アーミー概要
制作者 Rman
アーミー名 王の帰還
ジェネラル名 沈黙の王スザーレク
製作期間 2002年5月〜2023年3月
アーミーの規模 約10000ポイントあるかな?

ネクロンという種族、すなわちクタンという神が繰り出す魂無き兵団、というのは3〜4版の頃のネクロンのお話です。
僕がネクロンを集め始めた時はそういう設定でした。そしてその設定が大好きでした。

しかしながら、5版のコデックスが発売された時、ネクロンの設定は大きく変化し、クタンはシャード(かつての神の欠片)という扱いになり、
ファエロンを中心とした王朝制度が発足されました。
謎めいた種族という扱いから、解像度が一気に高まって、ファエロンやオーヴァーロードを頂点とした人格を持ったリーダーが統べる種族になったのでした。

この設定変更は正直ものすごい違和感があって、新しいミニチュアが沢山出たのが嬉しい反面、気持ち的に追いつけなかった感じでした。

それ故か、僕の中でネクロンは万年サブアーミー扱いでした。メインアーミーはスペースマリーン(インペリアルフィスト)でしたし、
ネクロンでわざわざゲームすることほとんどなく、増強らしい増強をすることもなく、5版、6版、7版、8版時代は過ぎ去っていきました。
振り返ってみれば、僕の中でのネクロンは3版時の発売時が最高血圧でしたね。

5版で大リニューアル後、ネクロンは小出しのリリースが続きましたので、40Kの世界の中でも日陰気味な扱いだったように思います。
そんなネクロンに大きな変革がもたらされたのが第9版の発売でした。
スタートセットの相方として抜擢され、多くのキットがモデルチェンジ&新戦力も発売となり、一気にゼノ代表格(言い過ぎ)として注目を浴びることになりました。
僕的な最大のトピックは伝説の存在として囁かれていた「沈黙の王」がモデル化され、発表されたことです。

僕の中で3版以降引きずっていた「ネクロンこれじゃない感」を完全に吹き飛ばすインパクトがありました。

9版発売以後、インペリアルフィストにプライマリス戦力を追加して、まずはメインアーミーとして立て直そうという心づもりはあったのですが、
それ以上に新生ネクロンにベタ惚れしてしまい、ネクロンのペイントを進めていくことにしました。

何と言ってもオーヴァーロードが好みのドンピシャ過ぎて、完全に僕の心を鷲掴みしてくれました。
彼を我が軍の新しいリーダーとして迎え、ネクロンを再構築していこうと心に決めたのでした。
とはいえ、僕のネクロンは5版時代に発売されたソーテク王朝のネメソール・ザンドゥレクを頂点にしたアーミーということで、
一応ソーテク王朝のバリアント的なイメージでおりました。そもそもソーテク王朝はこう言う青色メインのアーミーでも無いので完全俺設定なんですけどね。
こればっかりは僕のネクロンが魂無き機械人形だった3版時代に考えた配色を引きずっているだけなのです。

しかしながら、沈黙の王でさえこの配色で塗ってしまったからには、普段はソーテク王朝で使いつつも、
沈黙の王その人が登場する時はスザーレカン王朝に下った元ソーテクの人々、的な雑運用でいくしかありません(笑)。
僕が5版ネクロン再誕時にアーミー増強の興が乗らなかった理由にビークルの配色が決まらなかった、というのもあったと思います。
なんといっても、ネクロンのビークルは元々モノリス1択で、見本も黒ベースに緑のエッジハイライトっていう配色しかなくて、
青色をどうやって盛り込むか、と悩んだ挙句、かなり奇をてらった配色にしていたこともあり、様々なデザインのビークルをどう塗っていいものか、悩んで手が止まってしまいました。

それと、僕のネクロンに対する偏見的なアレで、ネクロンはテキトーに銀色ガシガシ塗って完成させたいアーミーという気持ちも強く、
あまりペイントに時間をかけたくない!と思いこんでいました。

