兵器図鑑 ニュコール編 by 粥
<シャスール>

【製造】:合同開発
【兵種】:トルーパーギア
【標準装備】:携行式オートキャノン、対車輌ロケットパック
【全高】:4.3m 【本体重量】:6,600 kg

【解説】:
 本機は、HAPF(ヒューマニストアライアンス防衛軍)とPAK(ポートアーサー軍団の協力を得て開発されたニュコールの主力ギアである。
ホバー技術を組み込まれた本機は、飛躍的なギアの速度向上をもたらし、多目的に運用可能だ。
基本素体にイェーガーを使用し、パーツの互換性を得ることで修理が用意になり、
また、CEF侵略軍に匹敵するホバー機動力は、HAPF、PAK、NuCoalの3軍にとって大きな利点をもたらす。
<シャスールMKU>

【製造】:ニール・モーターワークス
【兵種】:ストライクトルーパーギア
【標準装備】:携行式オートキャノン、対車輌ロケットパック
【全高】:4.4m 【本体重量】:7,000 kg

【解説】:
 シャスールMKTの1サイクル後にリリースされた本機だが、その製造と整備の煩雑さから運用は限定的である。
しかし、MKUはCEF軍との実戦において、機動戦力に対して積極的な側背攻撃を成功させ、驚くべき有用性を発揮した。
<キュラシェーア>

【製造】:合同開発
【兵種】:ストライクギア
【標準装備】:携行式オートキャノン、対車輌ロケットパック
【全高】:4.6m 【本体重量】:7,120 kg

【解説】:
 両極間戦争以来、HAPF(ヒューマニストアライアンス防衛軍)に貢献してきた本機は、同盟のエリート部隊に重用されている。
NSDF(ニュコール自衛隊)ではシャスールMKUの代用機として本機が採用されている。
ホバー機の取扱に不慣れなパイロットにとって、本機は実にありがたい存在なのだ。
<ワイルドキャット>

【製造】:ケイムリ・ギア/ニール・モーターワークス
【兵種】:ストライクギア
【標準装備】:携行式オートキャノン、対車輌ロケットパック
【全高】:4.3m 【本体重量】:6,580 kg

【解説】:
 本機は基本設計こそ古いものの、改装を重ねることでより早く 機敏になるためバッドランド各地で広く親しまれている。
TN1942年にケイムリ・ギアとニール・モーターワークスはニュコールと本機の交換部品を製造する契約を結んだ。
<ジャーボア>

【製造】:バートン・テック
【兵種】:リコンギア
【標準装備】:携行式ライフル、小型対車輌ロケットパック
【全高】:3.6m 【本体重量】:4,915 kg

【解説】:
 本機はNSDF(ニュコール自衛隊)で需要の強い偵察用ギアである。
現在ではノース製の偵察ギアであるフェレットに取って代わり、同盟全体に普及するようになった。本機はフェレットより優れた機体である。
高度な快適性やジェット式補助推進装置の提供する運動性能は多くのパイロットに好まれているのだ。
<ボア>

【製造】:ニール・モーターワークス
【兵種】:ファイアサポートギア
【標準装備】:携行式オートキャノン、対車輌ロケットパック、野戦迫撃砲
【全高】:4.8m 【本体重量】:9,100 kg

【解説】:
 本機は当初、”もっとも重装甲を誇るギア”として設計、販売されたが、その鈍重さゆえ市場での評価を得ることはなかった。
しかし、ニュコールとヒューマニストアライアンスの技術者達は、革命的な連結式V型エンジンを設計し、その高い出力で本機の重量問題を解決した。
以来、本機の頑強度に対する評価は、市場での販売に大きく貢献することとなったのだ。
<シュヴァリエ>

【製造】:ニール・モーターワークス
【兵種】:ファイアサポートギア
【標準装備】:携行式オートキャノン、支援ロケット焼夷弾、誘導式迫撃砲
【全高】:5.0m 【本体重量】:8,900 kg

【解説】:
 本機は多様な支援兵器が用意されており、戦場適応した最適な支援が可能だ。
特に、光学誘導式迫撃砲と対車両ロケット弾による連携飽和攻撃は一目を置くものがある。
本機の操縦士は、機動性を好むニュコール操縦士が多い中で、火力を尊ぶ少数派なのだ。
<アーバレスティア>

【製造】:ニール・モーターワークス
【兵種】:ファイアサポートギア
【標準装備】:携行式対車両ロケット砲、フラグキャノン、パンツァーファウスト
【全高】:5.0m 【本体重量】:9,050 kg

