Written by Daniel
翻訳by てらだ |
※広島会のダニエルさんが執筆したストーリーをさがりの会(福岡)のてらださんが翻訳&加筆してくださいました。
この場を借りてお礼申し上げます。素晴らしい翻訳本当にありがとうございました!それでは皆さん、てらださんによる翻訳文をぜひお楽しみ下さい。 |
そう、まさしく今、ジェニスSUの主要大陸において戦いの火蓋が切られた! |
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『我々から口火を切る事は無い。しかし彼らに到着を告げる必要もまた、無い』
これがパウロ=サンドロス中隊長のジェニスSUへの降下に際してのプランだった。 |
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降下の最中、中隊はオーランド司令の惑星守備軍が仕掛けた罠にまんまとはまってしまった。
『ジェニス・ファーストボーン』、栄えある第一次創設部隊として知られる彼らは長きに渡りこの惑星を守備してきたため当然ながら誰よりもジェニスの地形に精通していた。惑星の地表への降下という無防備な数秒間に、パウロのインペリアルフィスト中隊は待ち伏せしていたファーストボーンの苛烈な攻撃を受けて劣勢に立たされた。 |
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ミサイルとレーザーの一斉射で多くのマリーンとドレッドノートを失ったパウロに選択の余地は無く、彼は中隊にモデスティーハイヴの外れにある廃墟までの後退を命じなければならなかった。
秘儀を司るライブラリアン・スターンが守備軍から発せられるケイオスの波動を感知すると、サンドロスの疑いは確信となった、やはり惑星守備軍はケイオス信者・・・『破滅の軍勢』の下僕と化していたのだ。 |
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その時、スカウト部隊がハルコニアン連隊がインペリアルフィストに迫りつつある事を告げた。
『報復の時は今をおいて他に無し!』
不撓不屈の魂の体現者たる指揮官パウロ=サンドロスは、彼の率いるインペリアルフィスト中隊に対して、廃墟の外に陣取った数において倍するハルコニアン連隊への突撃を指示した。
ここモデスティーハイヴでもまた、ぶつかりあう二つの勢力が共に膨大な戦力を消耗した。
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中隊長と彼の信頼するバトルブラザー、サラザール軍曹の2人はハルコニアン連隊のリーダーを探して反逆の首謀者として引きずり出してやる、と決意を固くしていた。その決意の現れか、廃棄された複合施設で2人は50人以上のガーズメンを相手に奮戦しこれを一蹴した・・・サラザールがダース単位のガーズメンの死体に埋もれ押しつぶされる様を見ながらサンドロスは複合施設の屋上まで上り詰め最後の敵を倒した。彼のパワーアーマーはガーズメン達のべたつく血で滑り、輝かしい橙色は赤黒く染めあげられていた。 |
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しかし最終的には凄惨な殺戮が行われた屋上では、滞空するヴァルキリーから屋上へ降下したストームトルーパー達が返り血塗れのパウロ=サンドロスを取り囲んでいた。時ここに及んでサンドロス中隊長はようやく『敗北』という屈辱の2文字を受け容れた。
・・・最後まで抵抗を続ける覚悟をしていたサンドロス達だったが、どういう訳か彼らを包囲したハルコニアン連隊は何の攻撃も査問もしてこなかった。部隊からの報告を受けて戦場に到着した連隊の司令官クラウザーは、すぐにこのマリーン達がアルファリージョンではない事を確信してサンドロスの包囲を解かせた。
インペリアルフィストとハルコニアン連隊は互いに罠にはめられて『同士討ち』をしていたのだった。 |
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ケイオスというインペリウムの仇敵を前にして、ロードコミッサーとスペースマリーン中隊長という2名の歴戦の勇士、そして彼らに率いられた屈強なる戦士達は既に起こってしまった不幸な『同士討ち』についてお互いに謝罪する必要が無い事を十分に理解していた。
サンドロス中隊長は真の敵と戦うために『ハルコニアン連隊と惑星守備隊の査察そしてクラウザーの異端審問を行う』という裏の任務内容を明かさねばならなかった。マリーンにとって陛下から直々に賜った任務の内容とはガーズメン如きに軽々しく漏らすべきでない秘匿事項ではあるが、最早ここにおいて任務はビアドの捜索という容易い物では無くなっていたためサンドロスはクラウザーに秘匿事項を明かして彼の全面的な信頼を得る必要があった。そう、今やマリーンとガーズメンは共に力を合わせて皇帝陛下の矛となり、恐るべきケイオスの使徒とそれに与するジェニス=ファーストボーンを打ち破らねばならないのだから。
スカウト部隊からの情報を分析し現在の状況を鑑みるに、ジェニスSUの主要大陸全体で多数の勢力による戦闘がほぼ同時期に勃発したと思われる。
エルダーの軍勢が宇宙港に駐留し、イーデンハイヴは恐るべきエイリアン・ティラニッドの手に落ちた。北の海浜宇宙港ではデーモンによる市民の大虐殺が行われているという事らしい。
クラウザーとサンドロスは補給もそこそこに新しい戦略を練り始めた。こうして2つの司令部は一つとなり、力を合わせて次なる一手を打つべく協議を重ねた・・・そう、ジェニスSU号星をめぐる戦いはまだ始まったばかりなのだ。 |
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対戦結果 |
第一回戦
1.ティラニッドはエルダーに勝利し、イーデン・ハイブのコントロールを得た。
2.ケイオスマリーンは辛うじてデーモンを退けファラディーズ・ハイブのコントロールを得た。
3.インペリアルガードはスペースマリーンを虐殺し、モデスティー・ハイブのコントロールを得た。
4・インペリアルガードは再びスペースマリーンを下し、1つのタイルを得た。
現在の順位
1. Imperial Guard (Imperial Faction) - 7
2. Tyranids (Xeno Faction) - 6
3. Chaos Marines (Chaos Faction) - 6
4. Daemons (Chaos Faction) - 6
5. Eldar (Xeno Faction) - 6
6. Space Marines (Imperial Faction) - 5 |
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