written by Rman

注 最初からこのページの下の方の写真を見てしまうと、この企画の楽しさが若干薄れますのでお気をつけください。


ドラゴンオウガへの愛

僕は、実はドラゴンオウガ・ラブな人です。
ドラゴンオウガと言えば、もしかすると現行ウォーハンマーミニチュアの中でも最もモデルサイクルが長いミニチュアじゃないでしょうか。
それだけ根強い人気を誇っているのか、はたまた放置されているだけなのか、それはよくわかりませんが(前者だと信じてます!)、
現行のモデルは僕がウォーハンマーを始めた時からもちろんありまして、ウォーハンマーを始めた当時、僕はこのゴツさに一目惚れしてしまいました。

思い出すに、僕の心の師匠であるTさんがこれまた非常にドラゴンオウガ・ラヴァーな人で、
いかにドラゴンオウガが使えない奴かを切々と語った上で、それでもあえて使う!と言っておられたのに僕も大変共感したのでした。
その頃の(5版)ドラゴンオウガってドラゴンオウガ・ヒーローとかドラゴンオウガ・ロードとかいうバケモノも居て、それはもう凄まじいスペックだったんですよね。
ロードのコストは521点と半端なかっただけに憧れも非常に強かったのでした。

といいつつも、僕は今までドラゴンオウガは1体しか塗ったことが無いんですけどね。
もちろんモデルは買ってあるんですけど、お楽しみは後にとっておきたい気分ってヤツでしょうか(笑)。


もうちょっと思い出話が続きますよ〜(笑)。
そんな憧れの時代も過ぎ、6版ウォーリアーオブケイオスの発表、その後6版ビーストマンが発売される前にホワイトドワーフ誌で暫定版ビーストオブケイオスが発表されました。
その中にはドラゴンオウガ・ドレイクなる存在が!
スペック的には現行のシャゴスにも及ばないものではありましたが、この「特別なドラゴンオウガ」という存在が判明したことで
僕のドラゴンオウガへの思いがより一層焚き付けられたのでした。

その時は「きっと鎧ガチガチのゴツくてデカいヤツが出てくるんだろうなぁ〜」と思ってそれっぽいイラストを自分で描いてみたりして、
はやくビーストマンが発売されないかなぁ〜と非常に楽しみにしていたのでした。

それからしばらくして、6版ビーストオブケイオスの発表とシャゴスの発売。
ついにきた〜〜!と思って喜びつつも、心のどこかでちょっと肩透かしを食らった気分にもなったのも事実です。
というのもシャゴスのモデルが僕が想定していたような鎧ガチガチに着込んだヤツとは正反対な、いわばドラゴンオウガをより野生化させたようなデザインだったからです。

正直、なんで髪の毛までぼさぼさなんじゃコイツはぁって感じで、ビーストマンの他のミニチュアは買いつつも、シャゴスはスルーしてしまいました。
そう言いつつ、卵帝さんがシャゴスを塗った時は「くそ〜格好良い!っていうか先を越された!」って感じで超悔しかったんですけどね(笑)。

太陽喰らいコレックの登場

そしてウォーリアーオブケイオスの発表とスペシャルキャラクター「太陽喰らいコレック」の登場です。
僕はこのドラゴンオウガのスペキャラと噂で聞いた時にシャゴスみたいな野生系だろうからどうでもって感じだったのですが、
アーミーブックのイラストを見た時、体に電撃が流れました!鎧をがっちり着こんだゴツいヤツ!!こんなドラゴンオウガ・ロードを待ってたんだよッ!と大興奮したのでした。
しかもまたスペックが凄い。憧れだったドラゴンオウガ・ロードさえも凌駕する見たことないパワフルさです。

でも、でも!
モデルが無い!

