イーサン(ディーモンプリンス) by 湊
湊さんのコメン
新版になったウォーリアー・オブ・ケイオス。その中で個人的に一番熱いのは、
暗黒神の報償によって〈統べる者〉達がディーモンプリンスへ昇華する事が出来るようになった事だと思います。
そのまま手持ちのディーモンプリンスを使用しても良いのですが、せっかくなのでイーサン専用のディーモンプリンスを製作しました。

今回からディーモンプリンスはケイオスアーマーを装備できるようになったので、40k用のボディからホース類を削り取り、その箇所にグリーンスタッフで筋肉を追加。
胸にあったモールドは、我が軍のシンボルである瞳に変更しました。自分の渾沌軍は暗黒神から恩寵を受けやすくする為に、暗黒神の御目を旗や鎧に描く伝統があるのです。
貌は新イーサンを意識してグリーンスタッフで変化させ、肩アーマーはサイゴールのキットにあった巨大な獣の骨を削り取って
徒歩アーケィオン(イーサン)が下げていた首飾りに見立てて肥大化。

この首飾りは独自設定で“アーケィオンの遺産”と(勝手に)命名し、イーサンのディーモンプリンス昇華への重要なファクターとしました。
手に持った得物はスカルクラッシャー・オブ・コーンで培ったペイント技術を応用して、マジックウェポン風にしてあります。
背中のトロフィーラックはキットの状態だと強度不足が否めなかったので、真鍮線に髑髏とマローダー・ホースマンのスピアを挿して作り直しました。
ペイントは旧シタデルカラーSHADOW GREYを基調とし、同じく旧シタデルカラーのHAWK TURQUOISEとGOBLIN GREENでドライブラシ。霊体らしさを意識してみました。
また新イーサンのケイオスアーマーを継承し、旧アーミーブックに掲載されていた渾沌のルーン文字をちりばめています。
かなり気に入った仕上がりとなったので、暗黒神のまなざしチャートの結果だけで無く、大規模戦を指揮するジェネラルとしてもガンガン使っていきたいです。

設定はゲーム結果を参考に、スケイブンの“恐るべき十三番目のスペル”によって肉体を変質させられたイーサンが、“アーケィオンの遺産”によって肉の体を捨て去り、
ディーモンの肉体を手に入れ、ディーモンプリンスに昇華した設定にしました。
生まれ変わったばかりで現実世界で完全なディーモンプリンスの体を維持するには力が足りず、普段はかつてと変わらぬ出で立ちをしており、
暗黒神が力を貸し与えたその時のみ、ディーモンプリンスとして現実世界に顕現するのです。

Rmanのコメン
イーサン卿への強い愛着、素晴らしいですね。
自分が作って命名したキャラクターに格別の愛情を注ぎ、ストーリーテリングやゲームを楽しむ姿勢、僕も理想とするホビーセンスです。
そして専用のデーモンプリンスまで作ってしまう湊さんの思い入れの強さには感動しました。

また、モデルがこだわりのコンバージョンが施されていて、スペシャルキャラクターとしての風格すら感じる仕上がりです。
イーサン卿といえば、後期型(笑)の禍々しいルーン文字の浮き出た鎧を身にまとった姿が記憶に鮮明ですが、
彼のイメージを大きく残すためにあえての40K用デモプリのボディーをチョイスされた点は英断でしたね〜!
パイプ類を排除するといった丁寧なモデリングのおかげでファンタジーっぽさは全く損なわれていませんし、イーサン卿のアイデンティティーをしっかり表現できましたね!。

そして半幽体という設定も面白く、それを再現したボディの色合いも絶妙な雰囲気を感じさせてくれます。
黒い鎧がずらりと並ぶ湊さんのアーミーの中にあって抜群に目立つ色合いゆえに、存在感はまさにアーミーのジェネラルに相応しい特別感を感じるモデルですね〜。
目玉のネックレスもギョロっとして禍々しいですし、溶岩風のアックスも迫力満点です。この武器もケイオスギフトのひとつと思うと胸が熱くなります!

ゲーム中にデーモンプリンスになるだけでなく、最初からデモプリ状態で大規模アーミーを率いることもあるということで、
イーサン卿の快進撃、まだまだこれからどんどん魅せてくれそうですね〜。いつか、僕のエルサリオンと一騎打ちさせたいものです!