GRIMDARK TERRAINの紹介 by Rman(R4.3.4)


この記事はちょっとお前二枚舌やん?って言われちゃうかもしれませんが、ご批判も承知の上で書いています。

僕はGWホビーを遊ぶ上で大事にしていることはGW製品を購入すること、だったりします。

逆に言うとGW製品ではない似た製品(パチモン)のミニチュアとか違法性のある複製品(マジコン)とか、
あるいはGW製品を改造するためのサードパーティーの製品などはなるべく避けてきました。

別に公式大会に出るわけでもないし、マジコンは言語道断としても、パチモンや改造品使っても何ら問題はない、というのも分かりますし、
センスある改造、世界観をリスペクトしたものならアリ寄りだけど、あえてやらないスタンス、ですかね。

と言いつつ、僕も昔まだフォージワールドからフェルブレイドが出てなかったときに個人ユーザーから改造キットを購入して


フェルブレイドを作ったこともあったりしました。


まぁべインブレイドはちゃんと買ってるから、GWに金は落としてるし文句言われることはないだろう、って開き直り。
当時はルールもなかったですし。

本来的にはGWは著作権スレスレかあるいは侵害もありうるサードパーティー製品を好ましく思っていないはずなので、
GWホビーにサードパーティー製品の導入をチョイスすることは少なくともホビーの王道ではない、という気がします。


という前置きはしつつ本題です。

GRIMDARK TERRAINという海外のメーカーからタイタニカスにちょうど良いスケールのテレインを購入しました。
こちらのメーカーは3Dプリンター用のCADデータを販売しているところで、データを買うか小売店から出力品を買うか、という感じです。
僕は3Dプリンターをもっていませんので、海外の小売店「MetalOrkCasting」から購入しました。


公式サイトでは決してタイタニカス用とか40K用とは書いていませんが、まぁ雰囲気は実にグリムダークな遠未来にピッタリではあります。


最近40K用のテレインは純正品のクオリティーも高く、なおかつバリエーションも豊富ですから、
もはや「それ風」のものを求めることもない気はしなくもないですが、タイタニカス用となるとバリエーションが少ないんですよね。
純正テレインも3種類あって、その組み合わせや工夫次第ではかなり化けるキットではあるのですが、すみません、安直に社外品を求めてしまいました(笑)。



海外で使ってる人の戦場がめっちゃ格好良くて欲しい!ってなっちゃいました。

まぁGW製品はこれまでも買いまくってますので、たまには勘弁してくださいってことで。



さて、こちらのテレイン、注文してから約2週間ほどで届きました。



こんな感じで、段ボールにガシャっと入ってました。さすが3Dプリンター出力品ってことでパッケージも何も無し。
説明書も入ってなかったのでいやこれホントに作れる?なんか圧がスゴイってなってしまいました。

けっこう細かいパーツを組み合わせて様々なバリエーションを作れるようになってるのは純正品のアイデアをパクってる感じです。

説明書入ってないやん!ってツイートしたら、メーカーの人がDMで公式サイト内の説明書ページのリンクを送ってくれて、
なおかつ販売店の人もメールで「君のツイートをたまたま見つけた。説明書はここにあるから楽しんで組み立ててくれ!」とメールしてくれました。
親切なご対応に感謝した次第です。

そこまで丁寧にフォローしてもらうとなると、やるしかない!って一気に気分が高まりました。


3Dプリンター出力品をペイント前に洗うか洗わないか、これは諸説あるようです。
つい最近も洗浄不要、むしろ漬けこむと隙間に水が入って成型が崩れる、なんてツイートが周ってきました。

確かに、型が無いので離型剤も使って無いだろう、と想像はしていたのですが、
僕が参考にしたサイトでは3Dプリンターも出力中に油分をかけつつ成型しているから洗浄は必須、
と解説されていましたので、念のため洗浄しておくことにしました。やり過ぎず、ざっくり漬けこんで1時間くらいで水で流しました。
ここまでやっておけば大失敗、ということはないでしょう。おそらく・・・


洗いながらじっくりとパーツを確認しましたが、実に綺麗に出力されていて、ほぼ完ぺきに成型されていました。
驚きのクオリティーです。
どこかインジェクションキットの方が上等って思いもあったんですが、もはや3Dプリンター製品も侮れませんね。
恐ろしい時代になりました。


天日でしっかり乾かしました。この茶色のキッチンペーパーの束は緩衝材で最初から入ってたんですが、けっこう役にたちました。


さぁ、子供も寝静まった深夜から作業開始です。
様子見ながら組み立てを始めましたが、バリもあんまりなく、主な作業はパーツの接着です。

今回はいつもの万能兵器であるウェーブ社の黒い瞬間接着剤ではなく、
秘密兵器グル―ガンを導入しました。強度も大事ですが何よりスピード感を重視したチョイスです。


2時間くらいの作業で一気に組み上がりました。多少チリがあわなくて強引にくっつけた所もありましたが、概ねノンストレスで組み上がりましたね!