GWもふざけんな〜って感じですよねぇ。こんなヤバ過ぎるほど格好良い奴をモデル化しないとは。
もちろん、いつかケイオスの追加リリースがある時に発売される可能性はあるのでしょうけど、罪ですよねぇ。

広島会にコレック現る

そんなある日、広島会のサージェント・ダニエルさんから一通のメールをもらいました。

「僕は面白いモデルを手に入れましたよ。今度のイベントに持って行きますね」

何が来るのか想像もつかないまま迎えた2009年11月の広島ミニチュアゲームの会。

ダニエルさんが「じゃじゃ〜ん」とか言って箱から出した黒いモデル。
それを見せられた時の衝撃といったら、脳天をガールマラッツで叩き割られたぐらいのものがありました。


Rman
「ぎょぎょぎょぉおおおお!これマジでコレックだしッ!うぉわぉぉおぉおぉおおああおおあおお!!!
なんでコレックを持ってるんですか!?わぁぁぁあああああああああああおぉぉぉぉぉあぁ、
どうやってこんなん手に入れたんですか!?答えてください、ダニエルさん!!
(胸ぐら掴んで)はやく答えろぉぉッ!!!うぬぉおぉぉおおおおおおおおおおおお!
あぁぁ〜これ超格好良いわぁああああああああああああああぁぁぁぁ〜あ」


みたいな(笑)。思いっきり取り乱してますね(うそですよ)。

僕もたとえどんなダーティーな手を使ってでも(笑)何としてでもこのモデルを手に入れ、
先に塗られてしまったシャゴスの時の借りを返すために僕がこれを秘密裏に完成させて、卵帝さんにジャーン!と自慢しよう
と思っていたのですが(笑)
まぁ、その後僕の努力とダニエルさんの協力もあって何故か2個も手に入れてしまいましたので(笑)、一つを卵帝さんに譲ることにしました。
僕も優しいですね。

そしてせっかくなので旬のうちに塗ろうぜ!っていう話になり、このコレック同時製作という企画が立ち上がりました。

さて、前置が長かったですが(笑)、このコレック風モデルをそれぞれがそれぞれの思いを込めてペイントしました。

3人がコレックを仕上げて発表しあった2010年2月の広島ミニチュアゲームの会での発表順に作品を掲載します。
ちなみに発表順は2D6の出目が低かった人からで、順番はダニエルさん、卵帝さん、僕(Rman)の順です。ぜひお楽しみください!

まずはコトの発端となったダニエルさんのコレックです!

太陽喰らい コレック by ダニエル

続きましては卵帝さんのコレックです!

太陽喰らい コレック by 卵帝

そして最後は僕ことRmanのコレックです!

太陽喰らい コレック by Rman

そして最後はお楽しみ、3人のコレックを揃えて撮影!3人揃ってイェ〜い!みたいなポーズですね(笑)。
コレック同時製作を終えて

GWのヘビーメタルチームの作例って本当に格好良いし、凄まじい出来栄えです。作例に憧れてミニチュアペイントを始めた人も多くいると思いますし、
GW見本っぽく塗りたい人もそうではなく「オレはオリジナルでいくんだ」っていう人も、ペイント配色などを参考にしたいと思うことはありますよね。
今回のコレックはあくまでコレック風の偽モデルということで(笑)、もちろんGW見本は無いうえに、
このモデルはあまり一般的に流通していないこともあって、ネット上にも作例というのが全く無かったのです(あったらすみません)。

そういったことで、白黒のイラストと設定から自分オリジナルではない固有のキャラクターのイメージを膨らませてモデルを塗るという、
今までにあまり経験したことの無いペイントになりました。
しかしながら、その状況を逆手にとって3人がそれぞれ今までに培ってきたウォーハンマー感を発揮し、このモデルのペイントを存分に楽しむことが出来たと思います。

もちろん、このモデルはまさしく太陽喰らいコレックそのもののデザインになっていますので、GWからオフィシャルなヤツが発売されるまでは、
広島ミニチュアゲームの会のケイオス使い3人がコレックを使ってくるという地獄のような状況が続いていくことと思います(笑)。

それは冗談ですが、今回の企画、想像力も鍛えられましたし、何と言ってもお互いを意識して、きっちり完成させることができたという意味でも
楽しさと実益を兼ねた良い企画だったと思います。

また機会を見て挑戦してみたいですね。ダニエルさん、卵帝さん、そして自分に(笑)、お疲れ様でした!

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