WARHAMMER Introduction
WHを始めようWritten by Rman&Rantei

WHのススメ

WARHAMMER(以下WH)は、沢山のミニチュアを購入するだけでなく、それを自分で塗装します。
その後はゲームを楽しむことになりますが、このゲームの為にはさらに情景モデルなども作っていく必要があります。
とまぁ他に例を見ない程、手間のかかる趣味です。人によっては「全く酔狂な遊びだ」と思えるでしょう。
しかしそれだけに飽きることが無く、ずっと楽しみ続けられる趣味とも言えます。

プラモデルやガレージキットを作った事のある人の中には、完成した物を展示するだけでは物足りないと感じていた方がいらっしゃるかも知れません。
僕なんかそうだったんですよね。
WHに置いてペイントとは、兵士に命を吹き込むという大事な作業です。
そして兵士となったミニチュアは展示台ではなく、戦場で活躍することができるようになるのです。

なんだかワクワクしてきませんか?

ちなみにペイントのモチベーション維持という意味でも、WHは理想的です。
というのも、「今月末のイベントで使ってみたいから、頑張ってアーミーのボスを塗ってみよう!」って事が容易に想像できますよね。

もちろん、ペイントやプラモデルなんか作った事ないよ!って方も安心してください。
僕自身もプラモデルといったらSDガンダムを作ったくらいで、ペイントに関してはWHを始めてから本格的にやりはじめたのですから。
そういった方がほとんどのみたいですよ。

とにかくこの趣味は「継続は力なり」という言葉がピッタリきます。逆に言うと根気が無い方には向かないかもしれませんね。



日本語版を始める為に購入すべきもの
WHには英語6版と日本語6版がありますが、ここでは日本語6版について書こうと思います。
日本語版は、国内のホビーショップで購入できるという利点があります。
まずは何はともあれスタートセットですね。

(c) Games Workshop ltd.
(c) Games Workshop ltd.
1、スタートセット 9800円(ルールブックのみ 3980円)

このボックスセットにはWH日本語版を始めるにあたって
必要なルールブック、各種テンプレート、紙製テレイン(情景モデル)、
ダイス、メジャーやミニチュアが入っています。
とにかくボリューム満点と言った内容です。

このセットだけで簡単なアーミーを組めるようになっています。
このスタートセットにはエンパイアとオーク&ゴブリンのミニチュアが入っていますので、
このどちらかの軍隊で遊びたい人にとっては嬉しいですね。


ルールブックは分厚いですが、ルールに関する部分は半分程度で、
後は重厚な世界設定やカラー写真つきのアーミーの紹介が載っています。

自分の集めたいアーミーを見つけましょう。

なお、エンパイアやオークに興味が無いという方は、ルールブックのみの単品販売もあります。
2、アーミーガイド 2480円(写真は英語版)

アーミーガイドとはあなたが選んだアーミーの設定集であり、ルールブックです。
アーミーガイド無しではアーミー固有のルールがわかりませんし、各ミニチュア達の能力値もわかりません。
よって、
ウォーハンマーを始める全てのプレイヤーは自分のアーミーのアーミーガイドが必ず必要です。

やってみたいアーミーを選ぶときは、ルールブックでそのアーミーの設定、
含まれるミニチュア達の写真を見て、じっくり選んでみると良いでしょう。

そして選び終わったらこのアーミーガイドを購入してみてください。
アーミーガイドにもそのアーミーに含まれるミニチュアの丁寧なペイントガイドなども収録されており、
読み物としても素晴らしい内容となっています。
3、レイヴニングホード 980円

ウォーハンマーを遊ぶにはアーミーガイドが必要!と書きましたが、
実は日本語6版はまだリリースが開始されたばかりで、全てのアーミーガイドが出揃っていません。


もし、あなたのコレクションしたいアーミーのガイドがまだ発売されていない場合は、
こちらを購入してください。


これはいわば暫定版アーミーガイドと言うべき物でして、殆ど全てのアーミーの能力値や固有ルールが掲載されています。
英語版と比べて若干簡略(省略)されている部分もありますが、基本的にはバランスが取れている・・・と少なくともデザイナーは言っていますので大丈夫なのでしょう(笑)。

