by 卵帝(H30.8.30)

理想のミニチュアゲームルーム計画

ミニチュアゲームテーブル!我ら趣味人にとってなんと甘美なる響きでしょうか。
やる、やらないは別として、心惹かれない趣味人がいないとは思えません。資金的、スペース的に許せば是非やってみたいと思う1つの夢です。

そんな夢を現実にした男がいます。言わずと知れた、当サイトの管理人にして僕の親友であるRman君です。
まぁ、そのへんは僕がここで語るより実際記事を読んで頂くという事で割愛しますが。

彼のゲームルームは、栄光のホビージャパンエクストラにも掲載され、僕もそのおこぼれに預かって一緒に写真に写らせて頂きました。
子供の頃から愛読しているホビージャパンに僕のタウが載った事は一生の思い出です。まぁ、そのへんも記事を読んで頂くという事で割愛しますが(笑)。

さて、しかし、あの超カッコイイテーブルにも、実際に行って触ってみると弱点があります。


デカ過ぎる!
あの机は日本の住宅事情にはデカ過ぎるわけです。

ギミック満載で物凄くカッコイイ!それは疑いようがありませんが、唯一にして最大の弱点は、デカ過ぎてゲームで使いにくいという事です(笑)。

まぁ、実際やるヤツはいないだろうけど、後に続く場合はこういう改善点があるよね的な話はしていました。
当然、僕も言うだけでやるつもりはありませんでした。

結婚!夢のマイホーム!

転機となったのは僕の結婚です。
奥さんとは2017年の12月にお見合いをしたのですが、そこからトントン拍子に話が進み、入籍が2018年の7月と、かなりターボな展開で進みました。
ほんと、1年前は想像すらしていませんでしたこの展開…
この項でのみ惚気話をさせて頂きますが(笑)、奥さんは正直僕とメチャ波長が合いました。
性格もさる事ながら、ボドゲが趣味で、かなりガチに遊んでいるので、僕のミニチュアゲーム趣味にも非常に理解があります。


廣島会にも頻繁に顔を出し、有機溶剤さんの指導を受けながらドラスレの初期ミニチュアを全て(王子は僕が塗ってプレゼントしましたが)ペイントしたり、
去年から始めた僕のサイクリングにも自前のロードバイクを購入して付き合ってくれたりと、非常に楽しく過ごしております。

僕も、奥さんに付き合ってボドゲをちょいちょい遊ぶようになりました。マジで強いので殆ど勝てませんが(笑)。

結婚することになり、どこに住もうかねぇと色々賃貸の物件を見て回ったのですが、紆余曲折あって一戸建てを購入することになりました(笑)。
まぁ、賃貸のお金払い続けるぐらいならローンに費やした方が良いだろうとか色々ありまして。いきなりマイホームです。

僕の実家にも、奥さんの実家にも、八本松駅にも徒歩圏内で、駅周辺を見渡せる高台にあるので眺めが良いというのが気に入っているポイントです。
しかし、今年僕は自分の歯科医院を開業して一国一城の主になったのですが、
それに加えて結婚、マイホーム購入と、2018年は僕の人生の中でも特に激動過ぎる1年だなぁーと思います…

そうなると、僕の中でミニチュアゲーム専用ルームの野望が出てくるのは当然の展開と言えます(笑)。
是非、男のロマンのためにひと部屋そういう風にさせてくれないかと奥さんに熱弁したところ、
「今後、他の用途に使う可能性が出てきた場合、現状復帰が可能な範囲でやってもよい。」とお許しを頂きました。
キター!このテの事で大体の場合、一番の難関は家族の承認を得る事ですが、そこがクリアされたわけです。

聖書「趣味人への道」曰く、双子のペリーは奥さんの説得に10年かかったらしいですが、僕は10分ぐらいでした(笑)。


ここが、僕が充てがってもらった2階の6畳間です。ここを徹底的に(笑)改修して理想のミニチュアゲームルームにしていく予定です。
実のところ、奥さんはボドゲが好き過ぎるあまり、ボドゲ専用テーブルが欲しいと常々思っていて、
調べていたところ、Rman君の記事を発見していて羨ましいと思っていたのです。僕と出会う前から(笑)。

なので、蓋をして豪華なボドゲテーブルとしても使えるミニチュアテーブルの建造案が通ったという側面もあります。
素敵な奥さんと結婚できて我ながら幸せです。


ミニチュアテーブル建造開始!

