オーガ・シャーマン3部作:ファイアベリー by MTM
MTMさんのコメント
この製品、炎を吹き出した一瞬を切り撮った独特の造形で、マイ・オーガアーミーには似合わない感もあるのですが、どうしても炎をペイントしてみたいとの思いから今回、オーガ・シャーマン(※)第2弾として製作しました。

※オーガに関してはウイザードというよりシャーマンと表現した方がしっくりくるの でこちらの表現を使用しています、違和感のある方は脳内で【オーガ・ウィザード】 と変換してください。

いつものように?顔を大きくコミカル仕上げで製作していますが、いくつか製作しているうちにデフォルメ感が麻痺し、製作毎に顔が大きくなっております(笑)

今回、最もチャレンジしたかった炎のペイント、意気揚々と筆をとったのですが、現在のペイント技量では・・・・・・・ 独自の色・仕上げなんざ〜とても無理、技量の無さを実感しつつパッケージを参考に素直な気持ちでペイントさせて頂きました。
塗り重ねて行くうちに、それなりに炎っぽくはなってきましたが、今はこれが精一杯我流のペイント方法に限界を感じ、基礎の大事さ、各種ペイントテクニックの習得が必要であることを勉強させられたモデルでした。(ペイント大全、購入マジで検討中)期間を少し置き、再ペイントしようと考えております。

オーガ本体の方は、パッケージを参考に肌色でほぼ塗り終えてはいたのですが、遠目から見ると全体が同じような色合でメリハリがなく、見栄えがしなかったので、炎が少しでも映えるようにと茶褐色の肌に塗り直し完成させました。

※腰に付けるはずの剣は制作時に無くしました(涙)みなさん紛失にはご注意を!

※巨大鎚にぶら下っていた装飾品は塗装中に折れちゃいました。これまたご注意を!

Rmanのコメント
いやぁ、これはまた凄い作品が生まれてきましたね。ファイアベリーの魅力といえばMTMさんも惹かれたように、やはりこの吹きあげた炎でしょうか!
僕もオウガをやろうと思ってミニチュアだけは集めているのですが(実は)、その中でもファイアベリーは非常にペイントしてみたいモデルではありました。

GWの見本塗装も炎の照り返し表現までやってて、あまりのレベルの高さにちょっと敷居の高さも感じてしまっていたのですが、MTMさんはやってくれましたね!
MTMさんはコメントの中でかなりご謙遜なさってますが(笑)、リアル炎かと思うほどの自然な赤色、
そして煙の表現も絶妙で、モクモクと煙るその質感さえも感じられると言っても大げさではありません。また、煙の中に炎が残っているリアル感!MTMさんの観察力には驚きます。

炎も凄ければ、シャーマンの体への照り返しもすごくリアルで、コミカル風に作り変えられた顔の雰囲気がまたよく見えるんですよね。
このコミカルな顔つきはむしろ本家のより僕的には好みです。本家の方はけっこう下品そうな顔してますものね(笑)。まぁオウガなので下品=上等よ!ってとこなんですけど。
それでも、こういったバリエーションがあってもいいんじゃないのかな〜とか思ってしまうような自然な仕上がりだと思います。

炎と顔の作り込みばかりに気を取られがちですが、他の部分のペイントもまったく抜かりなく、丁寧に塗りこまれているのはさすがですね〜。
浅黒い肌の重く硬そうな肉感(筋肉の塊感を感じます)、石製ハンマーの硬質感、焦げと錆の入り混じったようなガットプレート、ワンポイントカラーの緑色、
全てがしっかり塗られていますよね。
全体の調和感や顔の造形技術といい、これぞ「ザ・MTM・ワールド」と言える素晴らしい完成度だと思います。

ところで、MTMさんほどのペインターともなるとペイント大全で新たに学べることはそれほどないかもしれませんが(アーミーペイント向けのテクニック集なので)、
しかしながら読み物として面白く、ペイントテンションが上がるという意味では大変オススメしたい一冊です(笑)