バトルスーツコマンダー・クイックサンド by 卵帝
卵帝のコメント
最近は、PPミニチュアをメインに制作していたのですが、Rmanさんとのレポートバトルが決まったので、
何か作らにゃ!と思い、 発売直後に購入しつつも放置していたコマンダーを制作してみました。

この人、本当にカッコイイミニチュアだと思います。 今までのバトルスーツのデザインを踏襲しつつ、HG版になっているといった感じでしょうか。
ポーズも何か逃げ腰なのがタウっぽくて(笑)、まさにタウを代表するミニチュアだと思いますねー。
実は、僕はファインキャストのミニチュアを制作するのは始めてだったのですが、このギャラリーの上の方にもある同じミニチュアを制作したRmanさんが、
「こいつはマジで自重で曲がってきて最終的には倒れるよ。」 と頼もしいアドバイスをくれました(笑)。
初めて見た時からそうなんではないかと思ってはいたんですけどね。
先達の意見を参考に、右足は付け根からベースの裏側に至るまでズバンと一本の真鍮線を貫通させてあります。 この作業はマジで大変でした。
腕や肩も油断できないので、長めの真鍮線を通してあります。 その甲斐もあってか、暑い時期に制作したにも関わらず、未だヘタリの兆候は現れていません。
後、頭もリップタイドの頭にドローンのアンテナを移植したものに換装しました。
元の頭は、アンテナがあまりに貧弱そうだったというのもありますが、僕にとって印象的な絵である4版コデックスの表紙、6版コデックスなら31ページに載っているコマンダーを意識してます。
このキットを見た時は、あの嘘くさいぐらいカッコ良さを盛った(笑)絵のコマンダーが出てきてくれたようで感動しましたね。

ペイントも、まぁ、タウ的に頑張りました、コマンダーですしね。
いつの間にか、シャス=オの頭部は出身家門と機体色が逆、という設定が追加されてましたんで(笑)、それに準じてやりました。
タウは、それらしいタウマーキングを描きこむのが面倒くさいですね。

もう一つポイントと言いますか、一番目立つこの作品のウリとして、オナガーガントレットを搭載してあります。
攻撃を全て諦める代わりにS10、AP1の一撃を繰り出せるという熱い武器です。 パワーフィストみたいに25Pとかするなら悩みますが、
たった5Pのウォーギアなんで、取り敢えず装備させとけば意外な活躍をするものです。
僕は今までオナガーガントレットで舐めて襲いかかってきたグレイナイトグランドマスターやヘルブルートの血を吸って 「タウは接近戦だよ。」 と嘯いてきましたが(笑)、
今回のRmanさんとのバトルでも多いに活躍してくれましたね。

実際、どういうデザインなのか明記はされていないのですが、ここはパイルバンカー型よりもゴッドフィンガー型を採用してみました。
巨大な手首は他社製品ですが、その他の外部パーツは全部タウミニチュアで作ってあります。 そういうわけで、何人目かになる(笑)コマンダーが完成しましたが、
タウはコマンダーを純粋な火力として使うので、正直何体いても良いよと思います。幸い、7版で枠も有って無いような物になりましたしね。
名前は“流砂”「コマンダー・クイックサンド」にしました。MTGの土地からです(笑)。
実は、クイックサンドという名前はずーっと昔からつけたかったのですが、金ピカのダスクグレイヴは、余りにもそう名付けるのが苦しい外観をしていたんですね。
ダスクグレイヴと共に今後の活躍を期待したいところです。
こんな傑作ミニチュアを出してくれてGWには感謝の念が尽きませんが、次のタウの時はプラで新しいコマンダー頼みますよ(笑)!



ムッチーのコメント
Rmanさんvs卵帝さんの熱いバトルレポートから初陣のコマンダーが!
卵帝さんが言われるようにタウのバトルスーツのデザインラインをそのままに理想の中で「こうあって欲しいバトルスーツ」がそのまま出てきたような好ミニチュアですよね。
作例でよく見るようなタウらしいオーカーカラーで正統派のカッコ良さがミニチュアの良さを引き立ててて正に4版イラストの格好良さが現実に飛び出したようです!

まず目を引くのはやはりオナガーガントレット!
パイルバンカー型よりゴッドフィンガー型の武装変更によって見知ったバトルスーツも新ミニチュアかと思うくらいシルエットも変わって、
遠距離戦のタウと言うイメージもガラリと変えるコンバージョンですし、
手首パーツは他社だという事ですが角張ったデザインはタウとも違和感がなくマッチしてて絶妙なチョイスだと思います。
6版で更新された新コデックスからのタウと戦った事がなく知らなかったのですがそんなヤバい武装だったとは!
今回のバトルでも想像以上の戦果の大活躍で見せ場の一つとなってましたね。以後自分もタウと対峙する時は警戒したいと思います。
そして目に見えない真鍮線打ちのしんどさはお察し致しますw 自分が軸打ち苦手なのでひとしおです。

ペイントは卵帝さんのアーミーカラーであるオーカーメイン、エンジ色サブの配色ですがフォルム、パネルラインも複雑なバトルアーマーを
丁寧に塗っていてミニチュアの良さを引き立ててますし、タウマーキングや柄にまかれたスクロールのタウ文字、白の頭部もバシッと決まってて全体を引き締めてますね。
そして個人的に卵帝さんのオレンジ発光表現がすごい好きなのですが今にも爆熱しそうでグッと来ます!

“流砂”クイックサンドと言う名もサンドカラーっぽい色合いの作例だったり砂漠っぽい場所に陣取るイラストが多いタウにピッタリだと思います。
飲まれたら抗えない怒涛の攻撃を仕掛けるのでしょう!
そんなコマンダー・クイックサンド、今回のバトルレポートでも大きな見せ場と戦果をもたらしていて実においしい所を持っていきます。
気合を入れてペイントされた甲斐があっただろうと読んでる側も感慨深かったです。

最後になりますがこの写真がまた良い!新兵器を構えるコマンダーと同系色の随伴機の構図!
整然とした軍隊+ロボット物の良さが出てて実にキマってますね!
良い作品を見て非常に眼福でした〜!

2014.10.4