さて、そうと決まれば善は急げ。ミニチュアテーブルという酔狂なモノを作ってくれる店を見つけなければなりません。
ネットで調べて近隣の木工所に何件か当たってみたのですが、潰れていたり、そもそも作るもののジャンルが違ったりと、思うように進みませんでした。
最悪、輸送費がクソかかるだろうけど、Rman君の机を作ったところにもう一度お願いするかねぇー的な話をしていたところ、遂に強力な味方を見つけました。


http://www.watanabe-kagu.com/
東広島市に店舗を抱える老舗の家具屋、渡辺家具さんです。
HPを見ると、家具のオーダーメードもしていると書いていたので、電話ではどんな仕様の机かよく分からんが、
ともかく一度話を聞いてもらう事になり、拙い設計図を書いて持って行きました。
そして、Rman君の制作記事なども見せつつ話をすると、社長の息子さんが非常に興味を示してくれました。
TRPGのようなものでしょうか?と聞かれたので、元々そっち方面に詳しかったのでしょうか。

「なるほど、要はハリーポッターに出てきそうな雰囲気の部屋を作って、その中でこういうジャンルのゲームを遊ぼうというわけですね。道楽ですねぇー!」

と僕の趣旨をしっかりと理解して頂きました。
どうせ、イチからミニチュアゲーム部屋を作るなら、徹底的に雰囲気作りからやろうと思っていたので、
そういう意味では木工所より内装を総合的にやってくれる家具屋さんの方が良かったなと思いました。


これが実際の設計図です。数日で、ミニチュアゲームの事もかなり調べて頂いたようで、それを想定しながら書かれたとか。
英国アンティーク家具のような色、と書かれているのが嬉しいですね。

サイズは、Rman君の失敗に習い(笑)、綿密に部屋の採寸をしてから割り出した数字です。
ヘリは15センチ欲しかったですが、最終的に10センチじゃないとキツいだろうということになりました。因みにRman邸の机は20センチです(笑)。
側面にちょっとモノを置くスペース以外、機能は殆ど搭載しておらず、シンプルに中央に蓋をすることが出来る穴があいた机、という感じですね。
部屋の大きさから考えて、ギミックを仕込む事はとても出来ませんので、シンプルイズベストで行きます。

設計図が完成して発注したのが6月の頭で、完成予定は7月中旬頃となりました。

完成が楽しみ過ぎる!


壁紙を貼り換え!
さて、机は注文しましたが、完成までに部屋の受け入れ態勢を作らねばなりません。
アレが完成すると、部屋の大半を埋め尽くして、いじるのがかなり難しくなりますから、それまでに色々やっておきます。
第一弾として、壁紙を変更することにしました。

僕のざっくりとしたイメージとして、オサレなキャフェの内部のような感じで行きたいので、レンガ調の壁紙にすることに。


さて、壁紙張替えの日がやってきました。
このありきたりな部屋がどのように変わるのでしょうか。楽しみでなりません。因みにこの辺の作業は全て引越しの前に行っています。


作業中。おぉーって感じですね。
因みに、この壁紙はサンゲツというメーカーのもので、非常にカッコイイ質感です。安っぽさがないというか。


完成!これはヤバい!
いきなりテンション爆上がりです。壁と天井の壁紙を変更するだけでこれほどまでにイメージが変わるとは驚きでした。
この壮大なプロジェクトの大成功を期待させる第一歩です。そして、シャンデリア的な照明も装着。Amazonで1万ちょいでしたが、かなり良い感じです。


巨大カーペット!

