by Rman(H29.10.9)

企画の趣旨

もう上のタイトル画像の通りなんですが、日本限定でウォーハンマーのモデルが発売されるというこの素晴らし過ぎる展開を全力で応援しよう、
RoR的には「作ってペイントしてゲームに使う」までを実践することで、この激アツなミニチュアの魅力を伝えていきたいというところです。
本企画の第一弾は僕のマリーン愛を声高に叫ぶと共に(笑)、このヒーローズ専用のスペースマリーンの魅力に迫っていきたいと思います。

そもそもスペースマリーンヒーローズって何ですか?

何はともあれ、こちらのオフィシャル画像の格好良さ、も〜堪りませんね!
旧来からの40Kファンであれば誰もがグッと来るものがあったことでしょう。

ひょっとしたら、こちらのサイトに辿り着きつつもスペースマリーンって何だろう?って方もいらっしゃるかもしれませんね!?
そんな方はぜひともこちらの公式サイトで詳細をチェックしてみてください。
SPACEMARINEHEROES.COM」(日本語です)

待て待て、さっきから連呼されてる「40K」って何だよ?って方はウォーハンマー40Kの公式特設サイトをご覧ください。
ウォーハンマー40K.COM」(こちらも日本語です)


というわけで以下よりはある程度40Kやスペースマリーンのことを分かっていただいてる前提で進めてまいります。

日本限定でスペースマリーンヒーローズが発売される!
そんな話がツイッターのGWジャパンの公式アカウントら聞こえてきたのが今年の春頃だったでしょうか。
日本語版の出版が数年前に切られてから「GW本社にとって日本は力を入れる必要無しと切り捨てられた」と思いこんでいた(←いい加減くどい)
傷心の僕には、そんなニュース、にわかに信じられませんでした。

グローバル展開のGW製品の中で、日本語版復活もまだまだ一部に限られている今の状況からして、日本限定の商品が出るなんて、そんなバカな・・・と。
しかし、詳細が明らかになるにつれ、僕の中ではもうMAX興奮せざるをえませんでした。出てきた画像が上に掲載した最初のやつですからね!
こんな超絶かっこいいタクティカルスカッドが日本限定って一体どういうこと!!!!????ま、マジ!?

まぁ、旧来の40Kファンからするとスペースマリーンのタクティカルスカッドは基本中の基本兵科であり、今更出されてもねぇ・・・?
みたいな見方もあるかとは思います。ゲーマー的にはユニットボックスのほうがコスパは良いわけです。

しかもブラインドボックス形式での販売も今までのGW製品ではありえない方式で賛否両論はあったかと思います。

奇しくも本国では40Kの新版が発表され、メインストーリーが歴史を進める中で新しいスペースマリーン「プライマリス・マリーン」が登場ということもあり、
このタイミングでタクティカルスカッドですか?みたいな拍子抜け感も無いと言えばうそになる・・・人もいたことでしょう(笑)。

しかし、しかし、ですよ、GW本社が日本を見捨てて無かった!!それが分かってGW信者である僕はどれほど嬉しかったことでしょう(個人的感想です笑)。

それはまぁ冗談として、このスペースマリーンヒーローズの販売元が日本のホビー業界では有名な「マックスファクトリー」となっていて、
これまた超メジャーなホビー雑誌「Hobby JAPAN」ともタイアップして、日本にウォーハンマーを紹介していこうという流れがあると知り、心底驚きました。
こういったムーブメント、過去には無かったですよね!?

とりあえず予約開始日には速攻で予約し、発売日である9月30日を指折り数えて待ってました。


スペースマリーンへの思い入れ編
スペースマリーンヒーローズのことを語る前に僕ことRmanのマリーンへの思い入れ度をお伝えしたいと思います。
RoRを見てくださってる方々はすでにご存じかとは思いますが・・・笑。

じゃ〜〜ん。これが僕の作ったスペースマリーンの黄色い軍隊「インペリアルフィスト」の軍団(アーミー)です。
この写真は2012年に撮影したものです。何気にもう5年前ですか・・!今ではさらに軍拡されています。


このタクティカルスカッドは上の巨大なアーミーの中で僕が最初に作ったスカッドです。
これを作ったのが2009年頃でした。
スペースマリーンの魅力を一言で語るのは不可能と言えるほど魅力的な要素が目白押しなのですが、
見た目の好みはどちらかというと後からついてきました。