結果的に、9版ネクロンに合わせての増強を進める中でいよいよ鬼門であったビークル「ゴーストアーク」を塗ることに決めて、
一旦「ネクロンは手抜きペイントをするべき」という思いこみをリセットし、真面目にペイントしてみました。
クソ面倒臭いペイント体験になりましたが、そのおかげでネクロン青の塗り方に開眼できたというか、方向性をやっと掴めた気がしました。
永遠のスタンダードかと思われた4版からのネクロンウォーリアーもようやく世代交代となりました。
しかしながら基本デザインはほぼ変わってないので、混ぜて使っても違和感はなさそうなのは嬉しいですよね。
旧ウォーリアーは60体塗りました。
そして、9版のウォーリアーは新しい武装も選べるようになったので、もう40体くらいは増強したい気持ちであります。
このネクロンウォーリアーは90年代の旧メタル版です。5版ネクロンの頃に大分の温泉で巨大バトルをやることになり、その時に塗った記憶があります。
基本的に銀色バシャ―、ウォッシュベシャ!青色、金色、緑チョロっと塗っておしまい!的な超スピードペイントでしたが、
今となっては独特なデザインだし、気に入っています。
旧モノリスも迫力は健在です。
この見本と違う配色、当時は会心の出来栄えと自画自賛していましたが、割と呪いでしたね。次に繋がらない配色でした。

モノリスもついに9版でフルモデルチェンジとなりましたが、3機も旧版があると、どうしても建造は後回しになりがちですよね。

新キット、いきなり旧版の2倍以上の価格になってビビりましたが、もの凄いディテールを誇っていて、すごく格好良く、20年以上ぶりの進化をまざまざと実感させられましたね。
この旧モノリスも好きですが、いずれ新版におきかえていきたいものです。
フレイドワンも念願叶って8版後半にようやくプラ化されましたね!めちゃくちゃ良い出来栄えなので、旧版もまとめて塗ってやりました。
フレイドワン、イマイチ中途半端な性能のように思えてならないのですが、数も20体になりましたし、いつかゲームで投入してみたいですねぇ。
トゥームスパイダーは現行モデルはものすごいカッコイイですが、旧版はヤボなデザインでした。でもこのメタル製モデルの重量は凄まじく、
けっこうお気に入りだったりします。
フォージワールド製のトゥームストーカー(ムカデ)もお気に入りなのですが、ゲームではもう出番はなさそうですね…
ネクロンの真の主役とも噂されるスカラベも作ったウォーリアーの数に比例して増えていきました。
こいつらも旧版になっちゃいましたが、新版のスカラベのワラワラ感がすごく好きなので、増産するのが楽しみであります。
5版のネクロンの再誕時の勢いで唯一作ったのがジャンプパック装備のトライアーク・プラエトリアンでした。
かなりのスピード完成で、WDチームに投稿したところ、世界共通のGW公式ブログ(今で言うウォーハンマーコミュニティ)で紹介されたのも嬉しい思い出です。
ゲームでは何度か使いましたが、僕の運用が下手過ぎて活躍させられたことがありません(笑)。
3版時には最大の目玉戦力と言えるくらいに輝いていたデストロイヤーも、現行商品ながらもさすがに古くなりましたね(20年以上経ってりゃそりゃそうだ)。
しかもデストロイヤーってこの図体の割に撃たれ弱くて、なんかイマイチな強さだったんですよね。
9版ではずいぶん強化されてゲーム的にも魅力的になって、もう少し作ってもいいかもって思ったりしました。
デストロイヤーカルトを仕切るのがデストロイヤーロードなんですが、専用モデルがそっけないデザインだったので、
4版当時、色々とデコレートしてやりました。こいつは旧4版時代はかなり強力な白兵能力を持っていましたが、今ではあまり使われなくなりましたね。
新しいモデルが出たらめちゃくちゃ格好いいのが出そうなので期待してたりします。
9版ネクロンといえば、最初のムービーでも異形を見せつけたスコーペクデストロイヤーは外せないですよね!めちゃくちゃカッコイイ白兵特化型のデストロイヤーです。
スターターに入ってたり、アシェット社の週刊ウォーハンマー「インペリウム」でも組み込まれたこともあって、
安い強い旨い、みたいなお得ユニットでもっぱらネクロンの主力級な扱いです。
僕ももう3体在庫があるので、6体×2ユニットの運用もありかも?と思うくらい、相手によっては十分に刺さる性能なので頼りにしたいところです。
そしてスコーペクロードの格好良さはもう異常です。ヤバい。コデックスの表紙を飾るだけの存在感があります。
キャラクターの種類が一気に増えて、ほんと9版ネクロンは魅力的なアーミーになったと実感します。

