ラマス by 湊
湊さんのコメン
ストーム・オブ・マジック本格参戦に向けて制作したラマスです。
我がケイオス軍に迎える初めてのバウンドモンスターにして、初めて制作したファインキャストモデルです。
吐き出した黒煙の表現が思いの外難しかったので、代わりにグリーンスタッフをこねてラマスの後ろ足に魔力のオーラのようなものを纏わせてみました。
ストーム・オブ・マジックの本では息を呑むほど醜い外見と書かれていますが、個人的には愛嬌のある顔で気に入っています。

Rmanのコメン
FBの大型エキスパンション「ストーム・オブ・マジック」の発売に際しファインキャストで復刻されたラマス。
昔のケイオスドワーフ・マニアとしては度肝を抜かれました。今更このモデルを出すんかい!しかもそのまま!みたいな(笑)。
でも、僕も湊さんと全く同感でこのラマスは「愛嬌のある顔」これこそが命と思ってましたので、
顔だけ今風に(凶悪顔に)新規造形したよ!とかならないで、潔く昔のまま復活してくれて嬉しくなりました。
まぁ、上に乗ってたケイオスドワーフソーサラーロードがオミットされたのはしょうがないですけどね。

昔のラマスの見本はコミカルなケイオスドワーフ同様、黒い体色に真っ赤な髭というド派手なものでしたが、
ストームオブマジックで描きおろされた新イラストでは設定同様かなりダークで陰気なキャラクターになっていました。
湊さんのラマスはまさにそんな雰囲気を演出されているようで、昔のラマスのイメージと違い落ち着いた色合いが良いですね〜。
縦ロール髭もシックな色使いでまとめられているので、それほどアホっぽく感じないで、むしろ知性と狡猾さ、カリスマ性を感じさせてくれます。
紫色の肌も発色が素晴らしく、金色の装飾との組み合わせで高貴な雰囲気も漂ってきてますね。

それから、目の輝きが良いですね。紫の体に黄色の目はとてもよく目立って、なおかつ瞳も光っているようで、眼力(めぢから)を感じます。
この眼に睨まれるとどんなモンスターも催眠術にかかってしまうというのも納得です。

設定にあるように鼻や口からの黒煙を表現しようと思うと、確かに難しいでしょうね〜。このインパクト抜群の顔が見え難くなってしまってもいけませんし。
しかし魔力の表現を諦めずにトライされたのは素晴らしいことだと思います。
ちょうど大空へ飛び立つ瞬間、爪先から有り余る魔力がほとばしっている様子がよく伝わってきます。
ラマス全体が落ち着いた色なので、足元の炎に「オッ!?」と気付いてくれる人も多そうですね。

それはそうと、湊さんにとってはこのラマスが記念すべき初ファインキャスト製品ということで、お疲れ様でした。
見た感じ、リアルにファインなキャストのようですね!
同時期に出たコカトリスも抜けは良かったので、このサイズのモンスターは割りにきれいに抜けているイメージはあります。

ところで、タムルカーン本の新ケイオスドワーフでもラマスはロード枠のソーサラープロフェットが乗れるようにルール上でも残っていて、
旧来からのケイドワファンとしては胸を撫で下ろしました。
僕もメタル製の旧版を持っているので、ストームオブマジック用としてはもちろん、ケイドワ用にも塗ってみたいですね〜。