Written by 卵帝

ご無沙汰致しております。PPの記事を書くのはほぼ2年ぶりですね。
去年の福山レポートはサボってしまいましたので。まぁ、中々大変なんですレポート書くのも(笑)。言い訳をさせて頂くと、去年のこの時期はギアPXの作成で手一杯というのがありました。

僕がサボっている間に、日本PP界隈にも様々な動きがありましたね。今さら去年のレポートから書き直すのもアレだなと思いましたので、今回はひとつ、2016-2017年の主なPP界隈の動きをダイジェストでお伝えしていこうかなと思いました。
勿論、僕の観測できる範囲内ではありますが、そこまで広い界隈ではないですので(笑)、大体は網羅できていると思います。もし、「俺ら超デカい大会開いたのに載ってねぇ!」みたいなのがあれば申し訳ありません。

それでは始めて行きまっしょい。

2016年
6月

Warmachine Mk.V発売


2016年は、明らかにコレが一番大きな事件でしたね。5年ぐらい?続いたMkUから、遂に新版のMkVに変わりました。基本ルールは大きな変更はされていませんが、カードデータは大幅に修正され、しかもトーナメントの様子をみて定期的にアップデートされるという事が発表されました。つまり、ヤバい編成は粛清されるし、クソなミニチュアでもパワーアップする可能性があるという事ですね。強いからといって、迂闊に特定のミニチュアを作りまくって尖った編成をするという事に覚悟が生じる反面(笑)、競技的な視点で見るとこれほど健全なことはありません。ま、賛否両論ありますが。
ともかく、新版はめでたいですよね。

7月
バウンドレスチャージ2016

MkV発売から一ヶ月も経過していない状態で、大阪のヴラダさんが主催される日本最大規模のスチームローラー大会、バウンドレスチャージが始動しました。
普通に考えて中々キツいんですが(笑)、大会自体は随分前から告知されていまして、その後でMkVの話が出たんですよね実は。まぁ、しょうがないでしょう。

実は正式発売2週間前にちょっとした事件がありました。故意か過失か、全カードデータが世界的にリークされたのです。そこで殆どの人は「へぇー色々変わってるなぁー。」という反応でしたが、僕は、ここが生死を分けると感じていましたので、広島勢は、そのカードデータと「その時点で発表されていた」MkV基本ルール変更点のみを適用した言わばMk2.5を使用して(笑)、徹底的に訓練を始めました。
僕個人の話で言えば、MkVの発売日には既に大会ロスターは完成し、後はひたすら練度を上げるだけという状態でしたね。Mk2.5とVの間には大きな違いはありませんでしたので、この作戦は成功したと言えます。


そして本大会。
30名以上参加という、福山大会を大きく上回る規模での開催となりました。素晴らしいですね。バトル回数も5戦と、福山より多いですが2日間に渡る大会ですので、初日は3戦です。広島勢からは、僕の他に鉄君、狂道化君、ベル君の4名が参加しました。狂道化君には、「ボゥイが万が一入賞できたら、お肉食べさせてあげるよ。」と言っていましたが、コレが運命の転換点だとはその時は思いもよりませんでした(笑)。


1回戦は大阪のセスミさん、2回戦は昨年の福山にも来て頂いた北海道の野生児さん、3回戦は大阪の魔王さん。御三方とも強敵ではありましたが、フライングで練度を上げまくっていた僕は(笑)勝ち進みました。広島勢は全体的に勝ち進みましたね。特に、狂道化君が謎の覚醒を遂げて僕と同じ3勝で1日目を終えました。


この時点で優勝は、関東の強豪外人クリスさん、大阪の新鋭ENZOさん、狂道化君、僕の4名に絞られていました。調子が良いとはいえ、狂道化君にはスパーでは一度も負けていませんし、クリスさんの使用アーミーは僕の最も慣れ親しんだスコーンです。スコーンは使用者が少ないので、細かいトリックが刺さることが多いのですが、僕にそういったものは効きません。そして最も有利なのは、僕はケイドアで参加している上にクリスさんとは初対面なので、向こうは僕がスコーンにクソ詳しい事を知らないという事です。そういうわけで、僕はENZOさんを最も警戒していました。


翌日は、僕と狂道化君、クリスさんとENZOさんという組み合わせでスタートしました。油断は出来ぬが、ここはサクッと勝って決勝進出せねばと思いながら戦っていましたが、どうも様子がおかしい。明らかに押されています(笑)。
「バ…馬鹿な…相手は狂道化ボゥイのはずだ!何故俺が苦戦している!」
それで、激戦の末敗北しました!これには驚きましたね。出目の爆裂もありましたが、その瞬間、狂道化君の戦術レベルは明らかに僕を上回っていました。弟子の覚醒は素直に喜びたいところですが、もっと重要度の低い局面で発動して欲しかったというのが本音です(笑)。

これで、狂道化君は2位以上が確定したので、お肉確定です。おめでとう!しかし、ここで狂道化君が優勝してくれれば、(次のゲームに僕が勝てた場合)僕の3位も確定します。どうせ肉を奢るなら、入賞してスカッとした状態で奢りたいので(笑)、お昼休憩の時間にENZOさんを倒して上がってきたクリスさんの戦術と対策を狂道化君に徹底的に叩き込みました。

しかし、まだ最終戦があります。僕の相手は関東のマヌエルさん。クリスさんのお友達ですね。関東外人部隊は強豪が多く底が知れません。マヌエルさんのアーミーはサークルのクロマック1でしたが、幸いコイツは鉄君がよく使うので戦法は知り尽くしていました。暗殺に警戒しつつ、何とか勝利。