床は当初、壁紙に合わせて石目模様のシートを貼ろうかと思っていましたが、ふと、赤いカーペットの方が、安上がりかつ高級感出ないだろうかと思い、購入してみました。
これもAmazonで1万ちょいぐらいです。
効果は抜群で、一気に色味が出てオーラが出てきたと感じます。同時に床の保護もできて一石二鳥ですね。


リアテック!

リアテックというのは、ドアや壁に貼る様々な質感のシールです。
壁紙工事を終えた渡辺さんから、「でも、この収納の扉が真っ白なんでかなり浮きますよねぇ。」という指摘が入って、
まさにその通りだと思ったので、収納扉へのリアテック貼りを追加でお願いしました。


これはヤバい!さっきからヤバいしか言ってませんが(笑)、実際どんどん部屋がヤバくなっていく喜びは今まで体験したことがない種類のモノです。
これが、部屋を造るホビーか(笑)!
言われなければ普通に最初からこういう木の扉に見えますよね。至近距離から見てもかなり質感が木です。

壁紙よりは面積あたりの値段はかなり高かったのですが、これは必要不可欠な工程でした。


エアコン!


四季を通じてホビーを楽しむために当然エアコンは必要です(笑)。
ただし、白いエアコンだとここまでやった部屋の雰囲気が一気に台無しになってしまいます。
奥さまにお願いして、新居の家具予算に黒いエアコンを計上して頂きました(笑)。
ただ色が黒いってだけで、白いエアコンより数万高くなるんですねぇー。でも、景観を乱さない素晴らしいモノがつきました。


引っ越し!

時期は7月に入ったあたり。平成最後の夏はアホみたいに暑かったですが、エアコンも付きましたので、これでミニチュア系引っ越し作業ができます。
因みに、いわゆる「普通の」(笑)引っ越しはこの時点で終わっていますので、既に暮らし始めています。
この部屋がどうなってようが日常生活には関係ないので。


実家から運んできたミニチュア関連。流石に18年もこの趣味やってると洒落にならん物量だなぁーと思います(笑)。
これでも近年はかなり在庫を増やさず消化していく方向でやってたので、Rman君とかとは比べるべくもない物量でしょうけど。
当然、これだけの物量をスムーズに引越しはできないので、廣島会の鉄くんに手伝って頂きました。

今回に限らず、何かあるたびに色々手伝ってくれて感謝しております。


しかし、収納も二箇所あってかなりのデカさです。
この圧倒的な収容能力こそ、何部屋か候補がある中で、この部屋をミニチュアルームに選んだ最大の理由ですね。


何とか収まりました。しかも、まだ結構余裕がある!素晴らしい。
使い分けとしては、右側にテレイン系と、よく使うゲームのミニチュア。左側に普段あまり遊ばないゲームのミニチュアをいう感じです。
左側はあまり開けない想定。


これは別室の4畳間ですが、こっちに未組み立て系を全て収納しました。
これだけの物量、とても作りきれるとは思えませんが、まぁ、そんなことをいちいち考えてたらこの趣味やってられないんですよ(笑)。
しかし、ここまで終わって、割とホッとしたところがあります。早く机来ないかなぁー。


カーテン!
一戸建てって、最初カーテンがついていないので、レールの取り付けからやらなきゃなのですが、家中やると結構予算がかかります。
まぁ、是非もなしなんですけど。
家全体のカーテンは奥さまがセレクトして、白を基調とした明るい感じになったのですが、ただ1部屋だけは明るさなど要らぬ!って感じですから(笑)、
僕が選ばせて頂きました。

何かえらい高くない?って突っ込まれましたが、ここで妥協をすると雰囲気が云々と再度熱弁し(笑)、予算計上を認めて頂きました。

いやー優しい奥さんで良かった!