魅力的なのはその設定です。一言で言えば、
人類の生存を守る為、人でありながら人であることを止めた究極の戦士達。
知れば知るほど、スペースマリーンに男の浪漫を感じずにはいられなくなってくるのです!。

僕が無類の黄色好きということもあって、黄色い軍団を作りたいというのが動機といえば動機ではありましたが(笑)、
こちらの記事に40Kの魅力や僕の軍団の紹介を掲載していますので、良かったら見てやってください。

@インペリアルフィスト戦団「鉄拳」
Aインペリアルフィスト戦団「Defender of Jenys」

Bインペリアルフィスト戦団:スピリットオブドルン


スペースマリーンに限らないのですが、ウォーハンマーの楽しみはアーミーの構築にあると僕は思っています。
自分で選んだミニチュアを組立て、ペイントして戦場で戦える兵士に仕立てる、そして軍団といえる規模までコレクションを拡充していく楽しみ。
そうやって集めた軍団という名のコレクションの中からゲーム用の編成を考えて友人の軍団とゲームで戦わせる興奮と喜び
一度この楽しみが体に染み付くと、もう抜けられません・・・(笑)。


さぁ、前振り長過ぎでしたが、いよいよ本題のヒーローズ発売です!

2017年9月30日、スペースマリーンヒーローズが発売になりました。
僕は思い切って大人買いしましたよ〜。なんと24ボックス入りという非常にゴツい仕様です。
お値段は1個750円なので、18000円もしました。ただボックス買いでフルコンプリート×2出来るというのはある意味良心的なのかもしれませんね。
いやほんと、12個入りでいいのに・・・って思ったんですが、中身を楽しんでみると24個入りも納得となりました(後述)。

ゲーマー的にはコスパは悪いでしょうが、今回のこの製品には日本でウォーハンマーの認知度を高めるという至高の目的があるため、
旧来のゲーマー的視点でヤボなことを言うのはぜひとも止めていただきたい!と思います(笑)。


このライノ型ボックスの格好良さ、半端無いです!この外箱欲しさに大人買いを敢行したと言っても過言ではありません。
いやぁ、この特別感、マジ半端無いですね。
ウォーハンマー始めてから20年近く経とうとしてますが、日本人に生まれて良かったって思ったのは初めてですよ(笑)。


このボックスは永久保存ですね。部屋のインテリアとして飾っておきたくなります。
実用性も兼ねてティッシュボックスに改修してやってもいいかもしれませんね?(しません)


いやぁ、凄い。マックスファクトリーとゲームズワークショップのコラボレーション。
今、日本でかつてないほどウォーハンマーへの認知度が高まっているという実感があります(ツイッター越しに…)。
リアルでは西日本最南端に住んでるので、ウォーハンマーのウの字もない生活ですけどね…。


中身の1ボックスのデザインはこんな感じ。カッコイイですね〜!これは。
どれが入ってるか判らないブラインド形式というのは従来のGW製品では無かった販売方式で、日本の市場に合わせた形式なんだとか。
僕はウォーハンマー以外のものはほとんど買ったことがない生活を高校生の頃からやってるので、日本の市場が分からないんですが、
いわゆる食玩とかだとこういうブラインド形式が多いですよね。そういうイメージでしょうか。
ともあれ、全部欲しけりゃボックス買いすればいいだけのことなので、あまり関係ないですかね…。


ホビージャパン誌とのタイアップも欠かせない話題でしょうか!

ウォーハンマーの連載記事がホビージャパンに掲載されるというのは驚きの展開です。
僕の身近な知人でホビージャパン購読してる人、何人か知ってますから、今や彼らも「ウォーハンマー?ああ、アレね知ってるよ」状態なわけです。
彼らが熱心な読者であれば、ですが(笑)。僕の周りでウォーハンマー知ってる人、一人もいませんでしたからね長年。
すげぃ、これは凄いことですよ、ほんと。

僕もガンプラは久しく作っていませんが、ほんとに20年ぶりくらいにホビージャパンの購読を再開しました。
高校生になってから1〜2年ほど買ってたんですよね。


今月のAMAZING WARHAMMER(タイトルが素敵過ぎる)はやはりスペースマリーンヒーローズの発売に合わせて特集が組まれていました。
見応え読み応え抜群なので、このヒーローズに興味がある人は押さえておいた方が良いと思います。