そして、狂道化君もクリスさんに勝利して、優勝しました。僕の3位も確定。まさか、この超大規模な大会で狂道化君が優勝とは、本人も含めて誰も予想していませんでした。それまでの狂道化君は、弱くはないが強くもない広島の中堅ウォーリアーというポジでしたので。実戦の中で覚醒っちゅうのはあるんだなぁーと思いました。おめでとうございます!それまで、狂道化君は広島で「ボゥイ」と呼ばれていたのですが、この時点で僕の呼び方が「ボゥイさん」に変わりました(笑)。


因みに鉄君は4位、ベル君は5位でした。即ち、ベスト5中4人は広島勢が席巻したという事で、ここは大勝利と言っても差し支えないでしょう。1位と3位の位置が僕の想定とは違っていましたが(笑)…

そして、後日お肉パーテー。

ボゥイさんにはTボーンステーキをガッツリ食べさせてあげました。約束を守る男、卵帝です(笑)。


勝利の宴に酔いしれる僕らでしたが、今大会の結果が大阪勢の闘争心に火をつけました。週に1回の「ヴラダ塾」が開講し、徹底的なスパルタ教育が大阪でも始まったのです(笑)…

因みに、この辺の流れはボゥイさんのブログでも記録されていますので、ご興味があればどうぞ。
http://crazyclownstr.jugem.jp/?month=201608

8月
台湾遠征

お盆の旅行として、台湾に行きました。僕は何度か訪れているのですが、ホント良いところですよね。近いし、安いし、料理美味しいですし。
大体の観光地は観ているので、今回はミニチュアゲーム屋を覗いてみようと思っていたら、ツイッターでお世話になっている台湾のMax Greyさんから、是非遊びましょう!とお誘いを頂きました。海外行ってミニチュアゲームって熱いなと思い、早速予定に組み込みました。


そしてやってきました。台北市にある「Elve’s Diamond」というお店です。
ここ、ホント良いところでしたね。商品もGW系を中心にかなり充実してますし、プレイ卓もフルサイズを6卓ぐらい完備。ペイントスペースもあり、台湾スイーツも出前できます(笑)。まさに至れり尽せり。








Maxさん、Ookamiさん、雪獅子さん達に暖かく出迎えて頂いて、ゲームを遊んだり、日台のミニチュア事情について話したり、本当に楽しい時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございます!台湾の方は、日本語ペラペラの人が多いので、本当に海外に来ているのか不安になるほどでした(笑)。









台湾の夜といえば、世界文化遺産としても登録されている夜市ですよね。深夜まで食い倒れ出来ます(笑)。ちゃんとした店から、適当な屋台から、ホント何食っても美味しいですねぇ。地元の人はあまり行かないらしいですが(笑)。まぁ、名物ってそんなもんですかね。



実は、あまりにも楽しかったので、年末にも台湾行きました(笑)。しかも今度は有機溶剤さん、鉄君、ボゥイさんと共に、廣島会の旅行としてですね。ゲームサークルの仲間と海外遠征してミニチュアゲーム遊ぶって一度やってみたかったので夢が叶いました。
僕以外は初台湾でしたので、勿論、定番の観光もしましたが。体調悪い中、九?を案内して頂いたMaxさんありがとうございました…
因みに、この写真は、「日本のミニチュアゲーマーの間で親しまれているポーズです。」とわざわざ「例の本」を持って行って紹介し、皆で記念撮影したものです(笑)。
やはりね、日本のミニチュア文化をお伝えしませんとね(笑)。
例の本は台湾の方も爆笑されていました。

そういうわけで、台湾に行かれた際はElve’s Diamondさんマジでオススメですという話でした。

10月
第4回福山スチームローラー


そして…遂に今年もこの季節がやってまいりました。4回目を迎える福山スチームローラーです。因みに細かいこと言うと、エリックとダニエル曰く「ジャパンオープントーナメント」というデカい名前が正式名称なんですが(笑)、福山SRが通称になっているのでそっちで通しますね。
今年は、去年に引き続き北海道から野生児さんが、また四国は徳島ミニチュアゲーム会からXVさん、ドワTさんの2名が参加されました。どんどん参加者の地域が拡がっていって良いですねぇー。


バウンドレスチャージに引き続き、僕はケイドアで参戦でした。カルチェフを主力として、大量のヘビージャックで鉄のカーテンを敷いて相手の心を折りに行くスタイル。サブでゼルコバ1のバランス型リストもあります。


1回戦の相手は、カルロスさん。毎年参加してくれる関東外人部隊の1人ですね。物量系の編成を好まれるイメージがあります。予定通りカルチェフで平押して、敵歩兵をゴリゴリ削り、勝利目前まで追い詰めたのですが、起死回生の暗殺を喰らって負けてしまいました。
最後の最後まで諦めないというPPの基本スタイルを貫いたカルロスさんはお見事でしたね。
この大会は結構荒れてて、僕とか蒼一郎さんとか、入賞経験アリの強豪がいきなり沈むというアクシデントが連発してました(笑)。


2回戦は、廣島会の量産型君。トーナメントで当たるのは初めてですね。彼も、ずぅっと参加されていますので、ありがたいですよね。今や廣島会にとってなくてはならないメンバーです。
ゲームはSatsugaiして勝ちましたが(笑)。


3回戦は戦うイタリアンシェフ、野火さんです。レトリビューション2連発。野火さんも第1回福山SRに刺激を受けてPPを始められた1人で、他のPP大会は仕事の都合で行けなくても、毎年福山は絶対参加すると公言されている非常にありがたい方です。
今回の編成は凶悪でしたが、少し練習量が足りなかったようで、ちょいちょいミスをされるたびにそこをしっかり突いて優位を重ねていき、最終的に勝ったという感じでした。