デカいです。ガチに。

サイズ的には40K版モノリスよりもデカイといえばイメージしやすいでしょうか。


翌日、下地のスプレーをしっかり吹いてからメフィストンレッドのスプレーを吹いてベースコートを完了させました。
上の煙突部分は銀スプレーをざっくり吹いてますが、この時点でもうすでに良い雰囲気です。
メカニカスの大神殿って雰囲気ですね、赤くなるとなおさら。


全体にオレンジ色をドライブラシして、黒でウォッシュしました。もうこれで乾けば完成です。わずか1時間の作業でペイント完了です。
いやまぁ凝ればいくらでも凝ったペイントできそうな素材ではありますが、勢い任せのノリだけペイントが出来るのがテレインペイントの醍醐味、と思っているので、
あまり深追いはしません!


戦場に置いてみました。
めちゃくちゃ良い。かっこいいじゃないですか、これは!!


ウォーロードタイタンの背丈を超える要塞。
射線を完全に遮るテレインが一つは欲しいと思っていたので、このサイズはまさに!いやちょっとデカ過ぎか?と戸惑いつつも、見た目の格好良さ的には大満足です。

思いのほかざっくり塗っただけでも大満足してしまいました。
純正テレインほどではないにしてもかなり精密に造形されたデザインなので、戦場に置いてみると赤色ということで強烈な存在感は発揮しつつも、
ほとんど違和感なく馴染んでみえて一安心です。

このメカニカス的ピラミッドが置かれることで、バトルフィールドの雰囲気も一気に緊張感が高まった気がします。
市街地ボード以外のタイタニカス用バトルボードもいつか作りたいと思っているので、むしろそこで中心的な役割をしてくれる気がしています。

さて、もう一つ購入していたのが大聖堂です。

楽しくなってきたので、勢い大聖堂のほうも着手しました。
こちらも組み立ては基本グルーガンでサクサクやりました。
余談ですが最近2人の子供が兄弟同士で勝手に遊んでるので、休日のお家時間で少しだけフリータイムを設けてもOKな空気になってきました。
リビングの片隅でこの大聖堂を組み立てしていたら、妻が途中でコーヒーを入れてくれたのには驚きました。
ホビータイムを満喫することを赦されている、って感じで1杯のコーヒーがじんわりと幸せな味でした。


さて、プライマーを吹いてからサフも吹いて、直射日光の中でしっかり乾かしてから、 ベースコートは灰色を吹いて、さらに上からコラックスホワイトをうっすら吹きました。
すでに良い感じです。

子供がゲームを遊んでる横でザクザク塗り、黒と茶色を混ぜた汚たない色水で全体をバシャっとウォッシュ。



ちなみに正面の扉の下には階段が入っている予定だったのですが、ミスパックかわかりませんが入ってなかったので、残念ながらオミットしました。
まぁ、あまりコダワリはありません。建物として組み上がったのでOKとします。


一昼夜乾かしてから、ササっと要所を塗って完成です。
こちらも凝ったモールドが施されて塗分け要素は多様にありますが、逆に言うと適当に陰影つけておくだけでかなり見栄えしますね!
実作業時間は3時間くらいでしょうか。
かけた時間の割に抜群に良い見た目です。


こちら、注文時はサイズ感がわからず(いちおう寸法は書いてありましたがよく確認せず)、想定外にデカかったな、と思いました。
僕のバトルボードにはむしろ赤色の要塞よりこっちの方が雰囲気的にマッチしそうではあるのですが、
建て込んだボード上に置ける場所が無いということが完成後に判明しました(笑)。


道路の真ん中に建ってるのも変ですよねぇ...

というわけで、こちらは第二のタイタニカス・バトルフィールド用になりそうです。


最後に、オマケ的についで買いしてみた塔も塗ってみました。
こちらはサフの後に銀色スプレー吹いて、赤色を混ぜたウォッシュでバシャーってやって、細部をちょこちょこ塗って完成です。
こちらはタイタニカス的には少しデザインラインがズレている気もしますが、サイズ的にはどこにでも置きやすいので、重宝しそうではあります。


というわけで、タイタニカスのバトルボードに華を添えるべく、GRIMDARK TERRAINの大型テレインを導入した話でした。
とにかくこのサイズのテレインを純正キットから作り上げるのはかなり苦労しそうなので、お手軽に大きく射界を遮るテレインが欲しかった人には一つの選択肢になると思います!

僕が注文した3Dプリンター屋さん(METAL ORK CASTING)は出力品のクオリティーも安定していて、対応も丁寧かつ親切だったので、おすすめですよ!

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