そんなこんなで、遂にカーテンも装着されました!一言でいうとヤバいですね(笑)
流石、この部屋で3番目にカネがかかっているだけのことはあります。
因みに2番目はエアコン。1位は言わずもがな…。アレ感を出すために、布は抑え目の赤をセレクトし、何かビロビロしたアレをオプションで装着しました。
カーテンの止め紐も、それっぽいのをセレクト。カーテンをつけに来た業者さんも、これは凄いですねーと言ってました。

これで机の受け入れ態勢は万全!折しも時期は7月上旬。計算通りのタイミングです。
後は机の完成を待つばかりよ!楽しみでしょうがないですね。


豪雨災害!

この記事を書いている8月中旬時点では、まだ記憶に新しいのですが、
7月の頭に中国地方でシャレにならんぐらいの雨が降りまして、あちこちで浸水、水没、土砂崩れなどが発生しました。
まさか、台風も来てないのにただの雨であのようになるとは思いませんでしたねー…
現在も、この地域のJRは土砂で送電塔が倒れたせいで全く動いておらず、復旧は早くて9月いっぱいになるとのことです。


うちの実家も被害を受けました。敷地の側に用水路が流れているのですが、そこが溢れて一帯が一時的に水没したんですよね。
夜の9時頃だったかと思いますが、父の声が聞こえたので下に降りてみると、1階の病院が床上浸水してました。
幸いこれ以上は水位が上がらず、1時間ぐらいで水は引いていきましたが、かなり泥だらけになり、一部機器も故障しました。やれやれ…

新居に被害はありませんでした。かなりの高台にありますから、ここが水没するようではこの一帯は終わりです(笑)。
ほっとひと安心していると、渡辺家具店から連絡がありました。7月上旬だけど、もう机できたのかなー?と思い電話に出てみると、

「申し訳ありませんが、豪雨の影響で机を制作していた福山の木工所が浸水して、
完成目前だった机が滅茶苦茶になってしまったので、最初から作り直させてください…」


これは、予想外の連絡だったので驚きました。まさか、こんな形で豪雨の影響が出てくるとは思いませんでした。しかし、木工所もご愁傷様です。
僕は、趣味のものなので待てば良いだけですが、工房が浸水した上に、完成目前だったものをタダでもう1回作り直す羽目になるとは…
急ぎませんので、どうぞしっかり復旧してからお願いしますとお伝えしました。

順調過ぎるぐらいに進んでいた本計画も、思わぬところでストップしました。
本体のお机様が入らないと、その他の作業も進まないので、しばし待つことになります。
まぁ、このぐらいアクシデントがあった方が、後から話のタネになるというか、色々記憶に残りやすいとは思いますね。今こうして話のタネにしてるわけですし(笑)。


計画中断の合間!

ミニチュアルーム計画は一時停止ですが、新居での生活自体は至極順調でして、新生活にも大分慣れてきましたので、ボチボチペイント環境を整えることにしました。
和室コーナーのところに押し入れがあるのですが、ここを使う予定がないので、扉を外して机スペースにしようということになりました。
割とこういう使い方、最近多いみたいですね。押入れ改造専用のキットも売ってるとか。
ホームセンターで、色々棚を選んだりして、中々理想的なペイント机が完成しました。

この机の良いところは、居間の片隅に作られているので、作業の為に部屋に篭る事がないので、家族の理解を得やすいというところですね。


因みに後ろを振り返るとこういう感じです。
これはカーテンがつく前の写真ですが。ロードバイクも、インテリアとしては一級品ですね(笑)。
感覚的には、ガンプラとかラジコンを飾るのの凄く良いバージョン。すぐに外に出せる位置なのもいいです。


遂にミニチュアテーブル完成!