最終戦はダニエルさんでした。なんかよくトーナメントで当たりますねぇ。まぁ、2人とも大体勝ち進んできますから、そうなるんでしょうけど。お互い疲れ果てて、知った仲なので、「あ、これやり忘れた!巻き戻して良いですか?」「あ、どーぞどーぞ。」みたいな感じで和やかに進行しました。珍しく(笑)。
因みに、決勝戦は大阪のゲンキさんとボゥイさんです。この両名、今まで福山ではそこまでパッとした戦績では無かったのですが、ここに来て決勝進出です。ボゥイさんも流石って感じですよね。偶然じゃなかったのか…


お互い時間が残り数分でしたので、敢えてカルチェフを出して、マドラク2に誘いをかけ、暗殺に来たところを耐えて殴り返して勝ちました。多分残り1分ぐらい。このゲームはダニエルさんとの数々のゲームの中でもかなり泥仕合になったベストバウトの1つでしたね。練習中にこの編成に1回負けてますし。ありがとうございました。


決勝戦を制したのはゲンキさんでした!おめでとうございます!大阪から唯一の参加で優勝を持っていくとはカッコイイ!やはりヴラダ塾の効果もデカかったという事でしょうか。ボゥイさんもなんか悔しがってますが(笑)、2位は素晴らしい結果ですね。お疲れ様でした。そして、3位はカルロスさん!僕を打ち破ったその勢いで快進撃でした。
今回特筆すべきは、去年までの3回に表彰台に登っていた人間が1人も入っていないという事です。新しい波が来ているというか、非常に好ましい事ですよね。僕も負けてられんなと思います。
因みに僕の戦績は4位でした。今までPP大会に参加して、入賞できなかったのはコレが初めての事でした!




例年通り打ち上げも盛り上がりました。この場で、エリックさんから、来年の福山SRは3対3のチーム戦にしよう!というのが提案され、満場一致で決まりました。
団体戦!なんかイイじゃないですか!バウンドレスチャージとの差別化も出来て良いかもしれませんね。


バウンドレスチャージで大阪に一発喰らわせたのを、見事にカウンターパンチ喰らったというのがピッタリの大会でしたね(笑)。ここから、大阪と廣島のワンサウザンドウォーズが続いています。
とはいえ、僕の印象としては「ボゥイさんの年」だったなぁという感じでした。

2017年
1月
第1回関東杯



2017年も早々からPPは熱いことになってました。関東外人部隊のクリスさんが、関東杯を主催される事になったのです。コレで、早春の関東杯、真夏のバウンドレスチャージ、秋の福山SRと、大きな大会が3つ行われる事になったんですね。3タイトル総なめにする伝説的趣味人は現れるのでしょうか。


今回は、廣島勢は参加を見送りましたが、大阪勢はヴラダさんを筆頭に、ゲンキさん、気ままな旅人さんと、3名の精鋭を送り込むことになりました。僕とボゥイさんは、1月中旬ごろ大阪にヘヴィギアのイントロをしにお邪魔したのですが、そこでもバシバシスパーが繰り広げられていましたね。僕個人のイメージでは、関東外人部隊で一番強いクリスさんが主催で参加しないので、これは大阪勢が勝ちまくるんじゃないかなぁーと思っていました。ゲンキさんは福山を制したばかりですしね。






…しかし、その僕の考えは、ポールさんという関東外人部隊、真の最強キャラによって覆される事となりました(笑)。ポールさんは、大阪の3名を尽く粉砕し、優勝を勝ち取ったのです。関東に帰省したボゥイさんから、なんかスゲェ強い外人がいる的なことは聞いていたのですが、まさかこれ程とは思いませんでした。関東外人部隊底がしれませんねぇ…
因みに気ままな旅人さんが2位、ゲンキさんが3位に入賞されました。イレギュラーな化物が出現したとはいえ(笑)、流石の安定感ですね。


ともあれ、第1回関東杯。大成功だったのではないでしょうか。この記事を書いている時点で、既に第2回は発表されていますので、この勢いで続いて行って欲しいなと思います。

5月
卵帝、サイクリングにハマる。


本筋と全く関係ない話ですが(笑)、今年の僕的に一番驚いたことは、急にサイクリングが始めたくなってロードバイク買ったことですね。まこと店長を始めとした大阪のVillageの面々も急にロードを始められてて良いなーとは思っていたのですが。
色は当然赤です(笑)。


弟も一緒に始めまして、鉄くんは既にやってるので、天気が良い休日は2人ないしは3人でどっか走りに行くことが多いです。ガチな感じではなく、のんびりと景色の良いところを走り、グルメなんぞを食べるというのがたまらなく楽しいですね。
まさか、自分が運動系の趣味を始めるとは夢にも思っていませんでしたが、人生何が起こるか分からんもんです(笑)。
閑話休題。

6月
PP士官学校開校



関東の日本人で今最もPPゲームを活発に遊ばれているのは、DaiZoさんだというのは疑う余地がありません。関東外人部隊と頻繁にスパーされ、福山や大阪の大会だけでなく廣島会の5月イベントなどにも遠征されてPPを遊ばれています。僕の書いた第1回福山SRのレポートを見てPPを始めたくなったとお聞きしまして、苦労して書いて良かったなぁーと心から思いました。そのDaiZoさんが新しい試みを始められました。


千葉の柏にあるミスターフィールドさんを会場として、数回の座学と実践を経て初心者を育てていくという、その名もPP士官学校というプロジェクトがスタートしました。1期生は15名もおられるという事で、非常に嬉しいですね。関東はやっぱ地方と比べてマンパワーが違うなぁーと感じます。




