Princess on Stardragon by 卍丸
卍丸さんのコメン
北海道から久しぶりの投稿になります。
最近ハイエルフのテーマアーミーを組んでおり、その中核をなすユニットを製作いたしました。皆様の評価をいただきたいと思います。
ハイエルフのドラゴンといえば、7版になった時点でプラモデル化され、そのフォルムがリアリティがあってすばらしく良いため、一躍人気となったモデルかと思います。

しかしながら、私はプラモデルがなかなか好きになれないため、私のメタルへのこだわりと、
旧モデルのドラゴンのドラゴンらしさ(蛇の胴体に蝙蝠の翼をもつ伝説の怪物)を皆様にお伝えできればとこの作品を制作した次第であります。

さて、札幌の私のよく顔を出すサークルにはワンフェスの常連たるモデラーがおり、彼らの影響もあってか、私もある程度のコンバージョンを施すようになりました。
今回も随所にコンバージョンを施してあります。まず、上のプリンス(プリンセス)は5版のイムリックをベースに、得意の首の挿げ替えを行い6版のメイジの頭を移植し女性化しました。
ドラゴンのボディはやはり5版のメタルブラックドラゴンを使用しました。
しかしブラックドラゴンは、胴体のフォルムは良いのですが頭部が小さく、尻尾の先がトゲトゲしているためハイエルフに似つかわしくありません。
そこで、頭部はフォレストドラゴンの上顎と、6版のハイエルフドラゴンの下顎を使用しました。
尻尾は先の部分だけ6版ハイエルフドラゴンの尻尾を用いております。
最後に翼ですが、さすがにメタルの翼は無く、プラ羽を使わざるを得ませんでした。
旧プラドラゴンの翼はたたみ気味で小さく見えてしまうため、プラモデルがなかなか好きになれないとはいうものの、
7版ハイエルフドラゴンのフォルムに敬意を表しつつこれを使用することとしました。

ペイントにつきましては、Rmanさんをはじめとする諸兄の技術には遠く及ばないのですが、
ハイエルフらしさを少しでも出せればと、ホワイト〜シルバードラゴンをイメージしてペイントしたつもりです。

他の作品も折を見て投稿したいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

Rmanのコメント
最強のドラゴンに相応しい凄まじいコンバージョン作品ですね〜。
メタル素材にとことんこだわったということで、様々な旧ドラゴンのパーツをフル活用されているのですが、これが言われなければわからないくらい自然な仕上がり。驚きです。
僕も過去に一度メタルのドラゴンを組み立てたことがあるのですが、これが非常に難しいんですよね〜。
それぞれのパーツが重たいからくっつけるだけでも一苦労、しかもパーツとパーツの間には必ずと言っていいほど、隙間が出来ますし。
ただでさえ難しいメタルドラゴンをさらに改造されるということで、要求されるスキルはかなりのものだったと思います。
でも、このずっしりとした重さはプラ製品では味わえない何か(満足感とか喜び)がありますよね〜。

メタルのドラゴンといえば旧(5版)ハイエルフドラゴンは翼まで含めて総メタル製でしたが、あれは小さいのがネックでしたよね〜
それにくらべて、このコンバージョンされたドラゴンはまさしくスタードラゴンの貫禄です。

ペイントについては、青みがかかった銀色の鱗がとても堅そうに見えていいですね。
確実にスタードラゴンに見えますし、シルバードラゴンという呼び方もなるほど格好良いです。
これだけ真っ白だと戦場に降臨した時の目立ち度は抜群でしょうね〜。
卍丸さんの意図はわかるのですが、僕だったらもうちょっと色味が欲しいかな〜と思って、このドラゴンの特徴である立派な角や爪などを真っ赤に塗ってしまうかもしれません(笑)。

騎乗しているのがプリンスではなく、プリンセスというのも僕の中では全く無いアイデアでした。それがこうして写真を見ると、いやいやどうして妙にしっくりきました。
言われてみれば確かにあの女メイジからの移植なわけですが、
ここまでくると頭飾りもティアラにも見えてきたりして、立派に(戦う)プリンセスといえるほどの凛々しさを感じさせられるのはコンバージョンの妙技ですね。
青い鎧はいかにも古のマジックアーマーという雰囲気で、このプリンセスがただ者では無いことが伝わってきます。

最近はメタルの製品がどんどん減って、プラ化が加速していますので、メタルフリークにとっては一抹の寂しさも感じてしまいますが、
最近のプラもなかなか素晴らしい出来ですから、複雑な心境ですよね(笑)。

今後の投稿も楽しみにしています!