スペースハルク、面白い by Rman(R4.4.30)


ゲームズワークショップ社の独立型ボードゲームでも一番再版を望まれているのが「スペースハルク」ではないでしょうか。
ゲームの面白さに加えてミニチュアの豪華さも定評がありました。
2009年に発売以後、一度、再版されたのが2014年。それからもう8年ですか。
そろそろ新版がきてもおかしくなさそうではありますよね?

さて、僕がスペースハルクのペイントを完了したのは2020年の暮れです、約11年かけて(笑)塗り終えました



塗り終えたとあれば、遊んでみたくなるのが趣味人の性というものですね。

子供らは以前からこのゲームの存在に気付いていましたので、「お父ちゃんやっと塗り終わったから遊ぼうや!」って誘ってみると「うん!いいよ!」と二つ返事。
頼もしい子供たちです。


スペースハルクのゲームを簡単に説明しますと、二人用の対戦ゲームで、一人はブラッドエンジェルのターミネーター、もう一人はティラニッドのジーンスティーラーを操って、
スペースハルク(宇宙に浮かぶスペースシップの廃墟のようなもの)の中で壮絶な死闘を繰り広げます。
16個のミッションが設定されており、それぞれに勝利条件が設定されています。
ターミネーターは倒れたら復活できないのに対し、ジーンスティーラーはほぼ無限に湧いてきますし接近戦能力は半端無い、
ということでターミネーター側が勝つのは割と大変そうな印象があります。

詰将棋的な面白さがあるとの定評もあり、ターミネーター側とジーンスティーラー側とを交代してやったりと、割と何度も繰り返して遊べる深さもありそうです。
まぁミニチュアがかっこいいし、厚紙のボードもかなり綺麗に出来ているので見た目はかなり雰囲気があります。
あとゲーム中は個別にカード類も無いため、言語依存度が極限に低いのも子供と遊ぶ分には嬉しい所です。
(ルールブックそのものは翻訳しないといけないですが…)

ところがですね、スペースハルクって遊びやすいボードゲームかと思いきや、めちゃくちゃ場所取ります。
一般的な日本の家庭向けではないかもしれません(汗)。
普通にマップ広げるだけでミニチュアゲーム並のスペースを必要とします。


子供達は二人ともジーンスティーラーをやりたがりませんし(笑)、兄弟を競わせると負けが込んだ方が不機嫌爆発でけっこう面倒くさいことになるので(笑〉、
お父ちゃんがジーンスティーラー、兄弟二人でターミネーターを一緒に操ってもらいました。

ちなみにジーンスティーラーは上の写真のように、ターミネーターの視界に入ってくるまでレーダー探知機のマーカーで表されます。
このマーカーの裏に数字が書いてあって、視界に入ったらいきなり3体とかミニチュアに入れ替わったりするので、非常にドキドキします。
これって映画のエイリアン2でエイリアンが迫ってくる時に「ピコーン、ピコーン」っていうあの音を再現してるイメージなんだと思うんですけど、
子供にはそれが伝わらないのが口惜しいところです(笑)。


ターミネーターにジーンスティーラーが近づくともう子供が本気で怖がってくれて、ちょっとトラウマになっちゃうんじゃないかと思うくらいにギャアギャア大騒ぎです。
でも頑張ってダイス振ってくれて、この場面では運よくジーンスティーラーを打ち倒してくれました。

子供のターミネーターがやられると、とにかく不機嫌モードになっちゃいますので、僕も子供には分からないぐらいで、適度に手を抜きつつ相手をしました(笑)。


ダイスを振る様は真剣そのもの。
ところで、子供の機嫌を取りつつゲームするのはけっこう大変です(笑)。
数をこなせば不利な状況も楽しめるようになってくるのでしょうけども、まだまだ自分の機嫌を自分で取るのは難しい年頃です。


サージェント・ギデオンは頼もしいパワーを持ってます。防御力も高いため、安定して白兵戦をこなすことが出来る超精鋭です。


このゲームはターミネーター側の勝利で子供も大喜びでした!イイ笑顔が炸裂してました。
最初はよくわからないまま動かしてた子供達でしたが、ミッション後半ではだいぶ動かし方が理解出来て、迫真の戦闘を経て辛うじて勝利を掴みとるという流れに、
大満足の様子で僕も嬉しくなりましたね。


また別の日にも「お父ちゃんスペースハルクの続きやろうや!」と誘ってくれる長男。
ミッションは一から順に遊ぶのではなく、遊びやすそうなやつを選んでやりました。

こちらはミッション5のクレンス&バーンというもので、テックマリーン2名の救出作戦といった内容のものです。


このミッションも息子の勝利で幕を閉じました。
2回連続勝利できて、すっかりスペースハルクにはまってくれたようでした(お父ちゃんの作戦通り)。

慣れてきたところで、一番最初のミッション1ビーチヘッドを遊びました。


このミッションは2分隊(5体×2)系10体もターミネーターを使うので、1番最初のミッションにしてはやること多くてけっこう大変なのです。
実は2009年版のスペースハルクにはこのミッションは無く、2014年の第四版で導入された新しいミッションだったりします。
それだけに一発目にしては豪華な仕様のミッションになってるのかもしれませんね。


マップもやたらデカくて遊び応えありました。
ところでタイルの下に引いている宇宙柄のマットはアマゾンで宇宙柄タペストリーで検索して買ったものです。3000円くらいでしたかね。
値段の割に良い物で雰囲気がグッと良くなる気がして気に入ってます。


最終的にはこのゲームも息子達ターミネーターの勝利でした。

それはそうと、僕のペイントしたターミネーターが格好良すぎてヤバいです(自画自賛)。

かなり真面目に塗ってたので、
塗ってる最中は「これ塗りあがっても子供に使わせて色が剥げたりしたら嫌だからなー、子供と遊ぶ時は未塗装のやつ使おう」とか思ってたんですが、
何年もかけて僕のコレクションの破壊を繰り返してきた結果、子供たちのミニチュアの取り扱いも上手になってきたので、
このスペースハルクを塗りあげた時にはすっかり安心してミニチュアを任せられるようになっていました。

と言ってもスペースハルクはボードゲームとして塗らない前提の商品でもあったので色プラなんですよね。
塗らなくてもターミネーターは赤色のプラだし、ジーンスティーラーは紫色のプラになってます。


基本のルールも1、2回遊べば暗記できるくらい覚えやすいし、遊んでないミッションもまだまだいっぱいあるので、
これからもちょくちょく親子でスペースハルク遊べたらなぁって思うのですが…、
最近は平日は時間もなかなか確保できないし、休日もやること多くて遊べそうで遊べない感じになってます。

スペースハルクは本当に面白くてミニチュアもカッコイイ!新版が出たら嬉しいのですが、
まぁ作ってしまえば非電源系ゲームの良い所は旧版だろうがなんだろうが遊ぼうと思えばいつでもやれるところですんでね、
この塗りきった第四版スペースハルクは我が家の備付け定番ゲームとして、気長に楽しむとしましょう!

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