ウォーハンマーファンタジーバトル大合戦絵図  by Rman(R6.5.9)


ウォーハンマーファンタジーバトル(以下FB)、一度はタイトルそのものが消滅し、世界中の多くの趣味人が悲嘆に暮れた記憶も、今や過去のものとなりました。
2024年、ついにウォーハンマーがそのタイトルをThe Old Worldと変え、帰ってきたのです。もうここ数年で一番テンション上がるくらい嬉しいのです。
何度でも言います。本当に嬉しいのです。

昨年より気まぐれでブレトニアを作り始めた僕も、ブレトニアと向き合う中でやっぱり自分の中でもFBへの思い入れの強さを改めて実感させられました。
思い返せば、FBがエンドタイムした時(2015年)は僕も結婚して1年目で生活の激変の中であまりウォーハンマーに夢中になりきれなかった時期でした。
だからこそ、ダメージ直撃を避けられたというところはあったと思います。

当時ダメージ直撃しちゃった一部のファンはFBが滅んだことへの悲しみでウォーハンマーそのものから去っていく人もいれば、怒りに任せてミニチュアを焼く人もいたそうです。

僕はFBが滅んだことよりも40K含め日本語版が切られて、日本のホビーシーンが成熟していないと断罪されたこと、
これからはゲームの駒ではなく模型の魅力を全面に押し出して行くという方向転換などの方針を聞いて、
僕も僕の周りもこんだけ無我夢中にゲームありきのウォーハンマーやってきたのに、そんな言われ方ある?って感じでことさらにショックでした。

まぁ、僕のウォーハンマーへの真摯な思い入れをちょっと見ていってくださいよ。
オールドワールド発売記念ってことでショウケースに並べているミニチュアをズラリと並べて見ました。


こんだけ作ってきてたのに、おめぇらのホビーは成熟度が足りねぇとは、どこの誰が言ってんのか!
えぇ?ちょっとツラ貸してもらおうか?
って思いましたよ!
(嘘です、言われて無いし思ってもないし、創作です)

まぁ、世界的な景気後退もあって、売上が落ちてたんでしょうね。
それなら素直にそう言ってくれればいいのに、ホビーシーンが成熟していないっていう言い方がね、傷つきましたよね。


こうやってウォーハンマーファンタジーバトルのミニチュアをズラリと並べると、何とも言えないノスタルジーな感覚に浸れます。
でも、これがまた現役復帰できるようになるってのがもう、嬉しくて。
当時こんだけのミニチュア(ブレトニア除く)を作ってきてFBは滅びました、とされた当時の心理的ダメージ、軽く人格否定レベルですよね。
あまりにも酷過ぎるだろうと。AoS新版でストームキャストの一部がレジェンド行きです〜の比ではないと思います(笑)。

僕がAoSにすんなり移行できなかった(今も出来て無い)理由は御察しいただけると思います。
むしろ、結婚とか何とかで一歩下がったポジションじゃなかったら、僕もミニチュア焼くなりアンチ転向なりの過激派になっていた可能性も否定しきれません。
たまたま、ダメージ直撃を避けられたのは幸運でした。


でもまぁ、その当時に一生懸命塗ったミニチュアの魅力、コレクションへの誇りは、ゲームから引退となっても何ら影響ないことも、僕の中での揺るぎないものでした。
ですんで、皆さんもウォーハンマーのゲームでレジェンド行きになったことをあまり悲しまないでください。
自分で一生懸命にペイントしたミニチュアはきっとずっと宝物ですよ。


それに、現役タイトルのゲームで使えなくなって10年後に復活することもあるという実績もできたわけですし、
どうか短絡的に自分で作ったアーミーのミニチュアを手放さないで欲しいです。
10年後、20年後に「あの初代リベレイターをリスペクトした新ストームキャストが再誕!」とかやってる可能性も十分あるわけです(笑)。


GW社の製品を25年追いかけていると、割と過去の製品のリバイバルが多いわけです。
なので今のコレクションや積みプラの中で最新のゲームシーンから遠のいたものがあったとしても、きっといつか戻ってくる機会があると僕は確信するところです。

ちなみにこの写真の右側のFB4版時代に発売されたエンパイアヒーローonペガサス、今度再販されるそうなので、色んな意味ですごいなと。
一度ほぼ完全に捨て去ったメタル製ミニチュアという文化を、オールドワールド新版と共に蘇らせてきて、
GWは商売上手というか昔のFBファンのツボをよく押さえてるなぁと感心するばかりです。

僕のウォーハンマーライフの中で最も頑張って塗ったのがこのドラゴンプリンスのユニットかもしれません。もう15年以上昔の作品ではありますが。
またオールドワールドの舞台で彼らを出陣させるのが楽しみでなりません。


それにしてもこう、並べるだけでもテンション上がってきます。
アーミーを並べるだけでバトルした気分が味わえるというと大げさですが、1時間かけて棚から出して並べた労力の分の満足感は確かにありました。
ケイオスの軍勢に対抗するエンパイア、ブレトニア、ハイエルフの連合軍。いやぁ、いつか本当のゲームでこういうのやりたいですね。


GWは古いメタルキットの型もちゃんと残してることが今回のオールドワールド関連で分かったので、マジでこのケイオスドワーフを復刻して欲しいと思うんですよね。
マジにくそ馬鹿みたいに売れまくること間違いないと思うんですけどね。世の中、変わった趣味の人も多いし。
フォージで無理にカッコ良いケイオスドワーフ出す必要なくて、このままメイドトゥオーオーダーでね、お願いしますよ。


ブルケンタウロスだけはフォージで巨大化しちゃった都合上、新版ではこのキャバルリーベースサイズのやつの行き場が無くなっちゃったのは悔しい所です。
同盟軍枠でケイオスナイト扱いで投入してもいいかな、と思ったりしてます。


