ケイオス チョーズンチャンピオン by 野原 | ||||
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野原さんのコメント ダークヴェンジェンスに入っているチョーズンチャンピオンです。 旧ケイオスのデザインを取り入れ、現在の技術で生まれ変わった最高傑作レベルと言っても良いと思うくらいのモデルデザインです。 ペイントはいわゆるNMMペイントです。 自分の限界にチャレンジするつもりで、 アーマーや金属部分の塗り込みはもとよりマントや変異パーツなど可能な限り塗り込んでみました。 元の造形の良さにも助けられていますが中々のレベルで塗り上がったと思います。 チャームポイントはおなかの瞳、明るい中瞳孔が絞られている猫の写真を参考にペイントしました。 こんなに大きな瞳を塗る事はまず無いので楽しく塗れました。 このモデルは私にしては珍しくゲーム用ではなくコンテスト用に飾り台に乗せています。 ゲーム用のベースではない飾り台に乗せるのは今回が初めてで、飾り台を含んだ作品としてまだまだ完成度は上げられそうです。 次回への課題ですね。 ムッチーのコメント 投稿を頂いて初めて作品を目にした時の印象は正直 「げえぇぇ〜〜〜っ!!」と言うRoR最大の感嘆がリアルに口をついて出た程のあまりの美しさ! スカットのイメージが強い野原さんが昨年のタウからはガラリと作風を変えその腕前を余す所無く見せてきたと感じていましたが その思い込みを更に上回る全力のパワーを見せ付けられたと言う印象です。 しかもこの壮絶ペイントされた作品がスターターのまま無改造のペイントと言うのがまた熱い! まずはコメントにもあり目を引くNMMですが影からハイライトまでトーンはドギツクないのに自然な金属光沢のようなグラデーションが掛かってる上に 曲面、筒状、鎖など光源を設定しづらい部分の陰影もカンペキのよう思えます。 陰影のトーン変化が緩いNMMは達人の技と言うイメージがあるので流石!と言う感じですね。 同様にパワーアーマーも特定光源法で塗られていますがやはり光源が難しいよう思える部分も綺麗にキマっていて 溢れる実力を痛感させられます。 今回自分が注目したのは野原さんがチョイスした色味です。 青いパワーアーマーの影やライニングに赤味のある茶色を配しているのが面白いですね。 これだけなら反対色の効果かと思うのですが、この色が金の影であったり、「黒いマント」の影にも使われていて 全体の調和と絵画的なイメージを生み出していて実に効果的だと感じました。 差し色をくすんだ紫にして、マント裏地を黄色に近い黄緑にしている辺りも様々な思惑を感じてしまいますね。 乾いた肌の色合い、叫ぶ険しい表情の表現、変異した悪魔っぽい部分、コメントにもあるおなかの瞳など 様々な見所に溢れた作品だと思います。 ベデコは固定するのってすごい勇気要ると思うのですが瓦礫を踏みしめている戦場の様子が伺えるのと、 固定する事で「作品」と言う雰囲気がグッと出るのは良いと思いました。 しかしコメントにもあるよう野原さんのスキルならもっとストーリーや演出など入れる余地がありそうですね。 それにしても実に眼福でした! これからも勉強させていただきます。 2014.1.21 |