アーミー概要
制作者名
アーミー名 グレイナイト戦団・ストライクフォース「皇帝陛下の断頭台」
ジェネラル名 騎士団支隊長アイアス・クラマー(Aias Kramer)
製作期間 2009年5月〜2013年9月
アーミーの規模 約2400ポイント

古のコデックスの時代
知る人は知っているかもしれませんが、実はこのアーミーは4年前ほどまで遡れまして、元々はIGとの同盟軍をするためのアーミーとして作っていました。
今となっては懐かしいコデックス:ディーモンハンター時代ですね。昔のキャンペーンである「鋼鉄の征戦」のレポートに戦闘記録が載っております。

当時のグレイナイトは「IGへの増加戦力であれば強い」と言う不名誉な風評がありまして、
この事から当時のIGプレイヤーにもオグランではなくグレイナイトを採用するプレイヤーも多かったのではないでしょうか。
この頃では広島でもそうした動きが有り、自分のブラザーキャプテン「アイアス卿」やアポカリプスでは2体のグレーターデーモンを葬った卵帝さんのグランドマスター「アクアサンタ卿」などの
魅力的なキャラクターが戦場を彩る事もありました。
有る意味当時最強だったIGを更に凶悪化する手段であったなぁと思います。

そんなわけで当時も一部からもホットなアーミーだったグレイナイトですが、皆様の知る通りであるようにコデックス:グレイナイトが発表され、同盟ルールは消滅。
5版グレイナイトはインペリアルガードへの増援としてのグレイナイトではなく、
「究極のマリーン」としてのグレイナイトを表現したものであると言う事が明確に分かるような良コデックスだったと言っても良いでしょう。

とは言え、自分はマリーン製作を行っていたのでその時アーミー製作を平行して行う事はしませんでした。
グレイナイト本で考えた自分の勝ち方を実現するのに多大なリアルコストが必要なのもありましたしね。
異端審問官要素が急激に減少したのもその理由かもしれません。
そんなわけでブレイドアーツを以って戦場を彩った英雄達はしばしの眠りに就くことになりました。

永き眠りから目覚めた英雄達

時は経ち、元グレイナイト野朗のくすぶっていた魂に航空燃料をぶっ掛けるイベントが起こりました。
そう、平成24年6月30日、6版ルールブック発売です。
このイベントによって復活したルールや追加されたルール、適応される変更点のほとんどがグレイナイトの為にあると言っても過言ではない状態になりました。
フライヤー・サイカー・同盟・武器のAP制・一騎討ち。どれを取っても良くも悪くもグレイナイトで楽しめるルールだったのです。
マリーン製作も残すは第一中隊になった事もあり、古の英雄の封印を解く事を決めました。

しかし、眠りから覚めた英雄達は当時の装備だったので改修や増強などが必要で、ペイントも時代を感じさせるものだったので全面改修することが決定。
とは言え自分はコンバージョンが得意なほうではないので、極力当時のキットをそのまま使わざるを得ません。
そこで、HQも5版の流行である「スペシャルキャラクターを入れてアーミーの性格を変える」要素を考慮して新たな英雄を迎える事としました。
グレイナイトの中でも第一中隊長に当たる、ギャラン・クロウェを入れる事でハルバード装備のメタル製グレイナイトを有効活用することにしたのです。
その結果、メタル歩兵とプラグレイナイトの良い所取りなピュリファイアー部隊が完成。このアーミーはこれらの戦力を生かす事を最優先に考えて構築されることとなりました。
無論、通常戦力が充実して来た事で、クロウェを使わない編成を主にしようとする動きもあり、よりバランスが取れたアーミーになるのではないかと考えられます。

また、卵帝さんよりヴィンディケアアサシンを初めとした戦力の提供もあり、数少ないアサシン成分として使用しております。貴重なミニチュアの支援、ありがとうございました。

空からの強襲「エアボーンアサルト」

新要素を楽しみつくすためのアーミーを目指して製作を再開したアーミーですが、大きな指針を考える事にしました。
グレイナイトはターミネーターが多いイメージが有るので一見堅牢なアーミーに見えがちです。
しかし広島ではその堅牢さが通用するかと言えばそうではありません。
プラズマキャノンの嵐や、デモリッシャーキャノンの雨に耐えられるターミネーターはグレイナイトには存在せず、その中で接近戦を行うとするならば圧倒的な武器が必要です。
その武器とは何か?答えは簡単です。圧倒的な機動力こそが、必要な武器なのです。

具体的に機動力をもたらす存在とは?それはストームレイヴン以外の他にありません。
勿論昨今のビークル事情から言ってランドレイダーも考慮できますが、ここは新要素を味わいつくすことにしましょう。
クリムゾンフィストの時に考えた戦術が「タクティクスパム」でしたが、グレイナイトでは「エアボーンアサルト」と名づける事にしました。
Airborne Assault(空挺強襲)の名前の通り、空からの強襲を主として行うことで、戦闘の主導権を得ようとする作戦と言っても良いでしょう。

