インペリアルナイト 「コブラ」  by MTM
MTMさんのコメント
発売当初、購入前から自分なりのナイトというのを色々と構想をしていましたが、人気のあるナイト、Twitterで 次々とすばらしい作品が流れてきて、
それと同時にやりたいことが自分より先にどんどん具現化され内心焦りが… (本来ほかの作品と比べる必要はないのですが、どうしても意識してしまいまして・・・)
とりあえず購入、何も考えず作ってみようと作り始め、作りながらいろいろ盛り込んでいきましたので その制作の流れにそってコメントしております。

購入するまで気付かなかったのですが、このナイト脚部が固定だったのですね、そこで、ここを変えオリジナリティーを出してみようと、
そのまま組めは力強いナイト、これもカッコ良いのですが、脚部のポーズ変更により少しエレガントに出来りるのではないかと、
大幅変更にみえますがじつは膝から下を左右入れ替えるだけですんなりポーズ変更できています。
左右入れ替えると出来るというより、 左右を入れ替えて出来る形におさめてしまえって感じで作っているわけですが(笑)

ポーズが変わったところで次はナイトらしい武器を、ナイトといえばやっぱりランスですよね、って構想ではランス風の武器を持たせるつもりでした、
しかし、すでに色々と作例がぁ〜、どうしよう〜となり、盾と剣になったわけです。
剣の方はチェーンソードをより剣に見えるように、ロングチェーンソードとして作ればいいかぐらいの考えで、プラ版で延長してみました
(強度は弱いです諸刃の剣ならぬ脆刃の剣です、製作中に何度も折れてます。)

盾の方はただ盾を持たせるにも設定上いろいろとあるので、サーマルキャノンの形を限りなく盾に見えるように作ってみました。
形状はサーマルキャノンに元々付いてたシールド部を模倣したまま大きく、見た目に違和感の無いようにと意識して工作してみました。
少しでも盾っぽく見えるようにサーマルキャノンの銃身も短くしています。

その次に色合い、ほかの製作で大理石風塗装を検討してまして、ナイトの大きい面でやったらいいんじゃねぇみたいな単純な発想でこのような塗装を施してみました。
行ってみたい技法(大理石塗装)とはいっても、どのような技法で大理石の風合いが出来るのかなどわからず、色々な技法を検索し見よう見まねでチャレンジしてみました。
具体的な塗装方法としてはラップ塗装や蛇紋塗装などを試みたわけですが、初めてなのでなかなか思う様には・・(当然ですが、)
最終的に色々な技法や描き込み、それと勢いの複合技で誤魔化しています。
各部位ごとに最も良い風合いが仕上がるタイミングが異なる事や大理石塗装のやめ時がつかめず仕上がりは遠目にわかり難く、近くで見ると荒い仕上がりになっています。
まぁいつもの雰囲気OK的 な仕上がりです、よく出来た方だとおもいます。 この時点で当初のエレガントなイメージが微塵も感じられなくなってるわけですが・・・

TwitterのTLではスペースブレトニア、スペースミノタウルス、 この流れに便乗しスペースネフェキーラと強引に・・・エレガントさなんてどうでもいいやと(笑)
ネフェキーラ風にするために、トゥームキングから部品を拝借し仮面(マスク)にコブラの飾りをつけてみました。
で、騎士の名は「コブラ」でも?頭に飾りを付けただけでコブラってのもどうよ?の思いが無いこともなく、
全体のフォルムでコブラを表現出来ないかとなり頭部カバーに牙を付け、目を描き(目まで造型で作り出すのはやりすぎかなと目はマークで表現してみました)
仮面に付けたコブラの飾りが舌に見えればとの想いで作ってみましたが見えないですね! 今回のマーク類は描き込む技量が無いので(描いて失敗しました)
すべてデカールを制作して貼り付けました。デカールは大きさ違いが色々 コピペできますので至る所にコブラマークを貼り付け亀がモチーフではないことを強調しています(笑)
最後に乾いた土地をイメージしたベースを作り、砂埃で全体を汚して完成(汚しすぎて大理石の風合いがぁ〜・・・)

ながながと書きましたが作りながら色々盛り込んでいったらこんな感じのインペリアルナイトに仕上がりました。


ムッチーのコメント
MTMさんからもインペリアルナイトの気合満点の作品を頂きました!
作成風景はtwitterで拝見しておりましたが実に手を入れていて見とれておりました。

まず目を引くのはポーズ変更による大幅なイメージの変化ですね。
武装を構えながらスマートに歩いている最中を思わせるポージングは静かでありながら今にも動き出しそうな動的な印象を与えてくれます。
また改造に注力されたサーマルキャノンの盾、ソードの延長による騎士のように見せると言うのはまさに狙い通りと言う感じでした!
リベット、モールド、紋章などの造形も細かく正規品かと思うほどです。

ペイントに関してはやはり大理石塗装がお見事!実に美しく本物かと思う質感です。
公式作例でも白い機体はうっすら大理石っぽくしてるのですがMTMさんのコブラの方がよりリアルに感じますね〜!
濃いグレーや赤みのある茶がマーブルになってて(大理石に使う表現としてはいいのか分かりませんがw)非常に説得力があり、
MTMさんの作成イメージの「エレガント」その物だと思います!!
どうやって塗ってるのかサッパリ分からないですw

サブカラーにもなってる青、アクセントの赤も石のような質感になっていているし、縁取りの銀もハマッていて、寒色系にまとめられた配色は、
大理石の質感をより際立たせているのではないでしょうか。
また質感を表現した装甲にガッツリマーキングが入ってる辺り、芸術品ではなく戦争用の兵器なのだと言う事を感じさせていて40Kらしさに繋がってるよう思えますね。
機体名のコブラのモチーフとして頭部装甲の延長、蛇の頭への見立て、マスク部分へのコブラレリーフなど、実にスマートながら効き目のある改造で自分はとても好きです。

コブラのエンブレムも流線型のデザインが装飾の彫刻のようにも見えてエレガントさを際立たせるのに成功していて、
コンセプトを強く意識して作成に臨む事の大事さを痛感させられました。

淡いトーンの乾いた岩場のベース、足回りのウェザリングも非常に高度で、この大作を抜かりなく引き締めているよう感じました。
実に見ごたえのある大作で楽しくコメントさせて頂きました!

2014.7.13