プラフィギュアを組み立てろ

講師紹介

バボフェット卿の御姿 バボ・フェット卿
殺戮の神コーンに仕えるケイオスロード。
帝国歴199X年にエンパイアの城塞都市ミドンハイムに生まれる。
敬虔なウルリック教徒であり、エンパイア最強と名高い白狼騎士団の
団員でもあった。
同時に、有名なモデラーとしてエンパイア全土はもとより隣国のブレトニアにまで
彼の名前は轟いていたという。
しかし、妄想大王の陰謀によりStudio Chaosの世界を垣間見てしまった事が
彼の人生を狂わせた!その日より彼はミドンハイムより姿を消し、メタル
フィギュアの冥府魔道へ堕ちていったのだ。

彼の振るうデザインナイフは、ルナ・チタニウム合金をも分断し、
彼の振るうヤスリは一秒間に30センチ以上削ることが出来るという!

「貴様!オレの名を言ってみろぉ!!!」


全員整列!!!
諸君、当コーナーを担当する事になったバボ・フェットである。
これから、不定期連載で諸君等にモデリングの事を紹介していく予定だ。
連載第一回目となる今回は、プラフィギュアの組立て方をレクチャーしよう。
現在WHでは一部のアーミーを除いて、コアとなるユニットは全てプラスチック製であるのは
諸君等も知っての通りだ。6版で新ミニチュアが出るにつれ、この傾向は進んでいくだろう。
従って、趣味人にとってプラミニチュアの製作は避けては通れない事なのだ。
たかがプラ、されどプラ。簡単に組み立てる事が出来るプラミニチュアだが、熟練の趣味人でも
結構見落としがちなポイントもある。今回は、基本を確認する意味で読んでいってもらいたい。


用意する物

プラミニチュア:コレがないと始まらない。今回はスタートセット付属のザウルスウォーリアーを例にしてみよう。

ニッパー:模型店で購入可能。メーカーにもよるが大体500円前後の物があれば良いだろう。

デザインナイフ:いわゆる「カッター」とは違い、刃が伸びたりはしない。カッターより使い勝手が良いので出来ればこちらを揃えておこう。模型店で400円前後。

接着剤:プラ同士を接着する時は、「スチロール樹脂系接着剤」を使用する。グンゼや田宮から「セメント」と言う商品が安価で発売されている。
パーツをランナーから切り離す。

ニッパーを使い、パーツを切り離していこう。ニッパーの刃の平たい面をパーツの方に向けて使用する。この際注意するのは、パーツを根本から切らずに少し余裕を残す事だ。余らせた部分は次のステップで一緒に処理する。
パーティングラインを落とす。

プラミニチュアの表面には、成型の都合上「パーティングライン」と呼ばれるスジが必ず存在する。これを残したままミニチュアをペイントすると実に格好悪い仕上がりになる。そこで、デザインナイフを使用して、これを落としていく。ここで先程の余りの部分も一緒に削っていこう。

ここで注意すべき点が2つある。一つ目は、決して力を入れずに少しずつ削っていく事だ。力を入れて作業を行うと、刃が思わぬ方向に滑り自分の指が宙を舞う羽目になる。指が落ちた場合、鼻をほじる時に苦労するし、相手の秘孔を突く事も出来なくなる。気を付けよう。さらに、刃が深く入りすぎてミニチュアを変な形に削ってしまう時もある。簡単に削る事が出来るプラミニチュアならではのアクシデントと言えるだろう。とにかく落ち着いて少しづつ作業を行うことが大事だ。
2つ目に注意する点は、決してデザインナイフの進行方向に自分の指を置かない事だ。理由は言わずもがなである。私が気を付けて見ていると、意外とこれを守っていない趣味人が多い。写真は多少極端な例であるが、例え力を入れずに作業をしていても万が一と言うこともある。十分に気を付けてくれ。
パーツ同士を接着する。

パーティングラインを落としたらいよいよ組み立てに入る。最初にも書いたが、ここではスチロール樹脂系接着剤を使う。このタイプの接着剤は、有機溶剤系の成分を含んでおりプラ同士を溶かして接着するのでガッチリとくっつく。瓶の口で余分な接着剤を落として、パーツに塗ろう。接着剤はつけすぎない事。そして、もう一点注意してもらいたいのは、換気をちゃんと行うことである。上に書いたように、有機系の成分を含んでいるので、長く吸い続けるとレルム・オブ・ケイオスに直行は確定である。別に私は止めはしないがね・・・

さて、連載第一回は如何だっただろうか?
今回は基本のおさらいがメインだったが、
ベテランの趣味人諸兄も意外と見落としていた点があるのではないだろうか?
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以上で講義は終了だ!解散!!!

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