オールドスクールEDHというマジックの楽しみ方 by Rman(R3.7.20)


息子が6歳になり、簡単な算数もできるようになってくると、色んなテーブルゲームを一緒に遊べるようになってきました。
トランプに始まりモノポリーなどのボードゲーム、はたまたマジック:ザ・ギャザリング(以下MtG)も一緒に遊ぶことも出来るようになってきました。
夜、帰宅すると「お父ちゃん!!遊ぼうや!何して遊ぶ!?」ってまとわりついてくる息子たち。

「待って、待って。まずは晩御飯食べさせてくれや。」「ウンわかった!早く食べてよ!!」って言ってジーっと待ってる息子たち。
おい、そんなに焦らされたらお母ちゃんの作ってくれた美味しいご飯の味がわからんことなるやろ!って感じです笑。

そんな毎日で、ありがたいことにお父ちゃん大好きッ子な息子。マジックやろうと言えば嬉しそうに一緒に遊んでくれます。きっと今だけなんですけどね。

息子、この年頃の子供らしく吸収力凄くて、カードの効果とか1回使ったら覚えてるんです。
英語版の読めないカードで遊んでても、カードの効果は覚えてるっていう。
我が子ながらたいしたものだと褒めてやりたい気分です。(他に覚えることいっぱいあるやろう!ってツッコミもあろうかと思いますが汗)


僕自身がMtGからは一線を引いてるところもあって、持ってるカードは古いカードばかりです。
新枠になって以降のカードは全くもっていないのですが、はっきり言ってMtGは昔のカードで遊んでも十分面白くて、
その面白さは息子にもしっかり伝わってるように思います。まぁ、今は純粋にお気に入りのクリ―チャーを召喚して攻撃だ〜!!ってやるのが楽しいって感じで、
半分ロールプレイングゲームが入ってるような楽しみ方です。子供はごっこ遊び大好きですもんね。


小学生になると朝は6時起きです。小学生の朝はほんと早い!
それで朝ごはん食べてから出発までの20分少々の時間で「お父ちゃん!カードゲームやろうや!」と誘ってきます。
嬉しいんですが、お母ちゃんに怒られるからほどほどにしとかんと、ってなってます(笑)。

そんな感じで僕と長男が遊んでると弟4歳も「僕も遊びたい!!」って喰らい付いてきました。
父「まだボクには難しいよ〜カードもムギュって握っちゃうし、無理すんなって・・・・」
次男「やりたい!!僕もお父ちゃんやお兄ちゃんとカードやりたい!」
父「う〜ん。じゃあまぁ、やってみるか。このカードは魔法のカードだからね、大事に扱うんだよ

ここでちょっとプチバズったツイート紹介します。



そんな感じで、弟も交えて3人でカードゲームを遊んでたところ。
ツイッターでフォローしてるMtGの方々がオールドスクールEDHというフォーマットで遊んでることを知りました。

MtGのオールドスクールというと、モックスだとかパワー9だとかでめちゃくちゃ敷居高いイメージもありますが、
どうもEDH版はそうでもないようだと紹介記事を見て分かってきました。勝手に紹介してしまいます。


わいるどはんとさんによる「オールドスクールEDHの紹介ver2.0」

つくもさんの九十九亭blog「オールドスクールEDH入門」

あずまやさんの「オールドスクールEDH」


この3つの記事を読んだら、古いカードを持ってる人はきっと遊んでみたくなるはず!!
僕がMtGを始めた時はすでに4版日本語版は白枠しか売って無かったし、それ以前の古いカードっていうのは売ってる所すらほとんどお目にかかることもなかったですし、
しかもウォーハンマー始める時に一回全部手放しちゃったこともあって、働き始めてからまたコツコツ集めてたんですよね。

そんなわけで決して潤沢とは言えないカードプールではありますが、
そのなかでも、エキスパンションLegendのレジェンドは(クロニクルの再販版も含めてですが)、全種類揃えたりと、ゲーム関係なく趣味で集めてたりしたものが、
主役級で使えるフォーマット、ってことでもの凄いテンション上がってきました。

あと、カードパワーが一部のぶっ壊れカードを除いて概ね低めということもあってゲームの展開がスローテンポ、というのも魅力を感じた次第です。
つまり、子供と遊ぶのには丁度良さそうだなと。

で、僕もデッキを作ってみました。

まずはお父ちゃんのデッキ

クロミウムをコマンダーにした黒青白のデッキです。
デッキ制作においてはクリ―チャーや土地、魔法の配分など、上記のブログ記事を大いに参考にさせていただきました。
ありがとうございました!
特にヒネリも無いですが、定番所をいれたオールマイティな雰囲気でしょうか。ダッコンがお気に入りですね!
このデッキを作った後も日々カードを入れ替えているので、今ではだいぶ変わってます。


長男用のデッキ

息子の所望でパラディア・モルスをコマンダーに据えたデッキです。
デッキは僕が作りましたが、採用を迷った時は息子に聞いて選ばせたカードを入れたりしながら作りました。
このデッキも今ではだいぶ中身が変わっています。何回か遊んでチャネルは外しました。
ファイヤボールと組み合わせたら一瞬でゲームが終わりますものね。

