“穢らわしき”カズィーク by 湊
湊さんのコメン
フォージワールドから新しくリリースされたKAZYK THE BEFOULED ON ROT BEAST です。
彼の騎乗しているビーストが一目で気に入り、我がケイオス軍のナーグルチャンピオンに迎え入れるべく制作しました。
ビーストは片方だけ生えた角、カズィーク本人は特徴的な頭部が特にお気に入りです。

ペイントはこのミニチュアが纏う“ナーグルらしさ”を意識して塗り、ベースデコレートはその“ナーグルらしさ”をより引き立たせるために、
アンダーコート前にベースに薄くグリーンスタッフを塗った上から穴を埋めたビーズを貼り付け、
アンダーコート後はORKHIDE SHADEの上から水で薄めたCAMO GREENなどを重ねていき、仕上げにGLOSS VARNISHを使って毒沼っぽく仕上げています。

ナーグル系のミニチュアのペイントは今回が初めてだったので、自然と気合いが入りました。
制作してからまだ日も浅いこともあり、まだ彼は一度もゲームに参加させていません。
せっかくなので3000ポイント以上の大規模戦で思う存分に活躍させたいと思っています。


Rmanのコメン
2011年、フォージワールドから待望のファンタジーバトル用モデルのリリースが始まりました。その名も「WARHAMMER FORGE」。
今までも細々とFBモデルはリリースされてましたが、フォージワールドの基本はやっぱり40K。というわけでFBファンとしては期待が膨らむところです。
このモデルはWARHAMMER FORGEの第一弾として発売されたナーグルのケイオスチャンピオンですね。
ここで告白しますと・・・僕はナーグル信者ではありません!、ので(笑)このモデルが発表された時はまったく心を動かされませんでした。
フォージの色が塗ってない見本を見てもピンとこなかったといいますか、顔とかこのマウントも何が何だかよくわからないなぁって感じ。

しかし、世の大半を占めるナーグル信者の皆さんにとっては、やはり衝撃のリリースって感じだったのでしょうか?
湊さんにもナーグル属性があったとは全く存じませんでしたが、注文から制作までめちゃめちゃ速かったですね!
現時点で最速の完成品の一つではないでしょうか!(2011.4)

そして、この湊さんがペイントされたカズィークを見て、このモデルが何たる者か分かりました。いやぁ〜格好良いですね!(いつものセリフですが・・)
上のチャンピオンはもうかなり重度の腐れ病に侵されて、
ミューテーションも深刻な域にまで達しているようです。あともうちょっといったらスポーン!みたいな。
もはや顔には表情も知性も感じさせないあたりがナーグル的な狂気の極みを演出しているようです。
ナーグルといったら出っ腹ってイメージもありますが、この人は割にスマートで新しいですよね。出っ腹は貫禄たっぷりなロードの特権ってところで、
ヒーロー的なポジションが似合いそうです。メタル版のデーモニックマウント(腐れ馬)に騎乗したアレよりも随分野蛮そうですし。

ペイントがまた素晴らしいですね〜。まさしくナーグルの見本そのものといった色合いです。
見本配色が無い中だけに湊さんのセンスの良さが光ってますね。所々錆びたわんだ緑色の鎧の硬質な質感と、
肌のヌラヌラ感の対比がいかにも気持悪くて(ナーグル的誉め言葉)素晴らしいですね〜。肌色の色合いがまた非常に不健康でオゾマシイです。
フォージワールドのレジンキットだけに非常に密度の濃い造形ですが、それをペイントでも損なうことなく際立たせている丁寧なペイントが見てわかりました。

ビーストもペイントしてあると、なんというか・・・可愛いですね(笑)。これはメタルの腐れ馬のアレと違っていかにもデーモニックマウントという風貌ですね。
馬から変異したというよりはデーモンワールドから連れてこられた全く異界の生き物のように見えます。非常に強そうなのもイイですね。
ペイントもストレートど真ん中って感じで、モデルに一番似合ってる配色かもしれませんね〜。
ぶよぶよして膿が吹き出しそうな肌の色、そして剥がれた皮膚の下の血色の良い肉、何とも言えない不気味さです・・・・。

ベースデコレートも気合いたっぷりですね〜!毒沼はGW作例的の中ではナーグルの定番のようですが、実際にやるとなると大変ですよね。
モデルが立派に仕上がって最後まで気抜かり無く仕上げられているあたり、湊さんの気合いをヒシヒシと感じます。
ファミリアのナーグリングまでも塗りきりましたね!(笑)

こんな恐ろしく格好良いナーグルチャンピオンと対峙しなければならない湊さんの対戦相手が可哀想なのと同時に羨ましくもあります(笑)。
ケイオス侵攻の先駆けとして、先陣切っての活躍を期待しています!(このチャンピオンのポーズは突撃態勢に入ってる感じですよね!)