ケイオスロード〜パランクイン騎乗〜 -Chaos Lord on Palanquin- by 圭
圭さんのコメント
「パランクィン・オブ・ナーグル」といえば、とっくの昔に生産を中止になった ナーグリングの群れが玉座を担いだ物を思い出すか、単に未発売ミニチュアと思うかの どちらかと思います。
もちろん自分も漠然と生産中止を意識していたのですが、ある日突然にウォーシュラインを 使ったパランクィンのイメージが湧き、
担ぎ手の足元が60mmベースにギリギリおさまるのを 確認し、一気呵成に仕上げました。

元のウォーシュラインは四大神のマークが刻まれているのですがナーグルのマークをその上に貼り付け、
操作パネルを供物台へ置き、司祭の背中にパワーパックを接着した程度の改造です。

あと、設定では無数のナーグリングが玉座を担いでいるのですが、ケイオスオウガが その役割を担っていても良いかとの判断で、担ぎ手は無改造です。
製作前に思った以上に40kに馴染む感があり、作って良かったと思います。

ムッチーのコメン
圭さんからユニットもコンバージョンのキットチョイスも意外な作品を頂きました!
パランクインは個人的にはエピデミウスが印象的ですが本来の意味の「輿」だと担ぎ手はナーグリングに限らないと言う発想の転換が面白いですし、
ケイオスはファンタジーと40Kで親和性が高いデザインだとは思っていましたがこれは一際シックリ来てますね!
ウォーリアーオブケイオスでも長らくキットがなくて自作するしか無かったウォーシュラインの新キットはそれ自体も迫力ある好キットですが
パランクインにしようと言発想が面白く、更に60mmベースにミチミチと収まってる辺り絶妙に感じます。

指揮してるナーグルロードもウォーシュライン付属の人に40Kのバックパックを背負わせる改造で違和感も全くなく40K感が出てますね!
パランクインも輿の床の木目モールドに苔を付けたり、コンソールを載せるだけでファンタジーっぽさが払拭されてるのが面白いですし
小さな改造で大きな効果と言うのは自分も好きなコンセプトなので見ていて楽しい限りです。
ナーグル信者は膨れたり太ったりしてるイメージですが細マッチョの人もナーグル的なくすんだ緑のアーマーと変色した皮膚、効果的な錆のペイントで
新しいナーグル信者像になってると思います。

ペイントもナーグルらしい緑を基本にしながらも定番のくすんだアーマーの色、鮮やかな緑のメット、翡翠のような柱、コンソールのメタリックで間延びしない配色が良いですし
輿の金属部分と持ち手の巨大な角も大きなパーツなのでドライブラシ、ウォッシュでも造形にメリハリが付いて見栄えがしますね!
巨大なパランクインに騎乗したロードと対峙した相手は怯む事、間違い無しだと思います!
実に意欲的な作品で拝見してて楽しかったです。

2014.11.8