【解説】:
 NSDF(ニュコール自衛隊)は多数の支援地上車両と支援型ギアを併用して運用している。
これらの伝統的な支援車両は低速で、しばしばニュコール全体の速度を重視した機動運用に悩まされていた。
本機はホバー機動を実現させ、サウス軍のキングコブラのような重装目標を標的として開発された支援用ギアである。
<シャスール・パラトルーパー>

【製造】:合同開発
【兵種】:パラトルーパーギア
【標準装備】:携行式オートキャノン、一体型グレネードランチャー
【全高】:4.3m 【本体重量】:6,435 kg

【解説】:
 NSDFの運用する空挺仕様のシャスールとジャーボアは、標準仕様機と同様、様々な派生装備を可能としている。
また、着底時の衝撃緩衝のために補強フレームや衝撃吸収機構の増設だけでなく、
本来のホバー機構やジェットパックを併用することで、より安定した降下機動の制御を実現しているのだ。
<ジャーボア・パラトルーパー>

【製造】:バートン・テック
【兵種】:パラトルーパーギア
【標準装備】:携行式オートキャノン、一体型グレネードランチャー
【全高】:3.6m 【本体重量】:4,750 kg

【解説】:
 標準装備のギアと空挺ギアの大きな違いは、安全性と軽量化のため、肩部装備の対車両ロケットパックが取り外されている点が挙げられる。
この火力低下は、オートキャンとグレネードランチャーを一体化させた、空挺用ライフルを使用することで補われている。
<ランシエ>

【製造】:ニール・モーターワークス
【兵種】:マウンティーニアリングギア
【標準装備】:携行式オートキャン、パンツァーファウスト、連装式グラップリング・フック
【全高】:4.6m 【本体重量】:7,235 kg

【解説】:
 山岳用のギアとして開発された本機だが、NSDF(ニュコール自衛隊)に正式採用されて以来多くの戦闘実績を上げるようになった。
肩に装備された登坂用の鉤爪はグラップリング・フックとして、一般的なギア装甲を軽々と貫通できるため、近接戦闘の専門家として重用されている。
<エスピオン>

【製造】:ジャベリン・システムズ
【兵種】:ステルスギア
【標準装備】:静音性携行式ライフル、対車両ロケットパック
【全高】:4.3m 【本体重量】:6,520 kg

【解説】:
 本機は諜報と妨害工作のために設計された隠密型の特殊工作ギアである。
最新型の武装こそ無いものの、隠密ギアとして素晴らしい俊敏性を持ち、戦闘力を維持している。
本機は電撃的な急襲作戦において明白な選択肢であり、特務部隊に必要な優れた性能を有しているのだ。
<ユサール>

【製造】:ジャベリン・ストラテジック・インダストリー
【兵種】:ギアストライダー
【標準装備】:戦車砲、携行旋回式速射砲、大型対ギアブレード
【全高】:10.0m 【本体重量】:65,025 kg

【解説】:
 本機は、ギアストライダーとしてHAPF(ヒューマニストアライアンス防衛軍)が設計した。
当初困難を極めた計画であったが、PAK(ポートアーサー軍団)とニュコールの技術者が技術提携をすることで実現した。
本機は、現在テラノヴァで普及している戦闘兵器の中で、最も複雑な部類に入るだろう。
本機は、移動式の支援野砲部隊やストライダーのごとく、効果的な砲撃支援を提供可能だ。
多くの派生機が用途に応じた範囲制圧火力と精密破壊力を装備しており、戦闘の支配力に秀でているのだ。
<フュージリア>

【製造】:ニール・モーターワークス
【兵種】:ホバータンク
【標準装備】:オートキャン砲塔、対車両ロケットパック、レーザーキャノン
【全高】:2.6m 【本体重量】:25,205 kg

【解説】:
 当初、PAK(ポートアーサー軍団)において、LHT-67(ライトホバータンク)の代用品としてテラノヴァの技術で開発された本機であったが、
GRELに施された催眠教育はこの兵器の使用を受け付けなかった。
現在はHAPF(ヒューマニストアライアンス保護軍)とNSDF(ニュコール自衛隊)においてへタイロイホバータンクの支援に使用されている。
本機は軍において高速で効率的な戦闘兵器としての役割をこなしているのだ。
<ヴォルティジュール>

【製造】:ニール・モーターワークス
【兵種】:ヘビータンク
【標準装備】:連装戦車砲塔、レーザーキャノン、エアバーストミサイル
【全高】:3.8m 【本体重量】:60,145 kg