正式なアーミーブックが出たら、こちらはお払い箱にして正式版を使ってくださいね。

ミニチュア以外に必要な物は以上のものです。金額としては決して安いものではありません。
がしかし、何か新しいものを始めるときに出費はつきものです。今後ずっと使い続けていくと考えて、ここは頑張ってみてください。

出費を抑えるためのアドバイス
もしもあなたの友人がすでにウォーハンマーを始めているのならば、スタートセットの購入は後回しにしても良いかも知れません。
ルールブックを見せてもらいながら遊ぶということも出来ますね。
ただこの場合も自分のアーミーのガイドだけは必ず購入するようにしてください。

もう一つは右の入門書です。

ウォーハンマー入門/趣味人への道780円
80Pのこのフルカラー本には、
ウォーハンマーのイントロから簡単なルールまで収録されています。
雰囲気を手軽に掴みたいのならば、この本ほど適している物は他にないでしょう。

さらに後半部分にはスタートアーミー(小規模の編成)も紹介されており、
アーミーガイドも必要なく、とりあえずのお試しプレイをすることが可能となっています。

しかし一つだけ問題がありまして、この本は発売されたのが古いために、
載っているルールやミニチュアの写真が結構違います。
特にミニチュアは「欲しい!」と思っても国内では手に入らないケースがあります。

しかし読み物として面白く、WHの雰囲気を大まかに知るのには良い本だと思い、紹介させていただきました。
上記のものを買って余裕があれば、もしくはWHがどんなものか取り敢えず知りたいという方は是非!

ミニチュアの購入はアーミーガイドをよく読み、自分の理想とする編成に必要なミニチュアをよく理解してから、購入することをお勧めします。
闇雲に沢山購入してしまうと、「あ、このロードは5個も買ったのに、ゲームじゃ1個しか使えないのか!?」なんてことになりかねません。
経験者は語る、ですので気を付けてください(笑)。

ペイントをしたことがない方へ

しあなたがペイントをしたことがない方であったとしても、尻込みする必要はまったくありません。
ウォーハンマーを始めてから初めて筆を握ったという人がほとんどだからです。
こういった時、購入すべき物を紹介しましょう。


ペイントセット1980円

このセットにはよく使われる基本カラーが9色と程良いサイズの筆、
練習用ミニチュアが5つほど入っています。

これも見ての通り、WHの会社が発売しているものですが、
この会社の販売しているシタデルカラーは本当に優れた画材といえます。
まず、ラッカー系塗料では無い為、匂いがしません。
水性アクリル系ですので、水で溶けますし、
発色もプラカラーなどと比べて全く違います。
またアクリルガッシュなどに特有の圧ぼったさも出ませんので、
ミニチュアの細かい造形を損ねることなく塗り上げることが出来るでしょう。


多くのWHプレイヤーはこのシタデルカラーを愛用しているわけですが、
このペイントセットだけではどうしても作りがたい色がいくつかあると思います。
そこで下記のカラーをオススメしておきます。これらの色があれば、一通りの色を作る事が出来るでしょう。
DarkAngelsGreen(ダークエンジェルグリーン=深緑)、BleachedBone(ブリーチドボーン=骨色)、
MidnightBlue(ミッドナイトブルー=深青)、BurnishedGold(バニッシュドゴールド=金色)です。

あとはペイントに慣れてきてから必要になった色を買い足していくと良いでしょう。

参考までに、シタデルカラーの値段は一本380円とプラモデル用カラーなどと比べると少々高価ですが、
性能も全く違いますし、よく使う色でも1本で裕に1年くらいは使い続けることが出来ます。
そういうわけで値段の価値はあると思います。


についても触れておく必要がありますね。
僕はWHを始めてからはずっとWH用に発売されている筆を使用しています。
スタートセットに付属の筆とは筆質が違い、より痛みにくくなっています。
全体を塗るためのスタンダードブラシ、細部を塗るためのディテールブラシ、仕上げ用のファインデティールブラシ

の3種類があれば充分でしょう。

以上がペイントを始めるにあたって、必要なものです。


↑卵帝のペイントテーブル

何か疑問がありましたら、メールでも掲示板でも遠慮なく聞いてくださいね。
それでは、奥深い趣味の世界を楽しんでください!

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