親子での対戦ははまだまだ高度な駆け引きは出来ないので、魔法でドカンとやるよりクリ―チャーのど突き合いで戦うのが楽しい感じです(笑)。


次男用のデッキ

次男の所望で暴虐の覇王アズマディをコマンダーに据えたデッキです。
こちらも特にこだわり過ぎず、あるカードを集めて何とか100枚にした、って感じですが、まぁそれほど差も無く無難に戦えそうな感じです。

ガチな競り合いとかはなくて、魔法使いごっこを遊ぶためのツールってイメージなのです。
と言いつつも、このオールドスクールEDHのデッキを作ってからというもの、各ショップや某フリマアプリで昔のカードをかなり買い足しました(笑)。
そうやって1枚ずつ理想のカードに入れ替えて行く作業がまたけっこう楽しいんですよね。
古いカードばっかりで組んだデッキはほんとの魔道書的な雰囲気もあって、それが3つもあると、なんか並べて眺めるだけでも嬉しくなっちゃいます。


遊んでみました!

ノスタルジーなんだけど、実はリアル体験はしたことがなかった、
太古の魔法と英雄達が織り成すけっこう地味なデュエル!


僕がMtG始めた時はヴィジョンズが発売された直後くらいでしたから、あの時代が原点なんです。
なので、このレジェンド達が戦う世界観はそれよりもはるか昔の神話の時代、なわけです。

でもって、実に楽しいです。エルダードラゴンレジェンドを召喚する瞬間はめちゃくちゃ盛り上がりますね!

黒き剣のダッコンとクロミウムを召喚して殴る、そんなゲームは現役時代ですらやったことありません。
当時は割とすぐにスタンダードフォーマットに入って、トーナメント向けのゲームにのめり込んでしまいましたからね…。
マジックの原初的な楽しみが味わえる、実に味わい深い楽しみ方だなぁとシミジミ感じました。


次男坊も混ざってくれば本格的にEDHっぽいゲームになります。で、二人が共闘してお父ちゃんばっかり攻撃してくるっていう展開になりがち(笑)。
まぁでも、ぶっちゃけ勝敗なんてどうでもよく、子供がマジックを一緒に遊んでくれるってだけで、生きてきて良かったぜ…って思えるくらい幸せな気持ちです。
いや、マジック手放さなくて良かったってほんと。


せっかく遊んだから記念撮影しようぜ!というとなぜか顔を隠す兄弟。まぁそのおかげで躊躇なく画像を使えるわけですが(笑)。


休日の朝はぜっこうのマジックタイムです。3人でマジックやるの、すごい楽しいです。
子供達は時に機嫌損ねたり、色々と複雑な気持ちを抱えながらのゲームをやってるみたいですが、
ゲームで負けても不貞腐れないってことを若い内から学んで欲しいなぁとお父さんは思ってます。これが大人になってもなかなか難しいんだから。


しかしこの盤面を見てくださいよ。この令和の時代に古代の魔法だけで構成されたマジックって、なんか良いですよね。

子供はもっと後年のゴージャスなイラストのカードを使いたがってますが、そこはまだ封印されていて使えないんだ!とわけのわからん理由で退けてます(笑)。


こんな盤面、熱過ぎませんか。古い時代のマジックが好きな人はきっとグッとくるものがあると思います!
そんで黒き剣のダッコンがまた強いんですよ!フィニッシャーとしては最高ランクの頼もしさです。
普通の構築戦では出番ないようなカードに日の目があたるのはEDHならではというか、それがオールドスクールなカードプールではなおさらって感じしょうか。
青の「ぐるぐる」とかが入るって、熱過ぎます。「ジャンプ」も入れたいくらいなんですけどね・・・。

でも、そういうコンバットトリックなカードは子供がもうちょっと成長してからにしましょう。

最近、もう一個デッキを作りました。

ニコル・ボーラスをコマンダーに据えたデッキです。これは3人のうち誰でも使っていいデッキという名目です。
(というより近所に住んでる昔マジックを一緒に遊んでた親友と一緒に遊ぶ時に渡せるように作ったのが主目的だったりします)

ニコル・ボーラスが他の古龍に比べ頭一つ抜きんでて強力ということもありますし、
沼地の王ソルカナーも破壊力半端無いので、僕が作ったデッキでは一番パワフルな気がします。

子供と遊ぶのも楽しいですが、大人同士のEDH4人打ちとかしたら、やばいくらい面白いのでしょうね、きっと。年甲斐も無く徹夜MtGとかやっちゃいそうな。
実際、そういう環境で遊ばれている方が本当に羨ましいです。

いつかまた僕もかつて我が家でMtG部やってた頃の仲間とそんな時間を過ごせたらなぁと夢想してしまいます。


デッキケースには宝石シールでデコレーション。子供のアイデアです。
古代の魔道書に愛着持ってくれてて、嬉しいお父ちゃんでした。

話が脱線しまくりのオールドスクールEDHのお話でしたがマジックは老若男女楽しいってことが伝われば幸いです(強引な締め)笑。

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