まぁ、9版環境的にはネクロンは最初期のコデックスということで、全部コアユニットにします!とかヤケクソな強化をされてようやく戦える、
みたいな弱いアーミー扱いだったようですが、もはやそんなことはどうでもいいんですよ!この格好良さは本物ですからね!
このドゥームサイズも5版コデックス出て5版後半時に航空戦力のリリースが続いた時にようやく発売されたもので、勢い3機購入しましたが、
例によってビークルの塗り方を悩んでいるうちに塗らず終いでここまできました。
つい最近(R5,3月)、ようやく重すぎる腰を上げてペイントしてみましたが、格好良く塗れたと自負しています。
サイズも手ごろなのでもう2機も塗ってやるのが楽しみです。
この旧メタル製ネクロンはデストロイヤーとして販売されていたものですが、現在ウォーリアーが単機で乗車する乗り物といえば「トゥームブレイド」になっちゃったので、
この元デストロイヤーお皆さんもトゥームブレイドとして使っています。
謎武器を装備してますが、これはパーティクルビーマーと扱ってます。1機で6発も撃てて手数も多く、非常に使い勝手の良い戦力です。
この旧イモータルは僕のネクロンアーミーで一番お気に入りのユニットです。
デザイン的には現行とあんまり変わらないというか、むしろ小柄で物足りなさもあるかもしれないのですが、
メタルとクリアーグリーンのネクロン棒との組み合わせで非常に組立しづらく、苦労して組んだという思い出と手に持った時の重量感、
そして、ネクロンウォーリアーの2倍くらい真面目に塗ったという経験が、強い思い入れに繋がってると思います。
4版コデックスでネクロンを超えた新型のアンドロイド的な紹介から産まれたパーリアというエリートユニットです。
当時、ターミネーターの2+セーブも無視し、スペシャルセーブも許さない攻撃力で最強のネクロンユニットでしたが、
設定が特殊過ぎたのか5版更新時にいきなり消滅しました。長いことウォーハンマーやってて、ユニット完全消滅は非常に珍しいパターンです(笑)。

今でも大好きなユニットなので、どうしても使いたい時はウォーサイズ装備のリッチーガードとして使用します。
イルミノール・スゼラスは旧モデルは小さかったのですが、いきなり巨大化しましたね。
8版の終盤のキャンペーンで搭乗した時は本当にシビれて数年ぶりにネクロン塗ろうと思いました。
こいつを割と真面目に塗った後に9版が出てネクロン再誕祭が僕の中でかなり勢いついたので、お気に入りのキャラクターになりましたね。
ネクロンの本も最初のチャプターアプルーブド収録のたった6ページのルールしかなかったアーミーから、
今ではスタートセットの片割れになるほどにホットなアーミーになりました。感慨深いものがあります。
そして、現在進行形でアシェット社からの週刊ウォーハンマー「インペリウム」では9版ネクロン押しをそのまま引き継いでいるので、
3年前の9版発売時以上にネクロンを塗ってる人をツイッター越しに見かけます
それがネクロン大好き人としてはすごく嬉しいんですよね!
というわけで、僕のネクロン愛は今再び爆発しています。
こんなに作ったのに、
まだ作りたい!!

アホですか?
正直、阿呆です。否定はいたしません!


この夏にも新版が発売されることがアナウンスされましたが、9版でのネクロンをもっと遊びたかったなぁという思いも正直あります。
残された時間はわずかですが、一回しっかり遊んで記念のバトルレポート書きたい気もしますね!


週刊ウォーハンマーからウォーハンマーを始められた皆様、ぜひネクロンアーミーを大切に育ててやってください。
ゲームでも宇宙版アンデット的にやられても蘇ってくる性能は最初からずっと引き継がれてきた特徴ですし、盤面でのしぶとさも大きな魅力です。

そして一番はかっこいい!間違いなく、カッコイイアーミーなのです。決して日蔭者ではありません。

ネクロン王朝こそ、銀河の真の支配者なのです!

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