タウエンパイア-リップタイドバトルスーツ by 見越入道
見越入道さんのコメント
ドーモミナサン、見越入道デス。
去年の暮れ辺りから巷でまことしやかに囁かれ出した「来年はタウが来るらしい」という噂。私も半信半疑ではありましたが、
そんな折り、Twitter上でお子さんの誕生を機に保有するタウエンパイアを幾つか手放したいと言う方に巡り会い譲り受けることが出来ました。
前オーナー様はトループなども丁寧に愛情持って仕上げられており、そのタウエンパイアを引き継いだ以上は大切にして行こうと思っていた矢先、、、
ついに来ましたコデックスタウエンパイア発売の吉報!

そして巨大なロボ、、、じゃなくてバトルスーツの画像!しびれましたねぇ。

リップタイドバトルスーツは初めて見た時から私の中の「プラモデル大好きスイッチ」を入れてしまう「パワー」めいたものを持っていました。
作製にあたっては、これまでのような正統派ゲームズワークショップ的塗り方からやや外れることになっても、
好きなようにやってみようと思い、あれこれと古風なディテールアップ(細切れのプラ板を貼ってみたり、ピンバイスで穴掘ってみたり)を行いました。

ポーズに関しては初めから直立で決めていましたが、ちょっと悩ましかったのがスマートミサイルシステムの位置です。
作例の多くがジェットパックの上にちょこなんと付けるやり方でしたが、これがどうにもかっこ悪い。右腕に付けたり、左腕に付けたり、取り付けパーツを挟んで二連装にしたり。
悩みに悩んだ挙句今の位置に落ち着きました。
塗りに関してはそっとそっと、パネルの繋ぎ目を上手く残しながら塗り重ねました。

一番難儀したのは実は初挑戦となる、タウエンパイア独特のストライプマークです。
コデックスの作例やイラストをみても特に決まりはなさそうでしたので、それっぽく描けば良いのでしょうが、中々コツが掴めませんで、描いたり直したりを繰り返す事になりました。
しかも終わった今も納得出来てないという、、、今年のはじめくらいから、GW関連のモデルが仕上がったら、取り敢えずflickrにアップしていました。
flickrにアップされる「作品」はまさに玉石混交、ただの素組みから緻密に仕上げられた作品まで、
まさに「「GW」でありさえすればなんでもあり」なケイオス空間でしたので、臆面もなくアップしていたわけです。

今回のリップタイドも早速アップしましたら、翌日メールボックスにゲームズワークショップからのメールが来ておりまして、
「YouのRiptideをブログで紹介したいから、どんな風に作ったか教えてくれ(意訳)」との事!早速翻訳サイトを頼りに拙い英文で返事を書き、
「来週には紹介するよ(意訳)」との返事に、その日は一日ニヤニヤが止まりませんでした。

数日後に、無事ホワイトドワーフダイアリーに紹介されました(本名バレしてますが日本の先駆者リョウゴ・ヤマネ=サンもバレてるからまあ良いかと)。
紹介文ではジェットパックの内側に付けたスマートミサイルシステムが珍しいとの一文があり「決め手はミサイルポッドか!?」とか思ったりもしました。
作製から早くも色々あったリップタイドバトルスーツですが、先日実戦で使ってみたところ、鬼のような強さを発揮してくれまして、そういった意味でも大満足なモデルになりました。


Rmanのコメント
RoR一番乗りのリップタイドは、ホワイトドワーフ・ダイアリーに掲載されて世界中の趣味人の熱い視線を集めた見越入道さんの作品!
まずはホワイトドワーフ・ダイアリー掲載おめでとうございました!
いやぁ僕が先駆者だなんて恐縮ですが(笑)、まぁ、載ると嬉しいのは間違いないですよね〜!その気持ちはよくわかります!
僕の場合は、軽く一週間くらいは浮かれた気分になっちゃいます(笑)。

ま、それはともかく見越入道さんのこのリップタイドは本当にカッコイイです!
まずは直立した姿勢がモデルのデカさをより強調して見せてくれるため、アポカリプス兵器の一歩手前かと思うくらいの大きさが、
より感じられますし、斜め下からのアングルで撮影すると、そびえ立つ巨人の迫力のようなものがありますね〜。
鈍重なインペリウム系タイタンに対して、巨体を誇りながらも機動力の高そうなこのリップタイドが戦う光景を想像するとテンションがどんどん上がってきますよね!
見本のようにすこし足を折って銃を構えるポーズも間違いなくカッコイイわけですが、
日本の模型を見慣れている身からすると、この直立不動な感じに安心感を覚えるのも確かです(笑)。

ジェットパックの内側にミサイルが珍しい、というのは僕もブログ内で読んだ時に「そこかい!」と突っ込みたくなりましたが(笑)、
言われるまで気がつかなかったくらいなので、とても自然に見えてかつカッコイイと思います。

そして細部の自然なディテールアップも新型タウのイメージを全く崩さずに上手くされていますし(言われなかったら気がつかないくらいです)、
配色も冬の惑星風の地面にぴったりの寒色でまとめられていて、非常に整っていてスタイリッシュだと思います。
アクセントカラーの赤色ヘッドや黄色の装甲も抜群のセンスを感じます!
そしてインナーフレーム部の黒が全体を引き締める効果も加えていて、配色のバランスが絶妙だと思いました。

配色だけでなく、もっとも広い面積となっている青みがかったグレイがムラ無くフラットに塗られているのも素晴らしいですね〜。
GWの見本作例もグラデーションがっつりという感じではなく、フラットなペイントをかなり強調していたので、このペイントの方向性は安定感というか安心感もありますよね。

タウ独特のマーキングは僕も先日塗ってみて加減がわからず苦労しましたね〜。まっすぐ線を引くのもけっこう難しいんですよね。
僕の場合はなかなか一旦塗りあがったところに、大胆にズバッと線を引くのは勇気がいる感じでした。
この辺りは習うより慣れろって感じで、タウアーミーを作っていく過程で(練習を続ければ)自然と上手く塗れるようになるものかもしれませんね!

なにはともあれ、先代のオーナーより引き継がれたタウアーミーが見越入道さんの手により、
このリップタイドを筆頭にどんどん成長していくかと思うと楽しみでなりませんね!
これからも頑張ってください!