというところでしょうか。
まぁそんなことは借金返してから言えって感じですけど(笑)。

愛車は普段アコーディオン式の車庫に閉まっています。この車庫は買って自分で組み立ててからもう4年以上経ってますが丈夫なもんです。
合同産業製。
この車庫のおかげで幌も傷まず、車はいつもピカピカです!