この記事を書いている頃には、もう大体の講義は終えて、卒業記念の大会が行われるという話が聞こえて来ています。参加された方の中には、来年の大阪や福山に参加する気満々という方もおられるようで、今後が非常に楽しみなイベントですね。
オニ軍曹DaiZoのこれからの活躍に期待です(笑)。

また、関東だけでなく、地方でもPPが活発に遊ばれ始めているエリアがあります。

三重の3MCさん
http://daigoro3mc.blog.fc2.com/

石川の金沢ミニチュアゲーム会さん
http://thekmgk.blogspot.jp/

特にこの2サークルさんはガッツリ遊ばれておられるなぁーというのがツイッターなどから伝わってきます。大阪勢は三重の方にたまに遊びに行かれてるようですし、この辺りから大会に参加しようという方が出てこられると嬉しいですねー。

7月
バウンドレスチャージ2017



なんか、駆け足でみてるとそんな感じがないのですが、長い1年が経過し(笑)、2回目のバウンドレスチャージがやってきました。
今回は、参加者は少し減って20名でしたが、その分濃密な面子というか、誰が誰に勝ってもおかしくないというような実力が近い人同士が集まったなぁーという印象でした。廣島会からは、僕とボゥイさんが参加しました。まぁ、入賞者なら参加はしませんとねぇ。クリスさんも来られていますし。っていうか、関東外人部隊、マヌエルさん、クリスさん、ポールさん、アルバートさん、カルロスさんと勢ぞろいです。殺しに来とる(笑)。
特に警戒すべきはポールさんですよね。今大会最強クラスの実力でしょう。カルロスさんにも去年の福山で負けてるから怖い。
勿論、ゲンキさん、ENZOさんを筆頭とした大阪勢も強敵です。っていうか参加者が殆ど強敵です(笑)。全5戦の長い戦いが始まります。


1戦目の相手は関東外人部隊のアルバートさんでした。隣がカルロスさんだったので、去年はこの人に負けたんだみたいな和やかな話をしながらゲームが始まりました。
僕は、今大会に投入したラシェスの編成には絶対の自信を持っていたのですが、いきなりその自信がくじかれる様なゲームでしたねぇ。相手はハービンジャーだったのですが、廣島では強いメノスと戦う機会が全くないので、かなり苦手なファクションです。ハービンジャーは、リスクを冒して前へ出るようなキャラなのですが、前線近くの良い感じの場所にトレンチがあったせいで、攻略に難航しました。最終的には暗殺勝利でしたが、僕の中で6割ぐらいの成功率だろうという感じだったので、非常に苦戦したゲームでした。思い返してみると、一番ヤバいゲームでしたねぇ。
関東外人部隊強いなぁー。

1戦目を終えて周りを見渡してみると、色々と驚く感じになっていました。まず、優勝候補筆頭のゲンキさんが、マヌエルさんに倒されてました。そして、ENZOさんもボゥイさんと衝突し、撃破されていました。いきなりツートップが沈んだ大阪勢にかなり動揺が走っていましたねぇ。


2戦目は関東のKTさんでした。KTさんといえば、記念すべき第1回福山SRの覇者です。かつては最強の座を欲しいままにしておられましたが、最近はご結婚されて色々と忙しいので、かなりのブランクを持って参加ということでした。僕も、久々に対戦させて頂きましたが、やっぱ強いですね。盤面自体は押され気味だったと思います。しかしながら、ブランクのせいもありタイマーを使い切ってしまわれたので僕の勝利となりました。
途中から、あー、タイム勝ち狙えるかも?と感じたので、そういう時間稼ぎ戦法に切り替えたというのもありましたね。マンモスをガーッと出して、残り10分中、5分このマンモスを倒すために使うだろうとか、そういう感じで。
持ち時間が2時間だったらどうなるか分からないバトルだったと思います。ありがとうございました。

ボゥイさんは、先ほどゲンキさんを倒したマヌエルさんを倒してました。グッジョブですね。しかし、この男と当たりたくないのも正直なところ(笑)…


3戦目。遂に来てしまいました。最も当たりたくなかった相手、ポールさんです(笑)。しかし、勝ち続ける以上いつかは当たる相手とも言えます。
実は、2戦目の休憩時間に、ポールさんに挨拶をしていました。自己紹介して、なんかメチャクチャ強いらしいじゃないですかぁー!?みたいな感じで。ポールさんは、マジ好人物で、丁度同い年だという事も分かったので、お互いがミニチュアゲームを始めたきっかけなどで話が弾みました。もし当たったら、宜しくお願いします!と別れた矢先にコレですよ(笑)。

拳を合わせて分かりましたが、やはりポールさんは明らかに僕より強かったですね。プレイングが速く、スキがない。しかしながら、こちらも無策だったわけではないのです。
僕は、今大会の最重要メタをサークルにしていました。ポールさん、ENZOさんなど、強豪が使う率が高そうだったからです。サークル使いの鉄君に協力して頂いて、あらゆる実戦経験を積んでいました。結果として、サークルの代表的な幾つかの強編成が出てきても、ほぼ相性で勝てるような、言わば「サークル絶対殺すリスト」を用意していたのです。
僕の考えは当たっていて、ポールさんの編成はこちらの想定を大きく上回るものではありませんでした。従って、粛々とゲームを続けることで、圧倒的優位に立てたのです。

