ウルフプリースト ターミネイターアーマー装備  by 橋場博功
橋場博功さんのコメント
戦いで傷ついたフェンリスの若い戦士をお空の上までさらっていき、
その戦士の成長過程をおはようからおやすみまで見守るでおなじみの狼たちの教戒官、ウルフプリーストでございます。

作った理由は、奇襲攻撃ができてしかも好敵手を持つことができるからだったのですが、奇襲攻撃の能力である狩人の叙事詩が
パワーアーマーのウルフプリーストでしか使えないと知りちょっとへこみました(笑)
それでもなんとか使い道はあると考え、モチベーションをあげてなんとか完成までこぎつけました。

私のアーミーのほとんどの兵が特有のアイスブルー色に染まる中、この子だけ真っ黒という異彩を放つHQとなってます。
ペイント的には今までの集大成をつめこんだ感じです。
ターミネイターアーマーの塗り方、エッジング、骨や飾り付け、武器の塗り、etc.今できる自分の技術をほぼほぼ反映していると思います。
これを現在の自分の技術の目印とし、これ以上のペイントができるようにこれからもどんどん腕を磨きたいです。

ムッチーのコメン

キット化されてないウルフプリーストターミネーターを作られましたか!
ゲームで使いたい→出来なかったの流れは切ない物がありますがそれを感じさせぬ見事な仕上がり!
コンバージョンもウルフガードを軸にしながら、クロジウスや狼の骨と僅かな改造で大きな効果を得ていて良いですね。

そしてペイントですが前作のスカイクロウ辺りから急激に伸びてきた印象がありましたが
今回は輪をかけて気合が入っていてコメントにもあるように集大成にすると言う気迫が感じられます!
ターミネーターアーマーの広い面積を占めている黒はサフのままじゃなくしっかり黒を発色させてから狭い面積で丁寧なエッジングをしていて
黒を美しく見せるセオリーを押さえながらもエッジング色をシャドウグレーっぽい青味がかった色にしている事で
ウルフとの統一感を計ろうと言う試みでしょうか。
マントも波打つ布地と言うのは造形がなくメリハリ付けづらいのですがしっかりと高い所は鮮やかで、低い所は深みがある赤〜ワインレッドに振っていて
自然なグラデーションが掛かってますね。 HQの威厳も出ているし盤面でも映えそうです!
小物類も骨や毛皮は質感が出ていて色味などもよく研究されてるなぁと感じました。この辺りはスケイヴンで培った所も大きいのじゃないでしょうか?
面積が小さいとは言え厄介な黒地からの黄色、ダレがちなガンメタの細かいハイライトもぬかりなく丁寧で、
ペイントの基礎がみっちり詰まって修めたお手本のような作品だと思い感銘を受けました。
更なる上達を目指したいと言う事で橋場さんの次回作が楽しみでなりません!

背景も吹雪く雪原に佇んでフェンリスを一人歩む場面が浮かんで来るような雰囲気に溢れいて
画像作品としても決まっていて正にぬかりの無い一作として仕上がったと思います。
2014.1.13