喰らいしものゴールゴン by MTM
MTMさんのコメント
サイゴールを作ったあと、片手落ちな感覚にとらわれ、制作意欲の冷めないうちにゴールゴンも制作してみました。
(1つのキッドで2体を作ってしまえ、パーツは余っているではないか、という貧乏根性ではないです、はい)
こちらも、制作方法は同じで、どのように作るかは深く考えず、まず、パテをコネコネし、作ってみる、気に入らなければやり直し、盛る、削る、の繰返しで仕上げています。
サイゴールが出来上がっていたので、こちらは比較的早く形になりました。

正規モデルのパーツは手先、牙、尻尾、その他装飾品で、ヒズメも利用したかったのですが、サイゴールに使ったため、パテで造作、フサフサの毛でごまかしています。
(全国にはプラ・ジャイアントのヒズメを余らしてる方が何人いるだろう・・・・・・)
サイゴールとの違いを出すために、筋肉質なイメージで作ったのですが仕上がりを見て、カッコ良すぎかな?もう少しブサカッコよくできたかな? 
などと思っております。

勢いだけで制作した作品ですので、非の打ち所が多数あると思いますが評価していただければ幸いです。

Rmanのコメント
サイゴールと同様、MTMさんの方程式に沿って再デザインされたゴールゴンは良い意味で少しレトロ感を感じさせてくれる非常に良い雰囲気にまとまっていると思います。
純正キットもゴールゴンに関しては、設定の凄まじさとモデルの勢いが息ピッタリな感じで非常に素晴らしいと思いますが、
もうミノタウロスをはるかに超越した大怪獣になってるのに対して、MTMさんのゴールゴンはあくまでミノタウロスの亜種というか元ミノタウロスって雰囲気が色濃く感じとれるのも、
特筆すべき優れたポイントだと思います。特に5版のメタル製ミノタウロスの大ファンな僕としては、たまらないものがありますね〜(笑)。
旧版の香りをただよわせながらも、増えた腕に刃のような拳、巨大な姿など、ゴールゴンとして必要な要素をきっちり消化しているのも素晴らしいですね。

それにしても、こちらのゴールゴンもどこまでが元のキットでどこからがパテなのか全くわからない自然な仕上がりに感服です。
配色に関しても旧版ミノタウロスの茶褐色系を引き継いでいて、サイゴールとまったく違う野獣感を感じさせてくれますし、
肌の丁寧なグラデーションや顔周りの色の移り変わりの自然さ仕上がりなど、とても丁寧な仕事が非常に印象的です。
あの大量の髑髏こそオミットされているものの(笑)、様々な戦利品的小物も全てしっかりペイントされていて、このゴールゴンが築いてきた恐怖伝説を物語っているかのようです。

こちらのゴールゴンもサイゴール同様ペイントのなめらかさ、丁寧さがモデルの完成度の高さに間違いなく貢献していますね〜。

怒り狂ったかのような赤い瞳も非常に恐ろしく、またポーズの格好良さも相まって、迫力でも元のゴールゴンに負けていませんね!

最後の2体が並んだ写真がまた凄いです。ゴールゴンとサイゴール、純正モデルは明らかに「コンパチキット」ということが分かるのですが、
これはもうまったく別のオリジナルモデルということが並べてみるとより顕著ですね〜。
大型モンスターをここまでオリジナルの作品に昇華させたMTMさんのモデリング&ペイントテクニックに脱帽です!