僕が真にポールさんの強さを感じたのは、8割方こちらの優勢が確保された後でした。ともかく粘りスキルがハンパなかったですね。残り少ないモデルを駆使して、シナリオ負けが見えそうなところまで追い込まれました。
大体、このぐらいガツンと食らうと、カジュアルプレイでは殆どの人は投了するんですね。僕も含めて。
なので、逆に、「超絶不利な状況で粘る人間を攻略する機会」というのは殆ど無いわけです。それが、僕を苦しめた理由でした。注意深くプレイして何とか勝てましたが、この粘りスキルを身につけねば、次の強さの段階にはいけないなと勉強させられた1戦でしたねぇ。
プレイヤーの戦闘力差を、ウェポンの相性で覆したゲームでした。

周りを見渡すと、遂にボゥイさんが負けていました。相手はクリスさん。昨年のリベンジを見事にかまされてしまったワケですね。まぁ、言わせてもらうならば、今回ボゥイさんは未ペイントで参加してましたからね。幾らバウンドレスチャージが未ペイント参加OKとはいえ、廣島的にはそれでは勝てぬのも致し方なし(笑)。




激闘の3戦が終わり、宴会となりました。カレー飲み放題(笑)の店でした。この時点で優勝候補は4名に絞られていました。まぁ、最強キャラのポールさんを命からがら倒しましたからねぇ。もはや優勝を手にするのも目前ですよ、とその時点で図に乗っていた僕はそれが大きな間違いだと気づいていなかったのです(笑)。
僕以外に残っているのは、昨年2位のクリスさん、大阪に短期滞在しているトムさん、大阪のジャーニーマン蔵之助さんです。
ちょっと待ってください。僕のデータに無い人が2人いますね(笑)。

ここでトムさんという真のボスキャラが明らかになりました。彼は何と、WTCという超有名なチーム戦の世界大会にフランス代表で出場したこともあるという凄腕です。いきなり世界レベルが来ました。大阪に来て以来、一度も負けていないそうで、今大会もここまで危うげなく上がってきています。使っているのは僕がメタってるサークルでしたが、勝つのは無理っぽい。でも戦ってみたい!
そして、蔵之助さんは、そのトムさんとヴラダさんに毎週コテンパンにされ続けて、この数ヶ月で急成長したという大阪期待の星です。なんか、去年も似た様な話を聞いたので、この時点で嫌な予感がしてきていました(笑)。




そして、翌日、運命の第4戦が幕を開けました。準決勝はトムさんとクリスさん。蔵之助さんと僕が対戦です。正直…そんな気はしてた(笑)。ここは何とか勝利して、勝てないまでも世界レベルの実力というのを体感してみたくはありますが。

蔵之助さんの編成はかなり前のめりにビースト打撃力を強化したトロールでした。これはパワー勝負せんと負けるなと思い、ザークシス2のビースト編成を投入しました。この卵帝、暗殺よりも、正面からのパワー勝負こそ最も得意とするところよ!思いながら戦っていましたが、どうも様子がおかしい。明らかに押されています(笑)。
「バ…馬鹿な…相手はジャーニーマンのはずだ!何故俺が苦戦している!」
それで、激戦の末敗北しました!
いや、お見事でしたね。パワー勝負をする中でも、トムさんとヴラダさんに鍛えられ続けた彼の運用は緻密で、僕が1つ大きなポカをしたところで、流れが決定したという感じでした。ポールさん程の粘りスキルはとても発揮できず。バウンドレスチャージで若き力が覚醒っちゅうのは何かあるんでしょうね。アレ的なのが。


そして、3位決定戦です。相手は、クリスさん。前回2位の強豪ですらあっさりと倒すトムさんの実力はどれほどなのか、知ることが出来ないのは残念でしたが、ここは是が非でも勝って入賞したいところです。
クリスさんは、レトリビューションのかなり射撃に寄せた編成でした。レトリビューションも、メノス程ではないですが廣島で対戦しにくいアーミーなので苦手ですねぇ。そして、向こうはスコーンを知っている。中々厄介です。
このゲームは、両者慎重にじっくりねっちり戦う感じでした。削り合いというか。ただ、僕がフィートかまして仕掛けた返しのターンで、クリスさんの出目が色々腐りまくって思った程の損害が出ず、その流れでジワジワ押して勝利出来たという感じでした。
最後はガッチリと握手して終わりました。ありがとうございました。コレで僕もクリスさんの殺すリストに入ったことでしょう(笑)。


結果発表。ヤッター!3位だ!何とか、廣島勢としての面目は保てました。そして、優勝はやはりトムさん(笑)。危うげなく日本で最も修羅な大会を制すとは、ヤバ過ぎるぜこの男…8月までしか日本にいないというのが救われた感もあります。因みに、この記事を書いている時は、既に今年のWTCは終わっているのですが、トムさんのフランスチームは何と3位に入っています。世界大会で3位ですからね。シャレにならん!おめでとうございました!
そして、蔵之助さんもおめでとうございます。確か最初にゲンキさんが言い出したと思うのですが、一部のPP界隈で「卵割りチャレンジ」と言うそうですが(笑)、公式戦で初の卵割りを完遂した大阪人。恐るべし…
ボゥイさんは、ポールさんに破れて最終結果は7位でした。まぁ、対策打たずに正面衝突だと厳しいでしょうねぇ…お疲れ様でした。やっぱペイント大事ね(笑)。


今回も前回と同じく3位という結果でしたが、最初に書いたとおり実力が拮抗し過ぎてて、どういう結果になってもおかしくないような面子の大会でしたので、前回よりも遥かに僕にとって価値のあるメダルとなりました。前回1位が7位へ、前回2位が4位へ、関東杯覇者が5位、福山覇者が9位と目まぐるしく変化する中で、同じ3位を保てたというのは嬉しいことです。