そして、色々と進めているうちに、8月になりました。
8月1日、仕事中に家具屋さんから机が完成したと電話がかかってきました!
正直、同じものを作り直すので1度目よりは早いだろうから1ヶ月ぐらいかなぁー、
だったら8月下旬ぐらいには何とか完成しないかなぁーと考えていたので、これにはかなり驚きました。

え?メチャメチャ速くないですか?って聞いたら、僕の机を最優先にして作業をして頂いたとかで、何とも申し訳ない気持ちになりました。
幸い、その日は午前中で仕事が終わりだったので、午後に持ってきて頂くことになりました。楽しみ過ぎて、仕事に手がつきませんでしたね(笑)。


そして、遂にゲームテーブルが到着!この話は、基本的に息子さんの方が進めてくれていたのですが、今日は社長のお父さんも手伝いに来て下さいました。
ブツを目にすると、ヤバ過ぎて、おぉーと感嘆の声が出てしまいますね。

しかし、コレが無事に部屋に入るかという一抹の不安も出てきました(笑)。

まずは、底板。全部運び込んでから最終組み立てをします。これは、お父さんと息子さん、2人がかりでサラッと入りました。

そして、問題の本体。しかし、お2人は冷静です。
この程度の修羅場は幾つも潜ってこられたようで(笑)、ベランダから吊るための道具を持ってきておられました。

そして無事に搬入成功!素晴らしい。

そして、最終組み立て開始。底板をネジ留めし、脚をつけていきます。
因みに、この脚は外そうと思えば外せるので、もはや地に根を下ろした大樹の如きRman君のテーブルと違って、分解して移動させることも何とか可能です。

別にやらないけど(笑)。


ひっくり返して完成!遂に!遂に我が家に特注のミニチュアゲームテーブルが降臨しました。
一言でいうとヤバい(笑)!感無量です。

僕は現物を見たことがあるので分かりますが、これは本当に必要な機能のみ集約しているので、Rman君のテーブルよりかなりシェイプされて小型です。
しかし、それでも圧倒的な存在感!部屋を1つ潰す覚悟が無ければ、この様な家具(笑)は入れられません。


蓋もすることが出来ますので、豪華なボドゲテーブルとして使うこともできます。
蓋は3枚の板に分かれているのですが、1枚の木板ではなく、中空構造なので、見た目以上に軽く出来ています。


サイドには、小さな物置スペースを作って頂きました。当初、これは僕の計画には無かったのですが、渡辺さんが、

「ミニチュアゲームという物を調べてみましたが、この横にこういうスペースがあった方がダイスなど小物を置けて便利ではないですかね?」

と提案してくれたのでやることになりました。
ちゃんと、このホビーを調べて考えて下さってるんだなぁーということが分かり、嬉しかったですね。まさにプロの仕事。


更に、こういうのが合いそうですよね。と古い酒樽を使用して作った味のあるスツールまで持ってきて頂いたので、追加で2つ購入しました(笑)。
実際良い見立てといいますか、ぴったりの雰囲気だと思います。
壁とのスペース的に、背もたれがあるイスは邪魔になる可能性もあるので、スツールタイプがぴったりです。


テレイン棚設置!

この部屋のメインたるテーブルは完成しましたが、まだ部屋自体は完成していません。
机が来たことによって、余剰スペースがはっきりしたので、棚を購入してきてセットしました。
ここにはよく使うテレインやゲームの小道具を並べておきます。

廣島会メンバーの協力も得て大量に導入したBattlefield in a Boxシリーズの完成テレインの量は、国内随一を自負しております(笑)。
これらを全て並べてヨーロッパの街並みで戦車戦を楽しみたいところですが、それはまたの機会に。タンケンさんの制作された森も良い味出してますね。


バトルボードを置いて、テレインを並べてみました。
このバトルボード、年末のクソ寒い時期に実家のガレージを占拠して凍えながら制作したので思い出深くはあるのですが、
正直あんまり使わないので、しまいっぱなしだったのでした。

しかし、まさに今!この瞬間のために何年も前から用意しておいたのだと考えると、感慨深いものがありますね(笑)。
テレインも、このボードに合わせてダークなイメージで統一してあります。


この蛮族の家みたいなのも、Battlefield in a Boxシリーズですね。お気に入りです。
そして、昔Rman君からもらってペイントしたレジン製の骨の柵。コレがまた合うんですよ。ボードに。


この暗黒の要塞と髑髏岩もお気に入りです。
メーカーはよく知らないのですが、ミニチュアゲームを始めた当初、東京に作りたてのアーミー持って遠征した時、
秋葉原のイエサブに売ってて一目惚れして買ったものです。こいつらも20年近く、よく働いてくれてます。


ショーケース設置!