昨年、ブレトニアを作り始めた当初、こういう光景に憧れてたんですよね。善の陣営の連合軍的なやつ。
手前にズラリと並んだ美しいハイエルフのボルトスロアー。背後の並ぶ煌びやかなナイト達。派手派手でまさに映画のワンシーンかのような美しさ(自分で酔いしれる)。


こうやって並べると、ブレトニアのランスフォーメーションの美しさが際立ちますね。
ブレトニアナイトでしか表現できない世界観がありますね。
5版ブレトニアの配色リスペクトな僕ですが、ツイッターで海外趣味人からおめえのブレトニアはレゴっぽいと言われ、
まぁ、海外趣味人だからってみんな古い時代を知ってるわけじゃないよなぁと、自分がオッサンになったことを改めて実感したのでした。

これはあくまで合戦のイメージ配置であって、実際のゲームでこんなに並べるなら最低でも2倍の戦場の広さが必要と思います。
8版の頃はFB版アポカリプスと言うべきレジェンドバトルという大規模バトルのサプリメントもあったので、
オールドワールドも順調に盛り上がっていけばまたそういう本も出るかもなぁと楽しみにしています。

エンパイア軍もけっこうなポイント作ってるんですが実戦稼働率はかなり低いので、オールドワールド復活を機にぜひとも再開したいなと思ってます。
もう20年くらい前に塗ったミニチュアですが、実に真面目なペイントでまったく見劣りしません。むしろ今の方が下手になってるまである(笑)。


これを全部黒下地から塗ってたというのだから、非常にしんどいペイントでした。まぁエンパイアの歩兵は2000P戦程度であれば十分揃ってるので、
あとは見栄えのするナイトやスチームタンクやらをガツンと塗ってやれば十分戦えるでしょう、という感じです。


エンパイア軍に馴染むように塗ったジャイアントも僕の大のお気に入りの作品です。
今のオールドワールドでは同盟軍枠でも入れられないのが残念ではありますが、まぁまた機会があるでしょう。
こうして一時的に使えなくなったとしても、当時一生懸命作ったミニチュアはずっと宝物なんですよね。僕にとっては。


エンパイアナイトと並ぶ火薬兵器、こういうのも同盟軍って感じで浪漫あっていいですねぇ。やっぱり。


僕の作ったミニチュアの中でもかなり誉れ高いモデルがこの厳めしきエルサリオンです。
GW本国のブログでも紹介されたことあって、めっちゃ自慢でした。ハイエルフ復活の際にはこの辺りは再版される可能性あると思ってます。


僕の作ったミニチュアでたぶん最もカッコイイのがこの旧ティリオンです、もう好き過ぎてたまりません。
全てのウォーハンマーミニチュアで一番好きなモデルは?と聞かれたら、こいつです、と答えるかもしれません。
僕のFBのメインアーミーはハイエルフなんですよね。実は。


テクリスも当時限界までペイントしたモデルです。今同じように塗ろうと思ってもたぶん無理です。当時はまだ自分の限界を超える!という気合いがありました。
今はもうないです。そこそこ手抜きしながらそこそこ格好良く塗れたらいいかな、というのが板についてしまいました。
でもまぁそんな気持ちで作ったブレトニアに十分満足できているので、まぁ、これぐらいのペースでやらないと寿命が足りないってことでね(笑)。


ハイエルフとブレトニアの弓兵が並ぶと、たまりませんねぇ。
手前のブレトニアボウマンはコントラストからの立ち上げ、後ろのハイエルフは黒下地からの立ち上げ。
ハイエルフの方が5倍くらい時間かかってますが、もう僕自身がもうろくじじいなので、どっちもいいじゃんってくらいに塗れてるように見えてしまいます(笑)。


いやぁ、たまらん。
これを全部エンドタイムされて、僕はよくウォーハンマーを好きでいつ続けられたなって思います。
まぁ、僕は自分が作ったミニチュアが全てであって、本質的にはゲームとか関係ないのかもしれません。
むしろ、エンドタイムされたら、旧版遊んでもいいんじゃない?くらいにポジティブでした。
まぁ、40Kに夢中でしたから、FBはしばらくいいかな、と40Kに逃避できたところもあります(笑)。


このケイオスアーミーももうちょっと強化させて、新版仕様にアップデートしたいところではあるんですよね。
ところで、ケイオスウォーリアーはAoSのミニチュアがほとんど全部流用できるので、今作れるオールドワールド向けアーミーの中では敷居は低いですよね。


いや〜たまらん!(2回目)
これをエンドタイムされて(以下略)


この密集具合、実にウォーハンマーFBです。最高です。
こんなに真面目にウォーハンマーのミニチュアを作って遊んでたホビイストに向かってホビィの成熟度が(以下略)


このスタードラゴン、くそ頑張って塗ったモデルです。クソ頑張ったぶんだけクソかっこいいです。
こうして見ると、オールドワールドでもどれだけの活躍をしてくれるか試してみたくなりますね。ほんと新版が出てくれたのが嬉しいのです。


ウォーハンマーを続けることで見えてくる景色があります。
それはウォーハンマーのミニチュアは不滅ということです。どうか皆さん、自分で塗ったミニチュアを大事にしてくださいね。
ウォーハンマーはきっと不滅です。レジェンド行き、大丈夫です。公式が認めたレジェンドとして、大層に振る舞えば良いです。

それと新版のオールドワールドは最高に面白かったし、英語版しかないけども今時の翻訳アプリを使えばけっこうサクサク読めちゃうもんです。
あまり身構えることはないです。

ぜひともオールドワールドやりましょう!昔からの趣味人も、最近始められた趣味人も。そしていつか対戦しましょう!

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