【解説】:
 本機は個性的な砲塔が標準装備となっている。
この重装甲の巨獣は単一の大型戦車砲の代わりに連装砲を装備し短時間で安定した砲撃が可能なのだ。
本機はタニスタワーの防衛戦において、CEFの攻勢を退けたことで。その有用性を実証している。
<ヴァリス>

【製造】:TSI・ヘビー・インダストリアル
【兵種】:VITOL
【標準装備】:対空レーザーキャノン、対戦車ミサイル
【全高】8.0m 【本体重量】:8,200 kg
【解説】:
 サウス領内でも使用されている本機だが、同様にニュコール内でも一般的な垂直離着陸式の”飛翔輸送機(ホッパー)”だ。
”飛翔輸送機(ホッパー)”は垂直離着陸飛行が可能な可変式ジェット推進ノズルを装備している。
小型の吸気口は、エンジンへの異物吸入を防ぎ、様々な地形での運用を可能にしている。
<サンプソン>

【製造】:ニール・モーターワークス、ジャベリン・システムズ
【兵種】:アーマードパーソナルキャリア
【標準装備】:オートキャン砲塔、対人グレネードランチャー
【全高】:3.3m 【本体重量】:31,560 kg

【解説】:
 CEF軍のライトホバータンク”プロウラー”に触発されて開発された本機は、同じコンセプトのCEF軍の”HPC-64”以上の働きをする。
基本的には兵員輸送車両である本機だが、必要に応じて、軽戦闘車両や偵察車両としても運用される。
堅牢で信頼性の高い機体として、ニュコールの同盟内で最も広く使用さている車両の1つだ。
<シャルジュール>

【製造】:ニール・モーターワークス
【兵種】:エンジニアリングギア
【標準装備】:携行式オートキャン、大型作業アーム
【全高】:4.8m 【本体重量】:6,340 kg

【解説】:
 ランシエのフレームを流用した本機は、民間用と平和維持用に使用されている。
一般的には、運送業者の積載補助に使用されている本機であるが、ニュコールの民間軍事会社では野盗迎撃任務にも使用されているようだ。
<サプール>

【製造】:ニール・モーターワークス、キングマン・ヘビー・インダストリアル
【兵種】:エンジニアリングギア
【標準装備】:携行式オートキャン、大型作業アーム
【全高】:5.2m 【本体重量】:9,050 kg

【解説】:
 シュヴァリエフレームを流用した本機は、民間用として様々な都市に普及し始めている。
多くの場合、4機のシャルジュールに対し、1機の割合で配属され、障害物の排除やリカバリービークル(回収車)としての役割を果たしている。
<アルマジロ・ビースト>

【製造】:なし(原生生物)
【兵種】:インファントリー
【標準装備】:騎乗槍、分隊火器
【全高】:4.0m前後 【本体重量】:3,000 kg前後

【解説】:
 ニュコール領内には騎乗用の原生生物の畜舎が多く見られる。こうした騎獣を用いた巡回警備は日常的な光景なのだ。
これらの騎乗動物を使用した兵科は斥候として本体より先行し文字通り”敵の匂い”を嗅ぎつけるのだ。
アルマジロ・ビーストは縄張り意識が強く、騎乗中であろうとも縄張りを犯すものには素早い一撃を加えるのだ。
<バーナビー・ライダー>

【製造】:なし(原生生物)
【兵種】:インファントリー
【標準装備】:分隊火器
【全高】:3.4m前後 【本体重量】:1,500 kg前後

【解説】:
 従順なバーナビーは、軽装の輜重隊や、長距離偵察として運用される。
<サンドライダー・インファントリー>

【製造】:なし(砂漠の民)
【兵種】:インファントリー
【標準装備】:腐食性の”ホワイトサンド”を使用した自作の武器類
【全高】:2.0m前後 【本体重量】:75 kg程度

【解説】:
 現代文明を避けて、テラノヴァの砂漠の奥地に住む小さな部族。その中でも最も蛮勇を誇る”サンドライダー”族は恐ろしい戦士と言われている。
<エン・コレシ>

【製造】:なし(砂漠の民)
【兵種】:インファントリー
【標準装備】:腐食性の”ホワイトサンド”を使用した自作の武器類
【全高】:2.0m前後 【本体重量】:75 kg程度

【解説】:
 テンプルハイツ市がGRELに包囲された時、
たった一人のサンドライダー族に属するエン・コレシ氏族の剣士がその包囲を切り開き、補給を担ったと噂されている。
そのような報告が誇張だとしても、サンドライダー族は高度な戦闘技能を有する戦士であり、テラ・ノヴァにおいて最も象徴的な歩兵なのだ。

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