このタイトル、凄いですよねぇ・・・。
ウォーハンマーのキットは国産のプラモデラーさんたちにとっては色々と異次元の存在だったようで、
いろんな視点からキットの魅力を紹介されていて、もともとウォーハンマーに慣れ親しんできた僕にとっては非常にこそばゆい感じがします。
「いや〜それほどでも・・・・」って、別に僕が褒められているわけじゃないんですがね(笑)。


普段ネット越しからはあまり表に見えてこなかったGW日本支社の社長さんとマックスファクトリー代表のMAX渡辺氏の対談は非常に読み応えがあり、
2社が協力してこの製品を生み出していった過程が語られていて、非常に熱い、涙無しには読めない内容になっていました。
もうこの時点で、スペースマリーンヒーローズという製品への思い入れ度、かなり高まってきました。
MAX渡辺氏のもの凄い情熱がこもった製品なんだなって、伝わってくるものがありました。とにかく、ホビージャパン買って無い人は早く入手してください。


あと、このとても可愛い方がマルチに活躍されている、みかんさん。
おっさんの僕がいうとちょっとアレなんですけど、チャーミングな笑顔がとても素敵な方ですね〜。
こんなに可愛い方がウォーハンマーのペイントに取り組まれているなんて、めちゃめちゃ良いですね、もう「うわ〜!」って嬉しくなりました(笑)。

この記事は初めてシタデルカラーの筆塗りに挑戦されるみかんさんの奮闘を紹介したもので、すごく筆塗りの楽しさが伝わってくる良い記事でした。
ヒーローズの製品の特徴でもある成型色の青色を活かしたペイント方法の紹介という観点でもすごく意義のあるものだと思います。

とにかく、ホビージャパン11月号を買って無い人は早く入手してください(再)。必読ですよ!


さて、ようやくヒーローズ開封です。

中身はこんな感じです。
組立説明書と招待状(ウォーハンマー専門店のアドレス表)、カードにミニチュアのランナー1枚。
いやぁ、カードといい説明書といい、凝ってますね〜なかなか。


何気に一発目からシークレット扱いのヘビーボルター持ちのブラザー・レムスが出ました。
シークレットと言われても、特に感慨深くも無かったですが・・・。説明書はそれぞれのキットでちゃんと専用のものが付いてて、良い感じです。
この説明書を見てわかる超絶分割、特に足が地面にくっついてるのが衝撃的でしたね、このヒーローズ全般。
地面もモールド済みで、すごく凝ってます。


組立は接着剤不要で、押し込むだけで完成するという従来のGW製品ではほとんど無かった進化をしています。
とにかく接着剤の匂いが家族には大ひんしゅくモノなので、接着剤不要は非常に嬉しい仕様なんですよねぇ。
それにしても、カッコイイ。



このヒーローズ、頭が全部2種類(ヘルメット装着とヘルメット無しの素顔)入ってるのが何気に熱いポイントです。
みんなそれぞれのアクションポーズが非常にヒロイックでキャラ立ちしてるものですから、
いっそ全員素顔にしようかなと思わなくもなかったのですが、1部隊として並べた時に違和感ありそうな気がしたので、
(従来のコレクションとの親和性も考慮し)顔出しの人は数名に留めることにしました。

この頭をどっちにするかな〜と選択する時間がモデリングにおける楽しみのけっこうな部分を占めてて、悩みつつも楽しい時間でした。

それにしても、最新の技術で作られたタクティカルマリーンの洗練された等身、アクションポーズ、12人のどれをとっても魅力や見せ場があります。
ほんと全部キャラ並み凝ってます。さり気に凝ってるのが通好みなんですよ…。


ちなみに、この画像がいかにスペースマリーンのキットが進化していったかがよく伝わりますかね。
初版(35年前)は論外として(笑)、3版ではすでに完成を見たと思われたタクティカルマリーンでしたが、
その後も版が変わる毎にスタートセットにタクティカルマリーンは含まれてきました。


3版のマリーンとヒーローズを比較すると、1.2倍くらい頭身が高くなってるのが良く分かります。
この3版マルチパーツのマリーンは完全に完成されたキットだと思ってましたが、進化の余地があったのかと改めて驚きました。


サージェントも分かりやすいくらいに凄く進化してます。
左の人は2版の頃のメタル製、真ん中の人は5版のスタートセットに入ってた人、そしてヒーローズの軍曹。
もう人種が違いますね・・・。頭身が年月と共にリアルになっていきますが、このヒーローズがまさに決定版といった出来栄えでしょうか。