部屋の手前側の余剰スペースには、巨大な飾り棚を設置しました。このテのショーケースは、Jajan製が断然オススメです。
巨大なのからちょっとしたのまで、様々なサイズのガラスショーケースが売ってます。

実家にもあるのですが、色が白いので合わないから、わざわざ買い直す事になりました。
ペイントすればイイじゃんと言われましたが(笑)。

ここをミニチュアで満たせば、一応完成となります。最後のひと踏ん張り。
取り敢えず、タウのスプレマシーアーマーが無事に入ったのには安心しました。

部屋の守護神(笑)も設置。
なんか、Rman君やRebis先生など、ハードコアな趣味人の家に1匹はいるイメージのあるD&Dレッドドラゴン。
迫力満点なので、ドラスレとか遊ぶ時に役に立ちます。

そして、不死のゾッドのスタチュー。
こいつもデカ過ぎて邪魔なので、何年も封印していた逸品です。どちらも凄まじい迫力。


そして、最終作戦開始。
実家から運んできた展示用ミニチュアを慎重に並べていきます。
凄まじい物量なので、鉄くんに手伝ってもらい、空のミニチュアケースを数個用意して、2往復して輸送しました。
ほんと、引越しとか家具の組み立てとか、今回のプロジェクトは鉄くんにかなり助けて頂きました。ありがとうございます。

しかし、長いことやってると色々なジャンルに手を出してるなぁーと呆れ返りました(笑)。
ケイオスウォーマンモスも久しぶりに出しました。しまいっぱなしのミニチュアを飾れるのは嬉しいですね。


理想のミニチュアゲームルーム完成!



そして、遂に!長年夢見てきた、僕の理想とするミニチュアゲームルームが完成いたしました。
もはやヤバい以外の説明が思いつきませんね(笑)。
カメラが趣味の弟に広角レンズで撮ってもらいました。良い写真です。今まで順番に紹介してきた工程が全て1つになって完成した瞬間!

普通の民家の中に、いきなりファンタジーの異空間を作り出す(笑)というのが僕の狙いだったのですが、そのように見えれば嬉しいです。




ガラスショーケースも良い感じです。
Rman君の部屋には幾つもショーケースがあり、ミニチュアの総量ではとても敵わないのですが、この18年間制作した中でも粒ぞろいの代表作を展示しました。
気分によって入れ替えたりもするかも。


収納を展開した状態。

見た目だけでなく、実に機能的に作られています。僕の保有する様々なゲームの全戦力に加え、テレインなども全てここに収められています。

早速、奥さんとボドゲを遊びました。
流石にゴージャスな雰囲気がありますよね。ここで遊ぶと。
このパンデミックレガシーは、コンポーネントが非常に多い、重量級のボドゲですが、専用テーブルならば、伸び伸びと展開できるので非常に快適でした。
奥さんも大喜び。
ただ、これは協力ゲーだから並んで座るので良いですが、対面に座る対戦タイプは広過ぎてキツい感じもしました。
特に相手の手札とかに何かするタイプのヤツは。カードゲームとか。

因みに、昼光色のシャンデリアは、重厚な雰囲気が出て非常にイイのですが、実際遊ぶ時に暗すぎる事もあるので、テレイン棚の上に強力な補助灯を設置しています。
これが大正解で、メチャ快適です。これでバトルレポート等を作るときもバッチリですね。


Rman君が遊びに来ました!

