ストーンホーン by MTM
MTMさんのコメント
サンダータスクで余った部品でもう一匹(もともと2匹作るつもりでしたが・・・)ストーンホーンを作ってみました。
頭部と細かな装飾以外はパテ等で工作しておりますが、余った部品で作っているので普段の工作とは違い、失敗のリスクは無く、割と気軽に作っています。
サンダータスクより少し小ぶりになるように作ったつもりが、ほとんど変わらない大きさで仕上がってしまいました衝動制作の結果です(笑)

突進、頭突きに特化した体格というにはもともと無理があるように感じてましたのでどちらかと言うとブルドーザーのようになぎ倒す攻撃を主に行い、
それでいて突進などもできる生物と勝手に設定、首周りを太く筋肉の鎧でガチガチに固め、前足も筋肉質に、
寒冷地仕様で毛を長く、イメージとしてはオランウータンに大きな角を付けたような生物にしています。

前足はヒズメではなく鉤爪に、突進、頭突きの時はナックルウォーク、なぎ倒しのときは、手を広げ鉤爪でしっかり踏ん張るみたいな(オランウータンはナックルウォークはしませんが・・・)
突進で倒した相手を前足で踏み潰すと書かれていたので指の第二間接から付け根までを石化させハンマーパンチ=踏み荒しというこじつけ設定で作っています。

騎乗オウガはワイルドっぽい感じで! サンダータスク騎乗オウガと対比させたつもりです。
前回掲載して頂いたモーンファングのオウガも含め三者三様になるように、それでいて統一感があるようにと意識し製作しております。

毎回、自己満足で製作していますが、世界観だけはオールドワールド(クラシック)を外れないようにと心掛けているつもりです。
今回のような、ほぼスクラッチの作品は他の人から見て世界観を崩しているように受け取られるのではないかと心配なところです。

コミカルオウガの時点で世界観を崩していると言えなくもないですが・・・・

Rmanのコメント
MTMさんのオウガにも8版オウガの目玉ユニット、ストーンホーンがついに登場ですね!
見た瞬間に作者が誰か分かるというMTMワールドが全開なのも熱いです!
モノが大きくなってくると、改造幅って逆に小さくなっていきそうなイメージがあるのですが(普通に作るだけでも大変なんですから!みたいな感じで笑)、
MTMさんの場合はその辺りの手加減は一切無いですねぇ〜。
まず目を引くのが純正パーツと一八番のパテワークによって作られたボディの見事な融合です。
純正のモデルよりも低く構えたポーズにはMTMさんの狙いも明確で、まさに獲物に向かって今まさに突進しようと足を踏み鳴らしているかのような、そんな迫力を感じますし、
一バリエーションとしてこれも欲しい!なんて思っちゃうくらいです。
体格そのものは純正版と変わらないのかもしれませんが、低く構えた分、少し小さめに見える点も何だか「旧メタル」っぽい感じで(笑)、5版好きの心に触れるものがあります。

また、自然な毛並みのモールディングも凄いと思いました。いかにもパテをギザギザとやりました〜という感じではなく、
毛の流れる方向もちゃんと考慮しながら入念に丁寧に彫られているように見えます。
面積が広いだけに単調になりがちな部分をきちんとやってあげることで、間の広さを感じさせない密度の濃さが生まれていますし、
毛が一部禿げて、中の硬そうな皮膚が露出している演出も純正キットにならってあって、らしさを上手く表現されていると思います。

上のハンターも良い味出してますよね〜。
まさにMTMさんのオウガなわけですが、今回は様々なビッツパーツを加えてあり狩人らしさの演出がバッチリキマってます。
特にウルフの頭を使った帽子は誰もが考えそうなのに、ここまで自然に仕上げられる人は稀だと思います!
そしてオウガの表情がまた・・・何とも言えない良い意味で下品な感じでベロを出してるあたりが、実にハンターらしいですよねぇ。
「げへへへ・・・ここまで追い詰めればもうワシのもんじゃよ・・・・・はやく喰いてぇなぁ・・・」とかそんな感じ?(笑)
相棒がハゲタカというのも、彼の性格を現しているようで、実にドンピシャなチョイスです!

モデリングばかりに注目してしまいましたが、ペイント面も素晴らしいですね!
ストーンホーンのペイントは骨の明るさと茶色の毛の対比が美しいですし、骨から石への(まさにストーンホーン)色の移り変わりが絶妙です。
上のオウガもキャラクター並に愛情たっぷりに塗られていますよね。やはり顔の表情をしっかり引き出しているペイントはさすがです。

本当に熱い作品です!このオリジナリティーたっぷりなストーンホーンがオールドワールドの世界観を崩す要素は1%も無いと僕は思いますよ!