そして、ペイント賞も頂きました!「ARTISAN」って書いてある公式メダルがマジでカッコイイ!更に、副賞のアーミーペインターウォッシュセット!これは嬉しかったですねぇー。
このウォッシュセットに限らず、豪華景品を惜しげもなく提供して頂いたゲーマーズオルカファクトリー店長のかえるまーとさん。ありがとうございました。


いやー…厳しい大会でした。主催のヴラダさんもお疲れ様でございました。日本のPP界、当面は大阪勢、廣島勢、関東外人部隊が覇を競い合う展開になりそうですよね。ここの争いに加わってくる猛者が今後誕生してくるでしょうから、楽しみです。
今回で僕は、関東外人部隊はカルロスさん以外には勝利したことになりますが、カルロスさんにもいつかリベンジせんと…

10月
第5回福山スチームローラー






そして、再びこの時がやってまいりました。三大大会の最後に控える秋の福山SRです。
この記事も最終章に突入ですね。
エリックさんの予告通り、今年はバウンドレスチャージと差別化を図ってみるという意味もあり、試験的に3対3のチーム戦となりました。
サークル内のチーム編成に当たり、僕はボゥイさんとダニエルさんと共に、チーム「Ordo NonPaintus」(救済の団)を結成しました。40k異端審問庁の、オルド・ヘレティカス(粛清の団)とかオルド・ゼノス(純潔の団)と同じようなノリですね。全ての未ペインターを、慈悲深きDieを以て救済するダニエルさんを含むチームとしてはこれ以上ない名前です(笑)。
僕もまぁ、塗る塗らんの話で言えば極右ですしね。ボゥイさんは違うんで、まぁ、サーボスカルみたいなもんです…
オルド・ノンペイントゥスは、メンバー全てが三大大会の入賞者で構成されており、廣島が結成しうる最強メンバー、優勝を狙っていくチームです。
全体の参加チームは以下のようになりました。

・Ordo NonPaintus (廣島)
@Daniel McCartney
A卵帝
B狂道化

・Tri Arrows(廣島)
@Rachel
A鉄
Bベル

・スリー・ダーティー・カカシ・ボンド(廣島)
@バール
A量産型
Bれいす

・BAND OF HEROS(大阪)
@ゲンキ
A気ままな旅人
B蔵之助

・Secret Weapon(大阪)
@にわにわ
Aルドビー
BENZO

・片腕カンフー 対 空飛ぶギロチン(熊本&関東)
@ヤマナカ
Aエムセヤ
B蒼一郎

・Dragonforce(関東)
@カルロス
A野火
BDaiZo

いやー…豪華なメンツですね!皆様ご参加ありがとうございました。お休みが出てしまうので出来れば偶数で揃えたかったのですが、3名リザーバーを用意するのは大変ですしねぇ。まぁ、今後の課題ということで。


豪華賞品群。この金ピカのバッジが欲しいんですよねぇー(笑)。そして見てください、何と下にひいてある2枚のマットも賞品なんですね。今回は、エリックさんの交渉術(笑)のおかげで以下のスポンサー様がつきました。ぱちぱちぱち。

Discount Games
http://www.discountgamesinc.com/

Broken Egg Games
http://www.brokenegggames.com/

ディスカウントゲームズ様は、かのWTCのスポンサーもしている大手ショップです。買い物より、トーナメントリストを参照するときにお世話になるイメージ(笑)。今年度WTCのリストも先日載ったので、フランスチームのトムさんのリストを見ることもできますよ。
ブロークンエッグ様は、カッコイイライセンス取得済みトークンとかを作られる会社ですね。僕もブロークンエッグ製のケイドアとかスコーントークンを使っています。


そういうわけで、1回戦が始まりました。僕らの相手は、大阪のBAND OF HEROS!トロブラのテーマフォースから名前を取られてて、その名の通り3人全員がトロブラプレイヤーです。正直、マジかいって感じですね。このチームも僕らと同じく三大大会入賞者のみで構成されているもう1つのチームであり、優勝候補筆頭です。実質決勝戦みたいなモンですよ…エリックも空気読めないマッチングを引いてくれます(笑)。
1回戦目にして最大の山場です。
マッチングは、僕とゲンキさん。ボゥイさんと気ままな旅人さん、ダニエルさんと蔵之助さんです。因みに、誰と誰を当てるみたいなのは、面倒くさいルールなんで割愛しますが(笑)、ある程度は両者の意思を反映して決めることができます。


そういうわけでVSゲンキさん。対峙するのは何度目になりますか、アイコノクラズムの40k大会で僕が敗北を喫して以来、数多の戦いを繰り広げてきた僕の最強の強敵(とも)の1人です。まぁ、そういう割に公式なバトルで当たることは驚くほど少ないんですけどね。大体先にどっちかが沈んでますので(笑)。去年は僕が沈みましたし。
僕としては、決勝戦の心構えです。
ゲンキさんはドゥームシェイパー2を選択。ロングレンジからシーキングが突っ込んできて無双してくる編成です。1ターン裏、石に全フューリーを吐き出し、森の影に隠れるドゥームシェイパー。
2表、ここで僕は早くも暗殺を決意します。ラシェスは、非常に広い攻撃範囲を持っており、相手が隙を見せれば戦場のほぼどこへでもデバフとマジックミサイルをお届けできるのです。フューリー乗っていない今がチャンスだと思い、攻撃を敢行。暗殺に成功しました。
結果だけ見ればあっけない幕切れではありますが、相当心臓バクバクしましたからねぇー。暗殺って嫌いなんですよ。如何に確度の高い作戦でもダイスの悪戯で失敗したら負け確ですし。成功して良かったです。ゲンキさん相手にがっぷり四つに組めば、どうなるか分かったもんじゃないですからね。博打をするだけの価値はありました。
僕は、同じ手を使う事は基本的にしないのですが、バウンドレスチャージで大阪勢に対してはラシェスを一度も使っていないので、あと1大会ぐらいなら行けるかなー(笑)?みたいなのがあって今回も投入したのですが、ゲンキさんはかなりビビってたので、その判断は正しかったようでした。
ありがとうございました。今回は僕が勝たせて頂きましたが、また今後も激闘を繰り広げましょう。


