フロストハート・フェニックス by MTM
MTMさんのコメント
フレイムスパイア・フェニックスを作った勢いで、もう一方のフロストハート・フェニックス
も製作したくなり作ってみました、今回はちゃんと2箱買って作ってます(笑)

フレイムスパイア・フェニックスの工作がサクサク進み、思いのほか簡単に仕上がったもんで、
こちらも同様にすぐに形になると安易に作り始めましたが、いざ作業を始めると、なかなか形がおさまらない!しっくりこない!と形が決まらないので
作業中断、フレイムスパイア・フェニックスのときは3、4日でほぼ完成してたのですが、今回は5日たってもバラバラ状態、
2箱目に手をつけるべきではなかったと後悔しつつ、落ちてゆくモチベーションを何とか維持し、
今 作業をやめると2度と手をつけないと自分に言い聞かせ、試行錯誤の末なんとかこんな感じで出来上がりました。

心折れスタートの要因ですが、いつものコンバチモデルは形を大きく変えることで(ふり幅が大きければ大きいほど)異なる2体を表現できたのです、
自由度があったのです、適当に作れたのです、が、今回はフレイムスパイア・フェニックスの進化した形態な訳で、
大きく形を変えると別の生物になってしまう、違いを出しつつ一定の統一感が必要であり、かといって同じような造形にして色だけ変えるというのも・・・
などなど、考えてみると結構自由に作れなかったりしたのです。

余分な改造をせずにそのまま組めよってことですが・・・

フレイムスパイア・フェニックスの若さ、勢い、躍動感とは違う表現で、尾羽を長く首も長めに仕上げ少しエレガントに、
大きな翼で冷気をぶつけている的なイメージで・・・効果のほどはビミョーですね(笑)

仕上りに関しては、もう少しイジってもよかったかなと、
バランスをもう少し崩せたかなと「もう少し直すとカッコいいのに、なんかブサイク」ぐらいが自分好みなのですが、ちょっとスマートになっちゃってます、
最近のモデルはディティールがシャープすぎて、顔だけ大きく的な工作をすると目も当てられない仕上りになってしまうので、これくらいか妥当といえば妥当なんですが

ともかく必要のないフェニックス2体目を必要のない改造で仕上げてみました。

Rmanのコメント
フレイムとフロストの2種類のフェニックス、どちらも作れるキットが発売されちゃぁ、とりあえず2箱買って作りたくなっちゃうのが趣味人としての性ですよね(笑)。
MTMさんのお気持ちやヤル気は非常によくわかります。
そして、フレイムスパイアの後だからこそ苦戦したというポージングですが、まさに見た瞬間にMTMさんの狙いがしっかり伝わってきました。
大きな翼で凍てつく風を敵に浴びせるそのイメージが!こちらの作品もベースデコレートの見事さがイメージの補強にずいぶん買ってるように思います。
地面から突き出す氷の向きからも、この翼から絶対零度の風が巻き起こされているようです。
リアリティー溢れる氷柱の表現なども凄いな〜って思いました。

今回はアシュターリの頭を使われていますが、首の長さを変更するなどの細やかな改造によって、
元の力強いイメージとはまた少し趣向を変えて歳を経たフェニックスの雰囲気を上手く表現されていますよね。
こちらの翼のペイントは見本の配色を踏襲した冷たい色合いで、氷の結晶がひとつひとつちゃんと見える丁寧なペイントも良いですね〜。

上の方も威風堂々とした佇まいで、この青系統のフェニックスの上に金色の鎧(アシュターリ・ヘルメット含め)、非常にピッタリハマってるように見えます。
本当にカッコイイ作品です。

僕も発売日に買ったはいいですが、まだ制作に着手できてないので、MTMさんのこのフェニックスを見て大変良い刺激をいただきました。

また、途中で投げ出しそうになったけど、気持ちを維持して最後の完成まで漕ぎ着けたというエピソードも素晴らしいと思いました。
中途半端に投げ出さないってのは模型作り趣味において大事な心構えですよね。
僕もけっこうよく投げ出しちゃう方なので(笑)、MTMさんを見習いたいと思います。
その上で「もっとカッコヨクなるのでは?」という、試行錯誤もやっぱり大事だな〜と改めて感じました。