最新のプライマリス・マリーンと比べても見劣りしないボリューム、身長があります(地面で上げ底という説もアリ)。
プライマリスのマークXアーマーと比べると線の細さが従来の旧式パワーアーマーらしさを強調してるようで、
やっぱりこっちも好きだな〜と再認識しました。


一気呵成に12体全て組み立ててしまいました。
パーツは指でもげるし、接着剤もいらないでサクサクと組んでいけるので、1体組むのに5分とかかりません。
お手軽な工作なのに、一人一人が個性的なポーズとさり気なく独特のアクセサリーを装備してて、非常にカッコイイです。

同じ名前のマリーンは一人としていないとモデルが主張しています。

5分で組んで、ベースデコレートも完了してるのだから、実際驚きです。


何気にカードも凝ってるんですよね。表面にはそのキャラのステータスが刻まれ、裏面にはストーリーが語られています。
いつものお約束的な台詞だったりなんですが、初めてウォーハンマー40Kやスペースマリーンに触れる人にとってはこういう断片的な情報こそが、
気分を盛り上げてくれる仕掛けになってるのかなって想像したりしてます。

大昔、おもちゃ付きお菓子の箱の裏に設定とか書いてあったやつ、ああいうイメージですかね・・・。
想像力を刺激してくれるナイスアイテムだと思いました。しかしこのステータス、意味あるんでしょうかね。専用ゲームとか開発されてたりして・・・?


ライノボックスを全部出してみると中側には濃いおっさん達が描かれていました。むさ苦しい過ぎて最高ですね。
やっぱりマリーンはこの男臭さが魅力です。

妻には「こんなオッサンがあなたの青春なのね、可哀想に・・・」と可哀想な人扱いされましたが…笑。
分かる人にだけ分かって頂ければそれで・・・。
やはりこの箱付きのセット買いして大正解でした。


今月号のホワイトドワーフ誌でもスペースマリーンヒーローズの紹介がされていました。
なので、海外のウォーハンマーファンの方々も非常に羨ましがってるみたいです。
ツイッターで「ちくしょー日本人め、お前はラッキーな奴だな!(意訳)」とコメント頂きました(笑)。


さぁ、ついにペイント開始です!

僕はやはり黄色く塗ることにしたので、まずはGW社製の下地材スプレー「スカルホワイト・アンダーコート」を吹きつけました。
スプレー以後はこれからなので、またこの企画の第二弾で紹介したいと思います。格好良く仕上げたいですね!


スペースマリーンヒーローズの魅力、少しは伝わったでしょうか?

最初はこんなアレな造形だったマリーン(昔のガンプラがモナカって言われてるような感覚に近いんですかね?)、
ガンプラも今や超絶凄まじい進化をしてますが、スペースマリーンも超絶な進化をしていることが実感できました。

組んだだけで分かる新しさ。

ちなみに僕の息子(まだ3歳)もお父ちゃんの影響を受けてすっかりスペースマリーン好きになってきてるので、
このヒーローズを見せてあげたら大興奮してくれました。ランナーから指でパーツをもぎ取れるのが楽しくてたまらないらしいです。

さすがに組立はまだ無理ですが、こうやって共同作業が出来るのもヒーローズのキットならではといったところでしょうか。
(一応、3歳以下には与えないでくださいとなってる商品ですので、僕もすぐに手の届く場所で見守ってますし、独りでは触らせないようにしてます)


組み上がったマリーンを渡したら、もう気に入っちゃって離さないぞって感じで、このヒーローズが息子にとってのファーストマリーンになってしまいました。
そういう言葉があるのかどうかは知りませんが。笑

このライノボックスセット24個入りは多すぎって当初は思いましたが、半分はお父ちゃんの黄色いマリーン用、
もう半分は息子が将来すきなように塗れるようにしてやろうと思えたので、やっぱりまとめ買いしといて大正解でした。

まとめ

ヒーローズ、実に良いアイテムです。従来からのファンにとってもスペースマリーンの魅力を再発見できること間違いなし、
これからウォーハンマーやスペースマリーンに触れる人にとって最初の一歩としてはお求め安く組みやすく、
塗り易い(マリーンなので基本単色でも塗れるという意味で・・・)、最高のアイテムだと思います。

ウォーハンマーに馴染みの無い人からすると、同じモデルを何体も塗るのはけっこう驚かれるようなので、
1体から買えるというのはすごく気が楽なのではないかと推測する次第です。

みんなもレッツマリーン!僕の黄色いマリーンの完成も楽しみにしててくださいね。

第二弾
ペイントコンテスト編に続く

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