僕は自分の仕事を果たしました。しかし、それだけでは終わらないのが団体戦です。まもなく、ダニエルさんが蔵之助さんに敗北したという話が伝わってきました(笑)。こうなると、全てはボゥイさんにかかってくるわけです。ホンマ、こういう観戦って心臓に悪いですわ…
両者ともかなりの物量編成を使われていたため、泥仕合となっていました。両者決定打に欠ける攻防が続きましたが、最終的に気ままな旅人さんがタイムを使い切り、オルド・ノンペイントゥスの勝利が確定しました。ボゥイさんも残り6分ぐらいだったのでヤバかった!しかし、やってくれました!こういう感覚って、チーム戦でしか味わえませんねぇー。




1回戦にして最強の敵を倒した僕らの次の相手は、オニ軍曹DaiZo(笑)さんの率いる、Dragonforce。1戦目では、廣島のスリー・ダーティー・カカシ・ボンドを倒しているので、弔い合戦ですねぇ。
僕の相手はオニ軍曹になりました。というか、僕から選ばせて頂きました。後は、ボゥイさんとカルロスさん、ダニエルさんと野火さんです。今回のDaiZoさんのスコーンリストはかなりタフだったため、スコーンに詳しい僕が当たらないと、他の面子では遅れを取る可能性があるなと思いましたので。
僕がマケダ1のビースト編成。オニ軍曹がマケダ2のユニット編成で、かなり対極でしたね。各地でハンパない数の実戦をこなされているだけあって、数年前と比べて圧倒的に強くなられています。今年の5月の廣島会でも対戦させて頂きましたが、危なかったですしね。


しかし、流石にスコーン同士の対戦。僕もスコーンに関しては多少自信がありますので(笑)、ジワジワと追い詰めていき、最終的にマケダを倒して勝利できました。ありがとうございました。次は、門下生を連れての参戦を心待ちにしております!


僕は自分の仕事を果たしました。しかし、それだけでは終わらないのが団体戦です。まもなく、ダニエルさんが野火さんに敗北したという話が伝わってきました(笑)。こうなると、全てはボゥイさんにかかってくるわけです。ホンマ、こういう観戦って心臓に悪いですわ…
両者ともかなりの物量編成を使われていたため、泥仕合となっていました。クリクス同士ですしね。盤面自体はカルロスさん優勢という感じでしたが、幾つかの判断ミスの結果、ボゥイさんがシナリオ点を確保して勝利しました。ヤッター!こういうの見逃さずにキッチリ決めるのは、流石ボゥイさんって感じですねぇ。ヤツはワシが育てた(笑)。


オルド・ノンペイントゥス決勝進出!素晴らしい!因みに、全3試合しかないので、団体戦は体力面でも助かりますね(笑)。最後の相手は、大阪のSecret Weaponチーム!一見カッコイイ名前ですが、塗料メーカーの名前そのまんまなのが熱いですね。しかし、大阪の最精鋭を倒して安心していたら、まさか2部隊目が最後に登ってくるとは…まさにシークレットウェポンの名に相応しい活躍(笑)。
僕の相手はにわにわさんです。ボゥイさんはルドビーさん。ダニエルさんはENZOさんです。
にわにわさんとPPで対戦するのは何げに初めてでした。三大大会での入賞こそ無いものの、大阪のローカルSRでは何度か優勝されているので、全く油断のできぬ相手。
実際のところ、シグナーかと思うぐらいの射撃編成で、これは長期化するとジリ貧になるなぁーという感じでした。
バウンドレスチャージで蔵之助さんから指摘されて初めて気がついたのですが、僕はゲームに夢中になると無意識に机に膝を乗せる癖があるようです(笑)。これは、廣島会の普段のテーブルが、メチャメチャ広くて、こういう姿勢で体を乗り出さないと盤面中央に手が届かない事に起因していると思われます。
しかし、その必要がない事すら忘れる程の状況になったとき、僕は無意識に膝を机に乗せるようです。即ち、余計な事を考えている暇がないほど苦戦して脳がフル回転しているという事ですね(笑)。


机に膝を乗せて脳をフル回転させた結果(笑)、暗殺を敢行することにしました。ゲンキさんから忠告を受けたのか、にわにわさんはフォーカスを3点乗せてガッチリ防御しています。しかし、流石に正確な攻撃出力までは伝わって無さそうだったので、何とかいけそうだなと思い、決行!無事に勝利することができました。
正直、これは出す編成を間違えましたね。超射撃対策ロスターであるマケダ1の方を出していれば、机に膝を乗せる事はなかったかも知れません(笑)。僕がマケダ1を持っている事を知っていてこちらを出してきたのであれば、相当な心臓の持ち主です。或いは、お互い相手のロスターをちゃんと読んでなかったか。因みに僕はちゃんと読んでいませんでした(笑)。
ありがとうございました。またヘヴィギアの方でも遊んでやってください。
因みにこの写真に写っているのが、ブロークンエッグのスコーントークンです。超カッコイイので、皆さんも購入されてみては如何でしょう。
一応スポンサーをアピィールしておきませんと(笑)。

僕は自分の仕事を果たしました。しかし、それだけでは終わらないのが団体戦です。
嫌な予感がして隣を見ましたが(笑)、ダニエルさんはまだ激闘中でした。ホッ…
そして、ダニエルさんのゲームが終わる前に、ボゥイさんとルドビーさんのゲームに決着がつきました。ボゥイさんの勝利です。つまり!