これを実行するアーミーは大きく分けて、
・前線を構築し、サイキックによる誘導を行う誘導班
・圧倒的な機動力と打撃力で敵を一掃する打撃班

と2つの役割に分けることができます。

このアーミーにおいては近接仕様のドレッドノートとピュリファイアースカッドとクロウェ、ストームレイヴンが打撃班を担当し、それ以外が誘導班として使われております。
輸送人数当りの攻撃力では最強クラスのピュリファイアーを生かすすべとして、輸送ビークルは必須でした。
無論撃墜されれば全滅は免れませんが、突撃に成功してしまえばこちらのターンです。
接触したスカッドは銀河最強クラスの打撃力の前に蹴散らされる事でしょう!
このように安定志向のタクティクスパムとは正反対の「魂を焦がすような賭け」を挑む点もお気に入りだったりします。

この発想でピンと来る人は居ると思いますが、神話の時代より使われた「鉄床戦術」の亜種とも言えるでしょう。
前線を構築し、その前線で敵を受け止め、そこへ機動力が高い兵科が雪崩れ込む。
兵法としては至極基本的な事でありますが、その単純さから応用性が高いものとして今日まで使用され続けています。

尚、余談ですが同盟ルールも視野に入れておりまして、その場合は文字通り戦闘中に殴り込みをかける容赦ない軍団に見えることでしょう!

3つの指揮系統、3つの組織

このアーミーは明確なウォーロードが存在しません。
帝国内関係各所と連携を取る異端審問官団、派遣されて来た浄化者騎士団、アーミーの骨子となる騎士団支隊の3つの勢力で構成されております。
よって、ウォーロードとなる将はその戦闘ごとに違います。
例えば、ギャラン・クロウェが直接指揮を執ることもあれば、騎士団支隊長ことアイアスが指揮を執る事もあります。
この帝国の複雑な政治体系のような構造を取っているのは、異端審問庁が一筋縄ではない事をアーミーで表現したかったと言う所が大きいかなと考えてますね。

通常この規模のアーミーに見合わないHQ数なのもその理由で、オルド・ヘレティクスよりパワーアーマーを徴用した異端審問官クローディア以外にも、
オルド・マレウスやオルド・ゼノスからの異端審問官が集まって小規模な評議会を形成していると言う設定でもありますので現在鋭意ペイント中でもあります。
何故彼らのような組織を設定したのか?それはグレイナイト戦団にはあまりにも策謀や謀略と言った後ろめたい行動は似合わないからと言い切れるでしょう。
高潔なる武人の集団である彼らの代わりに何らかの謀略を尽くす存在は、バトルレポート上でも非常に役に立ちます。
また、異端審問官と言うだけで「わかってる」プレイヤー達から不信感と言う極上の評価を頂けるので是非欲しかったりも。

一方、騎士団支隊はターミネーターやドレッドノート、ランドレイダーなどのアーミーになくてはならない装備を整えている部隊です。
基本的には彼らが拠点の制圧などの任務を行い、異端審問官などが作成したプランを実行する「単純な暴力」としての役割を持っております。
ギャラン・クロウェ率いる騎士団はゲーム上のルールは強力ですが、有る意味切り札でもあります。
同じ戦域にずっと居るキャラのようにも見えませんし、俗に言うクロウェ編成は設定上おいそれと行使できないのも理由のひとつでしょうか。
想像してみましょう。銀河に数十人しか居ない貴重な兵が集合し続ける事はあまり無い気もしますよね?
広島ではキャンペーンめいたバトルレポートも多く存在します。
つまりは1つの戦役を何度か連続に行う場合もあるわけで、だからこそこのアーミーは彼らだけでは成立できないのです。
こうしたフレーバーを意識したアーミーになってきましたが、それなりに戦闘能力はあると考えております。

増強方針
新マリーンが始まる事もありますのでスローテンポになる可能性は非常に高いですが、予定しているのは以下の通りです。

・異端審問官評議会及び彼らの実行部隊の完成
・ピュリファイアーを増員
・騎士団支隊の充実

となっており、具体的にはあたかもコデアス含めた異端審問官を3〜4人と、彼らのヘンチマン(IG特殊部隊風味)を数隊。
ピュリファイアーは30〜40人への増員を。騎士団の充実としてはドレッドノートやストライクスカッドの増員を急務とし、その後ランドレイダーなどのビークル類の充実を図る形となります。
ドレッドナイトについてはまだ導入の余地が無く、保留中と言った所です。

同盟のススメ
こうやって少数なアーミーでゲームができる所を見るとグレイナイトっていいかも?と思えるかもしれません。
そうした方々にオススメしたいのが、先ずは同盟で投入してみる事ですね。
このアーミーも発足当時は「謎めいた戦団長のオルド・ゼノス経由の交渉で参戦した増援部隊」としてクリムゾン・フィスト戦団と肩を並べて参戦してますし、
様々な処置で時間がかかる部隊が多いのでモチベーションを保つ意味でも同盟という選択肢は良いものです。
もちろんそこから同盟のままにするのはあまり紳士的ではない行為ですが、帝国アーミーと肩を並べて違和感の無い存在ですので、検討してみてはいかがでしょうか。
怪しい異端審問官プレイは非常にやりがいがありますよ〜?(笑)。

そんなわけで、ペイント方法も自分のブログのほうに書いてありますし、是非皆様も

異端審問官でエンジョイ!ダークミレニアムしましょう!


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