このプロジェクトは、設計図の段階からTwitterでかなりの反響を頂いていたのですが、遂に完成しました!と呟くと、早速Rman君が遊びに来てくれることになりました。
彼も最近は非常に忙しいので、中々タイミングが合わないのですが、今回は向こうの奥さんのお許しもスムーズに(笑)もらえ、8月下旬に泊りがけでやることになりました。


新居にて語らう、廣島会コアメンバー。
Rman君に合わせて、廣島会の面々も一緒に遊びに来てくれました。この明るいイメージの家の2階に人知れず重厚な異世界が待っていようとは、誰が想像つくでしょうか(笑)。
ミニチュア部屋を見てもらったり、最近廣島会で静かなブームのMTGを遊んだり、下らない話をしたり、非常に盛り上がりました。

因みに、Rman君と僕の奥さんは、僕らが一緒に彼の家に遊びに行った時、既に面識があります。

そして、メインイベント。
このレポートのために(笑)ミニチュアを並べて撮影する事になっていたのですが、いつも黄色いのとタウじゃあねぇ、という事になり、
今回は奇をてらって今は亡き(笑)FBを並べてみました。




この部屋にはやっぱファンタジーの方が似合うよねぇという事で。
久しぶりに見ましたが、やはりRman君のハイエルフは素晴らしいですね。
彼は近年ではインペリアルフィストの人というイメージですが、色々持ってますからねー。

40kや近年のAoSのような超大物こそないですが、作品のクオリティ自体はこのハイエルフが一番綺麗なんじゃないでしょうか。




僕も今回は、マンモスちゃんを並べてみました。
あまりの高コストですが、実は1度だけゲームに使ったことがあります。相手はRman君ではないですけどね。
その時は、何とマンモスは撃破されました。こんな絶望的なサイズのモデルですが、意外と死ぬんですよ。

このハイエルフ相手でも撃ち殺されるかも知れませんねぇー。




両軍の総大将。
綾鷹っぽい「永劫に選ばれしもの」の称号を持つアーケィオン卿と、領地を滅ぼされ、家族を喪い、復讐心に魂を焦がす貴人エルサリオン。

アーケィオンは、今のエイジオブシグマーでは、旧世界を滅ぼした功績により半神となって、モデルもえらい事になってますが、エルサリオンは死亡しましたねぇ。
残念ながら。っていうか、殆どのFBキャラは死にましたが(笑)。

まぁ、FBというゲームが滅んだエンドタイムには相当驚きましたが、こうしてまた遊ぶ機会があると良いですね。
なにせ、ミニチュア資産は十分にあるのですから。アーケィオンは、今のモデルはクソカッコイイですが、このモデルもかなり好きです。
これのひとつ前のモデルもメチャ好きです。


最後に!


そういうわけで、長々と僕の夢を具現化するレポートに付き合って頂きありがとうございました。

理想のゲームルームを作るホビー…資金、スペース、家族の理解などなど、超えなければならないハードルは山ほどありますが、
僕とRman君は幸運にもこのプロジェクトに挑戦する機会を得ることが出来ましたので、それぞれの理想像を具現化するのにベストを尽くしたのではないかと思います。

長い人生、様々な友人が出来ますが、この様な馬鹿な事が出来る(笑)ぐらい突き抜けた友人と1人でも巡り会えたというのは幸運なことですね。
彼が最初に挑まなければ僕もやらなかったでしょうから。

そして、協力してくれた渡辺家具様、廣島会の皆様、Twitterで経過を見て頂いた皆様、何よりも旦那のアレな所業(笑)を笑って許してくれた奥さん、
皆様にこの場を借りてお礼を言いたいです。ありがとうございました。

ひとまず、僕のやりたい事は大体形にはなったのですが、
まだ壁が淋しいなぁーとか、ドアをもっと重厚にしたいなぁーとか、予算の都合で(笑)後回しにしたけど色々手を加えたいポイントはあります。
その際は、今後またこの記事に追記させて頂こうと思います。

今後、マイゲームルームを作ろうという猛者がおられましたら、Rman君の部屋と一緒に、ひとつの参考にして頂ければ幸いです(笑)。
ともかく今は、この理想の部屋でより一層ホビーを楽しんで行きたいですね。

機会があれば是非皆様も遊びに来てくださいませ。

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