オルド・ノンペイントゥス優勝!
ウヒャー!やりました!超嬉しい!
この金色のヤツをどれほど渇望していたか…
ワシらのいとしいしと!ピカピカしてキレイよぉ!(嬉しさのあまり知能が下がっている)
僕は、今まで沢山のスチームローラーに参加させてもらってますが、入賞は安定してても優勝したことはないんですよね。様々な要因があって(笑)。なので、このチームならきっと優勝できる!とは信じていましたが、実際するとすごく嬉しいです。

ラシェスも頑張ってくれました。これは、本当に僕が今まで作った中でも最高傑作なリストで、廣島でのスパーリングもほぼ無敗。初投入のバウンドレスチャージ2017以降、公式戦でも6戦6勝を誇ります。ま、バウンドレスチャージでは関東外人部隊に使いまくりましたし、今回大阪勢に使いまくったので、流石にネタバレが過ぎるでしょうからもう使いませんが(笑)…お疲れ様!

因みにダニエルさんは敗北しました(笑)。流石は大阪のエース級ENZOさんですね。
ダニエルさん本人は、1勝もしてないのになんか優勝してた事でヘコまれていましたが、それは違いますね。僕は、敵チームの最強キャラに大体ダニエルさんを言わば捨て駒的に当てて、残りを僕とボゥイさんで取りに行くという作戦を徹底していたので、この結果は予想内のものです。チームプレイというやつですね。自転車のレースも、エースとアシストがいて、アシストが非常に重要です。ニワカ知識をひけらかすと(笑)。
ダニエルさんも、ボゥイさんも最高の仲間です!ありがとうございました!

第2位は、BAND OF HEROS!第3位はSecret Weaponでした!
ここは大阪に両方持って行かれましたね。流石、選手層の厚い大阪だと感服しました。おめでとうございます!やっぱ、1戦目が決勝戦でしたよね(笑)。


そして、ベストペイント賞は、ENZOさんのグリムキンでした!Twitterで見てると、マジで塗りきれるんかいのと心配していましたが、本人曰く「家族サービスを犠牲にして」ペイント完遂されただけあって(笑)素晴らしいアーミーでした。
オルド・ノンペイントゥス・インクイジターの1人として(笑)最大限の敬意を払います。
複勝として、ゲームマットも進呈されました。マジ豪華ですねぇーこの賞品。羨ましい!


まとめ

そういうわけで、この数年でかなり僕のいとしいしとも充実してきました。もっと増やして行きたいですね。スマウグめいて。

福山SRは今年で5周年を迎えました。僕の知る限りこの17年間、日本国内のミニチュアゲーム界隈で、4年以上行われたトーナメントはありません。ウォーハンマーFBで行われた「戦鎚王国アンオフィシャルGT」などの3年がMAXです。GW公式のスローンも2年でしたしね。そんな中、5年目を迎えられたというのはまさに奇跡的なことで、5年前は思いもしませんでした。僕も一応主催者サイドの一員ではありますが、毎回尽力してくださっているエリックさん、リピーターとして参加して頂ける皆様には感謝の言葉もありません。

最後に、この記事を最後まで読んで頂いた皆様へ。
特に大会を主催されたことのある方々には共感して頂けると思いますが、有志の大会というのはアレやコレやでいきなり消滅します。例え、大盛況であって来年もしたいねー!という話になっていても。
僕自身、福山SRは、まぁ、いいとこ2年だろうと思っていました。
つまり、何が言いたいかと申し上げますと、これ系の大会はちょっとでも参加するつもりがあって、状況的に参加出来そうならばしておいた方が宜しいでしょうという事です。もっと強くなってから!とか、ペイントがやりきれてない!なので来年こそは!というお気持ちはよぉーく分かります。
しかし、来年その大会があるという保証は、皆様が思っている以上に「ない」のです。
ベルセルクでガッツもイシドロに言っていました。

「それともお前、何十年も修行して達人になるのを待ってから戦場に出るつもりか?気の長げェ話だな。」

と。ゲームの強さというのは、こういう実戦の中でのみ磨かれるものだと僕は思います。普段のゲームとは全然違います。戦場の空気に慣れておかないと、普段通りには全然戦えないです。

とはいえ、トーナメントは怖いものではありません。確かにダニエルの見た目は怖いですが(笑)、一度参加するとメチャメチャ交友関係が広がります。休憩時間には各地方の趣味人同士の語らいが存分に出来て、大会が終わればカンパイ!です。殆どの人は、(ダニエルとか以外は)意外と怖くなくて良い人ばかりです。2回目以降は完全にきごころ知れた同窓会ですよ。今年もよろしくお願いしまーすみたいな。
ゲームはそこまでガッツリは良いです…という方も、この交流が楽しみだったり、ペイント賞を取ったりなど、色々な目的で参加されていますね。

まぁ、色々と小難しい事を申し上げましたが、要約しますと、
皆で一緒になって日本のミニチュアゲーム環境を盛り上げていけたら素敵ですね!という事です。

宜しくお願い致します。最後までお付き合い頂きありがとうございました。

来年もミニチュアゲームを楽しんでいきましょう!

戻る